2015年06月15日(月)
【江川紹子の事件簿】 2015年06月13日 最高裁が自衛隊に触れた唯一無二の判決 砂川事件 1955年頃に撮影された砂川事件/wikipediaより 最高裁の「砂川判決」が脚光を浴びている。 集団的自衛権の行使容認の違憲性が話題になるたびに、政府や自民党によって、半世紀以上も前に出された判決を持ち出される。衆議院憲法審査会で参考人となった憲法学者が、そろって審議中の安保法案を「憲法違反」と断じた後、政府が慌てて出した見解や自民党が所属議員に向けて配った文書でも、この「砂川判決」が使われた。 なぜ、今、「砂川判決」なのか。 集団的自衛権行使容認の牽引役となってきた高村正彦・自民党副総裁は、次のように語っている。 「この判決が、私が知る限り、最高裁が自衛権に触れた唯一無二の判決だ」 では、この唯一無二の司法判断は、果たして集団的自衛権を行使し、自衛隊を海外に展開させることを合憲と言っているのだろうか。 結論から言うと、NOである。 判決文のうち、政府や自民党が、繰り返し引用するのは、次の部分だ。 <わが国が、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛の措置をとりうることは、国家固有の機能の行使として当然のことといわなければならない> そして、この判決では「個別的自衛権」と「集団的自衛権」は区別されていないから、<集団的自衛権を行使することはなんら憲法に反するものではないのです>(自民党所属議員宛の書面)という。 つまり、「最高裁が違憲だと言っていない以上、違憲じゃない」という主張である。 争点は米軍駐留の合憲性 最高裁は、なぜ集団的自衛権を「違憲」としなかったのか。それは単に、自衛権の種類について話題にならなかったからにすぎない。この判決は、米軍基地の拡張に反対する人たちが基地内に立ち入ったことが犯罪になるかどうかが争われた刑事事件について出されたもので、争点は米軍の駐留の合憲性だった。 判決は、憲法9条の戦争放棄と戦力不保持によって生じた防衛力の不足を補うために、米軍の手を借りることを容認しただけだ。そのために、自衛隊が日本の外まで出て行って、米軍のお手伝いをする、という話は、かけらも出ていないのである。最高裁判決には「自衛隊」という言葉さえ出てこない。 話題にならなかったから言及しなかったものを、あたかも最高裁が認めているかのように言い募るのは、牽強付会に過ぎる。 この判決で、注目すべきなのは、政府や自民党が引用する一文ではなく、次の3点だろう。 ひとつは、米軍駐留の根拠になっている日米安保条約については、「高度の政治性を有する」ので「司法の判断にはなじまない」とする「統治行為論」などを持ち出して、判断を避けている点だ。一見して明白に違憲無効と判断できるものでない限り、違憲立法審査の対象にはしない、という考え方である。 最近、政府や自民党は、多くの憲法学者からの「憲法違反」との批判に対し、「憲法解釈の最高権威は、憲法学者ではなく、最高裁だ」として、最高裁の権威を強調する発言が相次いでいる。 しかし、日本の最高裁の違憲立法審査は、法案や法律そのものの違憲性を直接審査するわけではない。実際に訴訟が提起され、その事件を判断するうえで法律の合憲性が問題になった時に、初めて違憲立法審査が行われる。しかも、裁判は一審から始まるわけで、現在審議中の安保法案に関して、最高裁の判断が出るのは、おそらく相当先の話になる。 しかも、こうした安全保障法制は「高度の政治性を有する」のだから、「統治行為論」などによって最高裁は違憲判断は避けてくれるはずだ――これが、最高裁を持ち上げる政府・自民党のもくろみだろう。その前例としても、砂川判決は貴重なのだろう。 しかし、この「砂川判決」を、あたかも黄門様の印籠のように扱い、持ち上げてしまっていいのだろうか。 注目すべき2点目は、この判決の出自である。 砂川事件は、一審が米軍駐留を違憲として無罪判決が出たため、政府はすみやかに逆転有罪判決を目指すべく、高裁をすっ飛ばして最高裁に「跳躍上告」した。アメリカ側からプレッシャーはものすごかったようだ。駐日米国大使が日本の外務大臣に対して「跳躍上告」を促す外交圧力をかけたことも判明している。 戦後司法の歴史の中で、最大の汚点 プレッシャーは、日本政府だけでなく、裁判所にももたらされたようである。当時最高裁長官だった田中耕太郎は、何度も米国大使館などにおもむき、駐日米大使に対して、判決の時期や審理の進め方、見通し、一審判決批判などを説明している。大使が本国に送った報告の電文などが、米国側ですでに開示されていて、その事実を裏付けている。 判決前に裁判長がこのような情報を外部にもらすなど、通常では考えられないことだ。 日本の主権や司法の独立という点で、「砂川判決」は、戦後の司法の歴史の中で、最大の汚点とも言うべき出来事あろう。 日本国憲法を米国からの「押し付け」などと言って嫌う人たちが、こういういわば国辱的判決をありがたがる、というのは、非常に奇妙な気がする。 そのような判決でも、読み直してみると、当時の裁判官たちの思いと英知が込められた、きらりと光る部分はある。 それは、日米安全保障条約に関する司法判断を避けつつ、こう書いているところだ。 <第一次的には、右条約の締結権を有する内閣およびこれに対して承認権を有する国会の判断に従うべく、終局的には、主権を有する国民の政治的批判に委ねらるべきものであると解するを相当とする> 安全保障にまつわる条約という非常に難しい問題なので、司法が判断することはあきらめる。けれども、憲法の埒外の聖域に置いてよいわけではない。だから、とりあえずは条約を締結する内閣や批准を行う国会の判断に従うとしても、最終的には「主権を有する国民の政治的批判」に任せるべきだという指摘である。 この点こそが、「砂川判決」の肝であり、最も注目すべき珠玉の部分ではないか。ましてや、今回は国際的な条約とは異なり、国内法の制定なのである。 今回の安保法案に関しては、様々な報道機関が世論調査を行っているが、いずれも今国会での成立はすべきでないという意見が圧倒的である。法案に対しても、国会審議が始まってから、むしろ反対意見が増えている。 判決に書いてあることを大事にすべき たとえば、読売新聞が6月5~7日に行った世論調査。同社の調査では、この法案については、以下のように極めて誘導的な問いがなされている。 「安全保障関連法案は、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか」 「日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大する」法案への賛否を問われて、「反対」とはなかなか言いにくいだろう。ところが、その結果は「賛成」40%(前回46%)、「反対」48%(同41%)と、「反対」が「賛成」を上回った。 しかも、「賛成」は前月の調査に比べて6ポイント下落し、「反対」は7ポイント増えている。法案の今国会成立については、「反対」が59%(前回48%)で約6割となり、「賛成」の30%(同34%)の倍近くに達した。 政府は、国民に対して責任を負っている。第一に果たすべきは、説明責任であろう。 ところが、この読売新聞の世論調査では、「政府・与党は、安全保障関連法案の内容について、国民に十分に説明していると思いますか」という問いに対して、「十分に説明している」と回答したのは、わずか14%。実に80%が「そうは思わない」と答えている。この数字は、前月の81%とほぼ横ばい。国会審議が始まっても、政府の説明責任は果たされていない。 最高裁の「砂川判決」は、集団的自衛権については触れていないが、安全保障がかかわる司法判断が難しい問題も、「主権を有する国民の政治的批判に委ねらるべき」とは明記している。判決が書いていないことを、あれこれ推測するより、書いてあることを大事にすべきだろう。 「砂川判決」が大事なら、「主権を有する国民の政治的批判」を無視し、今国会成立にこだわることは、とうていできないはずである。【了】 【江川紹子(えがわ・しょうこ)】 1958年、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。1982年~87年まで神奈川新聞社に勤務。警察・裁判取材や連載企画などを担当した後、29歳で独立。1989年から本格的にオウム真理教についての取材を開始。「オウム真理教追跡2200日」(文藝春秋)、「勇気ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)等、著書多数。菊池寛賞受賞。行刑改革会議、検察の在り方検討会議の各委員を経験。オペラ愛好家としても知られる。個人blogに「江川紹子のあれやこれや」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/)がある。 引用元。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5457/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5457/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
安全保障法制考 一部引用・ 全文を読む。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 新聞・テレビのネットサイトから / アメリカとの関係 / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5454/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 新聞・テレビのネットサイトから / アメリカとの関係 / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5454/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
|
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5451/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5451/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
三陸沖約150kmを震源とするマグニチュード8.5という巨大地震によって、三陸のリアス式海岸の特殊な地形と満潮時に重なったため、大きな津波が三陸沿岸に襲来、村落を飲み込んだ。 最大の津波高さは38.2mであった。死者は22,066人、流失家屋は8,891戸の大きな被害をもたらした。 詳細はこちら。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / ほんの前にあったこと |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5450/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / ほんの前にあったこと |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5450/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
迷走する安全保障関連法案の国会答弁、「出口」の扉を閉めるには 2015年06月02日 19時50分 JST PHOTO 2014年7月1日の安倍内閣の「閣議決定」は、長年にわたって政府が維持してきた「集団的自衛権の行使は出来ない」という見解を180度転換するものでした。その具体化に向けた安全保障関連法案の審議が、いよいよ国会で始まったのは先週のことでした。 実質的な審議が始まる前に『戦後70年、「最重量」の安保11法案審議、「強行採決」は状況次第か』を書いておきました。 「まだ法案審議は始まったばかりなのに、強行採決なんて先走った言い方じゃないか」という意見も出そうですが、かつてから永田町では、重要法案の審議が始まる前から与党側で「出口」が語られることが、むしろ「常識」になってきたと言っていいかもしれません。 「80時間、最大でも100時間で十分だろう」 「100時間だと衆院通過は6月下旬になるか」 こんなささやきが与党内から漏れてくる。集団的自衛権を行使できるようにすることを柱とする安全保障関連法案の、衆院採決までの審議時間の話だ。法案の国会審議が始まったのは、今月26日だが、そのはるか前から「出口」の駆け引きが行なわれている。 審議の中身ではなく時間で「議論は尽くされた」と採決に持ち込まれるのは、今に始まったことではない。国会の伝統的手法と言ってもいい。ベテランの議員は与党議員の役割を「天ぷら屋」と例えることがある。一定の時間がたてば採決に持ち込んで法律を「あげる(揚げる)」のが仕事、という意味だ。 (2015年5月21日東京新聞夕刊・「議事堂」か「表決堂」か・政治部長金井辰樹) 「法案を揚げる」とは、かつて何度となく直接耳にした言葉だし、重要法案の行方を「揚げる」と「天ぷら」を結びつけて語った経験もあります。「審議の内容ではなく時間で」という法則によって法案審議を見るなら、11法案の天ぷらは順調に「質疑終局」に向けてベルトコンベアーに乗って時を刻んでいます。 ただし、常に政府・与党の描く「予定通り」というわけにはいきません。唯一のブレーキは「世論」です。「国民の理解」と消極的であれ「承認」があまりにも低ければ、政権は求心力を失います。法案を通すことが出来ても、引きかえに失うものが大きすぎると判断すれば、緊急停止もありえるのです。「世論」は国会審議をどう見ているのでしょうか。 続きを読む。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5455/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5455/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
☆めっそういじめんでほしい。いま防衛大臣を全うしようと思えば宗主国のシナリオに沿ったことしか言えんのじゃきに。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 新聞・テレビのネットサイトから / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5453/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 新聞・テレビのネットサイトから / 政治と政治家(政治屋) / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5453/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
☆国民を安い賃金で使い続けると、家計の消費は圧迫され購買力が落ちて、例えば若者は自動車を買うことが出来ない現実が既に現われている。個人消費が高まってこそ、需要が喚起され、企業の生産高が上がると言う循環は単純な話だ。アメリカは中流階層を安く使い過ぎて、個人消費額が落ちる悪い循環に入って30年。 その代わりに世界のどこかでいつも戦乱を起こし、軍用機・軍艦・武器弾薬を生産消費することでカネを回してきた。アメリカのこの70年を見れば軍産複合体が中心で経済が回っている。 アメリカの軍産複合体は日本と云う下請けの構内業者の低賃金に、新たな利益源を見つけようとしているようだ。 ↑クリック。訪問者のクリックによるアクセスランキングに参加中。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5452/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5452/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2015年6月12日 朝刊 労働組合や野党側が反対する労働者派遣法改正案。一生派遣という人が増えるほか、正社員の仕事が派遣に置き換えられるとの懸念が出ている。 (我那覇圭) Q 改正案の内容は。 A 現在は最長三年となっている企業の派遣労働者受け入れ期間の制限を実質的に撤廃することが柱だ。企業が労働組合から意見を聞き、働く人を交代させれば、派遣労働者をずっと同じ職場で使えるようになる。今は、通訳や秘書など専門的な知識や技術が必要とされる「専門二十六業務」は無期限で雇えるが、その区分もなくす。 Q 何が問題なのか。 A 企業側は同じ職場にずっと派遣労働者を雇うことができるようになるので、製造業の現場などで派遣の固定化が進むと指摘されている。さらに、人件費を抑えたい企業側が正社員を派遣に切り替えることも心配されている。逆に専門業務で働く人は、三年で辞めなければならなくなる。 Q 改正する必要はあるの。 A 政府は派遣労働者が三年ごとにいろいろな職場で経験を積み、キャリアアップにつながると説明する。これまで不安定だった派遣労働者の雇用も安定すると説明している。 Q 具体策は。 A 改正案に雇用の安定化策が入った。具体的には派遣会社に対し、三年を迎えた労働者のために受け入れ企業に直接雇用を求める▽派遣会社でずっと雇用する▽労働者に新しい派遣先を紹介する▽これら以外で雇用安定の対策を取る-のいずれか一つを実施する義務を盛り込んだ。受け入れ企業の側には、正社員募集の情報を提供することなどを義務付ける。 Q それでも労働者側は反対している。 A 政府は雇用が安定すると主張するが、その通りになるとは限らない。なぜなら、派遣会社にとって、受け入れ企業は顧客。直接雇用を強く頼めるかは分からない。派遣会社が無期雇用しても、派遣という働き方は変わらない。受け入れ企業が正社員募集の情報を提供しても、採用につながる保証はない。 政府が改正案の成立を急ぐのは、経営側の強い意向が働いているからだ。このことからも、労働者より企業側にメリットのある法改正だといえる。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 新聞・テレビのネットサイトから / 日本社会の今 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5456/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 新聞・テレビのネットサイトから / 日本社会の今 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5456/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
山崎 雅弘 @mas__yamazaki のツイッター フランスの週刊誌『L'Obs』2015年5月21日号に掲載された「アベシンゾーの隠された顔」という記事の翻訳(PAGES D'ECRITURE)http://amba.to/1ISL4wb 日本会議の「存在」すら日本では適切に認識されていないという「ステルス性」の指摘が興味深い。 「10年前に祖父が亡くなった安倍晋三は1997年に国会議員になる。お友だちと一緒に『日本会議』に、次いで日本会議を支持する議員団体に加入」「日本会議の目的は歴史書を書き換えること」「日本会議は天皇が、一種の権威主義的民主制に変質した日本の政治の中心に戻ることを望んでいる」 「今のところ思いがけない人物が抵抗勢力になり得る。81歳の天皇、明仁だ。 日本会議が政治問題に戻るのを待っている、その人である。さる1月、新年の祝辞に際し、天皇は行間で、歴史の反動的な解釈に反対であることを示した」「皇室は今や、日本の自由民主主義の最も優れた盾となっている」 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5446/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5446/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
山崎 雅弘 @mas__yamazaki のツイッター 護憲学者は「思考停止」 安保法制「合憲」百地教授が明かす憲法学界の実態(産経)http://bit.ly/1cPwkzP 3人の参考人が国会で違憲と証言した「背景を解説する」とあるが、「現実離れした『机上の空論』に終始する風潮」「思考停止」等、他者への誹謗をただ述べているだけ。 4長老反対会見に菅長官「全く影響ない」「すでにバッジ外してる」(産経)http://bit.ly/1KPglj0 「もうすでに現役を辞められ、(国会議員の)バッジを外されている方で、それぞれ個人の意見表明だ」「(国会審議への影響については)全く影響ない」批判の内容には言及 専門知識を持つ学者や専門分野で豊富な経験を持つ先輩から、法案の重要な問題点を指摘されても、首相周辺は「現実離れした『机上の空論』に終始する風潮」「思考停止」「すでにバッジ外してる」など、批判者の資質を見下すような傲慢な態度でしか対処しない。国を指導する能力の欠如を自ら示している。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5445/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5445/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
山口一臣 @kazu1961omi のツイッター 2月以降、削除? それにしてもよく保存してました。グッジョブ!@jet_jeff: GJです。 @tokunagamichio: 今年の2月まで、集団的自衛権は憲法違反だと明確に述べていた防衛省のホームページ。魚拓にしててよかった。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5448/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / アメリカとの関係 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5448/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
(早稲田大学社会科学総合学術院教授)2015年6月11日 原発議論のバカの壁 3.11のあと、あらゆるマスコミが原発の放射能漏れ事故のことを報道していたとき、TBSの夜のニュースで養老孟司氏がこのような趣旨のことを話した。 人々が原発のことを話すとき、原発賛成派は自らの立場からさまざまな根拠に基づいて自らの主張をし、反対派もまた自らの立場からいろいろな理由をあげてそれに反対し、ともに相手のいうことに耳を貸さない。これではこれからどうするか議論ができない。 要するに「バカの壁」状態で、議論どころかコミュニケーションさえ成立していない。これは何も原発のことだけではない。憲法改正にしても、消費税増税にしても、ほかの大きな問題にしても同じだろう。 もとより人はそれぞれの意見を持ち、程度の差こそあれ、他の人と違っている。だが、議論もコミュニケーションもできない状態になるのは2つの要素がある。 1. これまでの経緯を無視して先のことだけ考える 2. 全体を見ないで、部分だけを見る 1の場合は、現実を見ない、知らないという要素が加わることが多い。2の場合は、自分の考え、あるいは利害に固執するということにつながりがちだ。 そこで本論では、原発がどのように導入されたのか、その結果、それが外交や産業の面などにおいてどのような役割を果たしたのかを明らかにしたい。それによってバカの壁を越える一助としたい。 日本初の原発はイギリス製だった 続きを読む。 |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / 東日本大震災・原子力発電所 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5449/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / 東日本大震災・原子力発電所 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5449/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
若者たちがどんどんタブーを破っていく。 きっとよくなっていくはず。 若い女性が集団的自衛権について喋っている動画。 誰かが書いたシナリオを読んでいるのだろうが、それにしてもこの女性の発言を聞く空気が出てきた? |
2015年6月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5458/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5458/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2015年06月14日(日)
<原発賠償と分断>優遇と冷遇 亀裂拡大 -慰謝料の支払いを2018年3月分までとする新たな福島復興指針をどう評価しますか。 <指針目標ありき> 「国が企業を守り、補償を少なくしようとする構図が水俣病=?=と似ている。水俣ではチッソに補償問題が及んで操業に影響が出るのを避けるため、国は漁獲を禁止しなかった。 福島は放射線量によって避難指示を3区域に分けたのに、今回の指針では目標ありきで、解除に当たっての線量評価が抜け落ちている」 「早期の避難指示解除を目指す姿勢に、東京電力の負担を減らそうとする国の思惑を感じる。国は原発再稼働も推し進めようとしている。 経済のためなら国民の健康や生活の犠牲は仕方ないとする国の姿勢は今も昔も変わらない」 -避難指示の解除時期にかかわらず慰謝料が一律になり、自治体間で分断が生まれています。 <国の意図感じる> 「国が意図的に分断を生み出しているのではないか。官僚時代の経験からそう感じている。 水俣では当時、地元住民が訴訟を起こそうと盛り上がっていた。敗訴を恐れた国が考えたのが住民同士の分断だ。 旧厚生省が水俣へ入り、『国に一任すれば短期間で補償金を受け取れる』とあっせんに乗り出した。地元は『一任派』と『訴訟派』に分かれて対立した」 「今回の指針では(田村市都路地区東部など)既に慰謝料が終了した地区で支払いが復活する。 非常に不自然だ。国は一方を優遇し、他方を冷遇する構図を意図的につくり出している。 損得感情が生まれると被害者は一致団結できなくなり、国へ働き掛ける力を失う」 -東電は県内の商工業者に対する営業損害賠償を16年度までとし、その後は個別に対応する方針を示しました。 「これも分断の一環に思えてならない。個別対応は使い古した手だ。交渉能力が低い力の弱い人は諦めてもらい、声が大きい人にだけ応じるということだ。 納得できなければ裁判を起こしてもらい、負けたら支払うということではないか」 「加害企業と国の行動パターンは常に同じだ。住民を押さえ込む方法を知っている。 残念ながら被害者は初めての経験なので太刀打ちできない。福島は今が踏ん張りどころだ。 県や自治体が意図的な分断に気づき、一体となって東電や国と対峙(たいじ)していかなければならない」 (聞き手は福島総局・桐生薫子) [水俣病] 熊本県水俣市のチッソ水俣工場からメチル水銀を含む廃水が海に排出され、生物濃縮された魚介類を住民が食べて神経疾患を発症した公害病。 1956年に初めて被害が確認された。熊本、鹿児島両県が認定した患者は2277人(3月末現在)。現在も認定を求める裁判が続いている。 <びとう・ひろき>1970年旧厚生省入り。水俣病をめぐる同省の対応に疑問を持ち退職し、75年京都弁護士会に登録。 水俣病や原爆症の認定訴訟、生活保護関連訴訟などに関わっている。 |
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 東日本大震災・原子力発電所 / 新聞・テレビのネットサイトから |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5436/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 東日本大震災・原子力発電所 / 新聞・テレビのネットサイトから |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5436/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
【全文】山崎拓氏、亀井静香氏らが安全保障関連法案に反対表明会見 1/2 12日、山崎拓氏(元自民党副総裁)、亀井静香氏(元金融担当相)、武村正義氏(元官房長官)、藤井裕久氏(元財務相)の4人が会見を行い、安倍政権が進める安全保障関連法案に反対を表明した。 4人は、かつて閣僚や党の要職を務めた経験に加えて、戦前生まれという視点から、安保法制関連法案について様々な意見が語った。 全文はこちら。 |
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5440/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から / こんなことあんなこと / 政治と政治家(政治屋) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5440/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
【全文】公明党・山口代表が安全保障法制について会見 こちら。 毒舌なのに大人気! 有吉弘行が使われ続ける理由(わけ) こちら。 ダウン症の子を持つ母親に、こんなことは言わないでください こちら。 アウンサンスーチーがロヒンギャ問題について沈黙している。その理由は許しがたいものだ こちら。 米、特殊部隊による拉致、暗殺作戦を強化 直近の襲撃で情報の“宝庫”を入手 アル・カポネの経理マンと評されるアブ・サヤフを暗殺 こちら。 『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 こちら。 |
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5439/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5439/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
朝ナマも報ステもTVタックルもそこまで言って委員会も一切触れないことを毎回週刊リテラシーが毎回解説してくれる[淳と隆の週刊リテラシー] |
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5447/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 気になるネット情報から |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5447/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 東日本大震災・原子力発電所 / 新聞・テレビのネットサイトから |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5437/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
| 東日本大震災・原子力発電所 / 新聞・テレビのネットサイトから |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5437/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
1997年の神戸連続児童殺傷事件で、加害男性(32)が手記「絶歌(ぜっか)」を出版したことを受け、小学6年の土師(はせ)淳君=当時(11)=を殺害された父親の守さん(59)と代理人弁護士が発行元の太田出版(東京都)に送った抗議文の全文は次の通り。 ◆ ◆ 貴社は、平成9年発生の神戸連続児童殺傷事件の加害男性から手記を入手して、6月10日発売の「絶歌」という題名の書物を出版しています。 上記の手記出版行為は、本事件の遺族に重大な二次被害を与えるものであり、私たちは、以下のとおり、強く抗議を行うとともに、速やかに同誌を回収するよう申し入れます。 犯罪被害によって近親者を奪われた遺族の悲嘆が甚大であることは言うまでもありません。 そして、遺族は、犯罪そのものによる直接的被害に加え、その後の周囲からの心ない対応や、過剰な報道により、その名誉や生活の平穏が害され、深い孤立感に苛(さいな)まされるなどの二次被害を被ることも少なくありません。 本事件においては、直接的被害の重大性は言うまでもないところであり、それに加え、事件後のセンセーショナルな報道等による二次被害も重篤なものでありました。 遺族は、本事件により筆舌に尽くしがたい被害を被り、事件後約18年を経て、徐々に平穏な生活を取り戻しつつあるところでした。 また、私たちは、毎年加害男性から手紙をもらっており、今年の5月の手紙では、これまでとは違い、ページ数も大幅に増え、事件の経緯も記載されていました。 私たちは、加害男性が何故淳を殺したのか、事件の真相を知りたいと思っておりましたので、今年の手紙を受け取り、これ以上はもういいのではないかと考え、少しは重しが取れる感じがしておりました。 ところが、貴社が本誌を出版することを突然に報道で知らされ、唖(あ)然としました。 これまでの、加害男性の謝罪の手紙は何であったのか? 今にして思えば、心からの謝罪であったとは到底思えなくなりました。 18年も経って、今更、事件の経緯、特に淳への冒涜(ぼうとく)的行為等を公表する必要があったとは思われません。 むしろ、加害男性は自己を正当化しているように思われます。 貴社の出版行為によって、本事件が改めて社会の耳目を引くこととなり、また、淳への残忍な行為等が広く社会に知られることとなりました。 もとより、遺族は、最愛の子が殺害された際の状況について、18年を経過した後に改めて広く公表されることなど望んでいないことはいうまでもありません。 私たちは、多大な衝撃を受けており、いたたまれない気持ちです。もういいのではないかという思いが完全に踏みにじられました。 このように、遺族の受けた人格権侵害及び精神的苦痛は甚だしく、改めて重篤な二次被害を被る結果となっております。 貴社は、新聞報道によると、「批判はあるだろうが」「反発やおしかりも覚悟している」などと開き直った発言をしているとのことです。 このように、貴社は、遺族の二次被害について検討した形跡は全くなく、むしろ、二次被害もやむを得ないと考えているようで、極めて配慮を欠き、悪質なものであります。 一般に、出版・表現の自由は国民の知る権利に資する点に価値があるとされております。 そして、貴社は新聞報道によると、「彼の心に何があったのか社会は知るべきだと思った」「事実を伝え、問題提起する意味はある」などと発言して、本件出版が少年事件を一般的に考察するうえで意義があり、国民の知る権利に資するかの如く主張しておられます。 しかし、本事件は、我が国において発生した少年事件のなかでも極めて特異で残虐性の高い事案であり、その事件のいきさつ等を公開することによって、少年事件を一般的に考察するうえで益するところがあるとは考えがたいところであります。 また、一般的に言えば、加害者側がその事件について、手記等を出版する場合には、被害者側に配慮すべきであり、被害者の承諾を得るべきであると考えております。 従って、本件出版行為は、出版・表現の自由や国民の知る権利を理由として正当化しうる余地がありません。 もとより、出版・表現の自由は無制約のものではありません。他者の権利・利益を侵害することは許容されません。 貴社による本件出版行為は、公益的観点からの必要性も認められないにもかかわらず敢えて加害者の手記を公表し、遺族の人格権を侵害し、重篤な二次被害を与えているものと言わざるを得ません。 従って、私たちは、貴社に対し、上記出版行為について強く抗議を行うとともに、速やかに本誌を回収するよう申し入れるものです。 2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) | | 新聞・テレビのネットサイトから / こんなことあんなこと | トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5438/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません 患者が早期回復を求めて病院をいくつも渡り歩く独特の医療文化、韓国
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 新聞・テレビのネットサイトから / 中韓との関係 | トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5435/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2015年6月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 新聞・テレビのネットサイトから / 日本社会の今 / 政治と政治家(政治屋) | トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei2/trackback/5443/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
|
0 件のコメント:
コメントを投稿