2012年09月05日(水)
福島民報 「福島県民 2000人超 東電に集団提訴」
年内にも集団提訴 いわきと双葉郡2000人超、東電に 2012/09/05 09:36 福島民報 東京電力福島第一原発事故で受けた精神的苦痛に対し県内の原発を全て廃炉にするまで毎月妊婦と18歳以下の子どもに1人当たり8万円、それ以外の男女に3万円の賠償などを東京電力に求めていた双葉郡やいわき市の住民らでつくる「原発事故の完全賠償をさせる会」は4日までに、東電に賠償を求めて地裁いわき支部に年内にも集団提訴することを決めた。 原告の会員は2000人を超えており、全員で訴えたいとして調整を進めている。 会は昨年12月に発足し、弁護士らと相談し要求内容を決めた。7月、東京電力に精神的な損害に対する賠償や県内全ての原発を廃炉にすることなどを求めて要望書を提出した。 東電側は8月末に文書で回答し、賠償基準に当てはまらない場合は個別の事情を踏まえ対応するなどとし、一律の要求には応じられない姿勢を示した。 また、福島第二原発の今後の扱いがまだ決まっていないことなどから福島県内の原発を全て廃炉にするには検討が必要とした。 会の佐藤三男代表委員は「裁判で賠償を求めていきたい」と話している。 |
こんな異常な任命事実を日本は残してはいけない。戦前の統帥権の悪夢再来
国会の同意得ず、首相が任命へ 原子力規制委人事 2012年9月5日 11時15分 東京新聞(共同通信) 政府、民主党は5日、原子力の安全規制を一元的に担う新組織「原子力規制委員会」の委員長と委員4人について、国会閉会後の今月中旬にも野田佳彦首相が任命する方針を固めた。 国会の同意が必要な人事だが、民主党内に異論があるため今国会の採決を見送り、規制委設置法の例外規定を適用する。国会同意人事で首相の任命権行使は極めて異例。 政府の人事案通り、初代委員長には田中俊一前原子力委員会委員長代理を、委員に中村佳代子日本アイソトープ協会主査ら4人をそれぞれ起用する。 ☆物事にはやって良いことと悪いことがある。 文楽のあやつり人形は人が動かす。野田さんもここまで操られると本当に木偶(デク)としか言えない。木偶には歴史観も倫理観も祖国への責任感もない。ただの操り人形だ。 人形はころころ取り替えても、人形遣いは67年間変わっていないというところに、歴史と伝統の重みを感じる・・・・ってか。 |
ウラン資源節約の為と国民を騙して10兆円を使ってきた
「ウラン節約」ウソだった 再処理「原発維持のため」 2012年9月5日 東京新聞朝刊 原子力委員会が原発推進側を集め昨年十一月に開いた秘密勉強会の場で、電力各社でつくる電気事業連合会(電事連)の幹部が、使用済み核燃料の再処理事業は、原発に使用済み核燃料がたまって稼働できなくなるのを防ぐため、と明言していた。 国も電力会社も、再処理はウラン資源を節約し、エネルギー面の安全保障のためだと再三強調してきたが、虚偽の説明だったことになる。 発言者は電事連の原子力部長。内閣府の検証チームが集めた議事資料などによると、昨年十一月二十四日の会合で、原子力委の鈴木達治郎委員長代理が「電力会社としては、コストが高くても再処理する理由があるのか。とりあえずは(使用済み核燃料を)処理できるということがメリットか」と部長に質問した。 これに対し、部長は「その通り」と即答し、「再処理路線でなければ、使用済み核燃料の受け入れ先がなくなり、原発が止まってしまうことになる」と述べた。 本紙の調査で、国内約六割の原発では、稼働させれば数年内に使用済み核燃料プールが満杯になる。核燃料が交換できなくなり、それ以上は稼働できず、行き詰まった状態になると判明している。 鈴木氏の質問は、電力各社にとって再処理を続けるメリットは、プールにたまった使用済み核燃料を減らし、原発を維持することかどうかをただす趣旨。部長の答えは、まさに電力会社の本音を語ったものだ。 ただし、日本の原子力政策の建前は、再処理で出たプルトニウムを使い、混合酸化物燃料(MOX燃料)にしてプルサーマル発電で再利用。それが「資源小国の日本にとってウラン資源の節約につながる」ということだ。その建前で十兆円もの巨費を投じてきたが、再利用の輪は完成しておらず、MOX燃料の利用計画も立てられなくなっている。 政府・与党は近く、将来の原発比率をどうするか結論を出す見通しだが、再処理を含め原発を維持しようとする動きは根強い。政府からは、原発ゼロにした場合、光熱費がアップするなど否定的な側面だけを宣伝する動きも強まっている。 だが、これまでの再処理の建前はうそで、原発を運転し続けるための方便ということがはっきりしたことで、再処理事業の存続意義はますます揺らぐことになりそうだ。 電事連は「(秘密勉強会の)出席者や発言者の確認をしていない」として、検証チームへの資料提出を拒否している。 ☆これが本当なら、(これから自ずと判明していくことになるが)電事連ー電気事業連合会というのは反社会的犯罪集団ということになってしまう。 彼らに道徳心を求めても、一回毒を喰った連中には羞恥心も倫理観もないのかもしれない。 しかし電力会社はこれまでどの地方でも、その土地で最も尊敬される立派な会社であると認められてきたんだが・・。 我々の目も節穴だった。 |
福島県双葉地方広域市町村圏組合はし尿処理場を作れない
福島第1原発:し尿処理足かせ、住民帰還に難題 毎日新聞 2012年09月04日 02時32分 東京電力福島第1原発周辺の双葉郡8町村で作る「双葉地方広域市町村圏組合」(仮事務所・福島県郡山市)が、住民帰還を前提とした国の避難区域再編に危機感を募らせている。 地震と津波で損壊した組合のし尿や下水処理施設は再建の見通しが立たず、肩代わりしているいわき市が来年度以降はできないと通告してきたためだ。組合は「トイレを使えなければ人は戻れない」と悲鳴を上げている。 福島県によると、放射性物質汚染対処特措法の運用で、原発20キロ圏内のし尿処理は再編前までは国の責任範囲という。だが、圏内の処理施設が使えなくなる事態は想定外で「帰還を進める上で致命的」(県一般廃棄物課)といえ、再編作業に反発が広がる恐れがある。 組合によると、し尿処理施設は富岡町の海岸線に1カ所あり、地震と津波で損傷。周辺は放射線量が高く、再建計画が立てられない状況だ。 8町村のうち広野町や川内村は原発関連施設があったり一部の住民が戻ったりしたため、組合は昨年7月、両町村から出るし尿の処理を、いわき市と石川郡の施設に委託した。郡内のし尿はこの1年間にほぼ倍増。現在月約250キロリットルに達し、いわき市が9割以上を処理している。 |
大阪府市が大飯原発の3,4号機運転停止を要求 大手新聞テレビは報道しないが
大飯原発3、4号機停止を要求 大阪府市が緊急声明 2012/09/04 16:23 【共同通信】 大阪府と大阪市は4日、エネルギー戦略会議を開き、今夏の節電要請期間が7日に終わるのに先立ち、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の停止を政府と関電に求める緊急声明をまとめた。 電力需給には余裕があり、多くの国民は原発ゼロを目指しているとして、節電期間終了後の停止を要請している。 声明は「明確な長期的方針や十分な安全基準もなく原発を動かすのは、国民の意思をくんだものではない」と、大飯原発の再稼働に踏み切った野田政権を批判している。 4月に橋下徹市長が首相官邸で藤村修官房長官に申し入れた原発再稼働8提案に関しては「全く満たされていない」と非難した。 |
河北新報が伝える無惨な現在の福島第一原発
電気事業連合会と電力総連は生き延びるために必死のロビー活動
「電事連「原発ゼロの悪影響」 民主議員に根回し進める」 朝日新聞 9.4 政権による新しいエネルギー政策の取りまとめを控え、電力会社でつくる業界団体「電気事業連合会」(電事連)は「原発ゼロ」にした場合の悪影響をまとめ、民主党議員に根回しを進めていた。 その内容は、政権がまとめた「原発ゼロの課題」と同趣旨のもの。国民的議論を経て打ち出す新しいエネルギー政策に、「原子力ムラ」が影を落としている。関係者によると、電事連による働きかけは、党のエネルギー・環境調査会の議論が本格化した8月末ごろにあった。 電事連は、全国の原発から使用済み核燃料を集める再処理工場を抱える青森県との関係を指摘。 原発ゼロになって核燃サイクルの必要性がなくなれば、「青森県が使用済み燃料の返送を要求」とし、原発の燃料プールは満杯になって「全原発が即時停止」せざるを得なくなることを「直近の影響」として強調した。 政権がまとめた「課題」でも、青森県の理解と協力が得られない場合に「『即時ゼロ』となりうるリスク」と記している。 また、電事連は、原発が立地する自治体が再稼働に協力しない可能性にも触れた。電力が足りなくなることや、電気料金値上げにつながるとの指摘は、政権の「課題」にも入った。 原子力メーカーが事業から撤退することによって技術や人材が失われる危機感も、共通して盛り込まれている。 政府が開いた新しいエネルギー政策の意見聴取会でも電力会社社員の発言に「やらせ」批判が相次いだだけに、利害関係者の電事連の働きかけには党内外の反発が強まる可能性がある。 「「国民生活、雇用に影響」電力総連、「原発ゼロ」を批判」 朝日新聞9月4日 電力各社の労働組合をたばねる電力総連(組合員約22万人)の種岡成一会長は4日、「国民生活や雇用、産業に大きな影響を及ぼす」として、将来的に「原発ゼロ」を検討している政府を批判した。 名古屋市で始まった電力総連定時大会でのあいさつで述べた。種岡会長は「原子力がゼロでも経済は成長するという意見があるが、具体的な根拠を明らかにしたうえでの議論が必要」と指摘。 引き続き原発を主要な電源の一つとするよう訴え、「安易で情緒的な政治スローガンを掲げることは許されない」と野田政権を牽制した。定時大会は例年報道陣に公開されているが、今年は質疑などは非公開だった。 「「脱原発」は支援せず=候補者に踏み絵-電力総連」 時事 9.4 電力業界の労組で構成する電力総連の種岡成一会長は4日、名古屋市内で開催した定期大会のあいさつで、「引き続き原子力発電がわが国の基幹電源の一翼を担っていくのが現実的な選択」との認識を示すとともに、「私たちと考え方を異にする議員、候補者を支援することは組合員の理解が得られない」と述べた。 同総連内では、東京電力福島第1原発事故を受け政権内で高まっている「脱原発」に対し、労働環境を脅かすとの指摘が多い。 このため、今秋以降に行われる総選挙や来夏の参院選を念頭に、脱原発を目指す候補者に主張を続けるのか、選挙支援を選ぶのか「踏み絵」を迫った形だ。 |
7月の世帯電気使用量は2005年一月以降で最低量
7月の世帯電気使用量、05年1月以降で最低 (2012年9月4日20時45分 読売新聞) 総務省がまとめた7月の家計調査速報によると、1世帯(2人以上)あたりの電気使用量は、前年同月比7・3%減の約342キロ・ワット時だった。 節電の広がりで、比較できる2005年1月以降で最低となった。 7月中旬まで気温が低めに推移し、エアコンなどの使用を控える世帯が多かったほか、夏場の電力不足を心配した国民に節電が広がっていることも、使用量を抑えることにつながった。 |
福島県浪江町と双葉町が広島市に被爆者援護制度の説明を頼んだ
2012年09月04日(火)
もんじゅ試運転経費予算申請見送るが、補正予算に余地残す
取調べの録画の現況報道
いわき市民ら東電の一時金拒否 毎月賠償を提訴
いわき市民ら東電提訴へ 一時金拒否「廃炉まで毎月賠償を」 2012年09月04日火曜日 河北新報 福島第1原発事故で、いわき市民らでつくる「原発事故の完全賠償をさせる会」が3日、妊婦と18歳以下の子どもは1人月8万円、それ以外の人は月3万円の損害賠償を求める訴えを福島地裁いわき支部に起こすことを決めた。原告はメンバーら1000人を超す見通しで年内提訴を目指す。 いわき市など、原発事故の避難区域を除く福島県内23市町村の住民には一時金として妊婦と子どもに1人40万円、それ以外の人に8万円が東電から支払われるが、会は「継続的な支払いを求める」と受け取りを拒み、独自の請求行動として集団提訴に踏み切る。 低線量被ばく地域で生活する精神的苦痛に対する賠償請求で、原発の廃炉が完了するまで毎月支払いを求める。 会は7月、東電に賠償請求する通知書を出したが、東電は「個別の事情を伺いながら対応する」と回答を留保した。 会の佐藤三男共同代表は「東電からは事故を起こした責任が感じられない。低線量地域で生活する不安が解消するまで賠償を求める」と話している。 東電は「当社として承知しておらず、コメントは差し控える」(広報部)と話している。 |
原発はもし再稼動をしても核燃料プールが数年で満杯
原発はなくても電力は十分に足りた 関電配電圏
夏の電力需給/脱原発に向け課題整理を (2012/09/04 08:55) 神戸新聞社説 原発がなくとも電力は十分に足りる。この夏の電力需給は、それをはっきり示したと言っていいだろう。 8月が終わり、関西の節電期間は7日で終了する。猛暑は続いているが電力需給は余裕がある。懸念された計画停電は発電所の大規模なトラブルなどがなければ回避できることが確実だ。 節電期間が始まった7月2日からの2カ月間、使用率が95%超となった日はなく、90%以上も4日だった。 最大需要は8月3日の2682万キロワットだったが、この日の供給力は計2991万キロワットあった。大飯原発3、4号機の計237万キロワットがなくても足りていた計算だ。関電に電力融通する中部電力以西の5社には計670万キロワットの供給余力があった。 昨夏、昨冬、今夏と、関西は3度厳しい節電に取り組んだ。「電力危機」を訴える政府と関電が示す数値に応じ、計画停電の準備にも追われた。だが、実際には拍子抜けするほどゆとりがあった。 検証しなければならないのは電力の過大な消費想定だ。東日本大震災以前のデータを基にしているが、LEDの普及など急速に進む社会の省エネ化をどれだけ考慮したのか。無理な節電や計画停電対策は、家庭や企業に不要な負担をかけたとも言える。 実態からずれた予測は、大飯原発を再稼働する根拠にもされた。 しかし、非常用電源の追加など津波への応急対策を施しただけで、安全対策の不備が批判されている。福島より人口が多い周辺地域の避難計画も十分ではない。重大事故時の膨大な費用を誰がどう負担するかもはっきりしない。大飯原発をいったん停止すべきだ。 野田佳彦首相は6月、「原発がないと日本の社会は立ちゆかない」と言い切って再稼働を決定した。 だが、再稼働を急がないと困るのは電力会社の経営の方ではなかったか。とりわけ老朽化した原発を多く抱える関電は深刻だろうが、電力会社の経営悪化を避けるために原発を無理に動かすようなことがあってはならない。 原発の必要性をめぐる議論は、電力の安定供給から、火力による代替に伴う電気料金上昇への懸念に移っている。 燃料費の違い以外にも、福島の事故を受けて見直される安全コストや、40年で廃炉にした場合の電力会社の経営への影響など、知りたいことは多い。 政府はこの夏の関西の経験を踏まえ、脱原発依存を進めるために必要な課題を整理しなければならない。 ☆太字は管理人 |
原発ゼロにすると電気代3万円/一家庭のまやかし計算
原発ゼロ社会 電気代高騰は本当か 2012年9月4日 東京新聞社説 二〇三〇年の原発比率を決める議論が大詰めだ。国民の多くが「原発ゼロ」を望む一方、政府内には電気代高騰や電力不足を招くとの慎重論がなお残る。だが、その主張にまやかしはないのか。 「原発ゼロ」でも電力不足が生じないのは、今夏が証明した。東京電力管内は猛暑日が連日続いたが供給力は勝り、西日本でも関西電力大飯原発の再稼働なしで電力が足りたのは周知の通りである。 では、電力料金高騰の方はどうか。政府は家庭の電気代について三〇年に原発ゼロとした場合、一〇年を月一万円とすると一万四千~二万一千円に跳ね上がる試算を示した。しかし、これは省エネ技術や節電行動を無視した、いわば“非現実的な数字”である。 省エネ対策を研究する独立行政法人、科学技術振興機構によると、例えば消費電力が多い家電を一九九五年製と〇五年製で比較すると、消費電力はエアコンで43%減、冷蔵庫は実に72%減だった。 こうした省エネ性能の向上や節電の広がり、さらに次世代自動車や省エネ住宅などの普及予測から、年間の総電力消費量は現行の一・一兆キロワット時から〇・八兆キロワット時に約27%下がるとみている(政府予測は一兆キロワット時)。 発電単価が高くなっても家庭の電力消費が大きく減るので、電気代は今より半減も可能と主張する。家電などの買い替えを前提としているが、省エネ技術を無視したり、逆に消費電力の大きい粗鋼生産量をかさ上げするような政府試算よりはよほど信頼できよう。 大阪府市エネルギー戦略会議に提出された自然エネルギー財団の試算も、家庭で約三割節電すれば、電気代は一〇年と変わらないとの結果だった。 こうした試算以外にも、電力会社の地域独占など非効率を改めれば電気代は下げられる。再生可能エネルギーも、市場参入を促し、技術革新や量産化で発電コストの引き下げを目指すべきだ。 何より原発は「安全神話」が崩壊した瞬間に、政府が最安としてきた「経済性神話」も崩れ去った。同財団は福島事故の損害賠償や除染が二十兆~七十五兆円に上り、立地対策費などを適切に反映させれば、原子力の発電コストが最も高くなると指摘した。 国民の過半が原発ゼロを望む重い覚悟を受け止めるべきだ。政府が方針を決めれば、民間や国民は知恵を絞り、工夫を重ねよう。それが日本の国民性である。 |
福島原発賠償 被害者側に立った基準を弁護団が作る
原発賠償 弁護団が独自の基準を作成 9月3日 20時39分 NHKwebニュース 原発事故の被害に対する東京電力の賠償基準は不十分だとして、被害者を支援する弁護団が不動産の賠償の基準を独自に作成し、国の紛争解決機関での交渉などで活用していくことになりました。 原発事故による住宅などの賠償を巡っては、東京電力がことし7月、算定基準を公表し、避難する前に住んでいた住宅の固定資産税の評価額を活用する方法や福島県内の新築住宅の平均価格をもとにする方法など、あくまで福島県内の住宅の評価額を参考にするとしています。 これについて、被害者の支援に当たっている福島や東京など全国7つの弁護団は、「首都圏など福島より不動産価格の高い地域に避難を余儀なくされている住民にとっては不十分だ」として独自の基準を作成しました。 弁護団の基準は、福島県内ではなく全国の住宅の平均価格を参考にしようというもので、住宅金融支援機構の住宅ローンを利用して土地付き注文住宅を購入した人の平均額、土地で1300万円余り、住宅で2200万円余りを標準的な賠償額としたうえで、個別の事情を考慮すべきだとしています。 複数の弁護団が共同で賠償の基準を作るのは初めてで、弁護団は「東京電力とは別の考え方を示し、今後、国の『紛争解決センター』での交渉などに活用したい」と話しています。 |
縄文前期の人骨が青森県つがる市の貝塚で見つかる
2012年09月03日(月)
福島原発原子炉注水不足 タンクに不純物?
注水量低下 タンクに不純物か 9月3日 20時39分 NHKwebニュース 東京電力福島第一原子力発電所では、先月30日から、原子炉に送る水の量が断続的に低下する不安定な状態が続いていますが、注水前に一時的にためておくタンクの水から茶色の不純物が確認され、東京電力は、この不純物が弁などに詰まった可能性があるとみて詳しく調べることにしています。 福島第一原発では、先月30日に原子炉への注水量が冷却に必要な量を下回る問題が発生し、弁を調節するなどして注水量を確保していますが、時間がたつと再び低下する状況が続いています。 これまでの調べで、ポンプの異常や配管からの水漏れは見つかっていないことから、東京電力は、水を送る配管や弁にゴミなどがたまった可能性があるとみて水の分析を進めていました。 その結果、注水する前に一時的にためておくタンクの中の水から茶色の不純物がごく微量、確認されたということです。 東京電力は、これらの不純物が何らかの原因で弁や配管に詰まり、注水量が低下している可能性があるとみて、不純物の成分を詳しく分析して原因の特定を急ぐことにしています。 |
日本の外交とアメリカ by 内田 樹
アメリカ抜きの日本外交はありうるか? 一部引用・・ もし、1945年の戦況が今と違っていて、ソ連が日本を占領していて、その強い影響下に戦後日本の統治システムが構築されていたら、日本はどうなっていただろう。 おそらく戦後ずっと、日本の政治家も官僚も学者たちも、もちろんメディアも「日ソ同盟基軸」が唯一の合理的な安全保障体制であり、国防構想であると言い立てていただろう。 そういうものである。 「支配者」が要求する生き方を「合理的である」と思い込める人間は、「支配者」が代っても全く同じリアクションをする。 そういう人間だけが「出世」できる。 そういうものである。 それはかつての中国の官僚群が、新しい征服者が到来する度に、王城の門の前に一列に並んで、「ようこそおいでくださいました。私どもにどうぞご命令を」と一礼したのと同じことである。 同じことはどこでも起きる。 全文は こちら |
被災体験語り部誕生
被災体験語り部誕生 震災と原発事故、後世に伝える■ 2012/09/03 09:46 福島民報 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故を風化させない-。福島県相馬市で全国からの視察者や観光客に被災体験を伝える6人の「語り部」が今月にも活動を始める。 災害で得た教訓を末永く語り継ごうと集まった。被災地研修ツアーを企画する「ふくしま観光復興支援センター」(福島市)には、原発事故の避難者ら県内各地の約50人が語り部として登録した。震災から1年6カ月となるのを前に、体験者が直接語り、人々の記憶に残す取り組みが動きだす。 「体験者にしか語れないことがある」。相馬市の和田観光苺組合でイチゴ作りや販売に携わる農業斎川一朗さん(64)は「語り部」の意義を強調する。 市内は震災や津波で450人余りが犠牲になった。住民は津波の恐怖を感じながら必死に避難した。自宅は高台にあって津波被害を免れたが、近くの組合直売所は浸水し、ハウスは半数近くが壊滅した。そして多くの友人を失った。 悲惨な経験を、誰かが伝えなくてはいけないと思った。被災者の言葉を通し、日頃から災害発生に備えてもらう必要性も強く感じた。体験談を話してくれる協力者を探し始め、津波で大きな被害を受けた沿岸部の原釜・尾浜地区を中心に声を掛けた。 他人に経験をさらけ出すことに抵抗感を持つ人もいた。粘り強く説明を続けた。 夫と津波に流された女性や、避難誘導や行方不明者捜しをした消防団幹部、原発事故で漁ができずに苦境に立つ漁協の職員らが賛同した。 先月末、市内の組合直売所で、語り部の模擬研修が行われた。斎川さんが津波の高さの跡を指さす。模擬ツアーの参加者に、沿岸部で地震を感じたら、ためらわず高台に逃げるよう熱く語った。 「もう1人の犠牲者も出したくない」。備えを訴える思いが原動力になっている。 ■大熊から若松避難田沢憲郎さん 「自分の言葉で伝える」 大熊町から会津若松市の仮設住宅に避難している田沢憲郎さん(65)は、ふくしま観光復興支援センターの被災地研修ツアーで「語り部」を務めることを引き受けた。 自宅は福島第一原発から約5キロ。福島第一原発事故の翌日に小野町に避難した。その後も飯舘村、栃木県鹿沼市、喜多方市など、避難先を転々とした。「一瞬にして暮らしの全てを奪われた」と語気を強める。 一方で、大熊町職員を退職後に原子力関係団体に勤務した経験もある。「町は事故前、原発との共存を図ってきた」と複雑な思いを打ち明ける。 古里に戻れない寂しさ、不自由な避難生活、先行きが見えない将来への不安…。伝えたいことはたくさんある。「用意された原稿を読むようなことはしたくない。感じたことをありのまま、自分の言葉で伝えたい」。語り継ぐことは自分の使命だと考えている。 相馬 観光復興支援センター ツアーで活動 県内50人登録 福島県相馬市の「語り部」は、市観光協会が全国から受け入れている大洲海岸や松川浦大橋などの市内の被災地研修ツアーの参加者を対象に体験を伝える。斎川さんら6人が既に受け入れ態勢を整えており、依頼があれば、活動に入る。 県内の経済活性化を目的に7月、県が福島市に設立したふくしま観光復興支援センターでは、県外企業の研修や学校の教育旅行などを受け入れた際、登録している「語り部」がプログラムに応じた場所で体験談を話す構想だ。 登録した約50人には、二本松市で浪江町の伝統工芸「大堀相馬焼」を復活させた大堀相馬焼協同組合の半谷秀辰理事長をはじめ、事業を再開した自営業者、風評被害に苦しむ観光業者、避難者支援活動を続ける関係者らがいる。 |
国の「電発事故紛争解決センター」は東電の顔色を伺っている感じ
エネルギー政策に関する閣僚との勉強会を公邸で開く
「原発ゼロ」課題を検討 首相と閣僚勉強会 2012年9月3日 東京新聞朝刊 野田佳彦首相は二日夜、エネルギー政策に関する閣僚との勉強会を公邸で開き、原発をゼロにした場合の課題について意見交換した。 政府は今月上旬にも、エネルギー・環境会議で将来の原発比率を含む新しいエネルギー戦略をまとめる方針だが、この日は結論を出さなかった。 藤村修官房長官は勉強会後、記者団に「今後の方針を決める一つのステップだ」と述べた。 勉強会には平野達男復興相を除く全閣僚が出席した。 枝野幸男経済産業相は、関係閣僚で検討していた原発をゼロにした場合の課題を報告。政府が国民に示してきた二〇三〇年の総発電量に占める原発比率を0%、15%、20~25%とする三つの選択肢も議論した。 原発ゼロを求める世論の高まりを受け、政府・与党内でも「中長期的には原発をゼロとすべきだ」との意見が強まっており、勉強会は閣内の意思統一を図る狙いがある。 |
原発事故が起きるとどういう経済損失が起きるか
以下WEBから引用。 『都市部と原発立地地域との温度差がどんどん広がっているのではないか。都市部=電力を使う側の人々の想いと原発立地地域=原発で地域経済が成り立っている人々の温度差。それを考えるべく、非常によい講演会がありましたのでご紹介します。 対立しないための道筋、考えましょう。』 ・福島第一原発事故と経済損失 ・事故後の再稼働への経緯と現状 ・原発立地地域とその依存性 ・原発が止まると財政は困る?【固定資産税】 ・危険を冒せば税収が増えていく【電源三法交付金】 ・固定資産税と地方交付税交付金の関係 ・その他の特例交付金と原発関連税 ・原発で最も儲けている企業はなに? |
2012年09月02日(日)
欧米からすると今日が対日戦勝記念日
今から67年前の今日、東京湾に浮かんだ戦艦ミズーリ号の甲板上で日本は連合国との間に降伏文書を交わしました。 淡々とかつ堂々と職務を果たす日本代表の外交官「重光 葵」や、随行した帝国陸海軍の高官たちの姿は勿論、「マッカーサー元帥」の姿もあります。この事実や現実から、アメリカ合衆国や国際連合加盟の諸国との平時の関係が67年前の今日スタートしたことを、もう一度思い起こすことが必要だと思います。 ナレーションは英語で、上映時間は8分37秒と長めですが、画面が自ずと物語っていることが多いので、最後まで見る価値があると思います。 ☆『戦後史の正体』によると、優秀な日本の省庁の官僚を使った戦勝国の日本間接支配はますます巧緻を極め、宗主国の意図はくにたみには巧妙に隠されて、支配関係は67年間続いているとみていい。イギリスはインドを占領したあと、直接統治をせずインド旧体制の行政体系をそのまま使った。イギリス政府から派遣された総督以下のイギリス人は決して表だって統治することは無かった。 アングロサクソンは占領地ではこの方式を取ることが多い。 |
民主党党内で『原発ゼロ』の議員増加 ただし選挙対策もありか
既存ダムの撤去工事はじまる。熊本県八代市
東電一日から値上げ 再生エネルギー6倍・新戦略
報道ステーション 2012.8.31。 東京電力は家庭向けの電気料金を明日から値上げする。 対象となるのは家庭や商店向けの電気料金で、平均8.46%引き上げられる。東電が政府の認可をうけて値上げするのは実に32年ぶりのことだ。 しかしこの8.46%という値上げは、来年4月に柏崎刈羽原発が再稼働することが前提だ。再稼働しなければ、再度の値上げとなる可能性もある。 こうした中、環境相が再生可能エネルギーの新目標を発表。 洋上風力、地熱、バイオマス、海洋エネルギーなど、2030年までに2010年度の6倍、1941万キロワットにする計画だ。これは原発約20基分に相当する。スタジオ出演しているゲストの佐々木常夫氏(東レ経営研究所特別顧問)は、以前は原発なしではやれないだろうと思っていたそうだが、それが半年ほど前に考えを変えたという。それはドイツが脱原発を決めた経緯で、原発は倫理的なエネルギーではないという結論をみて考えなおしたという。 東電明日から値上げ 再生エネルギー6倍・新戦略 投稿者 tvpickup |
9月になったが関電の足りない電力量の計算はやはりまやかし?
関電、需要ピーク時も原発不要 今夏、大飯再稼働に疑問 (2012年8月31日) 共同通信社ニュース 関西電力管内でこの夏(7~8月)の最大電力需要となった8月3日は、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働していなくても、他の電力会社から融通すれば十分に供給できたことが、共同通信の分析で31日、分かった。 政府と関電は「再稼働しないと大幅な電力不足になる」として再稼働させたが、当初から政府の需給見通しを疑問視する声は強かった。再稼働は必要ないと反対する声が多い中、「私の責任で判断した」と強調した野田佳彦首相への批判も高まりそうだ。 関電によると、最大需要は8月3日の2682万キロワット。この日の供給力は、大飯原発3、4号機の計237万キロワットを含む計2991万キロワットだった。 供給が需要を309万キロワット上回っていたが、関電は「大飯原発がなければ、火力発電所のトラブルや気温の急な上昇があった場合に需給が非常に厳しくなっただろう。不測の事態が重なることもあり、安定供給のために再稼働は必要不可欠だった」とする。 だが周波数が関電と同じ60ヘルツで電力を融通しやすい中部電力以西の電力5社への取材で、この日の供給余力が計約670万キロワットあったことが判明。2基が稼働していなくても、供給力に問題ない状況だった。 |
2012年09月01日(土)
福島原発 1号機から3号機の注水トラブル続く
原子炉への注水 不安定な状態続く 9月1日 1時10分 NHKwebニュース 東京電力福島第一原子力発電所では、8月30日、2度にわたり原子炉に送る水の量が冷却に必要な量を一時的に下回りましたが、31日も注水量が断続的に下がる不安定な状態が続いていて、東京電力は原因の特定を急ぐことにしています。 福島第一原発では、30日、1号機から3号機で2度にわたり、原子炉に送る水の量が、保安規定で定めた冷却に必要な量を下回るトラブルが起き、いずれも弁を調整して必要量を確保しました。 しかし、その後も注水量は安定せず、31日午前0時すぎから午後3時前にかけて、5度にわたり弁を調整して注水量を増やす不安定な状態が続いています。 このトラブルで、これまでのところ、原子炉の温度などに変化はなく安全上の問題は出ていませんが、注水量が低下する原因は、いまだにつかめていません。 東京電力は、水漏れが確認されていないことなどから、水の量を調整する弁にゴミなどがたまっている可能性があるとみて、弁の内部を洗う作業を行い、原因の特定を急ぐことにしています。 福島第一原発では、去年12月に政府が冷温停止状態を宣言した以降も、原子炉に水を送るためのホースから水漏れが相次いでいるほか、汚染水を浄化する装置でもトラブルが続いていて、原子炉の冷却にかかわる重要な設備の管理が問われています。 |
千葉4区の人間が2.4人集まって高知3区の人間1人と同等 一票の格差の不平等
次官・局長級人事は議会が決める 八策最終版 橋下は虎の尾を踏んだ
三つの事故調査委員会委員長が揃って会合
原発事故調トップ3人が提言 8月31日 21時14分 NHKwebニュース 東京電力福島第一原子力発電所の事故を検証した、政府、国会、民間の3つの委員会のトップが初めて公の場で一堂に会し、来月発足する予定の国の原子力規制委員会の在り方について、「組織の中で問題を指摘できないといった日本人の特性を考慮することが必要だ」などと提言しました。 福島第一原発の事故を巡る政府の事故調査・検証委員会の畑村洋太郎委員長、国会事故調の黒川清委員長、民間事故調の北澤宏一委員長の3人は、日本学術会議が事故の教訓を学ぼうと開いた催しで一堂に会しました。 この中で、畑村さんは、事故対応の失敗に触れ「『どうすればうまくいくか』ということばかり考えてきたが、事故に備えるには『どうするとまずいことになるのか』を突き詰める必要がある」として、安全の考え方を抜本的に転換すべきだと訴えました。 また、北澤さんは、事故の背景に「組織の中で問題を指摘できないといった戦前の軍部と共通する問題があった」と説明し、来月発足する予定の原子力規制委員会の在り方について、「こうした日本人の特性を十分考慮してコントロールすることが必要だ」と提言しました。 さらに、黒川さんは「日本では仕事の評価が所属する組織の中だけで行われている。原子力規制委員会では常に外からの目で評価を受けることが重要だ」と指摘しました。 |
オスプレイ 機体に問題はない 10月本格運用
米軍は粛々とオスプレイ普天間配備を予定通り準備中
オスプレイ 沖縄配備へ準備進む 9月1日 6時35分 NHKwebニュース 山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地に搬入された最新型輸送機「オスプレイ」の尾翼や機体に書かれているアルファベットなどが、普天間基地の部隊と同じものに書き換えられていることが確認され、アメリカ軍が沖縄への配備に向けた準備を進めていることがうかがえます。 ことし7月、岩国基地に搬入された「オスプレイ」について、アメリカ軍では機体の整備や試験飛行を行ったあと、沖縄の普天間基地に配備する計画です。 オスプレイの尾翼には、これまでアルファベットの「PH」の2文字が記されていましたが、最近になって「EP」に書き換えられていることが確認されました。 この「EP」は現在、普天間基地に配備され、オスプレイに更新される計画のアメリカ海兵隊のヘリコプターに記されているものと同じです。 このほか、機体に記された所属する部隊を表す文字も、最近になって、普天間基地に配備されたあとに使われる予定の「VMM-265」と書き換えられています。 沖縄では、今月9日にオスプレイの配備に反対する県民大会が開かれる予定になっているなど反発を強めているなか、アメリカ軍では普天間基地への配備に向けた準備を進めていることがうかがえます。 |
関電八木社長の頭は全て「大飯原発継続稼働」で占められている
関電社長「秋以降も運転したい」 営業運転中の大飯原発 2012年8月31日 20時47分 東京新聞(共同通信) 関西電力の八木誠社長は31日、福井県おおい町のオフサイトセンターで経済産業省の牧野聖修副大臣と面会し、営業運転中の関西電力大飯原発3、4号機について「秋以降も電力の安定供給の要として運転していきたい」と述べた。 八木社長は大飯3、4号機の再稼働に関して「今夏の電力供給を安定させる上で不可欠だった。計画停電のリスクを大きく低減できた」と意義を強調。牧野副大臣も「東京電力福島第1原発事故後、閉塞状態だった日本のエネルギー政策を解決する分岐点になった」と述べ、安全運転を継続するよう求めた。 ☆現実よりも「稼働ありき」を取る関電経営最高責任者。この人は自分の頭に、日本人の生命を維持することを最優先にする余地はないのだろう。 また大地震とツナミが来て、もし原発過酷事故が起これば「国破れて経済あり」。 人が死んで『経済』だけが隆々と残る?? 【経済】という言葉は『経国済民』から出た言葉で、民を活かすために国を運営するという意味なのに。 |
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