2013年11月20日(水)
The Huffington Post 2013年11月15日 20時53分 JST 1972年の沖縄返還に絡む日米密約の取材を巡って、国家公務員法違反容疑で逮捕された元毎日新聞記者の西山太吉さんが11月15日、日本外国特派員協会で会見し、国会で審議が進む特定秘密保護法案について、成立すれば「日本の秘密国家は完成する」と訴えた。 西山さんは毎日新聞政治部記者として外務省などを担当していた。1972年、沖縄返還密約を巡る取材で機密電文を外務省職員に持ち出させたとして、国家公務員法違反容疑で逮捕され、78年に最高裁で有罪が確定した(西山事件)。西山さんは山崎豊子さんの小説「運命の人」のモデルになり、テレビドラマ化もされた。 1998年から2000年にかけて米公文書館で沖縄返還の関連文書が開示され、密約の全容が明らかになった。西山さんは以下のように指摘した。 米国の公文書公開にあわてた外務省は(密約に署名した)吉野文六・元外務省アメリカ局長に口止めし、1200トンの外交文書を焼却した。 機密の処理なんて、外務省は恣意的にどんなことでも処理できる。 30年たったら開示するなんて、だれが証明できる。途中で不都合なものは全部破り捨てる。 これが自民党政権下における秘密の処理の実態だ。日本の現実としてよく知っておかなければいけないことだ。 情報公開の波をせきとめて、自分たちがやってきた秘密保全をめぐる政治犯罪を封じ込めて新たな秘密保全をつくることは何を意味しているか。権力の集中です。 政治記者を長くやっているが、こんな急激な権力の集中は見たことがない。昔の自民党は自制したが、今の自民党は猪突猛進。 一つの例をあげれば、内閣人事局を作り、各省の幹部候補生を全部選任できる。日銀総裁も内閣法制局長官もNHKの経営委員も全部、自分の子分を据える。それに秘密保全法制。権力の集中一元化ですよ。 それが日米同盟というものにだぶってくる。秘密保全法制をこれ以上つくらせることは、日本の秘密国家を完成させることである。 (中略) 日米同盟というものに秘密がつきまとうことはありうるかもしれないけど、逆に言えば、日米同盟が国家の安全の礎と国民に説明しているのであれば、国民サイドから言えば、礎であるはずの安全保障問題、双方の約束事や了解事項、決めごとは最も正確に、完全に国民に伝達しなければならない。それを「安全保障」の名の下に封じ込めて独占してしまう。これではまさに日米安全保障体制が泣きますよ。 日本は情報公開制度に不備が多いとして、充実、強化が課題だと訴えた。 日本にとって今大事なことは秘密保全を強化することではなくて、情報公開こそが日本の国家のためにも民主主義のためにも重要だ。イラク戦争で航空自衛隊が国連の人道支援のために出動したが、市民団体が開示請求したら、全部黒塗り。 民主党政権になって初めて(黒塗り部分を)出してきたが、国連の人道支援なんて28%ですよ。武装米兵を運んでいる(ことがわかった)。一時が万事、そうなんですよ。日米同盟を聖域化するために、全部うそを開示している。 日米同盟のいいところはどんどん宣伝していいですよ、一方でデメリットもある、苦しみも重圧もある。それも同時に日本国民に知らせないといけない。主権者がバランスの取れた情報を取得できて初めて、権利を行使できる。 一方で大手新聞やテレビが「知る権利が侵害される」と訴えていることにも苦言を呈した。 日本の知る権利はそんなに行使されたでしょうか。沖縄の大密約の体系を、日本のメディアはまったく監視できなかった。あらゆる重要な情報はすべてアメリカから出てきた。知る権利を行使して国民主権に奉仕することは、並大抵のことではない。 国民にとって必要な情報こそが、いちばん権力にとって不都合な情報。この絶対的な矛盾を打開するのが知る権利、特に新聞記者だ。新聞記者が今まで、政府にとって不都合な情報を抜いてきたことがありますか。自ら顧みろと。 (マスコミは)声高らかに「知る権利が侵害される」と言っているが、行使したことがあるか。国際情勢や外交に関する情報は、全部外国の情報じゃないか。自ら恥じろっていうことです。それは私に対する反省でもありますけど、いちばん大事なことです。だからますます国民は無関心になる。 |
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東京電力が福島第1原発5、6号機を廃炉にする方針を固めたことが20日、分かった。月内にも福島県双葉町など地元自治体に説明する。地元と協議して了解を得た上で、12月中に正式に廃炉を決める。 5、6号機の廃炉は9月に安倍晋三首相が東電の広瀬直己社長に要請し、広瀬社長は年内に結論を出すとしていた。 東電は両号機について、1~4号機の廃炉のための研究施設に転用する方針で、溶けた燃料棒の取り出し技術の開発などに使用することを想定している。 2013/11/20 11:49 |
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原発事故に伴い、新しい土地で仕事を再開するためにかかる費用について、佐藤知事らが18日、賠償の対象に加えるよう、国の審査会に要望し、審査会側も今後、賠償の対象として検討する方針を示しました。 原発事故に伴う賠償をめぐっては国の審査会が住民の精神的な損害や土地建物を中心に議論が行われ、個人事業主や企業が新しい土地で仕事を再開するためにかかる追加的な費用については議論が進んでいません。 このため、佐藤知事と、原発事故の避難地域の市町村長などは、18日夕方、国の原子力損害賠償紛争審査会の能見善久会長らと文部科学省で面会し、対象に加えるよう要望しました。 要望では、商店の経営者や農家が新しい土地で仕事を再開できるよう、▼農地や店舗を手に入れるための費用や、▼取引先や顧客を失うことへの損害についても賠償するよう求めています。 これに対し能見会長は、「一定の限度はあるが、賠償の対象になると思う。これまでの審査会で意見は集約されていないのでさらに議論を続けてたい」と答え、今後、審査会で検討する方針を示しました。 要望のあと佐藤知事は「店をやっている人には店舗が、農業をやっている人には農地が必要で賠償の対象としてほしい。要望は理解していただけたと思う」と話しています。 11月18日 21時28分 |
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神戸新聞から引用。画面クリックで拡大。 |
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11月18日(月)10時58分配信 太陽に元気なし…寒冷化予兆 11年周期の磁場転換起きず、黒点も最少 太陽に異変が起きている。今年は太陽の活動が強くなったり弱くなったりする11年周期の中で、活動がピークになる年(極大期)に当たり、通常なら、太陽の北極と南極の磁場が入れ替わる「極域磁場転換」が起きるはずなのだが、いまだに起きていない。 さらに、活動ピーク年には増えるはずの“太陽の元気のバロメーター”とされる「黒点」も今年は異常に少ない。今後、太陽は活動の低調期に入り、併せて地球も寒冷化すると指摘する専門家もいる。「全く元気がなくパッとしない。明らかに異変が起きている」。米航空宇宙局(NASA)の研究者、ジョナサン・サーテイン氏は先週、今年の太陽の活動を評して米メディアにこう語った。 [巨大フレア] NASAの太陽観測衛星が撮影した太陽の表面の様子は… 観測史上、太陽は11年ごとに北極と南極の磁場が入れ替わることが分かっている。その詳しいメカニズムは不明だが、当該年は太陽の活動が最も活発になる年で、主に高緯度地帯に多数の黒点ができる。 黒点は磁石のように強い磁場が起きている場所で、磁力によって太陽内部の熱が表面から放出されるのが抑えられているため、周囲より低温で黒く見える。黒点の地点は低温でも、その総面積は太陽のほんのごく一部であり、黒点が多発する時期は太陽全体のエネルギー放出量は増大する。 太陽の活動ピーク年には、常時150~200の黒点が観測されるのが普通で、大量の電磁波や粒子が放出され、こうした太陽嵐によって地球上の電信施設が損傷を受けることがしばしば起きてきた。しかし、今年はこれまで、観測される黒点は概ね50~100ぐらいにとどまっており、ここ200年で最も少ないと言われている。 また、NASAは今年8月5日、「黒点は少ないが、3~4カ月以内に極域磁場転換が起きるだろう」と予測したが、3カ月半が過ぎた今でも、明瞭な兆しは現れていない。2006年9月に打ち上げられた日本の太陽観測衛星「ひので」が集めたデータによると、太陽の北極はすでに昨年から磁場がS極(マイナス磁場)からN極(プラス磁場)に替わっているが、南極は依然としてN極のままの状態が続いている。 その一方で低緯度地帯(赤道近辺)にS極が現れ、観測史上例がない「太陽の磁極の4極化」という異常現象さえ起きている。 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターで太陽磁場周期について研究するアンドレス・ハラミージョ氏は「生存している科学者で、これほど弱い太陽周期(活動)を目にしたことがある人はいない」と指摘する。 かつて、今年と似た現象は17世紀にも起きている。その時は約70年間にわたって黒点がほとんど出現せず、地球は寒冷化した。記録によれば、当時、ロンドンのテムズ川では冬にスケートが楽しめたといい、日本でも京都のサクラの開花が極端に遅れていたことが文献によって分かっている。 では、今後、地球は寒冷化に向かうのだろうか。太陽活動の低調化による波及効果は温室効果ガス排出量増加による温暖化現象を打ち消すには至らないとう見方がある一方で、「地球は間違いなく寒冷化に転じる」(大気海洋地球物理学者の中村元隆氏)と断言する専門家も決して少なくない。(SANKEI EXPRESS) |
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韓国 ベトナム戦争での「ライダイハン」を史実から消去画策 旧日本軍による「慰安婦強制連行」を捏造した韓国は、もともと売春婦であるはずの慰安婦を「SexSlave」として国際社会に浸透させた。その傍らで、ベトナム戦争(1960~75年)に参戦した韓国軍による現地婦女子への性的暴虐は史実から消し去ろうとしている。 2000年6月27日、韓国・ソウルの『ハンギョレ新聞』本社が2000人を超える迷彩服姿のデモ隊に包囲された。社屋に侵入したデモ隊の一部は暴徒化し、同社幹部らを監禁、暴行を加え、オフィスや地下駐車場の車を破壊した。デモ隊は「大韓民国枯葉剤後遺症戦友会」のメンバー、つまり退役ベトナム参戦軍人である。 発端は、同社発行の週刊誌『ハンギョレ21』(1999年5月6日号)に掲載されたベトナムにおける韓国軍の民間人虐殺特集だった。「通信員」として記事を書いたのは、当時、ベトナム留学中だった大学院生の具スジョン氏。ベトナム当局から虐殺の資料を入手し、徹底した現地取材と生存者へのインタビューを重ね、韓国軍による無差別殺戮の実態を白日の下に晒したのである。記事は、ベトナム中部のビンディン省の村々で起きた凄惨な虐殺事件を生々しく伝えている。 〈1966年1月23日から2月26日までの1か月間、猛虎部隊3個小隊、2個保安大隊、3個民間自衛隊によってこの地域だけで計1200人の住民が虐殺され、その中には1人残らず皆殺しにされた家族が8世帯もあった。(中略)生存者の証言を元に韓国軍の民間人虐殺方式を整理してみると、いくつかの共通したパターンが見られた。 ●子供たちの頭や首を切り落とし、手足を切断して火に投げ込む ●住民をトンネルに追い詰め毒ガスで窒息死させる ●女性たちを次々に強姦したあと殺害 ●妊婦の腹から胎児が飛び出すまで軍靴で踏みつける〉。 韓国史のタブーに踏み込んだこの特集を皮切りに、同誌は韓国軍の戦争犯罪を糾弾する「ベトナムキャンペーン」を継続的に展開。冒頭の事件はそれに猛反発する退役軍人の凶行だった。 しかし、ベトナム戦を経験した退役軍人の中には当時の非人道的行為を悔いる者もいた。元韓国海兵隊員の金栄萬氏は、『戦争の記憶 記憶の戦争─韓国人のベトナム戦争』(金賢娥著・三元社刊)でこう証言している。 「越南に到着して、私が聞いた話は、『強姦をしたら必ず殺せ、殺さなかったら面倒が起きる、子供もベトコンだからみな殺さねばならない』といったものでした」 韓国は1964年から73年まで延べ32万人を南ベトナムに派兵。ダナンに海兵隊第2旅団(青龍部隊)、クイニョンに首都ソウル防衛師団(猛虎部隊)、ニンホアに第9師団(白馬部隊)が駐屯した。白馬部隊の連隊長には後に大統領となった全斗煥、猛虎部隊の大隊長には盧泰愚が就いていた。 全文はこちら。 ☆2次情報がベースになった文章なので、本来は「週刊誌『ハンギョレ21』(1999年5月6日号)に掲載されたベトナムにおける韓国軍の民間人虐殺特集に当たるべきだが、その手段は自分にはない。 また、その週刊誌の記事もどの程度の信頼性があるのか? 最後は自分のそれまでの知見と想像力による、文間まで読みぬく読み取り能力を上げていくしかない。 この記事とは関係ない別のレポートでベトナム人が一番嫌っているのはアメリカ人より韓国人だというのを読んだことがある。 米兵より韓国兵の方がより残酷だったという記事だった。 ただこれも2次情報ではある。 |
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Battle of the Dueling War Crimes 日本の植民地支配を非難する韓国だが、ベトナム戦争で行った残虐行為は一切認めない 2013年10月16日(水)14時21分 ジェフリー・ケイン ただでさえ東アジアは緊張しているのに、日本と韓国の保守強硬派は互いの国の過去を暴き、そっちのほうがひどいと非難の応酬をしている。そのあおりで、韓国兵がベトナム戦争で行った残虐行為に光が当たっている。 日韓の因縁は1910年から45年まで続いた日本の統治時代にさかのぼる。近代化と称して強制労働が課され、性的虐待が行われ、学校では韓国語の使用が禁じられた。 日本憎しの思いが高じて、アメリカは原爆で太平洋戦争を終わらせず、日本を徹底的に打ちのめせばよかったとネットに書き込む韓国人もいる。 対して日本の保守派は、韓国兵の過去の残虐行為を持ち出して反撃に出ようとしている。 ベトナム戦争の際、韓国は30万もの兵士を南ベトナムに送り込んだ。海外メディアは米軍の残虐行為に焦点を当てたが、韓国軍部隊はその非情さで知られていた。 米軍の介入が本格化した60年代後半に、韓国軍はベトナムの中央高地の複数の村で住民を大量虐殺した。元韓国兵やベトナム人生存者の証言によれば、ビンタイでは村民の家屋に火を放ち、逃げ惑う人々に無差別に発砲したという。ソンティンやタイビンなどでは村民を無差別に処刑したとされる。 日本の保守強硬派は、旧日本軍の「従軍慰安婦」と同様の事例が韓国軍にもあったと非難する(韓国兵とベトナム人女性の間に生まれた多数の混血児「ライダイハン」の存在は知られているが、そのどこまでが性的虐待の結果かは不明だ)。 韓国兵がベトナムで村人を虐殺したのは、村人に紛れた共産ゲリラの襲撃を恐れたからだ。韓国軍は1度の攻撃で数十人ないし数百人を殺害したという。旧日本軍の行為に比べれば規模は小さいが、残虐行為に違いはない。韓国でも一部の市民団体は事実関係の検証を求めている。 認めても謝ってもいない だが日本政府と違って、韓国政府は自国の過去の蛮行を公式に認めようとしない。「このような意図的で組織的な民間人の虐殺を韓国軍が行うことはあり得ない」と韓国国防省の広報官は言う。「あればとっくに公になっていたはずだ」 「韓国軍は共産化を食い止めるために戦い、規律正しく任務を果たした。ベトナム女性への性的搾取は一切なかった」とも。 専門家によれば、資料不足で韓国兵の関与は確認しづらい。アメリカでもベトナムでも、米軍のソンミ村虐殺事件や枯れ葉剤使用については精力的に調査が進められた。だが韓国は80年代後半まで独裁政権下にあったため、批判的な報道は存在しなかった。 「韓国兵の行為にはメディアも人権活動家も目を向けなかったから、韓国側は知らぬ存ぜぬで通すことができた」と、ベトナム戦争の元従軍記者でベトナムや韓国についての著書もあるドナルド・カークは指摘する。「以前、ベトナムで戦ったことのある韓国兵が300人殺したと自慢げに話すのを聞いたこともある」 今日、ベトナムと韓国は経済的に強く結び付いており、どちらの側にも過去をほじくり返す気はなさそうだ。ベトナムへの投資額で韓国は世界第4位、二国間援助額では第2位だ。ベトナムのグエン・タン・ズン首相も、韓国を今日の繁栄に導いたサムスンのような財閥の成功例に学びたいと公言している。 韓国人も、今さらベトナム戦争の話はしたがらない。韓国は民間人虐殺を認め、謝罪すべきかと問うても、韓国の学者や政治家は口を開こうとしない。 韓国のある女子学生に言わせると、ベトナム戦争などは過去の話で、今さら考慮に値しない。問題の根本にあるのは「人種差別」で、ベトナムなど歯牙にもかけない韓国人が多いという。 ただし日本は「本当に気に障る」らしい。占領統治の歴史と戦後のライバル関係もあり、日本の悪行を暴くといえばたちまち国民は団結する。 「格下」のベトナムに自ら行った蛮行は気にしないが、日本にされたことは絶対許せないというわけだ。 From GlobalPost.com [2013年10月 1日号掲載] |
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2013年11月19日(火)
法人名 独立行政法人日本原子力研究開発機構 事業内容 原子力に関する基礎的研究、応用の研究及び核燃料サイクルを確立するための研究開発 福島第一原子力発電所事故への対処に係る研究開発/高速増殖炉サイクル技術の確立に向けた研究開発/高レベル放射性廃棄物の処分技術に関する研究開発/核融合エネルギーを取り出す技術システムの研究開発/量子ビームによる科学技術の競争力向上と産業利用に貢献する研究開発/ エネルギー利用に係る技術の高度化と先端原子力科学研究/原子力防災に対する技術的支援と核不拡散に関する政策に貢献するための活動/ 自らの原子力施設の廃止措置及び放射性廃棄物の処理処分に係る技術開発/放射性廃棄物の埋設処分/産学官との連携の強化と社会からの要請に対応するための活動 設立 2005年10月1日 資本金 約8,085億9,400万円(2012年3月末現在) 職員数 約4,000名 ※任期付研究員、博士研究員は除く 原子力規制委員会が運転禁止命令を出している日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について文部科学省は18日、桜田義孝副大臣を本部長とする「もんじゅ改革推進本部」、事務局となる改革推進室を設置した。 運転再開に向け副大臣が統括して陣頭指揮を執る体制を整えた。桜田副大臣が県庁と敦賀市役所を訪れ、西川知事、河瀬一治市長に報告した。 もんじゅをめぐっては1万件を超える機器の点検漏れが発覚したことを受け、原子力機構が改革計画を策定。10月1日から1年間を「集中改革期間」と位置付けている。県は指揮命令系統が運転管理と研究開発に分かれていることに強い懸念を示し、副大臣クラスが統括するよう求めていた。 改革推進本部設置は県の要請を受け入れた形。副大臣を本部長に幹部職員の田中敏研究開発局長ら計6人で構成している。改革推進室は田中正朗大臣官房審議官を室長とする8人体制。同本部、同室ともに敦賀市にある敦賀原子力事務所長の山之内裕哉原子力研究開発調査官もメンバーとして入り、現場と緊密に意思疎通を図る。 同本部は原子力機構が行う改革を指導・監督するほか、県や敦賀市、関係省庁などとの連絡調整を行う。集中改革期間後の運転再開に向けた取り組みを加速させるための体制強化でもある。 県庁を訪れた桜田副大臣は「エネルギー政策は国の根本的課題であり、信頼回復に向けてしっかり取り組むことがわれわれの使命だ」と述べ、特に安全対策については重点的に監督していく考えを示した。 西川知事は「体制強化で実効性を発揮することが重要。安全性を向上し、放射性廃棄物の低毒化などの成果を上げられるか国民は注視している」と指摘。原子力機構任せにせず、副大臣自らが指揮監督するよう重ねて要請した。 面談後、桜田副大臣は記者団に「体が許す限り(現場を)訪問したい」と説明。エネルギー基本計画の年内策定に向け、もんじゅが核燃料サイクル政策の中核施設として位置付けられるよう取り組むとした。 2011年11月16日(水) 「もんじゅ」に知恵はなかった。原子力ムラの資金隠匿施設 830億の施設活用されず もんじゅ開発で検査院 2011年11月14日 19時43分 共同通信 会計検査院は14日、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が建設や維持管理などに約830億円をかけた高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の関連施設が、2000年に建設を中断したまま無駄になっていると指摘、早急に活用方法を検討すべきだとした。 さらに、検査院は、職員の人件費や固定資産税まで含めた10年度末までのもんじゅ総事業費が、原子力機構のこれまでの公表額より1500億円以上多い約1兆810億円になると計算。福島第1原発事故で高速増殖炉の開発が見直される中、もんじゅの経費の全体像を公表し、研究開発の透明性を確保するよう求めた。 ☆文部科学省は何としても4000人の職員の働き場所を確保する。 例え「もんじゅ」が動こうが動くまいがしったことではない。 官僚国家日本の一つの象徴がこの「もんじゅ」の継続だ。 |
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The Huffington Post | 投稿日 2013年11月17日 16時37分 JST 内部告発サイト「WikiLeaks」は11月13日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の「知的財産権」分野の条文案とみられる文書を公開した。TPP交渉は秘密厳守となっており、これまで各国の交渉内容を記した条文案は公表されていない。 今回公開された文書には、権利者の告訴がなくても著作権侵害を取り締まることができる「著作権侵害の非親告罪化」に、日本とベトナム以外の10カ国が賛成していると記載されている。もしこうした交渉が事実であれば、日本は著作権法の改正が迫られる事態にもなりそうだ。 「非親告罪化」とは、著作権を侵害する犯罪について、著作権者の告訴がなくても検察が起訴できるというものだ。現在、日本の法律では、著作権侵害は「親告罪」とされているため、著作権者が告訴しなければ、警察や検察が動くことができない。しかしTPPによって「非親告罪化」されれば、第三者による通報をきっかけにして、警察の独自判断で摘発できるようになる。 そうなれば、「グレーゾーン」とされてきた漫画の二次創作やクラブミュージックのDJなどが、どんどん検挙される恐れがあると指摘されている。 WikiLeaksは「TPPの詳細について知る機会を提供するものだ」として、8月30日にブルネイで開かれたTPP交渉会合の首席交渉官協議での配布資料だと説明している。英文で全95ページの内容。時事ドットコムでは、以下のように報じている。 続きはこちら。 |
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投稿日: 2013年11月16日 12時08分 この問いを、もし「誰が決めているのか」という問いに変えた場合、その答えは、「独立した民主主義国家であるならば、メディアが決めている」になるだろう。国家・政府側が好むと好まずにかかわらず、である。 英国は、米国の憲法修正第一条に匹敵するような報道の自由をうたう法令を持たないが、特定の組織のみが印刷を許されていた時代から、メディアや市民が報道の自由を勝ち取ってきた歴史がある。歴史のある時点では違法とされた事柄(例えば、18世紀後半まで議会報道は違法だった)を報道することで、自由の度合いを広げてきた。 国家機密は「機密」とする区分けがはずされない限り、外に出してはいけない情報になる。しかし、過去の例が示すように、メディアは機密であってもその報道が公益になると判断した場合、そうしてきた。 報道機関の役割は(少なくとも英国のメディアに関しては)権力側に責任説明を持たせ、国民の目から隠していることを明るみに出すことだ。この点において、国家のために機密を維持する権力側と報道機関側は対極の位置にいる。両者の見方がかみ合うことはないであろう。交わらない、平行線の関係だ。 表題の「誰が(国家)機密の報道範囲を決めるのか?」には、「誰が決めるべきか」という意味合いがある。つまり、国家の機密など、その国に多大な影響を及ぼす(と思われる)事柄についても、メディアはこれをタブーとせずにどんどん報道してよいのだろうか、という問いである。 今回の英ガーディアン紙が主導したNSA報道については、英国ではさまざまな見方がある。 ここで、ガーディアンの報道を批判するジャーナリストの見方を紹介してみよう。 続きはこちら。 |
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「陛下、山本議員を心配」 刃物届いた事件知り 山本太郎参院議員あてに刃物入りの封筒が届けられたことについて、宮内庁の風岡典之長官は14日、「天皇陛下が新聞で知り、心配されていた」と明らかにした。 風岡長官が同日、天皇陛下と面会した際、山本氏を心配していたという。山本氏は10月の園遊会で、天皇陛下に直接手紙を渡したことが問題視され、参院議長から厳重注意を受けた。 |
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機構法に基づく支援の破綻で見直し不可避 中村 稔 :東洋経済 記者 2013年11月17日 機構法に基づく支援京電力を生かしたままのなし崩し的な国費投入──。 自由民主党の東日本大震災復興加速化本部(大島理森本部長)がまとめた政府への提言が、廃炉・汚染水対策に続き、除染・中間貯蔵施設にも国費投入を行うとしたことで、論議を呼んでいる。 膨張続ける国民負担 この提言は、原子力損害賠償については従来どおり「東電が最後の一人まで責任を持って対応する」とした。 一方、除染の進捗を加速するため、現在計画済み以外の追加分は国が被災地復興のための「公共事業的観点から」取り組むべきとし、国の負担を求めた。財源は、大震災の復興特別会計(復興特別所得税・法人税など)となる。 さらに、除去した汚染土などを保管する中間貯蔵施設については、30年にわたって安定的に継続する事業であり、施設建設・管理には「費用の確保を含めて国が万全を期す」として、1兆~2兆円の建設費の国費負担を提言。財源は復興財源ではなく、「エネルギー施策の中で」確保に努めるべきとした。電気料金を原資とし、原発立地自治体に交付金を配る電源開発促進税を想定したものだ。 公明党は11月5日、これを了承。与党案として政府に提出される。政府内でも「民主党政権は政府の関与なしで東電に(事故対応を)やらせる道を選んだが、見直す時に来ている」(菅義偉官房長官)、「東電だけに全責任があるかのごとき話にするのはいかがなものか」(麻生太郎財務相)など国費投入に前向きの発言が相次ぐ。今後は来年の通常国会での関連法改正を含めて、具体策を検討する方向だ。 続きはこちら。 |
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原発ウォッチャー月例報告書2013年10月分をアップしました。 こちら。 |
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2013年11月16日
【日弁連会長声明】特定秘密保護法案に反対し、ツワネ原則に則して秘密保全法制の在り方を全面的に再検討することを求める 国が扱う情報は、本来、国民の財産であり、国民に公表・公開されるべきものである。「特定秘密の保護に関する法律案」は、行政機関が秘密指定できる情報の範囲を広くかつ曖昧に設定し、かつ、運用の実態は第三者がチェックできない一方で、このような情報にアクセスしようとする国民や国会議員、報道関係者などのアクセスを重罰規定によって牽制するもので、まさに行政機関による情報支配ともいうべき事態である。 当連合会では、本年9月12日に「『特定秘密の保護に関する法律案の概要』に対する意見書」を、同年10月23日に「秘密保護法制定に反対し、情報管理システムの適正化及び更なる情報公開に向けた法改正を求める意見書」を公表し、同月25日に「特定秘密保護法案の閣議決定に対する会長声明」を公表した。当連合会の相次ぐ意見表明に対して、新聞やテレビ、ラジオ、雑誌、インターネットニュースなどがこぞって法案を問題とする報道を行うようになったこともあり、多くの国民が法案に関心を抱くとともに、法案の賛否に関わらず早急な成立を望まない声が日増しに強くなっている。このような国民の意向を受けて、政府及び国会には、法案の慎重審議が強く求められている。
ところが、政府及び与党は、法案を慎重審議するどころかむしろ短期間で成立させようとしている様子さえ窺える。政府及び与党が我が国における法案の重要性を強く認識するのであれば、尚更のこと、国民の理解と納得を得られるよう、法案の内容を検討し直すべきである。
国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」(以下「ツワネ原則」という。)は、自由権規約19条等をふまえ、国家安全保障分野において立法を行う者に対して、国家安全保障への脅威から人々を保護するための合理的な措置を講じることと、政府の情報への市民によるアクセス権の保障を両立するために、実務的ガイドラインとして作成されたものであり、本年6月、南アフリカ共和国の首都・ツワネで公表されたものである。 当連合会では、これまでの提案を踏まえ、ツワネ原則による法案の見直しと撤回を求める。 以下、ツワネ原則に則して特定秘密保護法案の問題点を指摘する。 1 ツワネ原則1、4は国家秘密の存在を前提にしているものの、誰もが公的機関の情報にアクセスする権利を有しており、その権利を制限する正当性を証明するのは政府の責務であるとしている。しかし、法案にこの原則が明示されていない。 2 ツワネ原則10は、政府の人権法・人道法違反の事実や大量破壊兵器の保有、環境破壊など、政府が秘密にしてはならない情報が列挙されている。国民の知る権利を保障する観点からこのような規定は必要不可欠である。しかし、法案には、このような規定がない。 3 ツワネ原則16は、情報は、必要な期間にのみ限定して秘密指定されるべきであり、政府が秘密指定を許される最長期間を法律で定めるべきであるとしている。しかし、法案には、最長期間についての定めはなく、30年経過時のチェックにしても行政機関である内閣が判断する手続になっており、第三者によるチェックになっていない。
4 ツワネ原則17は、市民が秘密解除を請求するための手続が明確に定められるべきであるとしている。これは恣意的な秘密指定を無効にする上で有意義である。しかし、法案はこのような手続規定がない。
5 ツワネ原則6、31、32、33は、安全保障部門には独立した監視機関が設けられるべきであり、この機関は、実効的な監視を行うために必要な全ての情報に対してアクセスできるようにすべきであるとしている。しかし、法案には、このような監視機関に関する規定がない。 6 ツワネ原則43、46は、内部告発者は、明らかにされた情報による公益が、秘密保持による公益を上回る場合には、報復を受けるべきでなく、情報漏えい者に対する訴追は、情報を明らかにしたことの公益と比べ、現実的で確認可能な重大な損害を引き起こす場合に限って許されるとしている。しかし、法案では、この点に関する利益衡量規定がなく、公益通報者が漏えい罪によって処罰される危険が極めて高い。 7 ツワネ原則47、48は、公務員でない者は、秘密情報の受取、保持若しくは公衆への公開により、又は秘密情報の探索、アクセスに関する共謀その他の罪により訴追されるべきではないとし、また、情報流出の調査において、秘密の情報源やその他の非公開情報を明らかすることを強制されるべきではないとしている。しかし、法案にはこのような規定がないどころか、第23条ないし第26条の規定によって広く処罰できるようにしている。 この原則の策定には、アムネスティインターナショナルやアーティクル19のような著名な国際人権団体だけでなく、国際法律家連盟のような法曹団体、安全保障に関する国際団体など22の団体や学術機関が名前を連ねている。この原則には、ヨーロッパ人権裁判所やアメリカ合衆国など、最も真剣な論争が行われている地域における努力が反映されている。起草後、欧州評議会の議員会議において、国家安全保障と情報アクセスに関するレポートにも引用されている。 当連合会は、政府が安全保障上の理由によって一定の事項を一定の期間、秘密とする必要があると判断し対応していることを、全面的に否定するものではない。しかし、このような対応を許容することによって、国民の基本的人権である言論の自由、プライバシー権が侵害されるべきではない。 法案に上記のような構造的な問題点があることが明らかであるから、政府は、法案を一旦白紙に戻し、現存する国家公務員法や自衛隊法などの中に含まれる秘密保全法制も含めて、秘密保全法制の在り方を根本的に見直すべきである。
2013年(平成25年)11月15日
日本弁護士連合会 会長 山岸 憲司 *日弁連HPより
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