2014年08月25日(月)
投稿日: 2014年8月24日 投稿者: nobuogohara 8月23日午後10時過ぎ、藤井美濃加茂市長の保釈請求の却下決定に対する準抗告が認められ、保釈許可決定が出た旨の連絡が入った。 藤井市長の身柄拘束に対する弁護団の請求・申立てに対して、初めて裁判所の良識が示されたことがわかった瞬間だった。 6月24日の逮捕以来、①勾留に対する準抗告、②勾留延長に対する準抗告、③勾留取消請求、④その決定に対する準抗告、⑤同棄却決定に対する最高裁の特別抗告、⑥第1次保釈請求、⑦第2次保釈請求、⑧その却下決定に対する準抗告、⑨第3次保釈請求、⑩第4次保釈請求と10回にわたる弁護人の身柄釈放を求めるアクションは、ことごとく却下・棄却されてきた。 その中でも、弁護人にとって、特に許し難かったのは、今回の第4次保釈請求を却下した裁判官の決定であった。 刑事訴訟法により、勾留、保釈等の身柄の措置に関する決定は、一人の裁判官が行うが、それに対する不服申立てとしての準抗告が行われると、3人の裁判官による合議体での決定が行われる。 前回の第3次保釈請求では、8月12日の第1回公判前整理手続期日で、検察官請求証拠のうち、贈賄供述をしている中林の供述調書以外の検察官請求証拠をすべて同意することを書面で明らかにし、検察官立証に関する「罪証隠滅のおそれ」がなくなったということを記載した。 それに対して、検察官は、「弁護側請求証人に関して、被告人からの口裏合わせ、証人への働きかけの可能性がある」などという、弁護側の立証活動を否定するかのような信じがたい理由を持ち出して保釈に強く反対した。 そして決定を下す新米裁判官は、その検察官の意見を受け入れて保釈請求を却下した。 弁護活動すなわち罪証隠滅行為だと言っているに等しい、検察官の無茶苦茶な理屈を受け入れたこの却下決定を、準抗告、特別抗告で覆すことも考えた。 しかし、第2回公判前整理手続期日が迫っていたので、検察官の理屈を前提にしても「罪証隠滅のおそれ」がないことを明らかにすることで保釈を得ることとし、弁護人立証に関して、新たにすべて供述録取書、陳述書を作成して、主張を具体化したうえ、検討中だった証人申請の一部については行わないことを明示したのである。 その上で行った第4次保釈請求だっただけに、さすがに保釈許可されることはほぼ間違いないだろうと考えていたが、裁判官と弁護人との面接で裁判官が示した態度、発した言葉は、これまた、信じ難いものであった。 同裁判官は、弁護人との面接において、「市役所職員に対する影響力の行使の点につき、弁護人の主張が具体化されていないことを検察官が懸念している」「請託の有無に対する弁護人の主張が具体化されていないことを検察官が懸念している」「主張を具体化したら、検察官も相当意見(保釈に反対しない意見)を書くのではないか」などと述べたのである。 裁判官は、弁護人の請求に対して、検察の意見を聞いたうえで、裁判官の立場で中立に判断するものである。 それを、検察の意見に乗るのが当たり前とでもいうような態度・発言であったことに驚くとともに失望させられた。 弁護人は、主張が十分に具体化されていることや、具体的な罪証隠滅の態様が想定できないことなどを説明したのに対して、裁判官は「検討する」と言いながらも、保釈却下決定が出たのは、その面接の僅か20分後であった。 最初から検察官の意見に追従することしか頭になく、裁判官としての独自の判断を示す意思がなかったとしか考えられない。 弁護人から、ただちに「怒りの準抗告」を行ったが、その中で、上記のような裁判官面接でのやり取りにも触れた。 このような裁判官の態度を見ると、否認事件の身柄拘束についての裁判官の判断が、全く裁判官としての独自性のないもので、単に検察官の判断を追認するだけになってしまっていて、それは、裁判所の構造的な問題であるようにも思える。> 裁判官が検察官の意見に追従するというのも、検察官が、捜査を行った上で処分を決める判断者でもある起訴前の段階なら、まだ理解できないわけではない。 しかし、起訴後は、検察官は、既に公訴を提起し、その事件の公判で立証を行う当事者である。 否認事件であれば、有罪か無罪をめぐって、弁護人と対等な立場で主張・立証を行う立場になっているのである。 この場合、検察官と対立する当事者の被告人の身柄拘束に対して判断を行う裁判官にとって、当事者としての検察官の意見は、単なる判断の参考に過ぎないはずである。 「検察官が懸念している」「~すれば検察官も相当意見を書くのではないか」などという言葉を口にする今回の裁判官は、もはや「判断者」ではなく「検察官の判断に対する取次窓口」であることを自認しているようなものだ。 刑事裁判官の判断のうち、証拠による事実認定や法律判断という判決を下すことについては、裁判官としての経験が重視される。 その一方で、逮捕状の発布、勾留、保釈の決定などには、裁判官としての経験年数は必要とされず、任官間もない未熟な裁判官も一人前の裁判官として判断を行う現状は、事実認定、法律適用などの「実体判断」を重視し、逮捕、勾留などの身柄拘束に関する「手続判断」を軽視する姿勢によるものだということを、ブログ【現職市長に「逃亡のおそれあり」として勾留決定をした任官後半年の新米裁判官】で書いた。 その点、今回の第4次保釈請求を却下した裁判官は、任官13年目のベテランであり、裁判官としての経験も相当程度に豊富なはずだ。 しかし、その裁判官の態度と判断は、上記のとおりであり、新米裁判官であることの未熟さより、一層始末が悪いのである。 著書【司法権力の内幕】で、裁判所の検察官に依存する無責任システムを厳しく批判した、元裁判官の森炎氏と対談本を出版すべく、現在、対談を重ねている。 その対談の中で、森氏が「裁判官が検察官の言いなりになっている」などと言われていることに関して、「そこは、言いなりになるというより、むしろ、積極的に検察にもたれかかりたいという精神性なのです。いや、『もたれかかる』ではなくて、『もたれ込み』と言った方がよいかもしれません。」と述べている。 まさに、今回の保釈請求にあたっての裁判官の発言は「検察へのもたれ込み」そのものであり、経験を経るごとにその姿勢が強くなっていくことを示しているように思える。 それは、「経験不足」よりもっと始末の悪い、日本の刑事裁判官の悪しき精神性そのものの問題なのかもしれない。 基本的に、殺人や傷害、強盗や窃盗など検察の組織としての判断の健全性が期待できる一般の刑事事件であれば、身柄拘束に関する裁判所の判断の重要性も、それ程大きくはない。 しかし、【「責任先送りのための起訴」という暴挙】でも述べたように、本件に関しては、検察の権限行使の正当性自体に重大な疑問があり、検察組織のガバナンスにも問題がある。このような事件について、裁判所が果たすべき役割が極めて大きいことは言うまでもない。 今回の藤井市長の身柄の措置に関して、11回目にして初めて、裁判所の良識が示されたのであるが、ここに至るまでの、弁護人としての対応にかけた労力は膨大であった。 度重なる請求がことごとく却下・棄却されていることに、マスコミの側から「あまりに何回も保釈が通らないと、それ自体が『悪いことをやっている』というイメージで見られますよ。」と、有難い助言をしてくれる記者や「それにしても保釈が出ませんね。」などと皮肉交じりに言う記者もいた。 こうした中で、検察に人質とされている藤井市長を奪還するためには、主任弁護人の私を中心とする6人の弁護団の強い意志と結束が不可欠だった。 保釈許可によって、藤井市長の身柄を奪還し、美濃加茂市民の下にお返しできるのは、重要な一里塚である、しかし、戦いはこれからが本番である。 藤井市長を人質に籠城していた検察は、その人質を失うこととなる。その検察を一気に落城に追い込むべく、第1回公判に向けて、我々弁護団は、怒涛の攻撃を続ける。めざすのは、もちろん「完全無罪」である。 |
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再値上げに批判集中 北電8カ所で説明会 「オール電化は“詐欺”」「痛み分かち合って」(08/24 07:05) 北海道電力は23日、電気料金再値上げの国への申請後初めてとなる一般利用者向け説明会を、札幌や帯広など道内8カ所で開いた。午前と午後合わせて計14回の説明会に約170人が参加。北電は泊原発(後志管内泊村)の長期停止による収支悪化を強調し理解を求めたが、参加者からは「経営陣や社員が身を切り、消費者の痛みを分かち合ってほしい」などと、さらなる経営努力を求める厳しい意見が相次いだ。 札幌市中央区の北電本店であった説明会では、渡辺聡札幌支店副支店長が「昨年の値上げに続きさらなる負担をお願いし、深くおわびを申し上げる」と陳謝。その上で担当者が値上げ申請の理由や経営効率化策、節電方法などを説明した。質疑応答では、同市西区の無職大場力さん(67)が「北電社員の給料が道民の平均賃金と比べていかに高いか、考え直してほしい」と疑問を投げかけた。 各地の説明会でも出席者から同様の批判が続出。北電苫小牧支店では値上げ幅が大きいオール電化住宅の利用者から不満が出され、胆振管内安平町の無職女性(63)は「100万円を超える設備投資をしてオール電化にしたのに、料金の大幅値上げは詐欺みたいなものだ」と訴えた。 北電は泊原発全3基が2015年11月から16年3月にかけ順次再稼働することを想定。説明会では各支店の担当者が「泊原発が再稼働できれば、電気料金を引き下げたい」と強調したが、小樽市内の男性(75)は「二言目には原発が稼働できないためというが、原発ありきで電気料金を考える時代ではない」。札幌市厚別区の高校教員菅井一志さん(53)は「100パーセント安全ではない原発を再稼働しようとしているが、事故があれば、福島のように故郷を追われる人をつくる。北電は未来のビジョンがない」と言い切った。 今月7日から経済・消費者団体や自治体向け説明会を各地で開いており、一般向け説明会は24日に札幌や釧路など11カ所で開かれるのを含め、9月5日までに道内52カ所で計65回開催される。 事前の申し込みが必要で、8月24日分はすでに締め切っている。詳しい日程は北電ホームページ(http://www.hepco.co.jp/index.html)の8月4日付プレスリリースに掲載。参加申し込みや、再値上げに関する他の問い合わせは平日に道内各支店へ |
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今日の高校野球の決勝戦に三重県の代表が59年ぶりに進出した。 59年前の大会で三重県代表として初出場、初優勝した四日市高校に阿智胡地亭は在学したことがある。以下は11年前に書いた雑文です。 夏の甲子園大会 2003.8.23記 テレビで今年の夏の第85回高校野球の入場式というのを始めから終りまで見た。 入場行進の先頭の方に歴代優勝校の全校旗がそれぞれ掲げられて行進するということを初めて知った。 一緒に見ていた相方に「ボクが在籍・卒業した高校二つの校旗があそこに入って行進してるんや」とつい自慢気に言ってしまった。 「もう何回も何回も聞いてるから知ってる。ホントに良かったね」と返事がかえってきた。 昭和30年の第37回大会は初出場の三重県立四日市高校が高橋投手の力投で優勝した。高橋投手はその後ジャイアンツに入団したが、投手としては芽が出ず長くスコアラーとして巨人軍に在籍したと思う。 当時四日市市で中学一年だった私の学年には優勝チームの弟もいて、中学も大騒ぎだったし、四日市市そのものも沸きに湧いた。 3年後の昭和33年に私は、憧れの四日市高校に入学出来た。 私はしかし、父親の転勤で一年の一学期だけ四日市高校に在学して転校してしまった。 神戸市の引越し先からは越境だったが、夏休みに芦屋市にある芦屋高校の転入試験を受けてなんとか合格して2学期から通学した。 昭和27年の第34回大会は兵庫県立芦屋高校が優勝している。 データによるとこの優勝チームからプロ野球選手に植村や本屋敷*(立教で長島茂雄と同期)が出ている。豊田泰光も水戸商業の選手としてこの大会に出場している。 *(internetミスター日記から引用) 「立大に進んでから感じたことですが、甲子園に出場した選手というのは、その背中から自信のオーラを発しているように感じられました。 大学の同期で、その後、阪急(現オリックス)、阪神で活躍した本屋敷錦吾さんもその一人です。 本屋敷さんは芦屋高校で甲子園に出場していたのですが、入学当初から技術の高さもさることながら、非常に洗練さたプレーぶりに圧倒された記憶があります。やっぱり甲子園経験者は違うな、というのが私の第一印象でした。」 私が芦屋高校に転校し、在学した昭和33年から36年当時も、学校は報徳や育英など強豪の多い兵庫県でも常に代表を狙う位置にいた。 現在名古屋に在住するA.田中氏の送ってくれた資料によると彼の出身校である大阪府立北野高校とは、昭和24年に春の選抜大会の決勝戦で対峙しており、この大会では延長戦の熱戦の末、準優勝だった。 このように昭和20年代、30年代は常に兵庫県大会の上位校を維持し、ボクの在学中の34年だったか35年の春の選抜大会にも藤投手を擁して、(もうその頃は名前が出なくなった北野高校と違って)バリバリの兵庫県代表として出場した。 試合当日は授業は早めに終り、学校から歩いてすぐの阪神芦屋川駅から全学年の生徒が電車で甲子園に移動した。乗車時間は15分ほどの近さである。甲子園球場のアルプススタンドで応援したのはその時が始めてだった。 野球部の練習は狭い校庭でやはり強豪だったサッカー部(全日本の加茂元監督もOB)やラグビー部と同時に入り乱れて練習していたが、藤投手はひときわ身体が大きく目立っていた。社会人になって入社した会社で、藤投手のお兄さんに懇意にして頂くとは当時知る由もなかったが。 自分がたまたま在籍した二つの高校が、夏の甲子園の高校野球で優勝したことがあると言うだけの事なので「それがどうした」と切返されることも多いが、 やはり同一人が全国優勝高2校に在籍したケースはそう多くはないようで、夏の高校野球のシーズンになると営業部員のボクは初訪問の企業の技術部や資材部の方々とのオープニング・セールストークネタとして、各地でこの「2校ネタ」を随分利用・活用させてもらったものだ。 四日市高校と芦屋高校の野球部の先輩の皆さんどうもありがとう。 |
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【 2014年08月24日 19時17分 】 金銭報酬を期待する際に脳の特定の領域が活発に働いている人ほど、うそをつく可能性が高いことが、京都大こころの未来研究センターの阿部修士准教授の研究で分かった。人間の行動予測に役立つ可能性がある研究成果という。 20~30代の学生ら28人が実験に参加。まず正方形が画面に表示されている間にボタンを押せばお金をもらえる課題を出し、磁気共鳴画像装置(MRI)で報酬に対する期待と関わりが深い脳中央の領域「側坐核(そくざかく)」の活動を測定した。 続いて、コイン投げの表裏を予想して当たると報酬がもらえる課題を出し、自分の予想が正解だったか申告させ、うそをつく割合を調べた。その結果、うそをついた参加者ほど、報酬を期待する際の側坐核の活動が盛んだったという。 |
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2014/08/24 14:55 【ジャクソンホール共同】日銀の黒田東彦総裁は23日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムのパネル討論に参加し、長期のデフレを経た日本は構造的に賃金が上がりにくくなっていることが問題だと指摘した。日銀が日本時間24日朝、発言内容を発表した。 総裁は、日本はデフレにより物価上昇を前提とした労使交渉が機能しにくくなっていると指摘。持続的な賃上げ実現に向け、日銀が目指す2%の物価上昇を労使交渉の前提とするよう提案した。 少子高齢化で働き手が減り「深刻な労働力不足が発生する」とも懸念し、女性や高齢者が働きやすい環境の整備が欠かせないとした。 |
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【特定秘密保護法】運用基準は「甚だ不十分」とアメリカの安保専門家 民間人に刑事罰のケースも 一部引用・・ ■民間人も刑事罰対象になる日本の秘密保護法は特殊 ハルペリンさんはパブコメの中で、特定秘密保護法の刑罰の対象が、公務員だけでなく民間人まで対象になっていることも懸念している。 ハルペリンさんは5月に来日した際に行った日本記者クラブでの講演で、特定秘密保護法については「アメリカの同盟国や緊密な関係にある国々の中でも秘密保護法を持っている国はあるが、 日本のものが最悪」と批判。なかでも最大の欠陥と指摘したのは、政府高官などから不適切な方法で入手した特定秘密を報じた記者らに、刑事罰を設けたことをあげた。 ハルペリンさんは、特定秘密保護法などの法津を制定したりする際に各国が守るべきとされている国際ルール「ツワネ原則」では、民間人が国家安全保障に関する情報を漏らしても刑事罰が課されないことがうたわれていると指摘。 「アメリカの同盟国、緊密な関係の諸国、北大西洋条約機構(NATO)の国々でも、民間人に刑事罰を設けている国はほとんどなく、たとえ刑事罰があったとしても、公務員に対してであってそれも1、2年の懲役。一方、日本は10年となっており、とても厳しい。最悪のものだ」と述べた。 民間人に刑事罰が課される点については、記者やジャーナリストだけでなく、一般市民も対称となることから、PRESIDENT Onlineは、特定秘密保護法によって国民が逮捕されるかもしれないケースとして、下記のような架空の例をあげて説明している。 ある人が飛行場建設の作業中、機材納入車の運転手との雑談で興味深いことを聞いた。その業者の親会社は、防衛省の高官も天下っている大手ゼネコンの系列企業で、米軍基地の付帯建築物も請け負っているという。契約にはなぜか外資系企業がからんでいたという。 作業帰りに現場付近の飲み屋でそのことを仲間と話していたら、たまたま別席にいたゼネコン社員を通じて翌日には政府の役人にも伝わり、数日後に仲間とともに逮捕される。逮捕された彼らは知る由もなかったことだが、その工事業者は日米両政府の密約に水面下で関係しており、業者名や納品内容などは秘密指定されたものだったのだ。 (PRESIDENT Online『年内施行が迫る「特定秘密保護法」の本当の脅威』より 2014/08/23) 全文はこちら。 |
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| 気になるネット情報から / 官僚国家日本・公務員天国日本 / アメリカとの関係 |
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The Huffington Post 2014年08月23日 09時04分 JST 経済産業省は8月21日、原子力小委員会を開き、電力自由化後も原発で発電した電気に価格保証する制度の導入や、廃炉による経営への影響を緩和する会計制度の見直しを提案した。 経産省は今回、市場競争下では原子力事業者が原発のコストを回収できなくなる懸念を示したと見られる。MSN産経ニュースなどが報じた。 経済産業省は21日、総合資源エネルギー調査会の原子力小委員会を開き、電力の完全自由化後も、原発で発電した電気に一定の販売価格を保証する制度の導入や、廃炉による経営への影響を緩和するための会計制度の見直しを提案した。自由化で電気料金が下がった場合でも、原発の建設や廃炉の費用を確保できるようになる。 (MSN産経ニュース「自由化後も原発の電気価格保証 建設・廃炉費用確保へ」より 2014/08/22 05:00) 2016年に予定されている電力の小売全面自由化後は、事業に必要なコストと料金に転嫁する「総括原価方式」と地域独占が廃止される。そのため、電力会社は原発の維持が難しくなるとして、政策的な支援を求めていた。 新たな制度では、原発建設や廃炉の費用を確保できるよう原子力コストを回収するため、原発による発電の「基準価格」を設定。基準価格より市場価格が下回る場合、差額を電気料金などに上乗せして利用者が負担する仕組みになる。イギリスで導入予定のモデルを参考にしたという。 この制度は、廃炉費用や使用済み燃料の処分費用も含めた原発のコストを回収するための「基準価格」を設定、市場価格がそれを下回る場合は差額を需要家から回収する、という内容。逆に、市場価格が基準価格を上回る場合は、原子力事業者が差額を支払う仕組みだ。 (ロイター「原発の電気「価格保証」に経産省意欲、利用者転嫁強い批判も」より 2014/08/21 23:47) 経産省の担当者は、差額を利用者から回収する手段は「電気料金でも税金でも可能」と語った。今後、議論を重ねるという。 今回の提案は、市場競争下では原子力事業者が原発のコストを回収できなくなる懸念を示したことになるが、政府の掲げる脱原発依存の方針や、エネルギー基本計画で、原発を「発電コストが安い」としてきた従来の説明と矛盾する可能性がある。 東京電力では、この3年間で4割近く電気料金が値上がりしており、原発のコストを利用者に転嫁する新制度は、世論の反発を招くとの声もある。 引用先。 |
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| 気になるネット情報から / 東日本大震災・原子力発電所 |
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2014年08月24日 15時36分 JST 2014-08-22-20140823_sirabee_01.jpg みなさん、道を歩いていてこんな経験ありませんか? 大通りから一本だけ中に入った一時停止や一方通行が多い道を歩いているとき。目の前を車がゆっくりと通過し、大通りに出ようとしました。その瞬間、 「ピピピピピピーツ!!」 これまで視界に入らなかった場所から、自転車をこいだ警察官が笛を吹きながら現れました。彼はすぐにドライバーのもとに近づき、なにかを話しています。この警察官がなにをしていたかは明らかです。ドライバーの一時停止違反を指摘したのです。 さて、気になるのはこの警察官が物陰に隠れてこうした車両を見張っていたことです。これ、考えてみれば疑問ともいえる行動ですよね...。 本来、ドライバーに交通違反をさせないことが警察の任務です。ならば、一時停止の標識の前に堂々と警察官が立ってドライバーを見張ることで、こうした一時停止違反車両が現れないよう防ぐことができるわけです。 ところが、彼らはそのような行動をとっていません。物陰からルール違反者が現れることを一瞬だけ「待って」いるかの如く、違反者が現れてからドライバーのもとに近づくのです。 ■本末転倒と答える人は65.5% 違反者が出ることを未然に防ぐのではなく、違反者が出たところで彼らにペナルティを与える...これは本末転倒な態度ではないか? と指摘する声があるようです。 しらべぇ編集部によるアンケート調査によると、「警察が路上違反者を待ち構えている態度は本末転倒である」と答えた人の割合は、65.5%となかなか高い数値になりました。 この回答、世代によって大きな偏りはなく、どの世代でも警察の態度に疑問を抱く人が一定数いるようです。 この問題については、以下のような指摘があります。 「たとえば、警察が一時不停止をする者が出るまで待ってたばかりに、目の前の歩行者が交通事故被害にあった場合どうするのか。これ、事故を未然に防ぐことを怠った態度といえる」(50代・男性) 「違反者が現れるのを待っているのが点数稼ぎのためだとしたら、警察のインセンティブメカニズムは間違っている」(30代・男性) 「こんなことさせるくらいならマナー違反をしないための啓発運動のほうに人材を配置すべき」(30代・女性) 「ルール違反者が現れないか隠れて待っている警察を見ると、警察は人が余っているのかなと思ってしまう」(40代・女性) この人たちの言うことは一部納得できる面もあります。交通事故が起きてからでは遅いのです。そのためには未然に事故を防げるような制度設計が求められていると言えるでしょう。 むろん、交通ルールを違反する人が悪いのは言うまでもはありません。ドライバーの方は、警察官が目の前にいて監視してもいなくても、常にルールを守って運転しなければなりませんよ。 【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火) 対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名 (文/しらべぇ編集部・石川海老蔵) 引用元。 |
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戦争を防ぐのは「強欲」「恐怖」「自尊」のコントロール~藤木幸夫氏
2014年08月22日(Fri) JBpress マット安川 終戦記念日、ゲストに往時を知る藤木幸夫さんを迎え、「なぜ戦争が起きたか」「戦争中に何があったか」を知る大切さをお話しいただきました。 8月15日だけでなく、日々戦争を語ろう 「マット安川のずばり勝負」ゲスト:藤木幸夫/前田せいめい撮影 藤木 幸夫(ふじき・ゆきお)氏 横浜港運協会会長、藤木企業株式会社 代表取締役会長。 実業家として港湾産業の近代化に取り組み、また長く日本の港湾行政に携わる。(撮影:前田せいめい、以下同) 藤木 終戦の日、天皇陛下が戦争をやめるぞと、万世のために太平を開くんだとおっしゃったとき、私は中学3年生でした。 中学1年からずっと軍需工場で働きづめでしたけど、それでもちっともいやじゃなかった。食べたいものは食べられないし、風呂なんか10日にいっぺん入れればよかったぐらい。ところがちっとも苦しくなかったんです。それは戦争に勝つんだという目標があったから。 その戦争がいいとか悪いとか、だれがやったとか、そういうことは関係ないんです。日本国民の一人として戦争に入りきってしまって、しかしそれをやめろと言われた。たった一つの目標を失って、15歳の少年だった私はとにかくびっくりしました。これはなんだ、どういうことだと・・・。
でもすぐに、戦争がないのはすごくいいことだと思ったのも覚えています。まず、それまでは毎晩のことだった空襲がない。だから朝まで寝られちゃう。軍事機密だった天気予報がラジオから流れてくるようになったりもしましたし。
何より変わったのは、昨日まで私たちにビンタを食らわせてた先生たちが俄然優しくなったことです。先生と生徒というより友達みたいな関係になった。これには面食らいましたね。 日本人は8月15日にだけ終戦を語りますが、この癖はやめた方がいい。一年を通して話さなきゃいけません。日本民族のためにそうすべきだと、私は本当に思います。 占領下の7年を知ることで今の日本が見えてくる 今の日本人はアメリカの占領下にあった7年間のことを勉強すべきだと思います。当時の日本は完璧にアメリカの一州でした。この時期に今の日本につながるいろいろなことが決まったことを、まずは再認識しないといけません。 終戦後、アメリカは400の法律を日本にぶつけてきました。それらは今の日本の法律の根っこになっています。中でも真っ先に発表したのが日本国憲法で、その第1の柱は天皇陛下を残すということ、第2はイギリスと同じ民主主義国になること、第3は戦争を放棄することでした。 第1の柱についてはアメリカ国内に強い反対論がありました。天皇陛下を殺せと言う人もいっぱいいましたが、マッカーサーはこれを押し通した。天皇陛下からすべての権限を奪うなら1個師団か2個師団をすぐ日本に派遣しろ、そうでなければおれは治められないと、何度も強硬に主張したといいます。彼は天皇陛下が好きでしたからね。 占領時代とは何だったのかをあらためて見直すことには大きな意義があります。何年何月に何が起きたとかいう表面的なことはどうでもいい。例えばこの時期のアメリカ、日本の双方がどういう事情を抱えていたか、といったことが理解を深めるカギになると思います。 号泣議員、中韓の反日宣伝・・・物事の背景にこそ注目せよ
石原慎太郎さんに聞いた話ですが、彼は共産党は嫌いだけど毛沢東は偉いとおっしゃるんですね。目の前に現れた問題、それだけに対処するのではなく、背景にある見えない大前提を注視せよという、毛沢東の言葉に感心したようです。
この言葉については私もなるほどと思います。例えば、最近、公の場でギャーギャー泣いた地方議員のことをテレビが盛んに取り上げましたが、そういう表面的なことにばかりとらわれるなと言いたい。 そもそも地方議員とは何なのか、ああいう議員さんたちはどういう制度から生まれたのか、といった背景に目を向けるべきです。 実はこれもルーツは占領時代にあります。当時、地方自治なんていう概念はだれも知りませんでした。それまでは内務省が全部仕切っていて、自治体の首長は内務省の命令で中央から派遣されていましたし、地方議員は政治権限なんて持たない地元の相談役みたいな存在でした。 ところがマッカーサーが来て、これが一変した。内務省が廃止され、それまでの制度がバンバン変わる中で、地方自治ということも始まったんです。アメリカの大統領制をまねて首長の立ち位置が決められ、同時に地方議員にもきわめて大きな権限が与えられた。 最近やり玉に挙がる地方議員を見ていると、これがそもそもよくなかったんじゃないかという気がしてきます。 背景にある大前提を見ることの大切さは、中国や韓国との関係についても言えることです。彼らが何かというと反日なのは、反日のおかげで国がもっているからです。国も個人も反日と言わないと食っていけない。 本当に日本が嫌いなのかといえば、そんなことはありません。私はここで断言しますが、大連に行っても北京に行っても本当に日本が嫌いな人はほとんどいません。どこに行っても握手してニーハオ、ですから。 頭を下げてプライドを保つ。そんな価値観が戦争を防ぐ 戦争が起きる原因は3つあります。1つは戦争によって利益を求める人がいるということ。 アメリカの軍需産業などは戦争があるおかげで明らかに大きな利益をあげています。われわれは集団的自衛権がどうこうと、現場の対応について一生懸命コンセンサスを作ろうとしていますが、地球上に戦争で儲けようという人がいる限り、戦争は終わりません。 もう1つの原因は恐怖。相手がおっかない。何をされるか分からない。だからやられる前にやってやれ、となる。 3つめはプライドです。ここまで舐められたらもう我慢できない。死んでもいいから戦うぞ・・・という、つまりは感情的な問題ですね。 私たちが二度と戦争をしないというなら、戦争で儲けられるような環境をなくすことはもちろん、恐怖で震えるような状況を作らないことです。そして安っぽいプライドに振り回されない。 忠臣蔵の神崎与五郎が屈辱に耐えて馬子の股をくぐるという話がありますが、これなどはいいお手本です。プライドを保つために虚勢を張るのではなく、むしろ頭を下げるという価値観を持ちたいものです。 「9条」の意図は日本人を起ち上がらせないことにあった 9条を含め、今の憲法は日本人が作ったものではありません。アメリカ人が何度もあっちとこっちを行き来して、本国の意見をさんざん聞いた結果として出来上がったものです。 その意図は、日本人をもう起ち上がらせないことにあります。あのころは忠臣蔵を筆頭に、復讐に関する映画、講談、浪花節、全部禁止でした。とにかく復讐はダメ。ケンカを売られても、両頬をひっぱたかれても逆らっちゃいけない。そういう文脈の中で作られた憲法だということです。 しかし9条の精神は悪くありません。絶対に悪くない。戦争なんかしちゃいけないことは、みんな知っています。今の平和が9条のおかげだとは思いませんが、仮にそうなら日本人の9条をまた作りましょう。 引用元。
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