2012年06月20日(水)
原子力基本法の基本方針に 「安全保障に資する」と加える改正案の撤回を求める 2012年6月19日 世界平和アピール七人委員会 武者小路公秀 土山秀夫 大石芳野 池田香代子 小沼通二 池内了 辻井喬 衆議院本会議は、先週の6月15日に「原子力規制委員会設置法案」を可決した。この法案は、政府が国会に提出していた「原子力規制庁設置関連法案」に対立して自民・公明両党が提出していたものであり、この日に政府案が取り下げられて、自民・公明両党に民主党も参加した3党案として、衆議院に提出され、即日可決され、直ちに参議院に送られて、この日のうちに趣旨説明が行われたと報じられている。 新聞報道によれば、265ページに及ぶこの法案を、みんなの党が受け取ったのは、この日の午前10時であり、質問を考える時間も与えられなかったといわれている。 世界平和アピール七人委員会は、この法案の中に、説明なく「我が国の安全保障に資する」という文言が加えられたことについて、ここに緊急アピールを発表する。 国会議事録はまだ公開されていないが、自民党の資料によれば、「原子力規制委員会設置法案」の第1条には、「この法律は、・・・原子力規制委員会を設置し、・・・国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的とする。」と書かれている。 我が国の原子力関連の個別の法律は、すべて日本国憲法のもとにある原子力基本法の枠の中で作られている。周知のとおり、原子力基本法の基本方針(第2条)は「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。」となっていて、歴代政府は、日本国憲法に抵触しない原子力の軍事利用ができないのは、この法律に抵触するからだとしてきた。 しかし、「我が国の安全保障に資する」という文言は、わが国の独立に脅威が及ばぬように、軍事を含む手段を講じて安全な状態を保障することに貢献すると読む以外ない。このことに気が付いたためと思われるが、今回衆議院を通過した「原子力規制委員会設置法案」の附則第11条は、原子力基本法の一部改正にあてられている。 それによると、原子力基本法の基本方針に、第2条2を追加し、「2 前項の安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」と改定するというのである。 「我が国の安全保障に資することを目的として、安全の確保を行う」という文言は何を意味するのであろうか。具体的になにを行おうとするのか全く理解できない。 国内外からのたびかさなる批判に耳を傾けることなく、使用済み核燃料から、採算が取れないプルトニウムを大量に製造・保有し、ウラン濃縮技術を保持し、高度なロケット技術を持つ日本の政治家と官僚の中に、核兵器製造能力を維持することを公然と唱えるものがいること、核兵器廃絶への世界の潮流に反して、日本政府が米国に対して拡大抑止(核兵器の傘)の維持を求め続けていることを思い浮かべれば、原子力基本法第2条の基本方針の第1項と第2項の間に、矛盾を持ち込んで実質的な軍事利用に道を開くという可能性を否定できない。 国会決議によって、平和利用に限り、公開・民主・自主の下で進められてきた日本の宇宙研究・開発・利用が、宇宙基本法の目的に、「わが国の安全保障に資すること」を含めることによって、軍事利用の道を開いたことを忘れることもできない。 さらに、「基本法」は憲法と個別法の間にあって、個別法より優先した位置づけがされていることを考えれば、個別法の附則によって基本法の基本方針を、討議せずに変更することはゆるされない。 世界平和アピール七人委員会は、原子力基本法と原子力規制委員会設置法に、何らの説明なく「我が国の安全保障に資する」という表現を含めようとする計画は、国内外から批判を受け、国益を損ない、禍根を残すものと考え、可決にむけて審議中の参議院において直ちに中止することを求める。 連絡先:世界平和アピール七人委員会事務局長 小沼通二 メール: mkonuma254@m4.dion.ne.jp ファクス: 045-891-8386 URL: http://worldpeace7.jp |
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岡田氏、閣議記録公開を検討 有識者会議新設へ 2012年6月19日 19時45分 東京新聞(共同) 岡田克也副総理は19日午後の記者会見で、閣議や閣僚懇談会の発言内容に関し、情報公開を検討するため有識者会議を新設する方針を明らかにした。「閣議は議事録や議事概要を作成していないが、果たしてそれでいいのか。後世に意思決定の経緯が分かるようにするのは非常に重要だ」と述べた。 関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を判断した野田佳彦首相と関係閣僚の会合など、閣僚らで構成する他の関係会議も検討対象とする。 岡田氏は一定期間を置いた後の公開が望ましいとの見解を示し、その理由を「自由に議論される必要がある」と説明した。 一方、藤村修官房長官は慎重姿勢。 ☆公務の会議は全て議事録が取られ、いずれ公開するのは民主主義国家運営の基本ルール。当事者である官房長官がウンという訳はない。 しかし官僚にとって不都合な記録公開は必ず実現しなければならない。 |
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全首長が配備反対 オスプレイで41市町村本紙調査 2012年6月20日 琉球新報 ことし8月にも米軍普天間飛行場への配備が予定されている、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて琉球新報は19日、県内41市町村長と市町村議会議長を対象に配備の是非などを聞いたアンケートを実施し、全てから回答を得た。 その結果、全市町村長が配備に「反対」と回答。県民大会開催は39市町村長と全議長が賛同、2村長だけ「どちらともいえない」と答えた。配備計画や事故の説明をめぐる日米両政府の対応については全市町村長が「不適切」とし、両政府の対応に対する批判や不満のコメントをした。 同機種の配備に対し、全県的な反対の意思があらためて示された。県民大会開催に向けた動きが今後、加速するとみられる。 県民大会開催に39市町村長が賛同。志喜屋文康恩納村長と下地昌明多良間村長は「どちらともいえない」と答えた。理由はそれぞれ「中身が分からない中で回答できない」「離島市町村で参加できる状況になく、身近な問題でもない」とした。 配備に反対し計画の撤回や見直しを求める議会決議は既に県内40市町村議会が可決しており、残る伊是名村議会も20日に可決する見通しで、全市町村議会の反対決議が出そろう。 アンケートは電話や面談で実施。市町村長にはオスプレイ配備と県民大会開催への賛否、日米両政府の配備計画や事故に対する説明が適切かどうかを質問し、議長には県民大会への賛否のみを聞いた。 |
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【私説・論説室から】 「暗黒捜査」ではないのか 2012年6月20日 東京新聞 検事による虚偽の捜査報告書問題について、小川敏夫前法相が十九日の参院法務委員会で法務省を徹底追及した。刑事局長は捜査中を理由に事実確認を拒んだが、身内に甘い処分を決めるようでは、とても検察立て直しどころではない。 問題の報告書はインターネットで流出している。私も入手して読んでみたが、ひどいものだ。全部がデタラメと言っていい。 たとえば冒頭で「あなたは被告人の立場だから取り調べに応じる義務はないと伝えた」と記している。ところが、調べられた石川知裕衆院議員(小沢一郎民主党元代表の元秘書)の録音記録によれば、調べた田代政弘検事は石川氏に隠し録音していないかどうか尋ねただけだった。 その後で一月の取り調べ状況のやりとりなどが記載されているが、これも録音記録には一切、出てこない。架空の記述である。 それだけではない。当時の東京地検特捜部長に宛てた副部長名による別の報告書も虚偽部分を引用している。報道によれば、この報告書を書いたのは実は特捜部長自身だったという。 前法相は質疑で田代報告書自体も田代検事以外の別人によって手が加えられていた可能性を示唆した。 これでは二重、三重のデタラメではないか。「暗黒捜査」の怖さを感じる。法務・検察当局はどう始末をつけるつもりなのか。厳正な捜査に基づく法的処分が必要だ。 (長谷川幸洋) |
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他社原発から受電ゼロなのに 東電購入費1000億円 2012年6月20日 07時00分 東京新聞 東京電力が、東北電力と日本原子力発電(原電)の原子力発電所から購入する電力量が今後三年間はゼロとなる見込みなのに、年間一千二億円の購入電力費用を家庭向け電気料金の値上げ原価に入れていることが分かった。十九日開かれた東電の値上げの是非を検討している内閣府の消費者委員会で、東電が示した。委員からは「到底納得できない。減額の努力をするべきだ」との異論が相次いだ。 東電は、東北電力の東通原発1号機(青森県)と女川原発3号機(宮城県)、原電の東海第二発電所(茨城県)から、電力を購入する長期契約を結んでいる。契約期間は原発の運転開始から終了まで。 前回、料金原価を算定した二〇〇八年度は、二社から約百六億キロワット時の電力を購入し、約一千億円を支払った。今回の原価算定期間となる一二年度から一四年度では、購入している三原発の再稼働の見込みはないとしているが、年平均の購入電力料は〇八年度より、約二億六千万円増えた。 東電によると、原価算定期間中の運転を見込んでいない原発でも、電力を受け取る東電側は維持運営や安全対策に必要な費用の一部を負担する契約になっているという。購入する電力量がゼロでも料金が増えた理由について、東電は「東日本大震災による安全対策費などが、かさんだため」と説明した。 委員からは「受電していないのに一千億円を支払うことに、長期契約だから『ああそうですか』とはならない。消費者に丁寧に説明するべきだ」「費用の内訳がないと、納得できない。原電などにもコスト削減を要望するべきではないか」といった厳しい意見が相次いだ。 この問題は東電の値上げを審査している経済産業省の審議会「電気料金審査専門委員会」でも、委員から「契約内容を公開するべきだ」との声が上がっている。 消費者委員会はこれまで三回にわたり、東電と経産省から聞き取りをした。委員長の河上正二・東大大学院教授は取りまとめ案として、公的資金の投入企業として、人件費や福利厚生費のさらなる削減▽燃料費の負担増を原価にすべて反映させる仕組みの見直し-などの点を指摘した。 |
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小沢氏ら造反も視野 民主が3党合意了承 (2012/06/20) 岩手日報 民主党は19日、消費税増税関連法案をめぐる自民、公明両党との3党合意を了承した。全議員を対象に開いた政策調査会の合同会議で前原誠司政調会長は「私に一任してもらう」と宣言し、質疑を打ち切った。その後の政調役員会で了承を確認した。小沢一郎元代表に近い増税反対派らは猛反発。野田佳彦首相は国会会期末の21日に衆院採決・可決する日程を目指しているが、小沢氏らは造反する構えで、規模が焦点だ。 【東京支社】民主党の合同会議で前原誠司政調会長が消費税増税関連法案の修正合意について一任を取り付けたことを受け、県選出国会議員は「このような終わり方は禍根を残す」と痛烈に批判した。同法案に反対する小沢一郎元代表の支持グループは、採決での造反も視野に野田佳彦首相への揺さぶりを強める構えだ。 ☆大手メディアへは報道規制がかかっているのか、あるいは自己規制か噴火しそうな造反の報道は少ない。御用新聞に載らなくても地方紙は新聞の使命を果たしている。 以下の記事はFunnyだが、真実を突いている。 「小沢系」造反議員と AKB48指原莉乃さんにおける「処分」の考察 一部引用・・ 総選挙が頻繁にあるAKBのほうがファンの期待に真剣に応えている 「小沢系」の議員を巡って政局に関心が集まることは、霞ヶ関の官僚集団にとっても好都合だ。小沢系が注目を集めなくなって、民主党と自民党が手分けして、官僚と慣れ合っているかのごとき様子ばかりがよく見えるよりはいい。 かくして、事前打ち合わせのあるプロレスにも、ヒール(悪役)と多少の流血が必要であるように、「小沢系」の存在は大いに役立っているではないだろうか。二度にわたった野田・小沢・輿石の三者会談で、法案の行方とその後のストーリーについて、お互いに確認していないとは想像しがたい。 いい大人が二度も集まって、建前の自説を主張し合って時間を潰していた、などということがあるはずがない。プロレスラーがお互いの命と生活を守りながら戦って見せるように、周到に打ち合わせしたにちがいない。 AKB48の歌と踊りのような動きの一体感はないが、むさくるしい政治家たちの劇も予定調和の脚本付きで上演される「商売」であり、彼らは仲間なのだ。 ただし、「総選挙」が頻繁にあるぶんだけ、AKB48の方がファンの期待には真剣に応えているように見える。 全文はこちら |
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海自たちかぜ隊員自殺訴訟:隠した文書「ある」と国、原告側が提出命令申し立て 2012年6月19日 神奈川新聞 海上自衛隊横須賀基地の護衛艦「たちかぜ」所属だった男性隊員の自殺は、元先輩隊員のいじめが原因として、遺族が国などに損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が18日、東京高裁(鈴木健太裁判長)であった。国側は、情報開示請求の対象文書であるにもかかわらず、理由を示さず開示してこなかった文書について、初めて存在を認めた。 存在が明らかになった文書は、原告側が開示請求をしていた計8点のうち7点。そのうち、艦長が、男性隊員の自殺直後に遺族が護衛艦を訪れた時の様子をまとめ、上級司令部に報告した文書については「行政文書」として保管していることを認めた。 また、自殺した男性隊員を恐喝していたとする元先輩隊員への聞き取りメモや、自宅待機を命じられた元先輩隊員と、別の乗員との電話でのやりとりをまとめたメモなど他6点については「個人メモ」もしくは「手控えメモ」として残されていることを明かした。 文書については、元国側指定代理人の海自3等海佐(45)が「いじめの実態を示す文書を隠している」と告発した陳述書によって、指摘されていた。 原告側は「実態解明に必要」と主張し、証拠として文書の提出を求めたが、被告側が応じなかったため、同日、原告側は高裁に対して、提出命令を口頭で申し立てた。高裁は次回期日までに、申し立てを認めるかどうかを判断する。また、陳述書を提出した3佐の証人申請は、次回期日に採否を判断するとした。 原告側代理人の岡田尚弁護士(67)は「真実を明らかにするためには重要なもので、提出されないのはおかしい」と話した。 |
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2012年6月14日 田中秀征 国民の安全より既得権者を守る 原子力安全行政へ最後の警告 原発事故による災害には他の災害と比べて顕著な3つの特徴がある。 それは、被害が①局地的なものではないことと、②一時的なものではないこと。そして③人間の判断や対応によっては阻止できる可能性がある。 放射性物質は風に乗って世界を覆い、波に乗って7つの海を汚染する。それどころか、幾万年もの後世の人々にも災害をもたらす危険性もある。 要するに、大地震や大津波の発生は防ぐことができなくても、原発事故による災害はわれわれの判断によって相当程度防ぐことができるのだ。 私は、今回の福島第一原発の事故は“人災”だと心得ている。人災とは、言うまでもなく、人間の努力によっては未然に防ぐことができた災害である。今回の事故は明らかにその1つだ。 「なぜ原発事故が起きたか」より 「事故後の政権対応」が重視される不思議 さてこのところ、民間事故調、政府事故調、国会事故調などの報告が相次いでいるが、その調査、検証の重点が、「原発事故後の政権の対応」に傾き過ぎている印象を受けるのは私だけではないだろう。肝心の「なぜ原発事故が起きたか」をもっと徹底的に検証する必要がある。そうでなければ、早晩再び原発事故を招くことにもなりかねない。 原発事故を招いた原因は、①われわれが安全性より経済性を重視してきたこと、②安全性の追求や確保に関わる行政の体制に致命的な欠陥があったという点にある。 こう考えると、野田佳彦首相の大飯原発再稼働の拙速な判断は、大きな間違いと言わざるを得ない。 「安全性」より「経済性」優先 事故から何も学ばぬ対応 まず第一に、首相は、この期に及んでもなお経済性を安全性に優先させている印象を受ける。 首相は6月8日の記者会見で「原発を止めたままでは日本社会は立ち行かない」、「国民生活を守るために」再稼働が必要だと言明した。このような発言は、事故前の関係者の発言と何ら変わらないではないか。 しかし、電力不足や発電コストなどは重要問題であることは認めるが、それらはこの際の再稼働の理由にはならない。 なぜなら、そんなわれわれの原発に対する経済偏重の姿勢が今回の事故を招いた根本的な原因だからだ。野田首相のような対応では、事故から何も学んでいないことになる。 原発が停止すると経済や生活に大きな負担がのしかかることは、誰でも言われなくても判っている。それでも世論調査では節電に「がまんする」と言う人が7、8割に達するのだ。それは、政権の安全性に対する認識や努力が強く疑われているからである。 国民の間で日に日に募る 原子力安全行政への不信感 また、政権の原子力安全行政に対する不信感も根強くある。 野田首相が消費税増税に夢中になるあまりか、この4月に発足するはずであった「原子力規制庁」が、未だ設置法さえ成立していないのが現状だ。しかも、修正段階で次々と骨抜きにされている。 原発安全行政が機能麻痺してきた最大の要因は、官僚が電力会社に天下りしてきたからである。そんな官僚に将来の天下り先への厳しい対応を期待することはできない。監視機関のチェック機能が働かないから安全性への努力を怠ることになったのだ。 法案では電力会社と役所との人事交流、原発安全行政の独立性の確保なども「厳しさ」から「甘さ」へと修正されているように見える。 折から、6月5日の東京新聞は、かつての安全行政と電力会社との一体関係をほうふつさせる衝撃的なニュースを伝えた。 すなわち、長時間の電源喪失対策を安全指針に盛り込むことに反対した東京電力に対し、原子力安全委員会がなんと「その理由を作文してください」と頼み、その情報を隠して開示しなかったというのだ。 これでは、裁判官が被告人に判決文を書いてくれと頼むのと同じではないか。驚くべき癒着である。 こんな事実を知ると福島原発の全電源喪失は紛れもなく人災であることがわかる。 一体、野田政権は何をしているのか。 暫定的な安全基準に照らし、「政治判断」によって再稼働に走る日本政府を世界は凝視しているだろう。そして、もし他国に事故が発生すれば、既得権者は、日本の甘い対応を範例とするに違いない。また、日本の将来世代も、原発事故に対するこんな甘さを踏襲することになるのを私は恐れる。 しかし日本が、この上なく厳しく対応すれば、世界や将来世代がそれを範とすることになるはずだ。 安全性に少しでも不安があれば、「がまんする」ことも辞さない多くの人たちの声に、首相はもっと耳を傾けるべきである。 |
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「反省すべきは反省」=米放射線測定データ未活用-文科相 (2012/06/19-10:21)時事ドットコム 東京電力福島第1原発事故の直後に、米国が実施した航空機モニタリング(放射線測定)のデータを、提供を受けた文部科学省と経済産業省原子力安全・保安院が住民避難などに活用しなかった問題について、平野博文文科相は19日の閣議後会見で、「政府という観点で活用していなかったのは大変残念。反省すべきは反省すべきだという認識だ」と述べた。 ☆この報道でわかるのは、情報を隠匿した事実を文部科学省として認めざるをえなかったというだけのことだ。 福島県民の被曝を少しでも減らそうという責任感がなく、任務放棄したお詫びについては一言も触れていない。 「反省すべきは反省すべきだという認識だ」とはなんという言い草だろう。 |
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憲法違反の銀行救済策 - 『東電国有化の罠』 池田信夫 2322012年06月10日 14:42 東電国有化の罠 (ちくま新書 965) 著者:町田 徹 販売元:筑摩書房 (2012-06-05) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 世間は原発の再稼働で騒いでいるが、最優先の課題は原発事故の被災地復興である。特に避難を強いられた11万人を帰宅させ、その生活を正常化する作業が重要だ。ところが万事スローモーションの野田政権は、東電を「国有化」しただけで、賠償も除染も全体計画さえ出ていない。この原因は、著者も指摘するように、経営の破綻した東電を生かしたまま賠償させる不可能なスキームに政府がこだわっているからだ。 昨年5月の段階で東電の資本剰余金・利益剰余金は2兆5100億円、使用済核燃料再処理などの引当金が1兆7600億円あり、東電を法的整理してこれを取り崩せば、政府の推定する5兆円の賠償の大部分はまかなえる。さらに長期債務が5兆円、社債が4兆5000億円もあり、債権を一部カットすれば、料金値上げや税金投入なしで賠償は十分可能である。 それなのに賠償支援機構という奇妙な制度をつくり、責任が東電にあるのか国にあるのかわからない無責任体制にした犯人は、東電のメーンバンクである三井住友銀行の意を受けて財務省の仕掛けた銀行救済策だ、と本書は指摘する。このあたりの推測は大鹿靖明氏とあまり違わないが、事故調でも明らかにしてほしいものだ。 本書のスクープは、この法案に内閣法制局が反対していたという事実だ。その理由は、事故に責任のない他の電力会社に賠償を分担させるのは財産権の侵害だというものだ。政府の説明では、負担金は「保険料」だということになっているが、事故が起きてから払う保険料などというものはない。これは当ブログでも賠償スキームが出たとき批判したが、結局うやむやのまま「奉加帳方式」の法律が成立した。法制局が違憲だと認めたのだから、他の電力会社が違憲訴訟を起こせば、確実に勝てる。 もっと深刻なのは、今の無責任体制を続けていると、そのうち賠償や廃炉や除染にかかるコストが10兆円以上にふくらんで、現在のスキームで手に負えなくなることだ。これを電気代に転嫁すると数十%の大幅な値上げになり、税金を投入すると財政破綻の原因ともなりかねない。原発を止めて何兆円も浪費している場合ではないのだ。 本書は、よくある「正義の味方」を気取った東電告発ものではなく、政官財の談合でゆがめられた東電国有化の内幕を一次情報に即して明らかにしたものだ。著者も含めて多くの専門家が指摘するように、今からでも遅くないから東電を会社更生法で整理し、法にもとづいて事故処理を進めないと、そのうち処理は行き詰まり、国民負担が莫大な規模になる。 |
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2012年06月19日(火)
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群馬へ避難 南相馬の一家 東電「津波原因」賠償拒む 2012年6月18日東京新聞 朝刊 避難したのは原発事故のためか、津波のためか。「3・11」後の避難費用などの賠償をめぐり、福島県南相馬市の住民一家と東京電力が対立している。一家は津波で自宅が流されて近所に身を寄せ、六日後に放射能を恐れて県外に逃れた。東電は「避難は津波が原因」との見解で、事故と切り離して賠償を拒否。法律家からは「避難と事故の因果関係は明らか。東電は無責任」と批判が出ている。 (中山高志) 賠償を求めたのは、南相馬市鹿島区の自営業男性(56)の一家計七人。 男性側の弁護士によると、昨年三月十一日の東日本大震災による津波で男性の自宅は流失。男性と妻、妻の母、長男家族の一家計七人は全員無事で、その日のうちに十キロ先の鹿島区内の親戚宅に避難した。津波直後に起きた福島第一原発事故は日に日に深刻化。放射能が長男家族の幼い二人の孫におよぼす影響を懸念した男性は、県外への避難を決意。三月十七日に約二百キロ離れた群馬県桐生市の別の親戚宅に移った。 男性は仕事を再開するため二カ月後に妻と南相馬市に戻り、仮設住宅で暮らす。長男家族ら五人は桐生市に残り、二重生活が続く。 一家は今年二月、避難に要した交通費や慰謝料、収入の減少分など計約三千五百万円の支払いを東電に求めるため、国の原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介を申し立てた。しかし東電側は四月、センターに提出した書面で「津波発生時点で避難生活を強いられる状況にあり、事故で群馬の避難生活を強いられたとみることはできない」と拒否。五月の口頭審理期日でも主張はほとんど変わらなかったという。 薬害エイズ訴訟を担当し、原発事故賠償問題にも詳しい保田行雄弁護士は「群馬への避難と事故との因果関係は明らかで、東電の対応はあまりに乱暴で無責任」と指摘する。 南相馬市鹿島区の男性宅と最初に避難した親戚宅は、国が避難準備を指示した旧緊急時避難準備区域の境界線(福島第一原発から三十キロ)のわずかに外側に位置する。ただ、南相馬市が事故直後に三十キロ圏外についても独自に一時避難要請をしたため、東電の賠償対象区域に含まれている。 男性によると、同様に南相馬市鹿島区で自宅を津波で失って市外に避難した住民の中には、東電に直接、賠償を求めて支払いを受けたケースもあるという。 東電は男性のケースについて、取材に「事情を踏まえ誠実に対応する」としている。 |
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非常時の危険性は福島第一原発より高いのは明白。 私が大飯原発再稼働に反対するこれだけの理由 馬淵澄夫 一部引用・・ 政府は、安全は確保されていると結論づけているが、世論調査でも明らかなように、ほとんどの国民は依然として不安を抱いている。 国民の不安は当然である。 なぜなら、福島第一原発事故の検証は終わっておらず、その原因は何であったのか、事故発生時の政府、東電の対応に問題がなかったのかについて、未だ結論が出ていない。 さらに、本来であればその検証結果に基づいて、原子力安全委員会など専門家集団によって策定されるべき安全基準は、議論すら始まっていない。 また、保安院がこれまでの安全基準の延長線上で検討した30項目の安全対策に関し、完了している対策はわずかに過ぎない。このことは、想定されているリスクすら解消されておらず、非常事態が起きる可能性が高いことを意味している。 そして、その非常事態が起きたときに十分な対応できるかという点についても、極めてあいまいだ。 大飯原発は橋梁やトンネルが連続する貧弱な一本の道路しかない。福島第一原発の場合は直轄国道である一般国道6号が近傍にあり、アクセス道路がきちんと整備されていた。したがって事故時でも様々な救援活動が可能であった。大飯原発は、半島の先端に位置しているという立地条件もあり、福島第一原発と比較しても、大地震発生時に孤立し、外部からの対応が困難となる可能性が高い、リダンダンシーの低い施設でもある。 以下全文はこちら |
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大飯再稼働 川勝知事「浜岡は別」 2012年6月17日 中日新聞 中部電力浜岡原発が立地する静岡県の川勝平太知事は県庁で記者団の取材に応じ、大飯原発の再稼働に「政府は安全性から安定供給に軸足を移し替えたという印象」と指摘。「一昨年の猛暑を基準に15%の需給ギャップというのもおかしい。今回は明らかに政治判断。安全性の観点からみると非常にあやしい」と疑問を投げかけた。 浜岡原発については「大飯原発の再稼働は何の模範にもならない。同じ経過をたどるとは受け止めていない。安全性を抜きにして安定供給はありえない」と強調した。 御前崎市の石原茂雄市長は「国と地元が関電管内の住民生活、経済活動を守るために決定に至ったと理解している」とコメント。浜岡の再稼働には「すべては中電が進めている津波対策が完了してから。国のエネルギー政策なども示されず、現時点では議論する段階に至っていない」と従来通りの慎重な立場を示した。 隣接する菊川市の太田順一市長は「安全性に不安があり、防災対策にも解決すべき問題がある。現状では市民の理解も得られるとは思えない」と浜岡の再稼働に否定的だ。 掛川市の松井三郎市長は政府に「新エネルギー政策、原子力規制庁、電力需給、使用済み核燃料の最終処分など総合的な説明が欠けている」と注文を付けた。 |
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核のごみ 地層処分ムリ 日本学術会議でも解決見えず 2012年6月18日 07時04分 東京新聞 原発から出る核廃棄物の処分場はいまだに受け入れ先が白紙だ。原子力委員会の依頼で、日本学術会議(会長・大西隆東大大学院教授)が解決の糸口を探るため二年前に議論を開始。 だが今月上旬に出した結論は、地下深くに埋める現行の処分方針では安全性の確保も受け入れ先を見つけるのも難しく、方針転換が必要との内容で、一から考え直すことを提起した。近く報告書をまとめるが、将来に負の遺産をつけ回す原発の最大の問題点があらためて浮かんだ。 (榊原智康) 毎時一五〇〇シーベルト(一五〇万ミリシーベルト)と人がわずか二十秒で死に至る放射線を放つ高レベル放射性廃棄物は、処分がやっかいだ。国は二〇〇〇年に関連法を制定し、廃棄物をガラスで固め、地下三百メートル以上の地層に埋める「地層処分」方式を採用した。しかし、処分場の受け入れ先はまったくめどが立っていない。 何とか打開策を見いだそうとした原子力委は一〇年、学術会議に知恵を出してもらうよう頼んだ。 「研究者の国会」とも呼ばれる日本学術会議は、人文、社会、自然科学などの研究団体から選ばれた会員でつくる。今回の「核のごみ」問題では、原子力工学や地質学、歴史、社会、経済などさまざまな分野の研究者で検討委を組織し、議論を続けてきた。 核のごみの放射線レベルが十分に下がるまでには約十万年という想像もできないような時間がかかる。 日本はもともと地震や火山活動が活発なことに加え、議論を始めた後、東日本大震災が発生し地殻変動も活発化している。 検討委は、そんな現実の中で、十万年間安全だと説明しても住民の理解は得られないとみて、地層処分からの方針転換を議論。五十~数百年にわたって暫定的に貯蔵し、その間に抜本的な解決策を探る、と先送りの案も浮上した。 「将来世代にごみを送り続けるのは現代人のエゴだ」「未来の人類の知恵にすがらなければ、最終的な決定ができないとわれわれの限界を認めなければならない」 今月七日の検討委でもさまざまな意見が出た。結局、一致したのは、地層処分では住民理解は進まず、行き詰まりは解消されない-ということだった。 検討委は八月下旬にも報告書をまとめ、原子力委に提出する予定。検討委員長の今田高俊東京工業大教授(社会システム論)は「脱原発を進めても核のごみ問題の議論は避けられない。われわれの検討結果が、国民的な議論を呼び起こすことを期待している」と話している。 |
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NHK ETV特集より。使用済み燃料から取り出したプルトニウムを再び燃料とする「核燃料サイクル」は、資源小国の悩みと、原発のゴミ問題を一石二鳥で解決してくれる夢のプロジェクトのはずだった。しかしスタートから60年近くたった今も、実用化に至っていない。国と電力会社の亀裂。日本の核武装に対する海外の懸念。そして技術の壁。開発初期から関わった官僚や研究者の証言から、迷走の軌跡をたどる。 |
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2012年06月18日(月)
大飯再稼働 経済優先見えぬ反省 結論ありき「神話」復活 2012年06月17日日曜日 河北新報 まるで何事もなかったかのように、原発が再び動きだす。政府は16日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決定した。結論ありきで安全よりも電力供給や経済性を優先させたような姿勢からは、福島第1原発事故の反省はうかがえない。 事故の原因究明は終わっておらず、政府の言う「安全」は暫定的な基準に立脚しているにすぎない。免震重要棟の設置など、再稼働に間に合わない対策も少なくない。過酷事故を想定した防災計画の見直しや避難訓練など、住民を守る具体策も不透明だ。 野田佳彦首相は8日、「福島のような地震・津波が起きても事故は防止できる」と断言した。 事故から学ぶべきは「安全神話」は虚構、つまり想定外の事故は常に起こり得るということだ。再稼働のために、新たな安全神話を生み出したのでは元も子もない。 この夏の電力不足は1年以上前から想定できたはずだが、再稼働以外の道を真剣に考えたのか疑わしい。それでも「夏を乗り切るため」と言うならまだ分かる。しかし、野田首相は原発がなければ「産業空洞化が加速し、雇用の場が失われる」とありきたりの必要論を切々と説いた。 東北などでは、原発なしで今夏を乗り切れる可能性が高い。原発不要論にくぎを刺すための脅しでしかない。将来的に原発をどうするかは、政府のエネルギー・環境会議などで議論中だが、菅直人前首相の「脱原発依存」宣言から1年足らずでの変貌ぶりは、政権の本気度を疑わせる。 原発に地域振興を委ねてきた立地自治体が、原発を放棄するのは容易ではない。それでも立ち止まって考え直す契機と位置付け、大阪市などが求めた「同意」や安全協定締結を足掛かりに、周辺自治体の在り方も徹底的に議論すべきだ。結論ありきの再稼働は思考停止をもたらしかねない。 いまだ約16万人の福島県民がふるさとを追われ、避難生活を余儀なくされている。原子力災害は進行中だ。「福島」を昔話にしてはならない。(解説=東京支社・石川威一郎) 【「原子力ロビーの勝利」と独】大飯原発再稼働へ 海外の反応 ◎再稼働は当然との見方 米政府や産業界 【ワシントン共同】関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定について、米国の政府や原子力関係者の間では「電力の3割を原子力に頼ってきた日本が突然原発をやめるのは無理で、再開は当然」という見方が大勢だ。 日本の原発再稼働問題について、米政府は公式発言を控えてきたものの「高い化石燃料に頼るのは正しいやり方ではない」「原発停止が続けば、米国の原発政策に影響が出かねない」との意見があった。 このためエネルギー省や米原子力規制委員会(NRC)の幹部がたびたび日本を訪問。4月末の日米首脳会談でも、原発の安全な運用に取り組む二国間委員会の設置を決めるなど間接的に日本の原発再開を支援してきた。 米国は東京電力福島第1原発事故後も原発推進の姿勢を崩しておらず、ことし2月にNRCは34年ぶりの原発着工を認可したばかりだ。 一方、専門家の間では再稼働に慎重な声もある。米環境シンクタンク「アースポリシー研究所」のマシュー・ローニー研究員は「今年の夏を乗り切るために再稼働は仕方ない判断かもしれない。だが短期間に限り、長期的にはもっと風力や太陽光発電を増やすべきだ」と話している。 ◎複雑な思いで見守る 天然ガス輸出拡大のロシア 【モスクワ共同】ロシアは日本の原発停止をビジネスチャンスとみて、天然ガスの対日輸出拡大を推進してきただけに、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定を複雑な思いで見守っている。 日本の原発が復調に向かえば、こうした特需は消える。一方でロシアは国策として原発プラント輸出も積極的に展開しているため、世界的な脱原発機運が収まった方が都合の良い面もある。 ただ、東京電力福島第1原発事故後、ロシアでは「なぜか分からないが、日本人は地震の危険がある地域に原発を建設した」(プーチン大統領)などと日本の原発立地に疑問の声が上がっており、事故再発の懸念が消えたわけではない。 ◎「原子力ロビーの勝利」 脱原発の独、強い関心 【ベルリン共同】東京電力福島第1原発事故後、「想定外の事態が連鎖すれば、同様の事故が起こり得る」(メルケル首相)と判断し2022年末までの脱原発を決めたドイツ。日本の原発政策への関心は高く、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定を前に、反原発を党是とする野党90年連合・緑の党が日本に脱原発を求める署名運動を展開した。 同党のベルベル・ヘーン議員は「原発への依存をやめ、再生可能エネルギーにシフトしていくことは可能だ。日本にとって大きなビジネスチャンスにもなる」と指摘。同党は13日に約2800人分の署名をベルリンの日本大使館に届けた。 5月5日に北海道電力泊原発3号機が定期検査入りし、日本国内の原発すべてが止まった際もドイツメディアは大きく扱った。 ドイツでは福島原発事故前、17基の原発が稼働していた。政府は事故後、1980年までに建設された旧式の原発7基を含む計8基を停止。現在稼働しているのは9基になっている。 ◎「拙速」批判強まると予想 韓国、日本の世論注視 【ソウル共同】韓国の主要メディアは、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を認めた日本政府の決定に対し、東京電力福島第1原発事故の検証がまだ終わっていない段階だと指摘し「拙速に決定したとの批判が強まると予想される」(KBSテレビ)と伝えた。 韓国の世論は福島原発事故による放射性物質の拡散に敏感だ。汚染水の海洋放出への批判も根強く、日本の原発再稼働を懸念する声がある。 一方、韓国は発電量の32%を原発で賄っている上、近年の電力需要の急増で電力供給に余裕がない状況。このため、電力不足対策を理由に再稼働に踏み切った日本政府の決断と、日本の世論の反応を注視している。 ◎ゼロ稼働で悪影響と報道 中国メディア 【北京共同】中国の通信社、中国新聞社は16日、日本メディアを引用して日本政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を決定したことを報じ、これまでの「稼働原発ゼロ」が電力不足や石油の大量輸入、地域の雇用への悪影響を招いたなどと伝えた。 中国政府は東京電力福島第1原発の事故後、国内の新規原発承認手続きを凍結。原発の安全確保のため「原子力安全計画」をこのほど策定し、承認再開に向けた準備を進めている。 こうした政府の方針を背景に、中国メディアは最近、日本での電力不足の影響の大きさを報道。国営通信新華社もこれまで、日本の関西広域連合が大飯原発再稼働を「やむを得ず」受け入れたなどと伝えたが、中国でも原発の安全性に対する不安が広がっていることから、報道は全般的に抑制的になっている。 (2012年6月16日、共同通信) ☆原発事故があったとき即日、すべての在日アメリカ人に福島原発から80キロ圏外に脱出するよう指令を出したアメリカ本国。 国家は自国民の生命を確保するという当然の手本を、アメリカは日本人に見せてくれた。 もし大飯原発はじめどこかで地震がおこりメルトダウンが起きても、アメリカは3.11の時と同様、在日アメリカ人に日本退避を命じればすむが・・ どこにも逃げ場がないわがくにたみは、野田さんに責任をとってもらっても、外部被ばくも内部被ばくも進行するばかりだ。 それにしても、あっては困るが大飯でもし原発事故が起きた時、野田さんはおそらくもう首相でもなく、国会議員でもないかもしれない。 そういう人間が「私の責任で決める」と言う精神構造がわからない。 |
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大飯3・4号機、来夏も稼動へ…定検は来秋以降 読売新聞 6月17日(日)10時12分配信 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の運転期間が来年9月まで確保されることがわかった。 関電が原則13か月ごとに義務づけられている定期検査の起点となる営業運転開始日が2基とも8月となる見通しとなったためだ。 大飯原発が再稼働すれば関電管内の電力不足はほぼ解消されることから、来夏は大幅な節電準備を回避できる可能性がある。 関電は16日、経済産業省原子力安全・保安院に、再稼働後に原子炉が正常に動いているかを確認する最終検査を3号機は8月3日、4号機は8月23日に行うように届け出た。 営業運転への移行は、最終検査開始から1~2日後となるケースが多く、13か月後となる次の定期検査入りはいずれも来年9月以降になる見通しだ。 ☆さすが読売新聞!原子力ムラ広告宣伝部の役割をきっちり果たして いる。 こういう記事を載せろよな、と読売新聞にネタを渡すお役人さま、状況判断が少しづつずれてきていませんか? 超大国がバックについていて、彼らの要望通りやっているんだから、ずれても構わない!なるほどそうかもしれませんね。 |
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復興相“現在の除染技術は限界も” 6月17日 20時34分 NHKニュース 平野復興大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、全域が避難区域に設定されている福島県浪江町の馬場町長と会談し、放射性物質を取り除く除染について、今の技術では全ての地域で生活に安全な放射線量まで下げるのは難しく、新しい技術の研究を進めたいという考えを示しました。 平野復興大臣は、福島県二本松市を訪れ、原発事故によって全域が避難区域に設定され、2万人余りのすべての住民が県内外に避難している浪江町の馬場町長と会談しました。 会談で、平野大臣は、放射性物質を取り除く除染について、国が放射線量が高い地域で実施しているモデル事業の結果を報告しました。そして、「同じ方法で、何回、除染作業を実施しても、一定以上の効果は得られない」と述べ、今の技術では、すべての地域で生活に安全な放射線量まで下げるのは難しいという認識を伝えました。 これに対し、馬場町長は「新しい技術を取り入れて、しっかりやってほしい」と要望しました。 平野大臣は記者団に対し、「政府側が、除染を実施すると、すぐでも年間1ミリシーベルトまで下げられると、誤解を与えているのではないかと思い、モデル事業の結果を報告した。長期的に1ミリシーベルト以下を目指す方針に変わりはなく、新しい除染技術の研究を進めていきたい」と述べました。 |
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役員ら7人を在宅起訴=ベアリングカルテル―東京地検 2012年 6月 14日 18:46 JST ウオールストリートジャーナル日本 自動車や工作機械の部品に使われるベアリングをめぐる価格カルテル事件で、東京地検特捜部は14日、独禁法違反(不当な取引制限)罪で、日本精工(東京都品川区)、NTN(大阪市)、不二越(富山市)の大手ベアリングメーカー3社を起訴し、当時の各社の担当役員ら7人を在宅起訴した。 公正取引委員会が同日午前、検事総長に刑事告発していた。特捜部の家宅捜索を受けていたジェイテクト(名古屋市)もカルテルに関与していたが、公取委の調査前に課徴金減免制度に基づき自主申告したため、立件は見送られた。 起訴されたのは、高川恵介・日本精工執行役常務(60)▽桑原克己・同(57)▽西山曜史・同社産業機械営業統括部長(60)▽本間正志・NTN取締役(63)▽岩本克彦・同社産業機械事業本部副本部長兼東京支店長(60)▽荻野肇一・不二越取締役(58)▽村井道男・同社軸受企画部副部長(53)(いずれも肩書は2010年当時)。 起訴状によると、3社の役員らは10年5〜8月、会合を開くなどして、工業機械用のベアリングを8〜10%値上げすると販売先に申し入れることで、原材料である鋼材の価格上昇分を価格に転嫁することで合意。また、日本精工とNTNの役員らは同年7月、電話で協議するなどして、自動車用を1キロ約20円値上げすることで合意したとされる。 関係者によると、日本精工と不二越はカルテルへの関与を認めているが、NTNは「カルテルには参加していない」と否認している。 ☆現在は起訴された段階で まだ有罪か無罪かはこれから裁判で決まる。このように個人名を出して記事を書く大手メディアは、既に市中引き回しの刑に手を貸している。 一般市民の個人名をこの段階で出すなら、公務で仕事をしているすべての事件の担当警察署の担当警察官や地検の検事の名前を報道するべきだ。公務員の名前を報道で伏せるのは日本だけで、いかに日本の大手メディアが御用新聞化しているかの証拠だ。 |
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2012年06月18日(月)
「停電で関電や国が脅し」 嘉田知事「不適切」と謝罪 【 2012年06月16日 09時01分 】京都新聞 滋賀県の嘉田由紀子知事は15日、東京都内で13日に行った講演で、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に対し、関西広域連合が慎重姿勢から一部容認に転換したとされる理由として、「関西電力や国、企業から『停電になったらどうするのか』と脅された」と述べたことに、「不適切な発言でおわびする」と謝罪した。 嘉田知事は13日、日本外国特派員協会で講演し、再稼働に対する姿勢を変化させた理由について、「『(再稼働しなければ)電力不足の時に企業や生活が立ちゆかなくなる』と、関電や国、企業からずいぶんと警告され、かなり脅かされた。おまえは責任が取れるのかと」と述べた。 大津市内で15日に開いた県内各界との節電対策会議の冒頭あいさつで、嘉田知事は「計画停電にかなり恐れを抱いていた結果、あの表現になった」と釈明して謝罪した。会議後の取材に対し、「(会議出席者の)関電や経済界から意見を聞く前に、おわびしようと思った」と説明した。 嘉田知事はこれまで、記者団の取材やテレビ出演で、国や関電を批判する同様の趣旨の発言を重ねていた。 ☆この記事の限りでは嘉田知事は発言を撤回していない。 原子力ムラの攻撃があったことはもう十分に皆に知らせたから 「不適切だった」ということで謝罪の形をとっても、もう本来の目的は達したあとだ。 こういう人を戦略家というのだろうか? 嘉田由紀子知事 |
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| 諏訪便り |
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はあるもののいずれも消費税増税に前向きだ。最近の世論調査では、反対もしくは慎重な意見が過半数を占める。その世論を代弁する政党が締め出される形で、消費税増税が事実上決まった。
三党協議は八日に始まった。増税だけでなく年金、子育てなど広範な政策課題が議論のテーマだったが、大半の時間は政策論ではなく、各党のメンツ争いに割かれた。
例えば年金制度については、法案の書きぶりを、自民党案の「現行制度を基本に必要な見直しを実施」から「財政の現況、見通しなどを踏まえ…」と変えるのに二日間を費やした。「現行制度を基本」とすると自公政権時代から続く制度を追認することになる。それに民主党が難色を示したためだが、そのような話は、国民生活には全く関係ない。
その一方で低所得者対策など、生活に直結する政策の協議は脇に追いやられた。
三党協議が合意にいたったのは、消費税増税にこだわる野田佳彦首相が、合意を目指すように執行部に指示し続けてきたのが最大要因だ。代償として民主党はマニフェストで掲げた政策で次々に譲歩していった。
その結果、衆院選の時に国民に直接約束した政策は総崩れとなり、マニフェストに載っていない消費税増税は実現に向かうという、異常な展開になった。
首相は一体改革の修正協議を実現して「決められない政治からの脱却」を目指すと繰り返し強調してきた。だが、三党が達した合意は、多くの国民には「決断」ではなく「増税勢力による談合」に映るだけではないか。 (城島建治)
☆ほくそ笑んで陰で舌をだして笑っている財務省幹部の顔が浮かぶ。
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三党協議は八日に始まった。増税だけでなく年金、子育てなど広範な政策課題が議論のテーマだったが、大半の時間は政策論ではなく、各党のメンツ争いに割かれた。
例えば年金制度については、法案の書きぶりを、自民党案の「現行制度を基本に必要な見直しを実施」から「財政の現況、見通しなどを踏まえ…」と変えるのに二日間を費やした。「現行制度を基本」とすると自公政権時代から続く制度を追認することになる。それに民主党が難色を示したためだが、そのような話は、国民生活には全く関係ない。
その一方で低所得者対策など、生活に直結する政策の協議は脇に追いやられた。
三党協議が合意にいたったのは、消費税増税にこだわる野田佳彦首相が、合意を目指すように執行部に指示し続けてきたのが最大要因だ。代償として民主党はマニフェストで掲げた政策で次々に譲歩していった。
その結果、衆院選の時に国民に直接約束した政策は総崩れとなり、マニフェストに載っていない消費税増税は実現に向かうという、異常な展開になった。
首相は一体改革の修正協議を実現して「決められない政治からの脱却」を目指すと繰り返し強調してきた。だが、三党が達した合意は、多くの国民には「決断」ではなく「増税勢力による談合」に映るだけではないか。 (城島建治)
☆ほくそ笑んで陰で舌をだして笑っている財務省幹部の顔が浮かぶ。
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2012年06月17日(日)
富岡町長「5年は帰宅促さず」 06月16日 10時20分 NHKニュース 富岡町の遠藤勝也町長は15日、避難区域の見直しをめぐって復興庁の平野大臣と会談し、区域が異なることで損害賠償に差が生じないよう、早期の帰宅を目指す区域であっても、住民には少なくとも5年間は帰宅を促さない考えを伝えました。 現在、警戒区域に指定されている富岡町は放射線量の高さ応じて3つの区域に再編成される見通しで、見直しをめぐって遠藤町長が復興庁の平野大臣と会談しました。 富岡町は、区域が異なることで住民への損害賠償に差が出る場合には、政府の見直し案を受け入れない方針で、これに対し政府は、自治体の判断で5年以上戻らない場合、いずれの区域も土地や建物は同じように賠償するとしています。 会談で遠藤町長は、住民の早期の帰宅を目指す区域であっても、生活できる環境を整えるにはさらに時間がかかるとして、少なくとも5年間は住民に帰宅を促さない考えを伝えました。 この場合、区域の違いによって賠償に差は生じない見込みです。 ただ、政府が示している土地や建物の賠償額の算定基準は不十分だとして、基準を改めるよう求めたということです。 遠藤町長は「賠償の問題はまだまだこれからで、国策に協力してきた町の住民が悲惨な生活を強いられていることを国は忘れてはならない」と話していました。
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