。小泉氏の「原発ゼロ」発言に対し読売新聞は社説で「あまりにも楽観的であり、無責任」と批判。小泉氏は今日の読売新聞の「視点」でその社説に反論している。
私はもちろん「原発ゼロ」は実現することが今に生きる世代の義務であり、十分可能と考えている。小泉氏も同様だ。
読売新聞はかつての社主であった正力氏当時から一貫して原発推進。3・11福島原発事故があった後も、事故前と同じ論調。原発事故のリスクが国をも破滅させることから目を背けている。
楽観的なのは原発事故のリスクの大きさや使用済み燃料の後世に残す禍根の大きさを過小評価している読売新聞であることは明らか。
引用元。
小泉元総理へ
菅直人
小泉発言が波紋を広げている。今日の朝日新聞朝刊によれば、社民党党首の吉田氏との会談で、小泉氏は「自分は初めは原発推進できたが、原発事故が起き、勉強して考え直してみると、原発を続けることが無責任だとの思いに至った」と話したとある
。多くの常識ある人々も同じように思っている。特に使用済み核燃料が後世の子や孫の世代に禍根を残すことを重視して原発を止めるべきだというのも、多くの人々、特に女性の共感するところだ。
私自身も3・11福島原発事故までは、安全性に注意しながら原発は活用するという立場だった。福島原発事故を体験した後、考えを180度変え、世界から原発をなくすべきと考えて行動している。
常識ある人ならば当然考える「脱原発」に今なお強く抵抗している人がいるのはなぜだろうか。ほとんどの政治家の「子孫のためによい世界を残したい」というが、その同じ人が原発維持・推進を言うのはなぜか。
従来、原発反対を超え高に叫ぶ人は「変わり種」というレッテルを張られ、学界、政界、マスコミなどの主流から外されてきた。今も山本太郎氏がドラマ番組から干されている。こうした社会的雰囲気を意図的に作ってきたのが原子力ムラだ。
若い政治家にとって、「変わり種」というレッテルを張られ、主流から外されることは避けたいという気持ちが働くのは私自身の経験からもよくわかる。小泉氏は自民党内で「変わり種」と言われ続けながら、総理になった珍しい存在だ。
ぜひ小泉氏には、自民党の中に「変わり種」と呼ばれようとも、国民の常識に沿って「原発ゼロ」を主張する議員を増やしてほしい。私は私の立場で、草の根からの原発ゼロの声を国政に反映させる道を拡大するため努力していきたい。
引用元。
2013年10月31日 |
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2013年10月25日 朝刊
自民党の保守系有志議員が二十四日、結婚していない男女間の子(婚外子)の遺産相続分を、法律上の夫婦の子(嫡出子)の半分とする民法規定を違憲とした最高裁決定に関する勉強会を国会内で開いた。違憲判断を受けた法改正について、拙速な党内手続きに反対する方針を決め、来週にも家族制度の在り方を考える議員連盟を設立することも確認した。
政府が目指す今国会中の民法改正は波乱含みとなっている。
勉強会には、西川京子文部科学副大臣や木原稔防衛政務官ら約二十人が出席した。民法改正に関し「家族制度が壊れる」「正妻の子と愛人の子を同じ扱いにしていいのか」との異論が噴出した。
自民党は、憲法改正草案に「家族の尊重」を明記した経緯があり、勉強会に参加した若手議員は「保守政党として家族を重視する姿勢を打ち出すべきだ」と強調した。
一方、自民党の高市早苗政調会長は二十四日夜のBS11番組で「日本の家族観に合った規定だと思っていたので、ものすごく悔しいが、最高裁で違憲判断が出た以上、政府は民法を改正する責務がある」と述べ、早期改正が必要との認識を示した。
自民党は二十五日に法務部会を開催し、民法改正案を議論する。部会幹部は「了承を取り付ける時期はまだ決められない」としている。
最高裁大法廷は九月、民法規定を「法の下の平等を定めた憲法に反する」と判断した。政府はこの規定を削除する法改正を急いでいる。
早期改正を求める公明党幹部は自民党内の議論について「時代遅れだ。生まれた時点で不平等な扱いを受けるのはおかしい」と指摘した。 |
2013年10月31日 |
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プレスクラブ (2013年10月25日)
遠隔操作ウイルス事件続報 「検察は片山氏の単独犯行かどうか分からないと言った」
片山被告弁護団会見
遠隔操作ウイルス事件で起訴、勾留中の片山祐輔氏の弁護団が10月25日第6回公判前整理手続きを受けて記者会見を行い、依然として片山氏の犯人性の証拠を提出しない検察側の姿勢を批判した。
佐藤博史弁護士は、この日検察側は一部で片山氏の携帯電話から(江の島の猫)の写真が復元されたと報道されたことについてそのような証拠は存在しないことが検察側から明示されたと語った。
佐藤氏はまた、検察側が今回の事件が片山氏の単独の犯行か複数犯によるものかは分からないと主張していることも明らかにした。
引用元。 |
2013年10月31日 |
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インタビューズ (2013年10月24日)
インタビュー:清水勉氏(弁護士・日弁連秘密保全法制対策本部事務局長)
10月25日、閣議決定され、国会の提出された特定秘密保護法案については国民の知る権利への侵害などが問題視されている。
政府は、国の安全保障を守るためには、一定の秘密権限は不可欠だと言うが、日弁連で秘密保全法制対策本部の事務局長を務める清水勉弁護士は、そもそもこの法案の真の目的は政府の公式説明とは別のところにあると指摘する。
警察の裏金問題などに詳しい清水氏は、今回の特定秘密保護法の真意は、政府の公安権限の拡大にあると言う。その理由はこうだ。
秘密保護法では、防衛、外交、スパイ活動、テロの4分野に関連した情報が秘密指定の対象になると定められているが、そもそも現行の法制度の下でも防衛と外交の分野では政府は情報を秘密にする権限を持っている。
つまり、今回の法制化で政府が新たに手にする権限は、スパイ活動やテロに関連した公安情報を秘密にする権限なのだと、清水氏は言うのだ。
国会に提出された法案の問題点とそこから見えてくる政府の隠れた意図などを、ジャーナリストの神保哲生が清水弁護士に聞いた。
引用元 |
2013年10月31日 |
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秘密保護法案 「定義」、行政裁量で 外部チェックのすべなく
http://mainichi.jp/select/news/20130914mog00m010001000c.html
「秘密」の内容を、厳罰を設けてまで秘密にするものかどうかのチェック機能はない。
米国では大統領が安全保障などに関する機密を指定する。だが、機密の指定と解除、さらに内容をチェックする仕組みが明確になっている。米国立公文書館にある情報保全監察局が適切な機密指定かどうかを見極める責務を負い、局長には機密の解除請求権が与えられている。
これに対して、今回の特定秘密保護法案では、防衛相や外相、警察庁長官らが指定し、解除の必要性も行政機関に委ねられている。外部チェックが想定されていないのだ。
この法案の最大の問題点はここでしょうね。
この仕組みの下では、行政側が、秘密にしたいものを秘密に指定し、それに対する様々なアクセスを「厳罰」という威嚇により遮断することになり、アクセスの中には、取材など正当なものも多々含まれますが、
一網打尽にブロックすることになって、国民による行政の持つ情報へのアクセスが阻まれるという、情報公開の流れに逆行する、秘密主義へと大きく舵を切ることになってしまいます。
取材の自由を尊重する、といった規定を盛り込んでも、単なるお題目に終わる可能性が高く、違法性、著しい不当性を持つ取材のみ処罰する、といった規定を設けても、どこまで行けば違法なのか、著しく不当なのか、大きな曖昧さがあり、正当な取材、情報に対するアクセスへ、大きな萎縮的効果を与える可能性が高いでしょう。
そもそも、「取材」とそうでないものとの線引きも、現在のように、例えば個人のブロガーが様々な情報収集をしてブログにアップするような時代においては明確には区別しがたく、区別できないままでの強権的なブロック、遮断は、大きな禍根を残すことになってしまいます。
秘密を出すべきでない側の、内部者に対する徹底した秘密保持対策や、必要かつ合理的な処罰規定があれば、それにくわえて、外部者へのことさらな処罰、それも厳罰が、そういった重大な問題を抱えてまで必要とは考えられませんし、考えるべきではないと思います。
日本を、戦前、戦中のような、怯えながらの生活を強いられる、暗い、陰うつな国にしてはいけない、ということを、広く国民は認識しなければならないでしょう。
引用元。
特定秘密保護法案の全文 16:26
http://www.asahi.com/articles/TKY201310250345.html
今日の朝日朝刊に全文が出ていて、ウェブ上でも出ていたので、目を通してみました。特に「罰則」に注目したのですが、かなり危険なものがあると感じましたね。
年内中に、前に児童ポルノ関係でやったように、議員会館内で講演をする予定(あくまで予定)になっているで、網羅的な検討はそこで行うとして、いくつか気付いた点を挙げておきます。
第二十四条 第二十二条第一項又は前条第一項に規定する行為の遂行を共謀し、教唆し、又は煽動した者は、五年以下の懲役に処する。
2 第二十二条第二項に規定する行為の遂行を共謀し、教唆し、又は煽動した者は、三年以下の懲役に処する。
ここで、「共謀」罪が出てきて驚きましたが、共謀罪の危険性については、
暴力団やテロリスト集団の犯罪対策 「共謀罪」創設法案 通常国会に再提出へ政府 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20130924#1380010450 やそこで引用した過去のエントリーでも繰り返し述べてきた通りで、共謀、というものを広く捉えることで、投網をかけるように、「特定秘密」にアクセスしようとする(アクセスする側にはそのような特定秘密かどうかはわかりませんから恒常的に疑心暗鬼に陥ることも避けられません)様々な人々が、共謀の嫌疑を受け、逮捕、勾留されたり家宅捜索を受ける、ということが頻発する恐れがあるでしょう。中には起訴される人が出てくる可能性がありますが、現在の裁判実務における共謀の認定は、
暴走する(?)「共謀」概念 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060423#1145799880
でもコメントしたように、かなりの緩さがありますから、推認、推認と詰められて有罪、となってしまう可能性も、起訴されれば大きく出てくるでしょう。
共謀段階で捉えて一網打尽にしようという公安警察による監視、内偵といったことも、より広がる可能性が高く、そのような監視社会化へとつながる危険性もはらんでいると思います。
上記のように、「煽動罪」も新設されようとしていますが、これは、教唆罪のように、ある程度特定された人に犯罪遂行を決意させるような行為でなくても、例えば、インターネット上で不特定多数に対し、「国民の利益を損ねる行政機関の情報は広く公開して世に問うべきだ」「内部告発して国民の真の利益を図るべきだ」と呼びかけるような行為が煽動と評価される可能性があります。
国民の表現の自由へ与える影響、萎縮的効果には軽視できないものがありそうです。
公明党が、入れさせたと自慢している
(この法律の解釈適用) 第二十一条 この法律の適用に当たっては、これを拡張して解釈して、国民の基本的人権を不当に侵害するようなことがあってはならず、国民の知る権利の保障に資する報道又は取材の自由に十分に配慮しなければならない。
2 出版又は報道の業務に従事する者の取材行為については、専ら公益を図る目的を有し、かつ、法令違反又は著しく不当な方法によるものと認められない限りは、これを正当な業務による行為とするものとする。
ですが、基本的人権云々という箇所は、よくある、ありふれた表現で、これがあるから実効的な何かがあった、という話は聞いたことがありませんし、「十分に配慮」というのも、捜査機関が「十分に配慮しました」と言えば、配慮していなくてもそれで終わってしまう、その程度のものでしかなく、気休めにもならないでしょう。
「出版又は報道の業務に従事する者の取材行為」に限定する方法論にも、そもそも問題があります。業務として行っていなくても、ブロガーなど、不特定多数に事実を伝えようとする人は増えてていて、そういった人々を排除することが妥当とは思われません。
「法令違反」というのも、例えば、午後5時以降は部外者立入禁止とされる役所に午後5時以降入って取材する行為は建造物侵入罪に該当するから法令違反になってしまうのか(国策捜査の対象にされればそうなりそうですが)、「著しく」不当な方法、という、その著しさはどうやって認定するのか、どこで線引きするのか、極めて曖昧模糊としたものがあります。
ざっと見ただけでも、こういった点に気がつくくらいですから、このまま成立したら、大変なことになりかねないと強く懸念されます。
引用元。 |
2013年10月31日 |
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集団的自衛権で日米軍事同盟の実行目指す安倍内閣
伊藤力司 (ジャーナリスト)
7月の参議院選挙で国会のねじれを解消した安倍晋三首相は、オバマ米大統領の要求に応えて「戦争のできる日本」を実現するための第一歩として、特定秘密保護法案と国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案の2法案を、今度の臨時国会で採択させようと、強引な国会運営を策動している。
これは67年間にわたって日本に定着してきた平和憲法を掘り崩そうとする恐ろしい陰謀である。
安倍首相は、集団的自衛権の発動は憲法9条に反しないと考える、いわゆる“有識者”を集めた私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇、座長柳井俊二元駐米大使)を再スタートさせ、同様な見解を持つ小松一郎前駐仏大使を内閣法制局長官に任命するという人事を発動した。
これは国民の過半数が反対する9条改憲をスキップし、集団的自衛権は違憲ではないとする強引な憲法解釈によって、自衛隊を米軍の補完戦力として「地球の裏側」まで派遣することを辞さないという姿勢を示すものだ。
秘密保護法案は1980年代に、時の中曽根政権が意図した「スパイ防止法案」が当時の広範な反対運動によって廃案になって以来、ほぼ30年ぶりに装いを変えて再登場した危険極まりない代物である。
これは日米軍事同盟を実行させようと躍起になっているアメリカからの強い圧力を受けて、今度こそ「決められる政治」をやって見せようとする安倍政権が、オバマ政権に忠誠を示して見せるテストケースである。
続きはこちら。 |
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2013年10月30日(水)
2013年10月30日(水)放送
出演者中村 圭子 さん
子どもたちを夢中にし続けてきたヒーロー「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんが94歳で亡くなった。絵本の累計出版部数は6800万部、88年からアニメ化され2千ものキャラクターを生み出したアンパンマンは、まさに「国民的ヒーロー」だ。
困っている人に自分の顔を食べさせるという特異なヒーローが生まれた背景には、やなせさん自身の戦争体験に裏打ちされた「正義」への信念があった。
長い下積みを経て、57歳で花開いた苦労人でもあったやなせさんが、最後の瞬間までこだわり続けた「正義」と「生きる希望」。詩人としての側面にも光をあてながら、未発表資料と証言で知られざる最晩年の姿に迫る。 |
2013年10月30日 |
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新聞・テレビ・雑誌から |
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2013年10月29日 朝刊
単純ミスによるトラブルが続く東京電力福島第一原発の現場環境の改善に向け、原子力規制委員会の田中俊一委員長と東電の広瀬直己社長が二十八日、初めて面談した。東電側が作業員確保が難しくなっていることを率直に認めるなどいくつか前進はあったが、面談が本当に改善のきっかけになるのかどうかはまだ分からない。 (岸本拓也、片山夏子)
これまで東電は、福島第一の作業員は基本的に足りていると強調してきた。東電社員も退職者が増え、下請け作業員も長引く収束作業で、被ばく線量が増え、原発を離れる人が増えてきたのに、ずっと「足りている」を繰り返してきた。
この日、広瀬氏は一転して「作業員の確保が非常に困難になっている」と認めた。敷地全体の放射線量をもっと下げ、全面マスクなしに過ごせる場所や休憩場所も充実させることなどを約束した。
ただ、作業員が集まらない理由は、線量だけでなく、コスト削減で作業員の待遇が悪化していることも大きな原因だ。広瀬氏は、東電全体で社員を福島第一に回し、人員を確保する対策も明らかにしたが、下請け作業員を含めた長期的な人材確保、待遇改善に向けた具体論までは話し合わなかったようだ。
一方、規制委にとって、面談のもう一つの大きな目的は、福島第一の収束もままならぬ東電が、果たして柏崎刈羽原発(新潟県)をきちんと運用する能力があるかどうかを確かめることだったはず。
しかし、再稼働問題について「話は出なかった」(広瀬氏)というばかりで、密室の場で、どういう話になったのかははっきりしない。同席した規制委事務局の池田克彦長官は「まず福島第一をどう改善するか、結果で示してほしい。それを見て考える」と述べるにとどめた。
今後、福島第一の現場の環境改善をどうチェックし、どう判断されれば柏崎刈羽の審査を進めるのか。両トップの面談からはうかがい知れなかった。 |
2013年10月30日 |
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東日本大震災・原発 /
新聞・テレビ・雑誌から |
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NHK経営委員に“お友達”ズラリ 安倍政権の露骨すぎる言論介入
2013年10月28日 日刊ゲンダイ 掲載
NHKの松本会長もアングリだ
「皆サマ」から「安倍サマ」のNHKにする気なのか。安倍政権が示したNHK経営委員の人事案には、首相の“お友達”がズラリ。
経営委はNHKの最高意思決定機関で、会長の任命権など強い権限を持つ。来年1月に任期が切れる会長人事をにらみ、日本最大の放送機関を「安倍カラー」に染めようとする狙いはミエミエだ。
秘密保護法案で国民の「知る権利」や「報道の自由」を奪おうとする中、安倍のさらなる露骨な言論介入は民主主義への挑戦である。
<なぜ傍観しタレ流しているのか、この国の大新聞>
NHKの経営委員は国会同意人事だ。衆参両院に提出された新任委員の顔ぶれは、JT顧問の本田勝彦氏(71)、哲学者の長谷川三千子氏(67)、小説家の百田尚樹氏(57)、海陽中等教育学校長の中島尚正氏(72)の4人。安倍とは全員親密な仲で、思想的にも極めて近い。よくもまあ、これだけ偏った考えの持ち主を集めたものだ。
「本田氏は安倍支援の保守系財界人の集まり『四季の会』のメンバー。東大生の頃に小学3、4年生だった安倍氏の家庭教師を務めた。
東大卒後に当時の日本専売公社に入社し、00年にJT初の生え抜き社長となり、06年まで務めました」(経済ジャーナリスト)
長谷川氏は「オンナは子を産み育てよ」がモットーで、少子化を口実に家父長制の復権を公然と唱える保守論客だ。
百田氏は「永遠の0」や「海賊とよばれた男」のベストセラー作家で、安倍も作品の愛読者のひとり。「探偵!ナイトスクープ」の構成作家という経歴から、単なる「おもろいオッチャン」と思ったら大間違い。いわゆる「自虐史観」を一貫して批判し、ある月刊誌で「安倍政権の最も大きな政策課題は憲法改正と軍隊創設」と言い切ったバリバリの軍国主義者だ。
中島氏が校長を務める「海陽学園」は次世代のリーダー育成を掲げる全寮制の中高一貫校。副理事長を務めるJR東海の葛西敬之会長は、本田氏と同じ「四季の会」の一員だ。葛西氏は財界きっての原発推進論者で、NHKの松本正之会長に不満タラタラだという。
「『アイツは国益に反する放送をしてけしからん』とボロクソに言っている、と雑誌に書かれました。松本会長はJR東海の元副会長で、葛西氏自身が3年前にNHKに送り込んだ。脱原発に転じた小泉元首相が『NHKが震災後に放送した海外ドキュメンタリーを見たのがきっかけ』と発言したのも、元部下への不満に火をつけた。
中島氏は、葛西氏の意向に従った“松本降ろし”の刺客でしょう」(財界関係者)
恐ろしいのは、これだけ保守色の強い面々がNHKの首根っこを掴んだことだ。会長選任には経営委員12人のうち9人の同意が必要だ。新任4人が反対すれば「拒否権」が発動される。
安倍やその取り巻きの意に沿わない会長は、簡単に葬られてしまう。
「つまり、安倍首相や偏った思想の“お友達”が、NHKトップの人事を左右し、公然と公共放送を乗っ取ろうとしているのです。狙いはひとつ。放送法第1条に定められた『不偏不党』の原則をかなぐり捨て、NHKの報道姿勢を権力の思うがままに操ること。
安倍色に染まった会長の下で、原発推進の一大キャンペーンや、反中反韓の偏向報道だって始まりかねません。
戦中の大本営発表を想起させる言論封殺の危機なのに、大手メディアの追及は鈍すぎます。民主主義の基盤である『言論の自由』を抹消する動きを、絶対に許してはいけません」(元NHK政治部記者で元椙山女学園大教授の川崎泰資氏)
安倍ファッショは、すでに始まっている。 |
2013年10月30日 |
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2013年10月30日
インタビューに答える河野洋平元衆院議長=29日午後、都内の事務所
河野洋平元衆院議長は29日、神奈川新聞社の取材に応じ、政府が国会に提出した特定秘密保護法案について「われわれが思っている以上に、はるかにさまざまな立場、体験から不安を持つ人が多い。
そのことをきちんと考え、慎重に議論すべきだ」と述べ、今臨時国会での成立にこだわらずに議論を尽くすべきだとの考えを示した。安倍政権の安全保障政策の進め方に対しても苦言を呈した。
政府・与党は同法案の今国会での成立を目指しているが、機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んでおり、国の情報統制強化につながるとの指摘が出ている。
村山内閣や小渕内閣で外相を務めた経験を持つ河野元議長は、同法案への賛否について「審議が進んでいない」として留保した。その上で、「外国との間で極めて重要な情報として聞かされるものはある。それはそれなりに守る方法はある」と述べた。
安倍政権の安全保障政策については「日米安保関係は戦後何十年も議論を積み上げ、国民の理解と一緒に進んできた。そこから前のめりに飛んでいくと、国民の意識から離れる」と指摘。
政府の有識者会議が、外交・安全保障戦略の指針となる「国家安全保障戦略」や集団的自衛権の行使容認をめぐる法的基盤について議論を重ねていることに関しては、「委員の選び方が恣意(しい)的。
その結論と称して自分の目標を導く手法で、国会審議をジャンプすることになりかねない。国会の手順を経ないで大きな国策が変更されることはあってはならない」と苦言を呈した。 |
2013年10月30日 |
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将来的確保は不透明 第一原発廃炉の人員
福島民報
東京電力の相沢善吾副社長は28日、東電福島第一原発の廃炉作業に向けた人員確保について、「2年、3年先など現在の仕事の延長線上では見通しがついているが、中長期的には非常に心配」とし、将来的な作業員の確保が不透明であるという認識を示した。同日、楢葉町の東電福島復興本社で開かれた定例記者会見で述べた。
相沢副社長は、東京五輪関連や景気回復などで、今後、国内で作業員の需要が高まる可能性について触れ、「きつい現場で働く人材をいかに確保するかを考えなければならない」などと述べた。
作業員確保のための手当の割り増しについては「現時点では考えていないが、今後検討するべき課題の一つ」とした。
2013/10/29 11:31
5、6号機廃炉の可能性 福島第1
河北新報
東京電力の石崎芳行副社長(福島本社代表)は29日、福島第1原発の汚染水対策として、5、6号機の地下に汚染水を移送する検討をしていることを明らかにした。
専門家は「原子炉建屋の地下全体に移送するとすれば、原発として使えなくなる」と、廃炉を前提とした発言ではないかと受け止めている。
石崎副社長は福島県庁で記者会見し、「あり得ないくらいの大雨まで想定し、5、6号機の地下が使えないか、幅広い対策を検討している」と話した。
廃炉自体については「検討中」と述べるにとどめた。
京大原子炉実験所の小出裕章助教は「原子炉建屋やタービン建屋は地下でつながり、一度、汚染水を入れれば再稼働できない」と指摘している。移送先を地下の圧力抑制室「サプレッションチェンバー」に限れば廃炉は回避できるが、受け入れ容量は限定的だという。
5、6号機の廃炉をめぐっては、安倍晋三首相が9月、「事故対処に集中するために廃炉を決定してほしい」と東電に要請し、広瀬直己社長が「年内に判断する」と回答していた。
5、6号機は東日本大震災発生時は定期検査中で、6号機の非常用電源で燃料の冷却を続け、事故を免れた。現在は運転を停止している。事故を起こした1~4号機は廃炉が決まっている。
2013年10月30日水曜日
倒壊家屋の撤去始まる 浪江の避難指示解除準備区域
福島民報
浪江町の避難指示解除準備区域で28日、東日本大震災で倒壊した家屋の撤去作業が始まった。双葉郡の避難区域では初めて。
住民の一時帰宅の安全確保や帰還に向けた準備を進めるのが目的で、環境省は、町内で災害廃棄物の仮置き場や仮設処理施設の設置が決まったことなどから着手した。震災で全壊、大規模半壊した町内の建物は同省が確認しているだけで49棟ある。このうち、道路をふさぐなど危険性が高い民家5棟の撤去工事を町内の建設業者に発注した。
初日は権現堂、幾世橋両地区の計2棟で作業した。権現堂の倒壊家屋の中には家族の思い出の品が残されており、約10人の作業員がバールなどを使い手作業で崩れた壁などを解体していた。
町内でガソリンスタンドを営む第5区行政区長の叶経道(つねみち)さん(52)は「ようやくの一歩。さらに下水道工事などインフラ整備を早急に進めてほしい」と話していた。
撤去作業は1棟1週間ほどで終える。撤去した廃材は建設業者の管理地で保管する。同省によると、町内の災害廃棄物は17万8000トン、片付けごみは3万8000トンを見込んでいる。
2013/10/29 11:10
モデル除染開始 双葉の帰還困難区域で
福島民報
環境省は28日、双葉町の帰還困難区域でモデル除染を開始した。初日は双葉厚生病院で作業員約50人が除草や建物壁面の拭き取り作業などを行った。
対象地域は双葉厚生病院一帯の4・2ヘクタールと、ふたば幼稚園などの2・6ヘクタール。建物や道路、生活圏から20メートル以内の森林を除染する。
年間積算線量が50ミリシーベルトを超える帰還困難区域のモデル除染は、浪江町内でも行われている。環境省は両町の線量低減の結果を年内にまとめ、高線量地域における効果的な除染法の確立を目指す。
2013/10/29 11:00 カテゴリー
双葉町で始まった除染作業(環境省提供) |
2013年10月30日 |
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(2013年10月30日午前7時03分)
福井県が全国の原発立地自治体に先駆けて「廃炉・新電源対策室」を設置した。県内の商業用原発は高経年化(老朽化)が進み、いずれ廃炉時代に突入する。廃炉作業の安全性を確保し、廃炉ビジネスの可能性を探るべく国内外の知見を集め課題を整理するのが目的。
ただ、古い原発を新しいものに置き換えるリプレースや新電源の開発も業務に入っており、原子力政策全般にわたって国に提言する”てこ”にするのがもう一つの狙いとみられる。
■■進む老朽化
県内の商業用原発は13基のうち8基が運転開始から30年を超えている。35年超で数えると6基、このうち40年超は3基ある。改正原子炉等規制法で新たに定められた運転年数は「原則40年」。最長20年の延長も可能だが、「特別点検」を行い原子力規制委員会の審査をクリアしなければならない。
40年を超えているのは日本原電敦賀1号機と関西電力美浜1、2号機。格納容器が小さい敦賀1号機は、東京電力福島第1原発1号機と同型で、冷却システムも全く同じ。2016年までの運転しか予定していないこともあり、再稼働する可能性は極めて低い。
関電は安全審査を規制委に申請している大飯3、4号機と高浜3、4号機の再稼働に全力を挙げており、他のプラントまで手が回らないのが現状。特に運転40年前後の美浜1、2号機や高浜1、2号機の申請は後回しになる公算が大きく、いつ再稼働できるか見通しは全く立っていない。
比較的新しくても敦賀2号機のように直下の破砕帯が活断層と認定されたり、新規制基準を満たすことができなければ廃炉に追い込まれる可能性が出てくる。県は「特定の原発の廃炉を見越してはいない」としているが、電力会社がいつ廃炉を判断しても対応できる体制を整え始めたとも受け取れる。
■■複雑な方程式
県は1977年に原子力安全対策課を新設。専門部署を自治体がつくるのは全国初で、事業者を厳しく監視し国への提言も行ってきた。廃炉関連の対策室をいち早く立ち上げたのも「国や事業者にもの申すには最先端の知見の収集を今やっておかないといけない」(櫻本宏安全環境部長)と考えるからだ。
エネルギーバランスの重要性をたびたび強調する西川知事は「廃炉問題や新しい電源をどうするかという国の議論がなかなか見えない。情報を収集、研究しエネルギー政策に反映されるよういろんな提案をしていく」と説明。廃炉とリプレースや新増設はセットで考えるよう示唆している。
リプレースなどに対する国の方針は再稼働の行方にも影響する。年数が古い美浜原発は再稼働のハードルが高く、地元ではより安全性の高い新型炉の建設を求める声もある。リプレースが認められるのなら、古い原発の再稼働を断念し、後継炉を建設する判断もあり得るということだ。
美浜町を地盤に持つ吉田伊三郎県議は「リプレースするには将来的なエネルギーの位置付けを明確にすることが必要。原子力の比率を一定程度保つなら、新しい場所への建設は難しく、リプレースが現実的な案になってくる」と指摘する。
再稼働にリプレースや新増設の方向性が絡むことも予想され、関電のある幹部は「国が原発を何基動かすのかを含めて複雑な方程式」と語る。電力各社は、年内に取りまとめられるエネルギー基本計画で示される方針を注視しながら対応していく構えだ。 |
2013年10月30日 |
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入札不調、震災後最大 4~9月の岩手県発注工事
河北新報
岩手県がことし4~9月に発注した工事705件のうち113件で入札不調が発生したことが29日、県の復興本部員会議で報告された。
入札不調の発生割合は16%で、東日本大震災以降の同期比で最大となった。災害公営住宅の整備工事で不調が目立つほか、防潮堤工事など大規模工事でも不調が出始めている。
県建設技術振興課によると、4~9月発注の工事の入札不調の割合は2011年度4%、12年度8%だった。本年度は人手や資材の不足に加え、企業が11、12年度に受注した工事が完了していないために新たな工事を受注できず、入札不調が発生しやすくなっている。
今後は7、8月の大雨被害に伴う復旧工事の発注が内陸で本格化するため、沿岸でさらに入札不調が増える可能性もあるという。
県は工事の主任技術者の配置基準を緩和するなど、入札不調の解消に努めている。被災地の企業と被災地以外の企業で構成する「復興JV(共同企業体)制度」を、被災地以外の企業同士でJVを組めるように変更することも検討している。
2013年10月30日水曜日 |
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政府・与党が検討している福島復興加速化案の全容が29日、分かった。年間積算放射線量が50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」について、帰還まで長期の時間がかかることを明確にした上で、移住先で住宅を確保できるよう賠償金を手厚くする。
政府が事実上、「帰還できない」との見通しを示し、移住による生活再建を促すことにつなげる。避難した被災者の「全員帰還」を原則としていた対策を、大きく転換させることになる。
東京電力福島第1原発事故の被災地の避難区域は、線量に応じて、帰還困難区域(対象住民2.5万人)▽居住制限区域(2.3万人)▽避難指示解除準備区域(3.3万人)--に分類される。
政府・与党は、これらの地域ごとに、帰還までどれだけの時間がかかるかの見通しを示すことを検討。
特に、帰還困難区域は長期になりそうで、これらの区域の住民には、何年後にどの程度の放射線量になりそうか、今後何年間は帰宅が難しいか、といった見通しを政府が明確に示し、住民の判断材料にしてもらう。移住による生活再建も新たに選択肢として示す。
同時に、困難地域以外に除染などの資金を集中させ、早期帰還を後押しする。早期帰還ができる区域は、除染とインフラ復旧に全力をあげ、病院の診療再開や商業施設の整備など生活再開の基盤も整える。
東電による賠償額の引き上げも検討する。東電は現在、住んでいた住宅の価値を基に住宅の賠償金を算出しているが、新居購入には足りないケースが多い。
このため、新居を確保できる水準に賠償額を引き上げるほか、賠償の終了時期(終期)を決めると同時に一括で支払って生活資金の確保につなげたり、賠償総額の見通しを示したりすることで、自立を促す。
一方、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設は「費用の確保を含め国が万全を期す」として1兆円規模の建設費に国費を投入する。
財源については「復興財源は使わず、エネルギー施策の中で追加的・安定的な財源確保に努める」とし、電気料金に上乗せされている電源開発促進税を軸に検討する。事故処理費用を東電に負担させるとしてきた方針の転換となり、議論を呼びそうだ。 |
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夢を見るのが生きていく方法
ジョニーはゲイであることをカミングアウトした。
一部引用・・
ジョニー
前のオリンピックからふり返ると、
いろんなことに挑戦しては失敗し、
そこからなにかを学んでは、
また挑戦して失敗するというような感じで。
それは、競技でもそうだし、
競技以外の私生活についてもそうだし。
でも、そうやって経験を重ねていくのはいいことだし、
そもそも失敗できる余地があるというのは、
とっても恵まれてると思う。
全文はこちら。 |
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郷原信郎 2013年10月26日
阪急阪神ホテルズ問題、「自爆」を招いた会社側の「無神経」
結語引用
しかし、ホテル、レストランにおける料理の提供は、単なる「食品の販売」ではなく、施設の雰囲気、シェフやソムリエ、給仕接客態度、料理の味・外観なども含めて客に満足を与える総合的な商品・サービスである。同じ阪急阪神ホテルズが経営する施設であっても、一つひとつに個性があり、客との関係、メニューの作り方も異なるはずだ。
メニュー表示と食材に関して問題を把握したのであれば、個々の施設ごとに、事例ごとに、事実関係と問題の大きさの程度を調査・確認し、個別の実態に適合した丁寧な措置をとるべきだったのではなかろうか。
それを、一般的な食料品の製造・販売をめぐる問題のようにとらえ、「大企業のコンプライアンスの論理」で画一的に取扱い「表示と異なる食材の使用」として事実を公表し、代金を返金する措置をとった。
そのような阪急阪神ホテルズという企業のコンプライアンスの「無神経さ」が、危機を拡大させた最大の原因と言えるではなかろうか。
全文はこちら。
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10月21日 20時20分
牛田正史記者・松井裕子記者
一部引用・・
今、教育現場が直面している新たな課題が、臨時採用、つまり非正規雇用の教員の増加です。
全国の公立の小中学校で、今年度、6万3000人余りに上り、自治体によっては6人に1人を占めていることが文部科学省のまとめで分かりました。
十分な研修を受けられないまま、担任に就くケースも出ていて、教育の質の確保が課題となっています。
社会部の牛田正史記者と松井裕子記者が報告します。
増加する“臨時採用教員”
教員には3つの雇用形態があります。
▽正規採用のほか、▽臨時採用と▽非常勤講師です。
臨時採用は、出産や病気で休職する教員に代わって働く人で、原則1年未満の雇用が前提です。
退職者などを即戦力として雇用することを想定していて、正規採用と同じように担任も受け持ちます。
非常勤講師は、短時間勤務で音楽など一部の教科だけを教えます。
臨時採用と非常勤講師、いわゆる非正規教員は年々増えていて、中でも文部科学省は臨時採用の教員の増加に問題があるとみています。
平成17年度から全国の公立の小中学校の状況を調べているのですが、「臨時採用」の人数は、ことし5月1日時点で6万3695人と8年前の1.3倍に増えていることが分かりました。
全文はこちら。 |
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2013年10月29日(火)
雑誌『ちくま』11月号。池上彰。から引用。
画面クリックで拡大します。
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2013-10-22 07:40
東日本大震災の地震と津波は、およそ1万6000人の命を奪い、福島原子力発電所での事故の影響で、約16万人が避難生活を余儀なくされた。
事故から2年が経過したが、警戒域内に自宅がある被災者は、今も月に1回しか帰宅が許されていない。
チェコのiHNed紙は、町の風景や人々を撮影したロイター通信の写真を掲載した。
その中には、立ち入り禁止となった警戒区域に一人留まり、牛50頭、猫2匹、犬、ポニー、ダチョウなどの世話をする松村直登さんの写真がある。
松村さんは、動物たちを最後まで見届けたいと語る。
双葉町の中心街の入り口には、「原子力明るい未来のエネルギー」と書かれた看板が掲げられており、皮肉と悲劇を感じさせる。
写真は、荒廃した被災地や人々の様子を伝えており、強く、そして深く心に訴えかけている。
写真はクリックすると拡大します。
The Voice of Russia[21.10.2013, 14:56]
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2013/10/28 12:46
原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、東京電力の広瀬直己社長を呼び、福島第1原発で相次ぐ汚染水漏れへの対応について認識をただした。田中委員長は「極めて憂慮すべき事態だ。徹底的かつ長期的な計画で臨んでほしい」と述べ、作業員の被ばく線量を減らすための除染などを実施するよう要請した。
広瀬社長は今後の第1原発への対応に、柏崎刈羽原発のほか火力や水力部門も含め全社的に人員を回し、必要なコストも惜しまないと説明した。
一連の汚染水問題で田中委員長が直接、広瀬社長から話を聞くのは初めて。 |
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naokinさんのブログから引用。
ここ4年間で一度しか風邪をひいていない。
ほかにないからこれがぼくの唯一の自慢である。実をいえばそれまで年に2回は風邪をひいていた。すぐにこじらせ、高熱や咳に悩まされていた。それがひかなくなったのだから、自分でもびっくりである。
かといって4年前に比べ、急にウイルスやストレスがなくなったわけじゃない。だとすればなにか理由があるに違いない。タバコをやめたから? バナナを毎日摂っているから? いまだにWiiFitをやっているから・・?
あとで専門家に聞いて知ったのだけど、毎日欠かさず入浴をしていたのが良かったようだ。
入浴の効果はここでいうまでもないけれど、意外と腸に良いらしい。
一日一回、温かいお湯につかり体温を上げてやることで、腸の働きを高め、免疫力がアップするんだそうだ。同時にがん細胞が成長するのも防ぐともいう。さすがに腸は意識してなかったけれど、侮れないですね。
それから、これは意識してやっていたことなんだけど、ぼくは石鹸で手を洗ったり、うがい薬でうがいをしていない。除菌だの殺菌だのといった液剤も極力避けている。
石鹸は朝晩のシャワーの時にするくらいで、外出先から戻ったり食事の前の手洗いは流水だけ、うがいはタダの水でじゅうぶんである。
皮膚常在菌というのがある。
ばい菌やウイルスから身を守ってくれている菌のことで、皮膚の脂肪を食べて生きている。脂肪を食べ、皮膚に脂肪酸の膜を張ってくれている。これが弱酸性に保ち、バリアの役目を果たす。
病原菌が皮膚で繁殖するのを防いでくれる。薬用石鹸やうがい薬はこの皮膚常在菌まで殺してしまうのだ。そのことで病原菌に対して無抵抗になり、ウイルスが感染するなど、悪い菌を繁殖させることになる。
日本はやたらと除菌シートだの殺菌スプレーなどが巷にあふれるが、これがかえって免疫をそいでいるかもしれない。
☆入浴健康法の一つに40度の温度の風呂に20分間、本を読むなどして入ると体幹から温まり、病気知らずになるというのがあります。
私は最初の10分間手の指回しを湯の中でやり、残りの10分は般若心経を4回称えています。
また夏は半身浴{腰湯}をやります。臍のちょっと上まで張った40度の湯に、下半身をつけて30分。入る前と入って10分ほどの時に水を飲みます。5分もすると頭から顔から上半身全体に発汗します。 サウナに行かなくても、もっと効率のいいサウナだと思っています。
入浴時間は個人差があるので、最初から20分とか30分にすることはありません。少しづつ慣れればいいと思います。また時々はさぼってもいいくらいの方が長続きします。 |
2013年10月29日 |
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5675票の差で当選。
☆自民、公明、民主の相乗りでも票が伸びなかった。
1位当選者が投票総数の過半数を取れない場合は、2者による決選投票という選挙制度が他国にはあるが、もしその制度なら久元さんは神戸市長になっていないだろう。
民意を正確に表すのであれば、決選投票制度を日本でも採用すべきだと思う。
神戸市はこれで戦後68年、そしてまた新たな4年間を元お役人さまが市長を務めることになった。神戸市の患部幹部職員さんたちと神戸市出入りの業者たち、神戸市の旦那衆はさぞ安堵の吐息をついたことだろう。 |
2013年10月29日 |
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29.10.2013, 00:05
北京および中国北部全域は28日、濃いスモッグに覆われた。同国気象庁は、この先3日はスモッグが分散することはないとの予報を出している。
中国北部では大気汚染の最悪のレベルを示す黄色の警戒令が発令されたほか、北京では大気の1立方メートルあたりのスモッグの微粒子の量が342ミリグラムを示した。
これだけの大気汚染数値はかなり危険度が高く、市民らには自宅待機または予防措置をとるよう勧告されている。多くの市民がガーゼのマスクを着用しているほか、より神経を払う市民はカーボン・フィルターつきの産業用マスクをつけている。 |
2013年10月29日 |
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2013年10月28日(月)
38歳まで水俣病の認定申請を避けてきたという「語り部の会」会長の緒方正実さん(55)は水俣病で祖父を亡くし、自身や家族が次々と病気で苦しんできた経験を語り、「決して水俣病は終わっていないことを知ってください」と話した。
これに対し、天皇陛下は「本当にお気持ち、察するに余りあると思っています。やはり真実に生きるということができる社会をみんなで作っていきたいものだと改めて思いました」と話し、「今後の日本が、自分が正しくあることができる社会になっていく、そうなればと思っています」と約1分間にわたってゆっくりと予定外の長い思いを語った(事前に「お言葉」が用意された行事以外で、天皇陛下がこのように時間をかけて思いを口にするのは異例)。
◇天皇陛下の感想全文
どうもありがとうございます。本当にお気持ち、察するに余りあると思っています。
やはり真実に生きるということができる社会をみんなで作っていきたいものだと改めて思いました。
本当にさまざまな思いを込めて、この年まで過ごしていらしたということに深く思いを致しています。
今後の日本が、自分が正しくあることができる社会になっていく、そうなればと思っています。
みながその方に向かって進んでいけることを願っています。
「水俣病は終わっていない。天皇、皇后両陛下も同じように思われるからこそ私たちと懇談されたはずです」と、両陛下と懇談した劇症型の水俣病で父を早くに亡くし、偏見や差別に苦しみ続けた語り部の会副会長の吉永理巳子(りみこ)さん(62)=同市明神町=は言葉に力を込めた。
また、語り部の会の一人で、母の胎内で水銀に侵された胎児性水俣病患者の前田恵美子さん(59)が、「3歳のころ 急にしゃべれなくなり 歩けなくなった」と、生い立ちや病気を抱えながら生きる日々をつづって作詞した歌「ピンクの花が好き」が披露された。両陛下は地元の音楽家、柏木敏治さん(58)の歌に聴き入り、大きな拍手を送った。前田さんは「私の気持ちは両陛下に伝わったと感じました」と話した。
◇ピンクの花が好き 作詞・前田恵美子◇
そう私は私らしく生きるだけ そうピンクのきれいな花が好き
人前で話をするのは苦手だけど でも子供は好きだから 話せるかなと思って語り部になった
チッソにはこれといった憎しみは無いけれど こんな私でよかったのかしら
3歳のころ 急にしゃべれなくなり 歩けなくなった
網元の漁師だった大好きなおじいちゃんは 9年間寝たきり たばこに火をつけるのが私の役目だった
潮風が吹く明神で生まれ育ち 近所の子供とままごとしたり学校ごっこしたり
小学校には少し遅れて入ったけど 親がいじめを心配したみたい
でも私は大丈夫 やられたらやりかえすから
そう私は私らしく生きるだけ そうピンクのきれいな花が好き
いろんな人たちと出会ったリハビリステーションセンター
まっすぐ歩く練習をしたり コップに水を入れる訓練をしたり あまりうまくできなかったけど ずいぶん勇気づけられた
そう私は私らしく あまりくよくよしないこと
チッソはどう思いますかってよく聞かれるけれど 私はいじめられなかったから
体は不自由になったけど 心は傷つけられなかったからかな 親がそういうことを心配して守られていたのかな
今はミサンガを作ったり 花を育てたりハウスでマンゴーも作ってる
写真を撮るのが好き お酒も好きだし歌も好きよ
そう私は私らしく あまりくよくよしないこと
そう私は私らしく生きるだけ そうピンクのきれいな花が好き 花が好き
全文と写真はこちら。 |
2013年10月28日 |
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2013年10月25日
東京電力福島第1原発の排水溝の放射性物質濃度が上昇した問題で、東電は24日、汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの排水溝の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり最大14万ベクレル検出したと発表した。
水は23日に採取、過去最高値だった22日採取分の5万9000ベクレルに比べ2.4倍と、さらに急上昇した。
14万ベクレルを検出した地点は、タンク群を南北に走る排水溝の1地点。同地点から下流70メートルの地点でも5万ベクレルを計測し、18日採取分の3万ベクレルを上回った。上流80メートルでは1万5000ベクレルを検出、21日の測定に比べ約35倍に急上昇した。
8カ所の水を貯水槽へ移送 東電「台風の緊急措置」
東京電力は24日、福島第1原発の地上タンク群を囲む計8カ所の堰(せき)にたまった水を地下貯水槽2カ所に移送した。
同型の別の地下貯水槽では4月に漏えいが相次ぎ、貯水槽の使用を中止した経緯があり、東電は、移送先としての使用は台風27号の接近に伴う豪雨時の「緊急措置」としている。
地下貯水槽2カ所のうち、1カ所には堰6カ所の水を移送した。放射性物質のストロンチウム90は1リットル当たり29~970ベクレル検出、いずれの堰の水も原子力規制庁が了承したストロンチウム90の排出基準の10ベクレルを超えている。
残り1カ所の地下貯水槽には、16日の台風26号接近時と20日の大雨の際に水を移送した堰2カ所から再び入れた。
(2013年10月25日 福島民友ニュース)
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2013/10/27 00:40
事務所に集まった支援者の前で頭を下げる樫野孝人氏=27日夜、神戸市中央区加納町4(撮影・宮路博志)
事務所に集まった支援者の前で頭を下げる樫野孝人氏=27日夜、神戸市中央区加納町4(撮影・宮路博志)
「役所の代表ではなく、市民の代表を」。会社社長樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)は市民派を強調し、3党相乗りの元神戸市副市長久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)=自民、民主、公明推薦=に迫ったが、わずかに届かなかった。
前回の同市長選でも約7900票差で惜敗。雪辱を期し、この4年間で積んだ行政職の実績を強調し変革を訴えたが、組織の壁は厚かった。(小川 晶)
「相手は、役所ぐるみの巨大な戦力だ」。矢田立郎市長が後継指名した久元氏を強く意識した選挙戦だった。助役(副市長)出身者が市長を担い続ける市政を「64年間の鎖国」と批判し、民間の経営力の重要性を訴えた。
中盤に入り、劣勢が伝えられると、明快で大胆な政策を強調した。華々しい三宮の再開発や「ポートピア2018」構想。中学3年までの医療費無料化、学童保育の延長など生活に密着した公約も具体的に挙げた。
市政変革を求める市民の受け皿となり、インターネットの積極的な活用で終盤に猛追。しかし、現実的な訴えを無難な表現でまとめる久元氏を突き崩すまでには至らなかった。
3党相乗りという組織力に対し、樫野氏はみんなの党の支援にとどまり、懸案だった支持基盤の弱さが最後まで響いた。
午後11時すぎ、三宮の事務所に姿を見せた樫野氏は、支援者に深々と頭を下げた。「前回は『何となく樫野』。今回は『樫野じゃないとダメ』になったが、私の考えや政策を伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。
報道陣から、今後について問われると、「全くの白紙」と答えた樫野氏。途中で言葉に詰まり、200人を超すボランティアから「頑張れ」と声援や拍手が飛ぶ。「みんなに会えてよかった」とほほ笑んだ。
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2013年10月28日 |
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2013/10/27 19:38
共同通信社が26、27両日に実施した全国電話世論調査によると、政府が今国会に提出した特定秘密保護法案に反対が50・6%と半数を超えた。
賛成は35・9%だった。慎重審議を求める意見は82・7%を占め、今国会で成立させるべきだとする12・9%を上回った。
東京電力福島第1原発の汚染水漏れに関し「全体として状況はコントロールされている」との安倍晋三首相の説明を「信頼できない」とした人は83・8%で、「信頼できる」は11・7%だった。 |
2013年10月28日 |
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■ 『from 911/USAレポート』第650回 「ケネディ大使着任に当たって、日米関係の当面の課題は?」 ■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)
オバマ政権になって以来、日米の間には切迫した懸案が表面に出るということはあ りませんでした。何度か首脳会談があり、また「2+2」という外交・防衛担当大臣 の会合があり、更には担当の国務副長官による実務的な外交も続いていますが、両国 の世論を揺るがせるような課題というのは発生することなく推移しています。
勿論、沖縄の普天間移設の問題は難題です。
ですが、この問題に関しては日米に緊 張があるというのは、「板挟みが面倒だ」という東京の論理であって、アメリカの軍 事・外交当局は問題の本質は理解しているように思います。
事故防止のために普天間は移設したい、解決策としては辺野古で行く、だが辺野古 に反対が多いのは承知している、反対派が日米関係より日中関係を重視しているわけ では「ない」のも承知していて反対意見に対しては低姿勢で臨むことを確認している、 全体的に米国側では軍事費のコストダウンを強烈に進めなくてはならないが沖縄での 軍事バランスを動かす意図は全くない、これがオバマ政権の立場であると思います。
更に大きく、日米中の「三カ国関係」についても姿勢は明確です。
尖閣をめぐる日 中の問題では日本側を支持、南シナ海での中国の島嶼支配と海洋支配には反対、その 一方で中国との経済関係は変更しない、中国が開かれた社会へソフト・ランディング することへの支持と支援は惜しまない、その限りにおいて日中の双方が積極的にこれ 以上関係を悪化させることには反対する、この位置からオバマ政権は動いていません。
この問題に関しては、アメリカの広範囲な世論は積極的な関心は持ってはいません が、この方針に関して特に異論はないし、アメリカの世論一般の日本に対する好印象 というものは変わっていないと思います。
ですが、この間、日米の間には重たい懸案事項が少しずつ累積しているように思い ます。
ケネディ大使が着任した後には、こうした問題への取り組みが期待されます。
それは「核戦略」を中心とした問題です。この問題は、核の平和利用という観点と 軍事的な核抑止力の維持、更には核拡散の防止という三つの問題に分かれるのですが、 日本をめぐる現状はこの三点が複雑に絡み合っているのが現状です。
平和利用というのは勿論、原子力エネルギーの利用の問題ですが、ここへ来て日本 の政界や世論には「脱原発」という動きが加速しているようです。
野党系の人々だけ でなく、小泉元首相や安倍首相夫人の言動などが少しずつ世論に浸透しているのと、 福島第一原発の廃炉過程における地下水のコントロールが上手く行っていない問題が 重なる中で、安倍政権としても「再稼働」には極めて慎重になっています。
問題は複雑です。このまま「脱原発」となれば各電力会社は「資産である原発の価 値をゼロにしなくてはならない」ことになり、これは各企業としては財務的な苦境を 意味することから、公的資金を入れた「原発国有化」をやって廃炉をすることになり ます。
その場合に世論が「カネを出す」ことには反対してしまうと、最悪の場合はエ ネルギー政策が立ち往生することもあり得ます。そこで株価なり景気がパニックにな ると、過度の円安から化石エネルギーの輸入に支障を来す中で、本当に電気の供給に 問題が出る可能性があるわけです。
それはともかく、アメリカが問題視しているのは、仮に日本が「脱原発」を進める、 その中でMOX燃料の使用もブリーダー(高速増殖炉)の推進も止めてしまうことに なると、日本が保有している膨大なプルトニウムが「国際法の枠組みとして違法状態」 になるという問題です。
少なくとも日米二国間の原子力協定を見直すことは必要にな って来ます。 別に、日本としては好きでプルトニウムを保持しているのではないのですが、原発 の使用済み核燃料対策に加えて、資源の少ない日本国が化石燃料に依存しないで国家 として存続するために必要なことだとして、いわゆる「核サイクル」を構想として推 進してきたわけです。アメリカは「プルトニウムの拡散阻止」を非常に厳格な国策と して掲げていますが、日本の場合は核武装をする可能性がないことで二国間の協定で 容認してきたわけです。
ですが、日本が「脱原発」で「MOXは燃やさないし高速増殖炉の研究開発も止め る」ということになると、これを見過ごすことはできないことになります。瞬時に日 米が緊張するということはないと思いますが、仮に第三国が「イヤミ」を言い始める とアメリカとしては期限を切らざるを得ないことになるでしょう。
この間に、安倍首相が国連総会で「非核三原則を国際社会に誓約する」とか、アメ リカの核抑止力を間接的に支持する立場から見送ってきた「核兵器不使用宣言」に突 然加わったりしています。
党内という意味でも、世論という意味でもタカ派的な勢力 に支えられている安倍政権が、極めて明確な「反核姿勢」を打ち出しているわけで、 一見すると不自然ではありますが、その背景にはこの問題があると思います。
こうした「脱原発」と核政策の問題に加えて、核抑止力の問題があります。日米は 核抑止に関して、アメリカの「核の傘」に加えて「MD(戦略ミサイル防衛)」とい う方策で自国並びに同盟国が核攻撃を受けることを抑止するという考え方を取ってき ました。
この「傘」と「MD」というのは報復力によって仮想敵の自制を促す一方で、万が 一先制された場合は撃ち落とすという二重の防衛体制であり、基本的にはアメリカと その同盟国を包括して防衛する戦略だと言えます。
ですから、「傘」と「MD」のカ バーする範囲というのは重なっているわけです。 欧州の場合は、基本的にロシアを対象に西欧をカバーすることになりますし、アジ アの場合は中国の巨大な核兵力には「傘」と「MD」で対抗しているし、北朝鮮が核 ミサイルを完全に保有することを前提に、こちらに対しても「傘」と「MD」で対抗 しているわけです。
ですが、一つ問題が出てきているのは韓国の動向です。冷戦期以来、日米と韓国は 事実上の軍事同盟として大きく歩調がずれることはありませんでした。ですが、ここ へ来て韓国は、日米によるMDには参加を渋ってきています。
理由としては、高額な コスト負担の問題、そして北朝鮮に至近である韓国には余りメリットがないというこ とで、とりあえずこうした動きを日米は静観しているわけです。
この問題は、表面的にはそれ以上でも以下でもありません。ですが、仮に今後の韓 国の外交姿勢として、より中国に接近して日米に距離を置くようになるとか、北朝鮮 の核開発を曖昧なままにしておいて、仮に南北が統一した場合は「核保有国」になる という選択肢を「数%だけ残しておく」という姿勢が顕著になるようですと、話は変 わってきます。
勿論、この問題が深刻になるとしてもそれは、問題が現状よりもはるかに深刻かつ 顕著になった場合であり、現時点で日米と韓国の間で核戦略における緊張があるわけ ではありません。
ですが、このまま日韓関係が悪化の一途を辿るようですと、真剣な 調整が必要になってくると思います。現時点では、両国にはやや関係改善の兆しがあ るので、このままズルズルと行くわけではないと思いますが、かと言って日米韓に中 ロを加えた五カ国が北朝鮮に「六者会合」の開催を迫るような「一枚岩」の状態から は遠いわけで楽観はできません。
日本としては、六者会合を復活させ、その一方でMDの枠組みに韓国が戻るように 持っていくことで、北朝鮮の核武装の意図を断念させるとともに、将来南北韓国が統 一された場合に朝鮮半島の非核化が保証されているという状態を実現させなくてはな りません。
こうした核戦略の問題というのは、そうは簡単に動かないように見えますが、例え ばこの間、アメリカ社会が「政府閉鎖と債務上限」の問題で大騒ぎをしている間に、 オバマ政権は大きな2つの外交問題と向き合っています。
一つは、イランのロウハニ 新政権による軟化を受けて、核開発に対する査察拡大を受け入れてきたことに反応し て、「制裁緩和」の動きを開始しています。その一方で、エジプトの軍政に対しては、 軍事援助の打ち切りを決定するなど基本的には「緊張緩和を進めつつ、アメリカの関 与を軽減する」という方向で動いています。
これは決して無視できない動きであり、シリアの化学兵器問題を最終的には「諜報 合戦での宿敵」ロシアとの外交で当面の落とし所へ落としたことと合わせて、オバマ =ケリー=ヘーゲルの体制が動き出している証拠とも言えます。
朝鮮半島を巡る問題に関しても、もしかしたらオバマ政権としては「緊張緩和」へ と大きく状況を動かす方向で出てくるかもしれません。現状では日韓の関係悪化がネ ックになっていますが、この点に関しても動いてくるように思われます。アメリカは、 今回の「債務上限、政府閉鎖」のバトルでも明らかなように、財政規律に関しては極 めて敏感になっています。
そんな中で、軍事費の削減に関しては与野党の立場はかなり近くなっています。中 東への関与に関しては、民主・共和の両党に「関与を強力に継続すべき」だというグ ループが存在しますが、アジアに関しては「もっとカネをかけて米国の覇権を維持す べき」という政治的な勢力はありません。アジアにおける米国の軍事プレゼンスに関 しては「影響力低下は困るが、コストダウンは是非やりたい」というのは国策として 合意事項であると見て構わないでしょう。
そうであるならば、宿命的な構造があり米国も深くコミットしている「日中」に比 べれば「日韓」については、関係が悪化することによる米国の不利益は明らかであり、 改善することのメリットも明らかです。この問題は、米国の対日外交のテーマになっ てくると思われます。
ところで、この欄でも何度かお話したように、ケネディ新大使は既に広島、長崎を 訪問していることを明言しており、もしかすると「オバマ大統領の広島・長崎献花」 の実現へ向けて動くかもしれません。安倍政権の首相による非核三原則発言、そして 核不使用宣言という動きも、これを後押しする格好になっています。
ですが、仮に日韓関係が険悪な状態で、オバマの「広島・長崎献花」という話が進 むようですと、韓国側から反発の声が出る可能性があります。つまり、日本の軍国主 義を叩いた原爆投下は正義であり、アメリカ側が謝罪のニュアンスを持つ行動をする ことには反対という種類の声です。
残念ながら韓国ではこうした「史観」というのは以前からあり、そのために在日韓 国人被爆者への慰霊という行動も、長い間できなかった経緯があります。現在は広島 の平和公園の一角に在日韓国人犠牲者の慰霊碑がありますが、その建立に至るには紆 余曲折があったことが知られているのです。
ですが、この21世紀の今日に、仮にアメリカ側でケネディ大使なりホワイトハウ スから「大統領の広島・長崎献花」という動きが出た際に、韓国側から改めて反発が 出たとしたらどうでしょうか?
この間、様々な歴史認識における応酬がある中で、 日本国内では「嫌韓意識」のようなものが広がりを見せていますが、それでも同じ西 側のイデオロギーを共有する中で、最低限の好意的なものは残っていた訳です。です が、仮に韓国から露骨な形で「原爆投下肯定論」のようなものが噴出したとしたら、 日本国内の「嫌韓」が激しく反応してしまう可能性があります。
ケネディ大使が仮に「オバマの広島・長崎献花」ということを真剣に考えていくの であれば、またそれに安倍政権が応えてゆくのであれば、その際には日韓関係が現状 より改善しており、更に改善の勢いがついているということは必要条件になってくる と思います。
いずれにしても、日本をめぐる「核」の問題は、エネルギー政策で「脱原発を進め るのか?」「その場合にプルトニウムをどうするのか?」「そもそも全原発の資産価 値を減算した場合に、電力会社の財務的基盤は維持できるのか?」という問題がまず あります。
そして「MDによる東アジアの核抑止力構築に韓国をどう組み込むのか?」 「北朝鮮の核問題に関して不拡散という原則を貫くためにどうしたらいいのか」とい う問題には日韓関係の改善がどうしても必要です。 ケネディ大使という人個人の役回りは、こうした「広義の核問題+日韓関係」とい う複雑な方程式にいきなり首を突っ込むようなものではないかもしれません。
ですが、 大使着任を契機として、また内政問題が一段落するのを待って、オバマ政権はこうし た問題について日本とのコミュニケーションを強化してくると思われます。
こうした点に関して、安倍政権は印象論としての右派政権から、事実上は中道政権 にシフトを始めたように見えます。求心力維持の観点から、日本国内ではそうした姿 勢を明らかにはしていませんが、やがて日本国内でも世論に対して、核戦略について、 そして日韓関係の改善について立場を明確にしてゆかねばならない状況になると思い ます。
---------------------------------------------------------------------------- 冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ) 作家(米国ニュージャージー州在住) 1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。 著書に『911 セプテンバーイレブンス』『メジャーリーグの愛され方』『「関係の空 気」「場の空気」』『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』『チェンジはどこへ 消えたか~オーラをなくしたオバマの試練』。訳書に『チャター』がある。 最新作 は『場違いな人~「空気」と「目線」に悩まないコミュニケーション』(大和書房)。 またNHKBS『クールジャパン』の準レギュラーを務める。 ◆"from 911/USAレポート"『10周年メモリアル特別編集版』◆ 「FROM911、USAレポート 10年の記録」 App Storeにて配信中 詳しくはこちら ≫ http://itunes.apple.com/jp/app/id460233679?mt=8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集部より 引用する場合は出典の明記をお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JMM [Japan Mail Media] No.763 Saturday Edition ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【発行】 有限会社 村上龍事務所 【編集】 村上龍 【発行部数】101,417部 【WEB】 ( http://ryumurakami.jmm.
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2013年10月28日 |
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2013/10/27 20:02
特定秘密保護法案を先取りする「防衛秘密」を管理する防衛省が、2011年までの5年間に廃棄した秘密指定文書は計約3万4千件に上ることが27日、同省への取材で分かった。
一方、02年に防衛秘密の指定制度を導入して以来、指定が解除されたのは1件だけにとどまる。
文書が廃棄されてしまえば何が指定されたか、指定は妥当だったかの検証は不可能。指定解除の少なさも併せ、政府の情報公開の姿勢が問われている。
防衛秘密は、00年に発覚した元海上自衛隊3佐による情報漏えい事件をきっかけに、定められた。 |
2013年10月28日 |
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