2016年7月4日月曜日

福島原発事故が起きた翌々年、2013年05月06日から05月10日の「阿智胡地亭の非日乗」の記事

2013年05月10日(金)
阿智胡地亭便りから  「福祉事務所の契約所員」  
2003年12月8日作成・メルマガ発信

晩飯の時の次女の話:

友達のTちゃんがこんど、一年契約で福祉事務所に勤めだしたんだけど、今日電話があってこんな話をしていた。

生活保護家庭をまわるのが仕事で、所長から職場の先輩にしばらくついてまわってくださいと言われて、そのつもりでいた最初の日、一緒に回ることになっていた職場の先輩に、急に別件が出来たからここへ一人で行ってきてといわれた。

新人に対してそれはないんじゃないと思ったけど、仕事やしと思って住所を訪ねてベルを押したら、「おう、誰やねん」と男の人の声が返ってきてドアを開けてくれない。ベルを何回か押したが「ウルサイワイ、誰じゃ」という声しかしない。

よっぽど帰ろうと思ったけど、初めての仕事やしと思って「福祉事務所のものです」と言いながらベル押し続けたら「なんやねんウルサイワイ」と突然ドアが開いた。目の前にはパンツいっちょうの全身刺青のおっさんが立っていた。

瞬間カラダがフリーズした。それでも必死でガタガタ震えながらなんとか規定の質問をして帰ってきた。

別の日、一人暮らしの女性の別の住まいに日常訪問をした。この二人はいつか自分の担当になって、それぞれが定期訪問先の一つになった。

そんなことを続けていたある日、たまたま神戸新聞を読んでいたら女に包丁で刺し殺された男の記事が出ていた。いつもならそんな記事の中身は読まないのにどういう訳か、その日に限って読んでいくと、殺された人と殺人容疑者の名前が自分が定期訪問しているあの二人だった。

そういえばこのところ男のほうが留守だった。でも女のほうは殺人があった日と報道された日の後も訪問時に家にいて何回か話をしていた。

そして次女の友達は一番最近に容疑者と会話した人間として、「ワタシ警察の事情聴取を受けてん」と話したそうだ。

4年で転校した小学校の同じクラスになって、中学も同じのあのTちゃんのことだよねと聞くとそうだと言う。

随分タフな女の子になったねと言うと、「そう、一人で喫茶店に入ったら、危ないからだめと親に言われて素直に大学2年まで守っていた子なのに、変われば変わるのよね」と言う。

次女の親友4,5人は知っている限り、一人一人皆、時々の学校の先生から厄介視され問題児扱いされた子が多いが、今となれば親を頼りにせず、皆わが道をタフに渡っているような気がする。

どうしているかなと時々彼女たちの事を次女に聞くが、「そんなん、どうでもいいじゃん」とかわされることが殆どだが、時々こうして大好きな彼女たちの動向が知れるのも楽しい。
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福島で避難生活、原電OBの心境 原発の賛否、二項対立に警鐘 福井新聞
(2013年5月10日午前7時11分)

 敦賀原発(福井県敦賀市)での勤務経験がある日本原電OBで、今もなお福島県須賀川市内で避難生活を送る北村俊郎さん(68)=同県富岡町出身=に、東京電力福島第1原発事故から2年あまりがたった現在の心境を聞いた。

方向性が定まらない原子力政策について「原発にはリスクがあるが、原発がないリスクもある。推進、反対とも“ありき”の議論の危険性に気付くべきだ」と述べ、二項対立が続く現状に警鐘を鳴らした。

 ―原子力政策をめぐる動き、議論をどうみる。

 「原発にはリスクがあるが、経済やエネルギー確保などの面で原発がないリスクも存在する。原発の即時ゼロは問題外だが、今までのまま動かすこともリスクが高い。リスク管理の視点で知恵を出し工夫するべきだ。例えば原発は止めておいて、天然ガスの輸入が途絶えた場合などにすぐ動かせるようスタンバイさせておいてもよい」

 「原発推進、反対とも“ありき”の議論では、自分に有利な証拠と論理で固め、不毛な対立を招く。安全性の向上やエネルギー安全保障などで成果が出ない。国策民営でやってきた原発をどういう形で続けていくか。民間だけでは困難で、国がどこまで助けるかも考えないといけない」

 ―原子力規制委員会の評価は。

 「旧原子力安全・保安院と同じように、資料の山をチェックする規制になる可能性もある。独立性だけでなく、実力が伴わなければならず、検査手法の開発や係官の育成システムを確立する必要がある。NRC(米原子力規制委員会)では、原発を運転したり原子力潜水艦に携わるなど、現場のことをよく分かっている人材が検査官になっている」

 「相対する電力会社の社員も能力を向上させないといけない。能力を持っているのは原発の運転に関してだけ。その他はメーカーに頼り、技術が空洞化している。安全対策はこれまでもそうだが、ハード偏重になりつつある。ソフト対策や実行能力、応用能力をきちんと審査すべきだが、まだ見えていない」

 ―新規制基準の内容は十分か。

 「安全と経済合理性の両立を目指すべき。米国では稼働率の高い原発は高い安全性があるという認識で規制側と事業者側に暗黙の了解がある。余計な対策はせず、大事なことに集中しており、費用対効果が高い。日本がそうなっているかは疑問。そういうことを言える雰囲気ではない」

 ―富岡町の自宅が帰還困難区域に指定された。

 「雇用や生活、教育、医療などが帰還時期に一度に整うことが必要。どれかが欠けても戻れない。ただ、元に戻そうというのは無理。若い人ほど持ち家率が低く、帰らないと決めている。高齢化社会を先取りしたコンパクトな街や、福島原発の廃炉作業で働く人のベッドタウンとしての復活を考えた方がいい」
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原子爆弾 -- オリバー・ストーン監督インタビュー
一部引用・・

志願してベトナムで陸軍に従軍し、帰還後1986年に「プラトーン」でアカデミー賞監督賞を受賞したオリバー・ストーン監督。以後、社会派監督として「7月4日に生まれて」、「JFK」、「ニクソン」等数々の問題作を発表した。

その彼が手がけたテレビシリーズについて、ヒロシマに詳しいジャーナリスト、グレッグ・ミッチェルが、監督本人にインタビューした記事である。 「原爆は悲惨」だが「原爆が戦争を終結させた」という概念は戦後広くアメリカ社会に浸透してきた。

この概念が「なぜ浸透したのか?」について、明かされない、あるいは表立っては語られてこなかった事実が多数存在することをインタビュー内でオリバーは示唆している。

さらに、作成されたテレビシリーズが迫ろうとする戦争と原爆の真実、そしてそれらを巡るアメリカ文化についての自身の解釈を語っている。

…中略…


正直言うと、ピーターがヘンリー・ウォレスの視点と1944年について話してくれるまで、私自身にも原爆は一番興味の薄い部分でした。あれはまさに目からウロコでしたよ。ウォレスは原爆投下の是非について揺れ動いていました。そしてその様子にシリーズの丸々一話を充てることになったんです。

ある時点で、このシリーズを12話でいく話がありました。第一次世界大戦から始める予定だったのですが、これは私の大好きなところで、伝えたいことが本当に山ほどあります。それから1930年代もそうですね。ところが、第二次世界大戦から冷戦そしてそれ以降については進めていくだけで十分難しいことに気付きました。

でも、まず原爆から、確か第一話の最初のシーンはオッペンハイマーだったと思いますが、とにかくそこからシリーズ全体を始めて、その後再度原爆に立ち返って一話分を割いて描くことにしました。

もちろん、原爆というのは私たちの世代にとっては、[ファシズムを打ち破った正義の戦争の勝者として規定する米国の]「創世神話」、一種の「始祖の神話」でした。このTVシリーズの中ではすでに別の視点から、つまり米露関係から第二次世界大戦をとらえ始めていました。

それでも原爆が「始祖の神話」だったことに変わりはありません。世界でやりたいことを何でもやる権利と倫理的美徳を与えてくれたからです。それに、私たちアメリカは手強いぞとすでに示しました。

原爆を実際に使ったわけで。私たちは原爆を持っているから、私たちは何をやってもいいんです。おそらく、十分な理由をでっち上げることもなくただ冷酷に原爆投下する以外はね。

それは「やらなきゃいけないから」といって世界中の国々に侵攻して行くのと同じです。イラクへ行って、壊滅させるーーにしても、私たちの多くはイラクで過ちを犯したということをわかっています。

でも、多くの人が自身に免罪符を与えていますね。だって、そうでしょ? 私たちにはその権利があったんですからね!

「決して繰返さない」はこの国の為政者やマスコミの常套句です。核兵器はあまりに残酷ですからね。だけど、すでに原爆投下したことについては全面的に支持しています。要するに、決して使わないということに対して本質的に二つの例外があるわけです。かなり矛盾した話ですよね。

こういった考え方が、アメリカ人の無意識の一部として取りこまれてきました。私たちはこのドキュメンタリーで、原爆投下は道徳的に非難されるべきものだというだけでなく、戦略的に必要ですらなかったという考え方を示すことで、貢献しようと思っています。

[ミッチェル] 10年前はほとんどそういったことはご存知なかったのですか?

[ストーン]そうですね。10年程前は、こういうことについてはあまり情報収集もしていませんでしたし、他の事に手をとられていましたからね。

当時は軍とそれからトルーマンとには別の理由から強い疑念を抱いてはいました。なぜなら、ジョージ・ブッシュとコンドリーザ・ライス[6]が彼を褒めちぎった時、私のメーターが逆に振れたからです。

タイム誌がトルーマンを「最高の大統領の一人」と呼んだ時には、たわごとメーターは完全にはねあがっていましたよ。

なにもトルーマンを貶めるのがここの目的ではありません。彼は激動の時代に生きたただのちっぽけな男だったのです。

原爆投下はひとえにトルーマンの決断でなされたというわけではありませんでした。原爆投下するよう彼には圧力がかけられていたんです。

お分かりでしょうが、原爆投下については知れば知るほど、良心に照らして恐ろしいものがますます見えてきます。

それは神話の中の神話、かの創世記神話に出てくる、禁断のリンゴをかじってしまうあのエデンの園のようなものです。聖書では少なくとも、二人はエデンの園から追放されてしまいます。でも、私達の場合はリンゴは食べたけど、でも「食べざるを得なかったんだ」と言うわけです(笑)。

[ミッチェル] 調査した中で一番衝撃を受けたのはどんなことでしたか?

[ストーン] 旧ソ連ですね。旧ソ連の侵攻を詳しく学んでいくうちに、現実に起こったこととは別の可能性や「もしこうだったら?」ということを考えるようになりました。

アメリカは侵攻を11月までは予定していなかった。もし仮に侵攻が必要になることがあったとしても、ね。そして、8月9日までには旧ソ連は侵攻開始し、日本人を一掃し始めていたのです。仕事を片付ける、つまりは日本を降伏させるのにどれだけのことが必要だったでしょうか? 一週間? ほんの数週間? それだけ待てば問題などなかったんです。

もう一つ衝撃だったのは、日本人は広島で実際何が起きたのか認識すらしていなかったと言うことです。

カーチス・ルメイの焦土化作戦によってあまりに壊滅的な状態にあり、そんな余裕はなかったのです。

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アメリカは日中韓の争いに手をだせない、ださない。
東アジアのナショナリズム
米国アジア専門家の困惑と苦悩~中国株式会社の研究(213)

一部引用・・

米国「アジア村」の苦悩

今回の会議で最も強く感じたのは米国人アジア専門家の困惑と苦悩だ。要するに、中国は米国の言うことを聞かなくなり、頼みの日韓は今もギクシャクし、その間に北朝鮮が好き放題やっていて、全体として米国の影響力が低下しつつある、という残酷な現実である。

 それなら、米国自身がアジア諸国間の論争を仕切ればいいのかと言うと、決してそうではない。米国が領土問題などに下手に介入し、特定の国の立場を支持した途端、米国は他の同盟国やパートナーを事実上失う。米国アジア村の住人はそのことを熟知している。

 今回ソウルで再会した米国の友人たちも皆同様に困惑していた。彼らは日、中、韓の関係者から内々三者三様の陳情を受けるが、決して具体的行動は取らない。「どいつもこいつも、勝手なことばかり言いやがって」と内心思っているに違いないが、とても口には出せない。

 当然だろう。一方に加担すれば、その時点で米国は信頼と影響力を失う。中国も韓国もこの点はよく承知しているので、対日プロパガンダはやめない。日本に全く非がないとは言わないが、歴史問題を巡る議論が過去30年間、出口のない堂々巡りを繰り返してきた理由の1つはこれである。

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太平洋の島国「ツバル」の水没問題はいずこに?
時事寸評 「ツバル」はどこに行ったの?」

 先日、あれほど「ツバルが沈んでいる!」と騒いでいた日本のツバル保護団体は今、どのように言っているのかを調べたら、二つの方向があった。

1)「温暖化でツバルが沈むという言質があったが、真偽のほどはわからないが、私たちはこのことにどう向き合うのだろうか?」
2)「道路にはゴミがあふれ、環境を改善するお金は温暖化を言って先進国からお金を取るしかない」

「将来は温暖化でツバルも危険になるかも知れない」ということはあっても、「ツバルがすでに水没している(一部でも)」というのは全くなく、まして海水面の変化に対するデータを掲載している団体を見つけることはできなかった。

この大がかりな「報道詐欺」の問題は、順序よく修正して行く必要がある。「ツバルが沈んでいる」という発信もとは環境省と東京都(石原知事)でしたが、この辺は改善ができないし、間違っていても絶対に謝りませんから、問題外にしておいた方が良いと思います。

まず、謝るのはNHKですね。なにしろ私たちの受信料で運営されていますし、普段から「受信者のために」と言っているのですから、「ウソを言いました。ウソの理由は・・・」と説明する必要があります。

特に2006年4月30日の放送でツバルのインチキ写真(ツバルの一部の浸水をあたかも全島のように放送)についての説明とその時にディレクターをした日野さんの弁明を放送するべきです。

ついでに、

1)国民にCO2をマイナス6%にするように呼び掛け、自分は80%増大(電力消費、NHKのブログに一時、掲載されていた)させていたことの二面性を謝り、説明すること、

2)子供用に「ホッキョクグマ」という「みんなの歌」を作り、子どもを脅したこと(北極はまだ氷が充分あるので、小学校で教えている理科にも反した歌)、も謝り、説明した方が良いでしょう。

とにかくNHKから始めなければなりません。というのは、日本社会をダメにした主要な原因の一つが、NHKがウソの空気を作り、それが蔓延して日本社会の常識ができたからです。それがくり返されていつの間にか「ウソは大丈夫」というこれも新しい常識ができました。

さらに福島原発事故では、「1年1ミリ」の被曝限度の法令すら、みんなで暗黙の内に言わないというところまで発展したのです。

ツバルは一体、どこに行ったのでしょうか? 

NHKの次にツバル報道を継続的に増やしてきた朝日新聞と日経新聞が謝るべきと思います。

この2つの新聞は自分で買わなければ読まなくて良いとも言えますが、なにしろ新聞協会が「私たちは公器だから」と言って消費税の増税の免除を財務省と合意したのですから、公器は公器なりにするべきことをして欲しいと思います。引用元

(平成25年4月18日)
ツバルの現状についてはこちら
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中坊公平さんは世間のお役にたった人だったが・・

■中坊氏、光と影 法曹界に大きな影響

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130505/trl13050522380002-n1.htm

ところが、強気の姿勢がたたって転落する羽目に。平成14年に強引な取り立てに伴う詐欺容疑で刑事告発され、東京地検特捜部の捜査を受けた。起訴猶予だったが、廃業を余儀なくされた。19年に大阪弁護士会に再登録を申請し、法曹への未練ものぞかせたが、「弁護士会を混乱させた」として約3カ月後に撤回した。

落合洋司弁護士のブログ⇒上記の刑事告発された事件の捜査が行われた当時、東京地検次席検事は、その後に検事総長で上り詰めた笠間氏であったと記憶していますが、処分は「起訴猶予」で、犯罪事実は認められながらの不起訴ですから、弁護士を廃業させ社会的責任を取らせた上での不起訴、という手法に、賛否両論はあったと記憶していますが、

笠間氏らしい手法であると感じたことが思い出されます。私は、平成7、8年当時、笠間氏が東京地検特捜部副部長であった当時、公安部から特捜部へ応援に駆り出されて、部外者の若輩者で特捜部への思い入れもなかったせいか、結構、思い切って話をする機会があり、笠間氏も気さくな人なので、飲んだ後に一緒に電車で帰りながら話をしたりする機会が割とあったのですが、

当時も、捜査中の事件で、こういう、事件がうまくまとまり被疑者らの身も立つような、独自司法取引、のようなプランを考えて実行に移していて、こういう発想をするおもしろいおじさんだな、という強い印象を受けた記憶があります。中坊なんか起訴されて刑務所に行けばよかったのに、という声が、今なお沸々と湧き上がってきそうですが、

笠間氏が当時、差配(おそらく、ですが)していなければ、中坊氏は、起訴、有罪が避けられなかった可能性がかなりあるように思います。その意味では、中坊氏としてはバッジが飛んでしまい不本意であったにせよ、有罪になればどうせ飛んでしまうバッジですから、運は良かった、と言えるでしょう。

ある時代を画した人間は、次の時代を生きることはできない、ということを、司馬遼太郎はいろいろな作品で繰り返し述べていますが、中坊氏は、明日の日本や司法改革に、夢を見ることができた時代に、先頭に立ちラッパを吹き幻想を振りまきながら人々を先導していた人物ではないか、という気がします。

日本の今後がますます混迷し司法改革も行き詰まりを見せる中、ひっそりと世を去ったことに、時代が変わったことを感じます。死に臨んでその脳裏に去来していたのは何だったのでしょうか。

引用元
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とにかく国会議員や知事は英語を喋れ 国際会議でぽつんと孤立でアホ扱い
英語

緒方林太郎 2013年05月05日 20:00

実は私は外務官僚だったくせして、ちょっと英語に抵抗感があります。外務省にいたくせして、英語圏に長く住んだことがないので、コミュニケーションが出来ないわけではないのですがちょっと抵抗感があります。

抵抗感が全くないのがフランス語、これは住んでいたからです。フランス語であれば、いつ何時話しかけられても大丈夫です。英語は10秒程度の事前心構えがないとたどたどしくなります。そして、私の英語の発音は少し変です。

 そういう私が言うのも何ですが、やり方はともかくとして英語教育に力をもっと入れることには大賛成です。大学受験にTOEFL、TOEICを導入するのがいいのかどうかは賛否が分かれますけども、少なくとも何らかのそういった誘因を働かせて勉強してもらうようにするのがいいと思います。

 若い方に話す際にいつも言うのが、「僕は職業柄、否が応でも英語を使うことが多かった。だけども、あなた方の世代は我々の世代よりも英語が当然に話せることを求められる出番が増える。

仕事でもほぼ強制的に海外勤務をさせられることもあるだろう。コミュニケーションのツールと割り切って勉強しておいた方がいい。」ということです。これは「好き嫌い」というよりも、「必然」として捉えた方がいいと思うのです。

 もっと言えば、英語でなくてもいいです。国連公用語の一つが出来るようになればそれでいいと私は思います。英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語、中国語、どれでもいいです。ただ、いきなり英語以外のものを学ぶことは難しいでしょうから、やっぱり導入としては英語が出来るようになるのがベストでしょう。

 実は一番英語化が必要なのは政界です。最近はかなり増えてきましたけど、英語の最低限の知識のない人が多すぎます。

よく国会議員は海外視察をしますけど、いつまで大使館からの通訳を付けて物見遊山的な海外視察をやっているのだろうかと不思議になることは多かったです。大臣、副大臣、政務官クラスが国際会議に出ても、会議場の中で一人だけ英語が出来ない状態でポツンと置かれていることは稀ではありません。

今、国会側から「英語教育」について色々なメッセージが流れてきますけど、あの国会の場がもっと国際化すべきなんだろうと常々思っていました(これを私が言うと「エラそうに」と言われるので、現職の間は言いませんでしたが。)。

 外国語はやればやっただけ伸びます。そして早めに始めれば始めただけ、馴染みが早いです。だからといって、幼時からやることには違和感がありますけども、それは手法をよく検討しけばクリアーできる問題です。

 ともかく、英語については「好き嫌い」ではなくて、「不可避の必然」としてもっともっと重視していいでしょう。多くの若い方が、ツールの段階で壁に当たることなく、どんどん外に出ていってほしい。

外国で活躍するもよし、日本で外国語を駆使しながら活躍するもよし、何でもいいのです。日本はともすれば、「海外から有能な人が入ってきてほしい」という一方的な願望を持ちがちですが、こちらから外にベクトルが働いていないのに、外から日本にベクトルが向くことはありません。

 雑なエントリーでした。

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日本国憲法は世界にどう見られいるのか
マル激トーク・オン・ディマンド 第629回(2013年05月03日)
世界は日本国憲法をどう見ているのか
ゲスト:ジャン・ユンカーマン氏(映画監督・ジャーナリスト)

一部引用・・

 日本国憲法の「平和条項」は1947年の施行当時は画期的なものだった。

平和条項を含む憲法を持ったことの意味は、その後に新たな憲法を制定する国々や独立する国々の憲法にも大きな影響を及ぼした。日本に続いて憲法に平和条項を盛り込む国が相次ぎ、今では世界の約200カ国のうち150カ国の憲法に何らかの平和条項があるという。

 その日本が今、憲法第9条を改正した場合、国際的にはどのような意味を持つのか。

 『映画 日本国憲法』の中でジョン・ダワー氏やノーム・チョムスキー氏ら世界の知識人12人のインタービューをしたジャン・ユンカーマン監督は「日本国憲法、特に憲法9条は国際的に日本の平和に対する姿勢の現れとして見られている。

だから日本の憲法改正論議は国内問題ではなく、国際的な問題だ」と話す。その先駆けとなった日本が平和条項を改正すれば、それは日本の国際的な信用を損ねるのみならず、日本に倣って平和憲法を作った国々にも大きな落胆をもたらすだろう。

ユンカーマン氏は、今日の日本の政治家たちにその視点が欠けていることに大きな危惧を抱くという。

 改憲論者の多くは、現在の日本国憲法は占領下でアメリカから押し付けられた憲法だから、改正をして独自の憲法を作らなければならないと主張する。

しかし、現実はわれわれ日本人が自ら進んでこの憲法を受け入れ、寄り添い、その理念を懸命に護ってきた。ユンカーマン監督の映画に登場する識者たちも、日本がこの憲法が謳う崇高な理念を体現できるかどうかに、世界中が注目していると語る。

全文はこちら
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パソコン遠隔操作容疑者は改めて4回目の逮捕
“伊勢神宮爆破する”再逮捕も容疑否認

5月8日 12時6分 NHKNEWSweb

パソコンの遠隔操作事件で逮捕・起訴された男が去年9月、インターネットの掲示板に三重県の伊勢神宮を爆破するなどと書き込んだとして威力業務妨害の疑いで再逮捕されました。

逮捕はこれで4回目で、男はいずれも「身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。

再逮捕されたのは、東京のインターネット関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)です。

警視庁などの合同捜査本部によりますと、片山容疑者は去年9月、三重県の男性のパソコンを遠隔操作して、インターネットの掲示板に「伊勢神宮を爆破する」と書き込んだほか、「都内の携帯電話販売店にトラックで突っ込む。店員と客をひく」などと書き込んだとして威力業務妨害の疑いが持たれています。

警視庁などによりますと、片山容疑者は書き込みにあった携帯電話販売店とトラブルを起こしていたということで、販売店はこの書き込みのあと、3日間、臨時休業になりました。

片山容疑者の逮捕はこれで4回目で、合わせて7件の事件で逮捕されたことになります。

警視庁などによりますと、片山容疑者は調べに対して「いずれの事件も身に覚えがない」などと一貫して容疑を否認しているということです。

☆片山容疑者は2月に逮捕されて容疑否認のままほぼ4ヵ月拘留されている。片山容疑者は真犯人かもしれないが、しかし検察は起訴ができるだけの証拠を持っていない。

彼に証拠隠滅や逃亡の恐れがある??
日本でどこに逃げる?

容疑者が心身ともに耗弱してもうどうにでもなれと、検察官の思い通りの調書に署名するまで何年も?この状態が続くとしたら、これまで長年使われてきた検察の手法そのものだ。

 検察に、容疑者のエンドレスの拘留という蛇の生ごろしが認められている数少ない国日本。

小粒の担当責任者がメンツを守るためにやっていることが、日本の司法の無法性を露わにするが、警察と検察内部では彼は高く評価され出世の階段を上るのかしらん?。

使用人はご主人様の顔をみて働くからそれは当然だが、日本の刑事司法には法治国としての暴走の歯止めの仕組みがない。冤罪事件を多発させてきた検察と裁判所は日本国の現代の「関東軍」か?
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2013年05月09日(木)
阿智胡地亭便りから  「#32 シャンツアイが茂った」
2003.8.16 作成・メルマガ発信

*どこの空港も飛行機から外に出るとその空港の匂いがします。シンガポール空港(旧空港)のシャンツアイ(香菜)の匂いのように。

(行った人はご存じのように、彼らはどんな料理にも最後に三つ葉かパセリのようにこのハッパをのせます。シャンツアイは最初あぶらむしの臭いやと思いましたが、すぐに好きになり今も種を買って、夏は家のプランターで栽培しています。ボク以外家族の誰も食べませんが)
                     (海外あちこち記---その七から)

 今年もベランダのプランターでシャンツアイ(香菜)が青々とした葉をつけている。最初のものは枯らしてしまい、今のシャンツアイは神戸元町の「ブハラ」というインド料理屋か、六甲道の「上海外灘(バンド)」という中華料理店で食べた帰りに、袋入りの種を貰ったのがうまく育って毎年開花し、種を取り、代々続いている2代目だ。

 先日、相方がプランターから摘み取って台所に持っていくのが、その香りというか匂いですぐわかった。晩飯は確かニホンメシと言っていたのに何に使うのかと思っていたら、豆腐の澄まし汁に振り掛けて出てきた。何の違和感もなく、澄まし汁に合う。和食系にも三つ葉の代用でなくそのまま使えるんだと思った。

シャンツアイは強烈な青臭い匂いがするので、中国、台湾、東南アジアへ行くと、半分冗談ながらこれを食べられるかどうかで、土地に適応出来るかどうかのリトマス試験紙みたいに使われることがある。好きか嫌いかだけだから、嫌なら「シャンツアイ プーヤオ」(香菜不要)と言えばいいのだが、シンガポールあたりでは何にでも乗せてくるので、慣れた方が早いような気がする。

ボクは一番始めは、ジャカルタのホテルの中華の店のヤキメシの一口で、この変わった葉っぱは何ですかと聞き、これはうまいと思った。貿易部員として、8年間アジアを担当したが、幸いなことに食べ物で手がでないものは一つもなかった。というか中国人(韓国以外は東南アジアも基本は華人系食事)が食うものに不味いものはないという思いは強まったし、今でもそう思っている。

1cmの葉っぱ1枚でもいい匂い(ボクにとって)が台所中に漂うほど独特かつ強烈なので、最初は家族に総スカンを食ったが、一人でチキンラーメンや焼き飯、ヤキソバにも乗せて食べているうちに、家族も慣れてきて今や家族全員がおいしいと食べるようになった。やはり独特のウマミがあるのだろう。そしてプランターの春の植え付けも相方がしてくれるようになった。

ある曲が流れてくると、子供の頃のある場面が浮かんでくるように、匂いも時々ある状況を思い出させる。家で匂いがするとスマトラ島のメダンからトバ湖へ向かう山中で、車が道に迷い、時分どきになってしまい、路傍に一軒だけあった店で食べた回火鍋?にたっぷり乗っていたシャンツアイを思い出したりする。

今では阪神間の殆どのスーパーで売っている香菜、日本人の何でも試してみて良かったら取り入れる能力は全然変わっていない。

今年も茂ったとさ。

**「香菜(シャンツアイ) コウサイ、または中国パセリと呼ばれるほか、フランス料理ではコリアンダー、タイ料理ではパクチーとも呼ばれる。独特の強い香りを持つ香味野菜である。」講談社 料理材料大図鑑 マルシェより

そのほかの資料によると、「香菜のハーブとしての歴史は古く、旧約聖書の出エジプト記にも記述が残されており、日本には10世紀前後にシルクロード経由で中国から伝わった」

シャンツアイの画像はこちらにも。
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トルコの原発建設「23年から運転開始」 受注の三菱重   朝日新聞
 2013年5月8日0時22分

三菱重工業は7日、トルコが黒海沿岸のシノップに建設を計画している原発4基について、「2023年の初号機の運転開始をめざす」とのコメントを発表した。日本がこのプロジェクトへの排他的交渉権を得たのを受けたもので、同社がこの原発新設計画への参画について公式に認めるのは初めて。

仏アレバ社との合弁会社が開発した新型の原子炉4基(出力合計440万キロワット規模)を採用。伊藤忠商事、仏電力会社GDFスエズ、トルコ発電会社(EUAS)などでつくる国際コンソーシアムで建設・運営をめざす。

 三菱重は新型原子炉について「ヨルダン、ブラジルなど十数カ国で商談を進めているが、トルコでの採用を受け、さらにグローバル展開を加速する」ともコメントし、採用拡大に意欲も示した。
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噴火の危険度 難しい予知 原発新基準に対策義務化   東京新聞
2013年5月8日 07時01分

 七月に施行される原発の新しい基準で、電力会社は百六十キロ圏の火山活動の影響を想定することが義務づけられる。地震国・日本は世界有数の火山国でもあり、どの原発も圏内に火山がある。大規模噴火の危険に直面する場合、廃炉を迫られる可能性もあるが、専門家は「危険性をどう判断するか難しい」と指摘する。 (永山陽平)

 日本には活火山が百十あり、全世界の約7%を占める。

 火砕流が原発に達すれば、冷却設備などが破壊され、重大事故につながる恐れがある。このため、原子力規制委員会は新基準で、火山のチェックを義務づけた。

 国内最大級とされる九万年前の阿蘇山(熊本県)の巨大噴火を想定し、調べる火山の範囲は火砕流が及んだ百六十キロ圏に設定。その結果、全ての原発の同圏内に一つは火山があり、多い所では十以上の火山がある。

 今後、重要になるのは、どの火山が、どのくらい危ないのか-を見定めることだ。

 ただ、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東京大名誉教授)は「原発に影響を及ぼす大規模噴火の予知はできない」と、相当な難題だと言う。

 噴火の予兆そのものは地震計などで数日~数時間前にキャッチできる。だが、大規模な噴火に発展するかどうかまで言い当てるのが難しいという。

 国内で最も新しい大規模噴火は七千三百年前。火山活動は数千~数十万年単位で分析されるのに対し、原発の運転期間は数十年。時間軸が違いすぎ、専門家でも正確なリスク判定は容易ではない。

 どの火山が危険かを判定するのも難しい。いま噴煙を上げている火山が危ないとは一概に言えず、静岡大の小山真人教授は「眠っている(火山噴火でできた大型の窪地がある)カルデラに注意がいる」と語る。小山教授は大規模噴火の可能性がある火山として、鹿児島県の海底にある姶良(あいら)カルデラや北海道の有珠山などを挙げる。

 火砕流が届かなくても、火山灰は広範囲に飛ぶ。九万年前の阿蘇山噴火では、北海道で十センチも積もった。

 産業技術総合研究所の山元孝広氏(火山学)は「火山灰対策は全ての原発ですべきだ」と指摘。日本電気協会の担当者は、火山灰が送電網に積もって電線を傷めることや、灰がフィルターをつまらせ非常用ディーゼル発電機を動かせなくする危険性を挙げ、対策強化の必要性を訴えた。
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【5・3 日弁連会長談話】憲法記念日に当たっての会長談話
本日、日本国憲法が施行されてから66年目の憲法記念日を迎えた。

 日本国憲法の改正手続に関する法律が3年前に施行され、衆参両院に設置された憲法審査会は、毎週のように憲法改正のための議論を進めており、来る7月の参議院選挙の争点の一つになるものと言われている。

 しかし、最高法規として国家権力を制限し、人権保障をはかるための憲法を、国民の間で改正への気運の高まりのないまま、変えようとすることには大きな疑問がある。


 とりわけ、現在の改憲論議の焦点が国会における改憲発議要件の緩和に重点が置かれていることは看過できないところである。

憲法改正の発議に衆参両院それぞれの総議員の3分の2以上の賛成を要件とする憲法第96条の趣旨は、国会で十分な論議を尽くした上で、大多数の支持によって発議されることを確保するためのものであり、世界各国の例を見ても決して重きにすぎるものではなく、当連合会はそれを過半数へ緩和することに強く反対する旨の意見を本年3月19日に表明した。

 しかも、この発議要件の緩和の狙いは憲法第9条の改正にあるとも言われているところ、改正の前にこれまでの政府解釈の変更や、立法によって集団的自衛権の行使を容認する動きも政権内では強まっており、当連合会はその点についても本年3月19日に強く反対する旨の意見を表明した。

 ところで、先日、全国各地の高等裁判所は、2012年12月に行われた衆議院議員総選挙について一票の価値の不公平さを放置している国会の怠慢を厳しく問いただし、全てが違憲ないし違憲状態とした上、さらには無効であると判決したものすらあった。国会はこのような違憲状態の解消こそ最優先で取り組むべきものである。

そして、この解消は弥縫策によることなく、一票の価値の平等を真に実現するよう、抜本的な措置を直ちに講ずる必要がある。

 また、東日本大震災から既に2年以上が経過したが、今なお大勢の被災者が憲法の定める基本的人権が十分に保障されているとは全く言い難い状況に置かれていることは問題である。

そして、東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応も放射能汚染水の処理を含めて全く不十分なままであり、そのことから周辺住民の生存権は保障されていないと言うほかない。

 当連合会は、憲法が最高法規として国家権力を制限する立憲主義の意義をあらためて確認し、全ての人々が個人として尊重され、人権が十分に保障されることを目指すものである。

2013年(平成25年)5月3日
日本弁護士連合会
会長 山岸 憲司

*日弁連HPより
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中坊公平さんが世間から消えた理由。
中坊さんは司法改革について歯に衣着せぬ発言を繰り返した。

そのため彼が責任者であった組織の行動の過去の咎めを受けて
表世界から消されたようだ。

そのあたりの事情をようやくネットでみつけた。

一部引用・・中坊氏の訃報を聞いて、とても複雑な気持ちになった。
「総理にしたい人」のナンバーワンにもなり、
内閣特別顧問にまで就任した中坊氏。
それが暗転したのが、整理回収機構(RCC)の
でたらめな詐欺的回収。
その告発記事を書いたのは、私だった。

内部告発―権力者に弓を引いた三人の男たち
http://www.amazon.co.jp/dp/4846304914/ref=cm_sw_r_tw_dp_A.XHrb1CNNM5P

RCCは住宅専門金融会社(住専)の破たん処理のために、
預金保険機構が100%株主となった、国策会社。
中坊氏は初代社長として辣腕をふるった。
「向かうところ敵なしと言っていいくらい、すさまじい
勢いでした。RCCの社長として給料はいらないとして、
喝采を浴び、強きをくじく、弱きを助けという救世主の
ようでした」
と中坊氏の元部下はそう当時を振り返る。

その活躍は、弁護士の領域にとどまらず、内閣特別顧問にも
つき、政界にまで及んだ。
それが暗転したのが、私が書いたRCCでの詐欺的な回収だった。
住専の大口債務者、朝日住建が大阪府に土地と建築途中のマンションを
所有していた。
そこには、明治生命と横浜銀行が最初に資金を融通。
次いで、RCCが債権を有していた。

最終的に、この物件は43億円で売買される。
だが、33億円と明治生命と横浜銀行に嘘をついて、
意図的に2社への回収金額を減らして、RCCは取り分を増やした。

全文はこちら

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毎月のセシウム137降下量、東京新宿」   by 早川由紀夫
今年の春は、去年の春に比べて2倍のセシウムが空中を舞ってる。

東京都健康安全研究センターのデータをグラフ化した。

今年の春は風が吹く日が多いせいだと思われる。

この状況は5月下旬まで続くだろう。

6月になれば、草が地表を覆いつくして風が吹いてもホコリが立たなくなる。

 グラフは早川由紀夫の火山ブログにあります。こちら
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福島市立図書館など 高濃度セシウムを検出 NPO調査   河北新報
2013年05月09日木曜日

 福島市のNPO法人・市民放射能測定所は8日、同市の図書館などの敷地内の土壌から最大で1キログラム当たり43万ベクレルと高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。

 同法人が1~2日、福島市立図書館、福島県立図書館、県立美術館(いずれも福島市)の駐車場などの土を採取し、ゲルマニウム半導体検出器で測定した。市立図書館で1キログラム当たり約43万3800ベクレル、県立図書館で約28万1100ベクレル、美術館で約28万9100ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。

 県と市は同法人から7日に報告を受け、土壌のあった場所をシートで覆うなど既に立ち入りを制限する措置を取った。

 同法人は「周辺住民や施設職員の健康を守るため実態調査と適切な対応を求めたい」と話した。
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首相 歴史認識 米が懸念 「東アジア混乱」「米国益害する」 東京新聞
2013年5月9日 07時20分

 【ワシントン=竹内洋一】米議会調査局が日米関係の報告書をまとめ、旧日本軍慰安婦問題などをめぐる安倍晋三首相の歴史認識について「(東アジア)地域の国際関係を混乱させ、米国の国益を害する恐れがあるとの懸念を生じさせた」と指摘した。米有力紙にも首相の歴史認識を批判する社説が相次ぐなど、東アジアの不安定化要因として危惧する声が高まっている。

 米議会調査局は、上下両院議員の立法活動を補佐するためその時々の国政の重要課題について専門スタッフが調査し、詳細な情報を公式報告書にまとめて議員に提供。議論に影響を及ぼしている。

 今月一日付の日米関係の報告書は、首相が「強固な国粋主義者」として知られ、「帝国主義日本の侵略やアジアの犠牲を否定する歴史修正主義にくみしている」と指摘。慰安婦問題や靖国神社参拝をめぐる言動は、「米国や日本の近隣諸国から注意深く監視される」と強調した。

 報告書は、植民地支配と侵略を認めた一九九五年の村山富市首相(当時)の談話について、安倍首相が今年四月の国会答弁で「そのまま継承しているわけではない」「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と述べたことに触れ、米国が非公式に懸念を伝えたとの報道に言及した。

 慰安婦問題では、報告書は旧日本軍の関与を認めた九三年の河野洋平官房長官(当時)による「河野談話」の見直しが安倍首相の持論であり、仮に見直せば日韓関係を悪化させるとしている。米国内の反応として、クリントン前国務長官が「慰安婦」でなく「(強制された)性的奴隷」という用語を使うよう国務省高官に指示したとの報道も引用した。

 さらに「首相は熱心な国粋主義者を閣僚に選んだ」と指摘。複数の閣僚が靖国神社を参拝し、中韓両国が反発していると説明した。

 米有力紙も、安倍首相について「歴史を直視していない」(ワシントン・ポスト)、「不必要なナショナリズム」(ニューヨーク・タイムズ)とする社説を掲載している。

◆首相 侵略の国連定義は「参考」 参院予算委

 安倍首相の歴史認識に関する発言が波紋を広げている。村山談話や河野談話といった過去の政府談話をそのまま踏襲したくない首相の本音が見え隠れするからだ。中国、韓国の反発だけでなく、首相が同盟関係を重視する米国からも懸念が示され、事態の沈静化は遠い。

 八日の参院予算委員会でも、過去の植民地支配と侵略を謝罪した村山談話が議論となった。首相は「侵略」を「他の国家の主権、領土保全、政治的独立に対する武力行使」などと定義した一九七四年の国連総会決議について「国連安全保障理事会が侵略行為を決定するためのいわば参考だ」と指摘。

「学問的にさまざまな議論があり、絶対的な定義は決まっていないと(四月の国会で)申し上げた。政治家として立ち入ることはしない」と述べた。

 村山談話をめぐっては、戦後七十年の節目となる二〇一五年に「未来志向」の新たな談話を発表する意向を表明している。その際、村山談話でアジア諸国に「多大の損害と苦痛を与えた」とした部分は、安倍内閣でも同じ立場だと言っている。

 だが、村山談話の核心部分ともいえる日本の侵略を認めて謝罪した部分に関しては、内閣として引き継ぐとは明言しない。

 首相は従軍慰安婦に関する河野談話についても、〇七年の第一次安倍内閣当時に、日本軍による強制連行の証拠は見当たらないとした答弁書を踏襲する考えを表明。慰安婦に対しては「お見舞いを申し上げたい気持ちは歴代内閣と変わりはない」と国会で答弁する一方で、強制性に関する認識などについては「外交問題に発展する」として、対応を菅義偉官房長官に委ねる姿勢を通している。

 首相は八日の予算委で「日本は深刻な反省から戦後の歩みを始めた。安定的な平和を維持する努力もしてきた」と日本の立場に理解を求めていく考えを強調。菅氏も記者会見で「外交ルートを通じて理解をしてもらうに尽きる」と擁護するが、事態を好転させる打開策は何も示されていないのが現状だ。 (大杉はるか)
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原発再稼働、市民議論を 松山でジャーナリストが講演 愛媛新聞
2013年05月07日(火)

【写真】伊方原発再稼働の可能性や放射能汚染の現状などを話したした木下黄太さん=5日午後、松山市三番町6丁目

 放射能汚染問題などを取材しているジャーナリストの木下黄太さん(46)が5日、愛媛県松山市三番町6丁目のコムズで講演し、「原発再稼働問題への意識を高く持ち、多くの市民を巻き込んで議論してほしい」と訴えた。

 木下さんは1999年の東海村臨界事故を取材。2011年3月の東京電力福島第1原発事故後は全国各地で放射能汚染状況を独自調査している。

 講演では、政治的背景などから伊方原発(伊方町)が全国で最も早く再稼働する可能性が高いと指摘。福島原発事故で放射性物質を含んだプルーム(雲)が約350キロ圏内に拡散したとの独自調査結果を例に挙げ、伊方で事故が発生した場合に「被害が九州や京都など西日本全域に拡大する」と話した。

都内を中心に甲状腺疾患などが悪化した患者が急増している現状も説明。「チェルノブイリ原発事故では約5年後に白血病などの患者が増えた」と注意喚起した。

講演会:放射能調査の木下黄太さん「伊方再稼働は危険」 事故なら拡散防げぬ--松山 /愛媛

毎日新聞 2013年05月06日 地方版

 放射能汚染の実態を調査・発信しているジャーナリスト、木下黄太さん(46)の講演会が5日、松山市三番町6の市男女共同参画推進センターであった。四国4県の市民でつくる民間団体が主催。

木下さんは、福島事故で放射性物質が南北約350キロに拡散した調査結果を挙げ、「岬の突端にある伊方原発で事故が起きればプルーム(放射性物質の雲)が瀬戸内地域に流れる可能性があり、関西が壊滅して日本は終わる」と伊方原発再稼働の危険性を訴えた。

 木下さんは「風向きと地形以外に放射性物質の拡散を止められるものはない」と強調。そのうえで「工業地帯があるエリアに流れる確率が高いのに、(伊方原発周囲に)防ぐためのブロックが何もない」と指摘し、「そんな原発を動かすことはおかしい」と憤りをあらわにした。

被ばくによる健康被害の実例も挙げ、「健康状態の想定も踏まえながら原発をどうするか考えざるを得ない」と述べた。

 講演には、約60人が出席。参加者との対話集会もあり、質疑応答や意見交換も行われた。【橘建吾】
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2013年05月08日(水)
阿智胡地亭便りから  「#31 遭遇 その2 イノシシ カンバック」
2003.8.10作成・メルマガ発信

夜11時過ぎ、飼犬のうち若い方のムーが突然ワワーンと外に向かって異様な吠えかたをした。あっイノシシがまた現れた。人に対する吠えかたと全然違うのですぐそう思ったそうだ。

相方が道路際の2階の部屋の窓から外を見ると、20mほど離れたゴミの集積所のところに大きなイノシシが1頭とウリンボウが一匹ビニール袋に鼻を突っ込んでいる。時間が遅いのでバスはもう通らないが、乗用車が何台もそこを避けて大きくふくらんで減速して上がっていく。

集積所の前の一家は総員で玄関の塀ごしに顔を出してこわごわ覗いている。そのお隣はガレージのシャッターの前に置いていたビニールをあわてて取り込んでいる。(私は冷酒をやりすぎてこの時間は白河夜船だったので翌朝聞いた)

その一週間ほど前は真夜中にムーが吠えるか吠えないうちに、家の前のお宅の玄関でドーン、ドーンという大きな音がした。覗いてみたらやはりウリンボウを連れたイノシシがアルミ製の柵に体当たりしているのが見えたそうだ。前にアルミの柵の中に置いていた生ゴミをやられた事があるおうちだ。

一年ほど前近所の何軒もアルミ製の柵や玄関がイノシシの体当たりで捻じ曲げられ、取り換えざるを得なかった。うちと隣は建ったのがほぼ40年前と古いので柵は鉄製だが、鉄製のものはどの家も被害がない。推測だが鉄の(かなけ)のイオンの匂いを避けるのかもと思う。

つまり先祖代々、猟師のトラバサミなどの鉄のワナで痛い目にあってきたので、鉄から逃げるDNAがあるのかも知れない。理由は不明だが鉄製の物には向かってこないというのは不思議な事実だ。

神戸市が六甲山麓の地区の住民の声を聞いて昨年ようやく「イノシシ迷惑防止令」を出して、餌をイノシシにやるのが禁止されてから、彼らが近所をうろつくのが少なくなってほっとしていた。

今年の梅雨の長雨や気候不順で六甲山の自然のエサが少なくなったので、またもや人家の近くに出没しだしたのだろうというのが、朝飯どきの我が家の結論だった。

注)書かれた内容は2003年当時の状況で、ここ4,5年家の周辺でイノシシを見かけることは殆どありません。
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原発関連資料、閲覧可能に 8カ月経過し再オープン  共同通信
2013/05/07 20:44

 原子力規制委員会は7日、原発関連の約1万8千点の資料を閲覧できる「原子力関係資料閲覧室」が13日に再オープンすると明らかにした。旧原子力安全委員会が運営していたが、昨年9月の規制委発足とともに閉鎖。8カ月たってようやく、規制委が入居する都内の民間ビルに開設される運びとなった。

 閲覧室では電力会社が提出した原発の設置許可申請書や、安全委の会合資料などを保管。昨年9月までは無料で閲覧できたが、閉鎖中は規制委に手数料を支払って情報開示請求した上で閲覧する必要があったため、早期再開を求める声が上がっていた。
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地下水、月内にも海へ 東電「安全性問題ない」 福島第1 河北新報
2013年05月08日水曜日

 東京電力は福島第1原発の放射能汚染水対策として、敷地内でくみ上げた地下水を海に放出する方針を固めた。「汚染前の水で安全性に問題はない」とし、地元市町村や漁業関係者の了承を得て5月中にも踏み切る。

 構内では大量の地下水が1~4号機の原子炉建屋に流れ込み、原子炉冷却水と混ざって1日約400トンの放射能汚染水がたまり続けている。放水対象は建屋に流入する前にポンプでくみ上げた地下水で、「放射性セシウム137の濃度は1リットル当たり1ベクレル以下で通常の地下水と変わらない」(東電)としている。

 東電は13日の福島県漁連の組合長会議で方針を伝え、理解を求める。県漁連は「注意深く水質検査しながら行ってほしい」(野崎哲会長)と承認する考えだ。

 渡辺敬夫いわき市長は「東電が『汚染されていない』と言っても消費者は理解してくれるのか。現時点では承知できない」と話した。

☆東電のシナリオどおり、結局はもう溜めるところがないから流すしかありません、という事になった。

福島県漁連では抵抗のしようがないのだろう。漁業者は日々の暮らしを立てるためには、これから何十年も東電の補償金(早い話が国の融資金―税金)に生活の資を仰ぎ、10年も経つ頃には漁業後継者もいなくなって、福島のあの素晴らしい漁業は消滅する。

原発事故は農業だけではなく漁業や林業も長期に渡って、その仕事に携わる人の生活を真綿で締め上げていく。

 東電や関電は、自分たちの本社がある場所に近い東京湾や大阪湾には原発を作らなかった。その狡知としかいえない事故発生の先見力は、本当に恐ろしく知能が高いことの証明だ。

原発の安全神話を作り上げた彼ら自身は、原発の安全性を一切信じていなかったし、今も信じていないのだろう。

原発を本当に安全だと思っていたら、消費地から遠く離れて送電コストの高い、自社の配電地域でもない福島県や福井県にわざわざ原発を作りはしなかった。

もし本当に原発を電力会社が安全に操業できるなら、今からでも東京湾と大阪湾に原発を新設すべきだ。彼らが言う日本の経済の維持と発展に寄与するために。
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双葉町、28日区域再編 「帰還困難」人口の96% 河北新報
2013年05月08日水曜日

福島第1原発事故の避難区域見直しで、政府は7日、福島県双葉町を従来の警戒区域から帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)と避難指示解除準備区域(20ミリシーベルト以下)に再編することを決めた。28日に移行する。

 帰還困難区域は新山など17地区。対象住民は6270人で町人口の96%に当たる。避難指示解除準備区域は両竹など3地区で250人。帰還困難区域は立ち入り不可で解除準備区域は立ち入りできる。避難指示解除時期は2017年と見込む。

 区域再編は対象の県内11市町村中10番目で、8市町村にまたがった警戒区域はなくなった。再編未策定は同県川俣町だけとなり、政府原子力災害現地対策本部は「町と協議中。できるだけ早く策定したい」としている。
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裁判員候補者 正当な理由がなく呼び出しに応じなくば10万円以下の過料 

惨劇・重圧 裁判員制度廃止求め 経験者が国を提訴

2013年05月08日水曜日  河北新報

「急性ストレス障害」の診断書を見せ、女性は裁判員制度の廃止を訴えた(写真は一部加工しています)
 「裁判員の仕事でこんなにつらい思いをするのは、私で最後にしてほしい」。裁判員を務めて急性ストレス障害になった福島県内の60代女性が河北新報社の取材に応じ、裁判員制度の廃止を求めるために提訴を決断した心境を語った。

 ■「罰当たった」

 血の海と化した事件現場、消防に救助を求める被害者のうめき声-。裁判で見聞きした画像や音声が今も頭から離れない。食事は1日1食。裁判に関わってから肉が食べられなくなり、主に寒天やゼリーで栄養を取るのがやっとだ。

 最近は自責の念を口にする。「死刑を下したから罰が当たったんだ」
 60代の夫は「妻は生真面目。症状は悪化しているようだ」と心配する。

 ■回避理由なく 昨年12月、福島地裁郡山支部から裁判員候補者の呼び出し状が届き、注意事項に目が留まった。「正当な理由がなく呼び出しに応じないときは10万円以下の過料に処せられることがあります」

 裁判と無縁の人生。「人を裁けない」と苦悩した。10万円を支払うことなど回避する方法を探ったが、決定的な理由が見つからなかった。

 裁判員になった3月1日の夜から心身に変調を来す。体重は一時、4キロ近く減少。夜に何度も目を覚まし、床に座り込んでため息をつくようになった。「裁判員の仕事は義務」と言い聞かせ、裁判に臨み続けた。そこに極刑の重圧がのし掛かった。「死刑を言い渡すのはつらい。一般市民に求めるのは残酷だ」

 ■サポート皆無 裁判後も症状は回復せず、夫婦はサポートを求めた。地裁郡山支部に相談すると、最高裁の窓口に電話するよう勧められた。窓口の担当者は「最も近い面談場所は東京。交通費は自己負担になる」と説明した。たらい回しにされた揚げ句、地元の保健所は「裁判員制度については分からない。必要なら精神科を紹介する」と答えた。

 結局、3月22日に自力で県内の心療内科を受診した。夫は「国のサポート態勢は全く機能していない」と憤る。

 医師は4月19日、診断書に「集中力・決断力の低下あり、就業にたえない」と記した。薬の数が増えた。

 夫は唇をかむ。「平凡に暮らしていたのに。3月1日を境に私たちの人生は狂った」

<開始4年、根幹問われる>

 【解説】裁判員経験者の60代女性が仙台地裁に起こした訴訟は、裁判員制度の是非が最大の焦点となる。制度に携わり被害を受けたとする当事者が裁判員の負担軽減に主眼を置かず、制度の在り方を問う意味は大きい。

 関係者によると、女性は当初、証拠調べで被害者の遺体などのカラー写真が使われたことや、裁判員経験者へのサポートが機能していないことを問題視し、訴訟で主張しようとしたとされる。

 その後、代理人と協議を重ね「制度が続く限り、写真が白黒だとしてもストレスを抱える新たな被害者が現れる。メンタルヘルスケアでは解決にならない。制度自体が問題だ」と判断。証拠調べで検察側や裁判官が採った方法に関する過失は主張せず、立法の責任を追及する方針に変更した。

 制度をめぐる法曹関係者の議論は、裁判員の負担をいかに減らすかに重点を置く傾向があった。

 一方、裁判員経験者の間では「強制ではなく、希望する市民が裁判員を務めるよう改めればいい」との声もある。

 制度は21日、開始から4年となる。法務省の有識者検討会は6月、制度見直しの報告書を取りまとめ、法務省は裁判員法の改正作業に入る。訴訟では、制度の根幹にかかわる論戦の行方が注目される。(報道部・水野良将)


裁判員ストレス障害で国を提訴
NHK福島放送局

ことし3月、福島県郡山市で行われた強盗殺人事件の裁判で、裁判員を務めた女性が、殺害現場の写真などを見たことで急性ストレス障害になったのは、裁判員になることを国民に求める憲法違反の裁判員制度が原因だとして、国に対し損害賠償を求める訴えを、仙台地方裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは、ことし3月、福島地方裁判所郡山支部で開かれた強盗殺人事件の裁判で、裁判員を務めた、郡山市に住む62歳の介護職員の女性です。
7日午前、仙台地方裁判所に訴状を提出しました。
この事件では、夫婦2人が殺害され、一審で被告の男に死刑が言い渡され、男は控訴しています。

元裁判員の女性は、審理の過程で殺害現場のカラー写真を見たり、被害者が消防に通報した際の音声記録を聞いたりしたことで、食欲がなくなったほか、眠れなくなるなどの症状を訴えるようになりました。
その後、市内の病院で、あわせて2か月の休養が必要な急性ストレス障害と診断されました。

訴えによりますと、女性は、正当な理由がなく裁判員を辞退すると罰せられるため、不本意ながら裁判員になったとしています。

その上で、裁判員になることを国民に強いる裁判員制度そのものが、身体的な自由を保障した憲法18条などに違反していると指摘し、精神的苦痛への損害賠償として200万円を支払うよう、国に求めています。

一方で、証拠の提示の方法など、裁判官や検察官の行いに過失があったとは主張しないとしています。

国に損害賠償を求める訴えを起こした元裁判員の女性は、「一般の人が残酷極まりない写真を見たり、死刑判決を出したりするのは負担が大きすぎ、私は一生忘れられません。慰謝料が欲しいのではなく、同じ思いをするのは私で最後になるようにしていただきたいと思います」と話しました。

訴えについて最高裁判所は「報道があることは承知しているが、コメントは差し控えたい」としています。

また、福島地方検察庁は「内容を承知していないのでコメントは差し控えるが、今後とも、裁判員の方々の心理的負担にも十分に配慮しつつ、適正な立証に努めたい」としています。
05月07日 21時20分
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中坊公平さん  東京新聞"筆洗"
体の弱い、金持ちのぼんぼんで、落ちこぼれの寝小便たれ。大学に入ってからも、友人から年賀状一枚も来ない。社会派弁護士として鳴らし、八十三歳で逝去した中坊公平さんは「弱虫」だったという

▼父と同じ法曹の道を歩んでからも、後年の「平成の鬼平」というイメージには程遠かった。社会問題に興味はなく、ビジネス一辺倒。経済的には成功し、少年時代の劣等感も克服したと思っていた

▼そんな中坊さんを変えたのが、森永ヒ素ミルク中毒事件だった。国や企業からは「解決済み」とされ、黙って後遺症に苦しむ被害者を救うために、裁判で闘う。その弁護団長になるように頼まれた

▼国や企業相手に左派の弁護士たちと一緒に闘えば、ビジネスに支障が出かねない。父も辞退を勧めるだろうと相談すると、一喝された。「そもそも赤ちゃんに対する犯罪に右も左もあると思うのか。お前は昔から人様のお役に立つことがなかった人間やないか。引き受けるのが当たり前や」

▼この訴訟で中坊さんが気づいたのは、何の救いの道も見いだせぬ人の絶望感だった。母親たちは国や企業への恨み言を封印し、毒入りのミルクをわが子に与えた自分を、ただ責め続けていた

▼弱い人たちと向き合うことで、弱かった自分に向き合うことができた、と中坊さんは述懐していた。救われたのは彼らではなく、自分だったと。
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2013年05月07日(火)
阿智胡地亭便りから  「#31  遭遇」  その一    
2003.8.10作成・メルマガ発信

吉本の落語家二人

①新大阪のホームで列車の入線を待っていた。車内で読む「週間文春」と「お~いお茶」を確保した後は、いつもの癖で目の前を行き来する人達をバードウォチングならぬピープルウォチングを楽しむ。

背をしゃんと伸ばして夏物を涼しげに決めた奥さんの後を、ゴルフウェアーらしいポロシャツを着た旦那が荷物を持ってトボトボついていく。アタッシュケースを持った紺のスーツの若い女性が男の同僚社員らしいのと急ぎ足で通り過ぎる。

若い男女の外人が6、7人でトランクの山を横においている。ツアーらしいがガイドはいないなあ。女性が小柄だし、着ているものの色とコーデネイトが洒落てるからからアメリカ人じゃなくてラテン系みたい。

あら、向こうからくるおっさんあれは桂文珍みたいやなあ。荷物をカートで引っ張っている。お伴なしで一人で動いてるんだ。彼は私のすぐ隣に来て立ち止まった。やはり文珍だった。

5、6年前に阪急六甲から梅田まで隣どうしに座った桂文珍とはこれで3度目の遭遇だが、いままでになく自然体で周囲の人は誰も気付かない。気のせいか彼は少し仏頂面に見えた。

テレビと違うのは薄いサングラスをかけているだけだ。彼は早く来すぎたのか私の乗った列車には乗ってこなかった。

②21のB席は窓際3列の真ん中の席だった。この伊丹空港発のフライトは乗客に子供が多く満席だった。

シートベルトを締めてぼんやり乗って来る人をみていたら、笑福亭鶴瓶みたいな男が通路をこちらに来る。その後ろに名前は知らないがテレビで顔は見たことがあるのが続いている。

みたいではなく間違いなく鶴瓶だった。彼は20のD席、若いのが20のC席に座った。飛行中二人は半分の30分ほどスケジュールの話をしていた。あのダミ声の大阪弁で。

着陸して皆が席をたったとき、彼の前の席の女性が後ろを振り向いて握手を求め、それに対して笑って握手を返していたくらいで、殆どの人は気付かないままで機内から下りていった。

運動会などの集団の中から自分の子供をすぐ見分けられる視覚の識別能力は、動物の始源的な能力の一つらしいが、例え一度も会ったことがない他人でもいったんインプリンテイングされたイメージと同一人物が目の前に現れたら、無意識かつ即座にその人だと認識するという経験は何度あっても面白い。

ただしアンタがヒマ人やから出来ることや、という声には素直に従います。

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沿道に元気、熱気 三春春まつり時代行列   福島民報
2013/05/06 10:19

 三春、富岡、葛尾3町村と福島民報社などでつくる実行委員会の主催。城下町の特色を生かした行事で風評被害に打ち勝ち、三春に避難する富岡や葛尾の人々を励ます狙い。昨年に続き2度目。

 行列は征夷大将軍坂上田村麻呂を中心とした「平安」、三春を治めた戦国武将田村氏を題材とした「戦国」、三春藩校関係者をたたえる「幕末~明治」の3部で構成。

鈴木義孝町長、田中司郎富岡町副町長、松本允秀葛尾村長、三春の姉妹都市岩手県一関市の勝部修市長らが騎乗し、3町村の関係者や有志、三春中生、田村高生ら約220人が参加した。

 鎧(よろい)武者や槍(やり)隊、鉄砲隊、藩校の剣術学生などに扮(ふん)し、町内を勇ましく練り歩いた。行列に続いて演舞が催された。参加者が武具を手に立ち回り、折り鶴を手に勝ちどきを上げて復興への誓いを新たにした。

 郷土芸能の競演会では葛尾の日山神社の3匹獅子舞、富岡の麓山神社の御神楽舞が披露された。三春からは大町、中町、新町の3台の山車が繰り出し、祭りを締めくくった。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を願う三春春まつりのメーン行事「三春時代行列」は5日、三春町中心部で催され、時代行列などが繰り広げられた。
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被災車処理9割超す 宮城・12市町終了  河北新報
2013年05月06日月曜日

 東日本大震災の津波で被災した自動車の処理率が、県全体で9割を超えたことが県のまとめで分かった。

県に処理を委託した5市町を含む沿岸12市町は3月末までに作業を完了。残る石巻市と女川町も来年3月までに処理を終える予定で、県全体の処理が国が目標としている年度内に終了する見通しとなった。

 被災した自動車は、自治体が一時保管し所有者を確認した上で、所有者が引き取ったり自治体が処理業者に売却したりしている。

利府町を除く沿岸14市町で処理が必要となった5万5340台のうち、3月末までに5万1185台の作業が終了、処理率は92%になった。

 県に処理を委託した気仙沼(9388台)、名取(2675台)、岩沼(2022台)、東松島(3074台)、南三陸(2357台)の5市町分は、自前処理分を含め1万9516台が3月末までに完了。仙台(6450台)など7市町も作業を終えた。

 被災台数が1万7560台と県内最多の石巻市は3月末までに、85%に当たる1万4973台を処理した。9月までに全台数を終了する。

 1689台が被災した女川町の処理率は7%。地元の処理業者に委託したため時間がかかっているが、本年度末までには終える見込みという。

 処理を終えた自動車の内訳は、所有者が引き取った車が1万5342台、自治体が処理業者に売却したのが3万5843台だった。
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日本人はなぜイスラム教を誤解してしまうのか - 島田 裕巳
2013年05月03日 19:27

日本人がイスラム教を理解できないのも、無理からぬところがある。なにしろ国内にはイスラム教徒が少ないからだ。日本人のイスラム教徒となれば、結婚で改宗した人間にほぼ限られる。しかも、大半は女性である。

しかし、イスラム教は、キリスト教に次ぐ世界第2位の宗教である。信者の数というものは、なかなか正確なところが分からないので、判断がつきかねるところもあるが、今やイスラム教徒の数はキリスト教徒に匹敵するという説さえある。

そうである以上、グローバル化が進む現代において、私たち日本人もイスラム教について関心をもち、そのあり方を知っておく必要がある。

ところが、日本人にはなまじ仏教やキリスト教についての知識があることが、かえってイスラム教を分かりにくくしている面がある。多くの日本人は、イスラム教をキリスト教、あるいは仏教に近い宗教としてとらえてしまっている。

たとえば、キリスト教には、信者になるための儀式として「洗礼」がある。カトリックなら幼児洗礼が一般的で、プロテスタントの場合には成人し、信仰をもってから洗礼を受けることになる。

もちろん、プロテスタントでも、それが根づいている地域では、自動的に親の信仰を受け継ぐということはある。だが、そもそもイスラム教では、洗礼にあたるものがない。

一応、二人以上のイスラム教徒の前で、「ラーイラーハ、イッラッラーフ、ムハンマドゥンラスールッラーヒ(アッラーのほかに神はない。ムハンマドはアッラーの使徒である)」と唱えることで入信するとされてはいるものの、実際には、イスラム教が広がった地域に生まれれば、そのまま信者と見なされる。

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オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史(4)  NHKBS1
NHK BS1 世界のドキュメンタリー 2013.4.11. シリーズ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 第1週 第4回 冷戦の構図 第4回は第二次世界大戦直後の5年間、トルーマン政権時代に進む反共戦略に焦点を当てる。アメリカが核兵器を保有し、世界に君臨する反共産主義国家へと変わっていく経緯が明らかになっていく。 アメリカでは戦前に比べ輸出額が倍増し、工業生産は年に15%の伸びを示すなど、大きな経済成長を遂げていた。一方、戦争の甚大な被害を被ったヨーロッパ各国では、社会不安から共産主義勢力が拡大していく。ドイツと日本の侵略を恐れていたスターリンはアメリカとの協力関係を望んだが、アメリカはメディアを使ってソビエトが共産主義による世界征服をもくろんでいると国民に信じさせることに成功し、冷戦へと向かった。 アメリカが1947年のトルーマン・ドクトリンによって冷戦の構図を作りあげたことがターニングポイントとなり、その後の核開発競争と朝鮮半島やインドシナ半島への介入へとつながったとオリバー・ストーン監督は主張する。

オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ... 投稿者 tvpickup
 
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オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史(5)   NHKBS1
NHK BS1 世界のドキュメンタリー 2013.5.6. シリーズ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 第1週 第5回 アイゼンハワーと核兵器 シリーズの第五回は「アイゼンハワーと核兵器」。冷戦構造が確定し、核開発競争が激化するアイゼンハワー大統領の1950年代を見る。アメリカは「力の外交」を展開し、自由主義陣営の構築を目指す。その屋台骨をダレス国務長官やポール・ニッツェなどの反共産主義者が担い、CIA長官のアレン・ダレス、FBIに君臨したエドガー・フーバーが権謀術数を張り巡らす。外交面では、パーレビ国王を復位させたアメリカはイランを中東最強の同盟国に仕立て上げるなど、政権転覆も含め、アメリカの陣営に入れようと様々な“工作”が行われた。こうした“外交”は、第三世界でのアメリカの評判を落としていったと、ストーン監督は指摘する。米ソによる対立が激しくなる中、エジプト、インド、インドネシア、ユーゴなどの国々は、「非同盟中立路線」を掲げて、アメリカと距離を取っていく。一方、対共産圏では、中国、北ベトナム、ラオスなど、アメリカは核兵器使用を検討する事態があったことに光をあてている。国内的には、軍需産業が隆盛となり、経済的繁栄を謳歌したが、海外に目を向けると朝鮮戦争やハンガリー動乱、スエズ動乱、インドシナ戦争など、ベトナムへの軍事介入の伏線が張られていく時代でもあった。

オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ... 投稿者 tvpickup
 
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連休ボランティア減少傾向      NHK福島放送局
05月06日 20時35分

福島県内の東日本大震災の被災地には大型連休を利用して全国から大勢のボランティアが入り、がれきの片付けなどを行いましたが、その数は減少傾向が続いていて、関係者からはボランティアが活動しやすい環境の整備が必要だという声が上がっています。

このうち南相馬市小高区では6日、およそ20人のボランティアが参加して津波の被害を受けた住宅のがれきを片付けました。

この地区は原発事故の影響で今も宿泊が認められていない避難区域で、住宅の片付けなどが進んでいません。

南相馬市ボランティア活動センターによりますと、大型連休の期間中、全国から訪れたボランティアの数は840人で、平日と比べると4倍ほどに増えています。

ただ、センターが当初、想定していた人数の7割にとどまっているということです。
センターではボランティアを対象に実施されていた高速道路の無料化がことし3月末で打ち切られたことが影響していると見ています。

栃木県から来た男性は、「震災直後から月に2回はボランティアに来ているが、高速道路代に往復で9000円かかるようになり、とても厳しい。いつも関西から車で来ていた仲間の顔も見なくなった」と話していました。

南相馬市ボランティア活動センターの松本光雄センター長は、「ボランティアはまだまだ必要で、高速道路の無料化を再開するなどボランティアに来てもらうための対策が必要だ」と話していました。
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報道の自由度 日本は世界の31位から53位に落ちた
日本31位から53位に急落。「世界報道の自由の日」に考える“自由”とは?(大貫 康雄)
2013年5月6日

5月3日は「世界報道の自由の日(world press freedom day)」とユネスコ総会で定め、加盟国に報道の自由を促進し、言論の自由の保障を義務付けているが、現状は理想にほど遠い状況だ。

毎年、この日に合わせて『UNESCO(ユネスコ・国連教育科学文化機関)』が「報道の自由賞」の授賞式を行い、また国際NGO『RFS(Reporters Sans Frontieres・国境なき記者団)』が世界179カ国の「報道の自由度」一覧を発表している。

今年も北部ヨーロッパ諸国が「報道の自由度」で最も高い評価を受けている。RFSはわかりやすいように今年から国別に地図で色分けしてもいる。1位のフィンランドから20位のカナダまでは白。日本は黄色に色分けされたが、1年前の31位から53位に急落。

(閉鎖的な)記者クラブ制度が依然改革されていないなど、名指しで警告されている。

続きはこちら

2013年5月 6日 (月)
メディア報道を鵜呑みにしてしまう日本人
植草一秀

ゴールデンウィークの休日も最終日になった。

全国的に好天に恵まれた今年のゴールデンウィークをそれぞれに有意義にすごされたことと思う。

ゴールデンウィークが終わると、いよいよ本格的に参院選の季節に入る。

こどもの日の昨日は元巨人軍の長嶋茂雄氏と松井秀樹氏に国民栄誉賞が授与された。

長嶋茂雄氏は始球式のバッターボックスに入って意欲満々でバットを振った。

肉声であいさつもした。

日本全国の脳梗塞を患った人たちにも大いなるエネルギーを付与しただろう。

松井氏のあいさつは松井氏の人柄をそのまま表すもので、多くの人を感動させるものだった。

長嶋氏と松井氏の姿そのものは国民に力を付与するものである。


しかし、このイベントがほぼ100%、政治的目的で企画、立案、実施されたことにすべての主権者が留意するべきだ。

日本のマスメディアは数が限られ、しかも、ごく少数の資本がテレビ、新聞、ラジオを系列で支配してしまっている。

この電波産業は寡占集中で、しかも行政権力の支配下に置かれている産業だ。そのため、基本的にその大半が御用メディアに堕落してしまっている。

主権者の情報入手経路がマスメディアに集中しているため、マスメディアが情報を操作すると、その影響が極めて大きくなる。

さらに問題なのは、日本の主権者がマスメディアの情報を鵜呑みにしてしまう傾向を強く持つことだ。

青山貞一氏がネットに公表しているマスコミ鵜呑み度の国際比較を見ると、日本人のマスコミ鵜呑み度が群を抜いて高い。


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福島県内県内の子ども、25万人割れ 前年同期比7757人減  福島民友ニュース
2013年5月5日 

 「こどもの日」の5日に合わせ、県が4日発表した4月1日時点の本県の子どもの数(15歳未満人口、推計)は24万9151人で、比較可能な1950(昭和25)年以降で初めて25万人を割った。

前年同期と比べて7757人の減少。東京電力福島第1原発事故が発生した直後の2011年4月~12年3月と比べ、年間の減少幅は約半分に縮小したが、住民票を移さず県外避難した子どもは減少分に反映されず、実際はもっと減っているとみられる。

 県人口に占める子どもの割合は12.9%で、前年より0.2ポイント低下した。男女別では、男子が12万7995人、女子が12万1156人で、男子が女子よりも6839人多い。

 世代別では、5歳以下が8万7487人、6~11歳は10万3002人、12~14歳が5万8662人。年齢別でも年齢が下がるほど少なくなる傾向にある。

 年間の減少幅は、03~10年までは毎年5500~7000人程度だったが、原発事故の発生直後を含む10~11年は県外避難などで約8500人に拡大。11~12年は約1万5000人と減少幅はさらに広がっていた。

半年後の昨年10月1日時点で見た年間減少数は1万1000人で、47都道府県では大阪府と並んで最も多い減少数だった。
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福島市街地の半分は居住不適。報道されぬ不思議 by 団藤保晴
2013年04月29日 15:18

福島市の市街地の半ばが放射線障害防止法に照らせば居住不適との測定結果が出たのに、全国的に報道されません。

住民を避難させたくない自治体とマスメディアが結託している暗闇状態がまだ続くのでしょうか。福島市が3月に市内全域で実施した測定結果をまとめた放射線量マップには全部で783ある測定区画の内、398区画で0.75マイクロシーベルト毎時を超えていると明記されています。

これは宿泊はもちろん飲食も禁じられる「放射線管理区域」の設定基準3カ月1.3ミリシーベルトを、2割以上上回ります。

 唯一見つけられる記事は福島民友新聞の「毎時1マイクロシーベルト未満95% 福島市放射線量マップ」です。「市内全域の平均測定値は毎時0.56マイクロシーベルトと昨年3月のマップの平均値より0.21マイクロシーベルト下がり、除染計画目標値の毎時1マイクロシーベルト未満の区域が全体の95%を占めた」と、行政サイドの除染計画に沿った目線で書かれています。

 しかし、上に掲げたマップと測定データを冷静に見れば測定値が下がったと喜べる状況ではありません。500メートル四方731区画、千メートル四方52区画で、各3地点を選定し5回の測定を平均しています。

たまたま得られた数字ではない、重い測定値です。黄緑色区画以上、毎時1マイクロシーベルト以上なら年間で8ミリシーベルトを超し放射線防護上、もう一般人ではなく放射線業務従事者に近くなるのに220区画と全体の28%もあります。福島民友が「5%」と報じている意味が理解出来ません。

ひょっとすると分母にする面積に測定対象外の山野まで含めているのかもしれません。そうならば「ミスリードの上塗り」です。

 福島原発事故発生以来、福島県内の自治体が住民に自主避難をさせまいと動いた点は周知の事実です。

逆に「全町避難だから異議が言える異常な線量基準」で指摘したように、避難した双葉町などは年間5ミリシーベルト以上の土地に住民を帰還させる政府方針に抵抗しています。

ソ連チェルノブイリ事故でなら希望者には移住の権利が認められた汚染水準だからです。

 法律に定めがある放射線管理区域以上の汚染ならば、自主的な避難が認められて当然です。《「自主的避難等対象区域外からの避難者への賠償実現会見」4/17福田弁護士・避難者(内容書き出し)》が和解によって初めて実現した自主避難者の権利認定について伝えています。

 この中に次のような発言があります。《実際に私が、最後に家を出る時に測った玄関付近の線量は、0.68マイクロシーベルト/時でした。で、私が一番「これはもうここにはいられない」と思った決定的なものは、2階に子どもの部屋があるんですけれども、その子どもの部屋の2段ベットの上の段がものすごい線量だったんですね。

それはもう、しばらく子どもたちをそこに寝かして生活をしてしまってから、ふと気が付いて調べようと思って、普段は通常自分が生活をする状態で調べていたんですけれども、ふと思って2段ベットの上の段に上って天井付近を調べてみたら、本当にものすごい線量でした。あの時多分最初に測った時は0.7~8ぐらい》

 このケースが放射線管理区域基準を超える汚染です。福島ではこのような当たり前のお母さんの感覚を口にできない雰囲気があると聞きます。

福島市の放射線量マップの現実を前に、マスメディアも初心に立ち返って現状の報道で本当に善しとするのか、考えてみるべきです。福島では「大本営発表報道」がまだ続いていると批判されても仕方がないでしょう。

【子どもの日】 復興庁が繰り出す「被曝させるためのパッケージ」

田中龍作

一部引用・・

「子どもの日」の定義は2011年を境に変わった。「子どもの健やかな成長を願って…」は桃源郷での夢物語となった。「子どもを放射能から守る」ことで親たちは懸命なのである。

 原発事故から3回目の「子どもの日」となった今日、「子ども・被災者支援法の実現を求める」集会・デモが都内であった。(主催:放射線被ばくと健康管理のあり方に関する市民・専門家委員会)

 「子ども・被災者支援法」。正式名称は「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」。めまいがするほど長たらしい名称だが、その名称が示す通り原発事故による被災者を支え助けるための法律だ。

 だが、実態は逆である。3月に復興庁が「被災者支援パッケージ」なるものを発表したが、今年度事業として予算計上されている施策のほとんどは、福島から出さないようにしたり、帰還させたりする事業となっているのだ。

続きはこちら
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CIA、偽称で活動 復帰前の沖縄 沖縄タイムス
5月6日(月)10時15分配信

「CAS」部隊を名乗るCIAの沖縄での活動方法を指示する文書(左)。2ページ目(右)には琉球列島高等弁務官など文書の配布先の名前が並ぶ

 「諜報(ちょうほう)や秘密工作などを連絡する際はCAS(CIAの暗号名)を名乗ってほしい」「現地では見せかけの名称を使用して」。CIA(米中央情報局)が復帰前の沖縄で活動するにあたり、呼称を使い分けて真の身分を隠すなど秘密主義の徹底を指示する文書を作成していたことが5日までに分かった。

米国民政府(USCAR)文書群の中から沖縄タイムスが見つけた。沖縄でのCIAの活動実態の詳細は謎が多く、米公文書に詳しい琉球大学の我部政明教授は「インテリジェンス(諜報)にかかわる公文書は少なく貴重だ」と話している。(吉田伸)

 文書は県公文書館が米国国立公文書館から収集した文書群の中にあった。文書名は「CSGリポート1966」で、主題は「CASカバーセキュリティー」。

1966年3月11日付で作成された「秘」指定のA4判2枚で、「沖縄のすべてのCAS部隊と軍の部隊を明確に区別」することが目的だった。発信人の名前はないが、宛先は高等弁務官やUSCAR首脳の民政官、米4軍の諜報関係担当司令官らになっている。

 「CAS」は、コントロールド・アメリカン・サービスの略称で、CIAのコードネーム(暗号名)として使われていた。
 文書では「CAS要員の真の名前と立場はいかなることがあっても秘密事項」と指摘。暗号名の「CAS」が一般に広まらないように、さらに別の名称を名乗って活動するよう求めている。
 現地での活動では「CASという名称でなく、見せかけの名称を使用してほしい」とする一方、米本国との連絡を容易にするために「諜報や秘密工作、心理作戦、補給工作を行う際は、『CAS』を名乗ってほしい」と使い分けの方法を指示している。

 さらに文書作成の方法も指南。文書が将来、機密解除されることを想定し、CIAと分かるような付属文書を外して解除されるよう注釈の明示を求めるなど、慎重を期している様子がうかがえる。

 我部氏は「CASは米国でCIAの別の名前で知られており、沖縄で活動拠点を持っていたことを示す文書だ。タイトルの『CSGリポート』から、キャンプ知念を拠点にしていたといえる」と話した。
 CIAは復帰前、旧玉城村の混成サービス群(CSG、キャンプ知念)や、読谷村の瀬名波通信施設(FBIS、海外放送情報サービス)で活動していた。
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阿智胡地亭便りから  「茨城県に住んだ日々の子供のおやつ」
2003.8.04 作成・メルマガ発信

1、社宅定年が近づき、社宅の身近な人達も次々家を探して出て行くし、下の子も3歳になり3DKの間取りも狭くなってきたので、会社の住宅融資制度に申し込んで毎日曜に都内や横浜方面も含めて半年ほど家探しをした。

しかし当然ながら手持ち資金と融資枠の限度を合わせても、子供を育てるのに庭付きの家が欲しいという希望は結局、住んでいた千葉県を越えて利根川の向こうの茨城県でなんとか実現するという事になった。

当時は輸出部門に所属していたから、毎月最低一回は海外出張があり、家から成田空港まで小1時間、また成田空港へ降りて一時間もすれば家で風呂に入っているという場所のメリットを感じる方が大きく、神田までの1時間30分から40分の通勤時間は気にならなかった。

サラリーマンだから転勤はあって当然なのに、昭和62年、当時7年間住んだ頃には定年までずっとここに住むものと家族全員が思い込んでいた。

2、「学校から帰ったら時々見たことがない大きなオニギリがお皿に載っていてそれがおやつだった。でもそれは面白くておいしかった。

小学校2年くらいになると悪智恵もついて家にはないスナック菓子が食べたくなると、時にはおやつ時に友達の家に遊びに行って頂いていた。」

相方の話ではやはり前から住んでいる近所の方の紹介で、近所の農家が自家消費用にだけ無農薬で作っている米を農家から買えたのでご飯そのものがびっくりするほどおいしかった。

また取れすぎたといって売りにこられる、これまた無農薬栽培のトマトやキュウリも畑で完熟した野菜だから果物以上においしくて、おやつに出したらそれで子供は充分満足だったと言う。

そういえば時々台所に枝付きの枝豆や泥のついたフキが大量にある日があったが、あれはどうやって手に入れていたのかと聞くと、親しくなった農家の人が食べるかねと持ってきてくれた。食べきれないので、ご近所にも配って喜んでもらったとの事だった。

また、水戸納豆の本場の故か小学校の給食にもご飯と納豆が出る日があり、娘の大好物になり家の冷蔵庫には一年365日納豆が入っていない日はなかった。

次女は小さい時から納豆さえあれば外のおかずはなくても済む子で、三時のおやつにも納豆をうまそうに食べるのは私には不思議だった。

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福島原発行動隊通信35号が発行されています。

こちら
 
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千葉県八千代市で高濃度放射性物質  
国負担の除染地域外で高濃度放射性物質
5月4日 10時31分 NHKNEWSweb


国が費用を負担して除染を行う地域に指定されていない千葉県八千代市で、道路の側溝から、埋め立て処分ができない濃度の放射性物質を含んだ汚泥が、ことし2月までにおよそ47トン回収されたことが分かりました。

八千代市によりますと、おととし12月、市民から「道路の側溝付近の放射線量が高い」と市に通報がありました。

市が調べたところ、側溝の汚泥から、通常の埋め立て処分ができる基準の1キロ当たり8000ベクレルを超える濃度の放射性物質が検出されたということです。

このため、汚泥の回収を進めた結果、ことし2月までにおよそ47トンの汚泥が回収され、汚泥の回収は今も続いています。

千葉県内では、国が費用を負担して除染を行う地域に9つの市が指定されていますが、八千代市は対象となっていません。

千葉県は「土や泥に付着しやすい放射性物質が、雨に流されて側溝にたまり、濃縮されたのではないか」と話しています。

基準を超える放射性物質を含んだ汚泥を巡り、千葉県では、国が最終処分場を建設して処理する計画ですが、建設のめどは立っておらず、八千代市は回収された汚泥を市内のごみ処理施設で保管しています。
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つぶやく福島作業員 政府・東電に振り回された2年間 東京新聞
2013年5月5日 07時09分

 東京電力福島第一原発事故の発生当初から収束作業に従事し、現場の様子をツイッターでつぶやき続け、その内容を七万超の人が注目している「ハッピー」さん。福島第一の近くに家があり、作業員としてここで長年働いてきた。このほど本紙の取材に応じ、二年間を超える収束作業で感じた疑問などを語った。 (片山夏子)

◆まるで戦場

 二〇一一年三月十四日昼、3号機原子炉建屋で水素爆発が起きた時、ハッピーさんは近くで作業をしていた。突き上げる衝撃、すさまじい爆音に襲われ、がれきがバラバラ降ってきた。

 「ここで死ぬかもしれない」
 まるで戦場だった。建屋から煙が上がり、すすで全身が真っ黒になった人、防護服が血に染まった人もいた。怒号が飛び交う様子はとても現実とは思えなかった。

 ハッピーさんがツイッターを始めたのは水素爆発から六日後の二十日のこと。

 理由は二つあった。一つは情報が錯綜(さくそう)し、不安をあおる報道もあったこと。もう一つは、福島県南相馬市に小さな子どもと住む知人に、現場で起きていることを冷静に伝え「必要以上に心配することはないよ」と伝えるためだったという。

 つぶやきの中で自分のことを「オイラ」と書き、「です」ではなく「でし」で結ぶことが多い独特のメッセージ。初めのころ、読み手は子どもがいるお母さんが多かった。「助けられました」「救われました」というお礼や温かい言葉が寄せられた。

◆命は二の次

 ハッピーさんのつぶやきには現場で感じる政府や東電への率直な疑問が多い。

 政府や東電が、根拠のない楽観的な見通しを示したり、きちんと説明しない発表をするたびにいらついた。事実をありのまま伝えないことで、かえって不安をあおっていると感じたという。

 事故発生当初、作業工程の調整がなされないまま、現場に指示が飛んだことにも閉口させられた。電気系と配管系の作業が同じ場所で同じ時間にぶつかり、片方の作業ができなくなるなどの混乱が起きた。

 混乱の跡は、二年たった今も福島第一の各所に残る。ほぼ同じ場所に汚染水の移送ホース、電源ケーブルや機器を制御するケーブルが乱雑に設置されている点などがそうだ。緊急作業だったとはいえ、誤作動や漏電の恐れがあり、今後の不安要因になっている。

 「総理が二十四時間作業しろと言っているから何とかしろ」。こんな指示が現場に飛んだこともあった。無理やり二十四時間体制のシフトを組んだが、作業効率が落ちた。

 現場の状況も考えず毎月発表された工程表にも悩まされた。「政府がやるって発表しちゃったから作業を急いでくれ」と言われ、準備もできていないのに夜中に駆り出されたこともあったという。
 特に、防護服を着ての夏の作業では何度も倒れそうになった。「休め」とは言われるが、工程表はそのまま。作業員の命や安全は、二の次になっていると感じた。

◆コスト優先

 一一年九月、ハッピーさんの耳に、政府と東電が「冷温停止」に「状態」をくっつけて新語をつくり、年内にも福島第一が「冷温停止状態」になったと宣言する、との情報が入ってきた。

 だが、溶け落ちた核燃料の状態もわからない。原子炉の冷却にしても、ポンプ故障だけでなく、配管の詰まりや破損などで止まる可能性がある。原子炉の温度計が不安定な動きをし始める中で、炉内が一〇〇度以下と言えるのかどうか…。「冷温停止なんてあり得ない」と思った。

 さらに十一月ごろには、「事故収束」まで宣言するらしい、との情報が入ってきた。

 「まさか」と思ったが、十二月に実施する予定だった2号機の格納容器の穴開け作業が年明けに延びるなど、宣言の妨げになるかもしれない危険な作業は延期され始めた。

 これまでも「選挙があるから、それまで危険な作業はするな」「担当大臣が明後日、海外に行くから今日中にやれ」と現場で指示されるなど、政治の動きに振り回されてきたが、まただった。

 収束宣言後、事故現場では、コスト優先の契約が目立つようになり、危険手当や給与の削減など作業員の雇用条件が悪化した。

事故後に福島第一に導入された設備類は、保守管理のことを十分考慮していない仮設のものが多い。耐久性のあるものに交換すべきだと東電に提案しても、「予算がない」と却下されることも増えた。

 ハッピーさんは、東電が会社再建を急ぎながら、事故収束も進めることに大きな疑問を感じている。コスト優先では、経験豊かな作業員も雇用が安定しないため集まらず、廃炉作業も進まない、と危機感を抱いている。

 「国がいくら税金を投入しても、東電の借金になるだけ。東電が民間企業である以上、コストを優先するのは当然。

これでは廃炉は遅々として進まない。世界を揺るがした原発事故なのだから、国と東電は収束作業を専門に担う組織をつくって強力に進めるべきだ」
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栃木県でもタラの芽や山椒に放射性セシウムが・・
春の味覚 今年も遠く… タラの芽、サンショウなど県内野生山菜 13市町で出荷制限続く

下野新聞 (5月3日)
 春の味覚は今年も遠く…。今春も県内の野生の山菜類から基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、出荷制限となる品目が出ている。

4月からの検査で出荷制限となった山菜は1日現在、4市町のタラの芽、ワラビ、コシアブラの3品目。昨年から継続するゼンマイ、ワラビなどと合わせ6品目が、計13市町で出荷制限されている。

原発事故から2年以上たつが、専門家は「山は除染が手つかず。自家消費に不安がある場合は、県や市町が行っている食品検査で確認してほしい」と呼び掛けている。

 「畑のワラビは幸い、基準値を下回っている」。塩谷町でワラビを栽培する農業男性(69)は畑を見渡しながら言う。

 「ただ、山で取った山菜を直売所に出して年金の足しにしているお年寄りなどには影響が大きいだろうね」。山菜を自ら採取し、自家消費する愛好家は多く、「ことしも山に入れず残念」との声も漏れている。

 県は原則、直売所などに販売目的で持ち込まれる野生の山菜類を各市町ごとに月1回検査しており、基準値を下回った品目を流通させる態勢を取っている。

 2013年春の検査で出荷制限となったのは1日現在、宇都宮、塩谷のタラの芽、宇都宮、日光(旧今市)のワラビ、那珂川のコシアブラ。県林業振興課によると、コシアブラで比較的高い数値が出やすい傾向にあるが「理由は分からない」という。

 出荷制限の解除は、原則として対象市町の1カ月以内の検査において、3カ所以上で基準値を下回れば適用される。そのため12年春のシーズンで解除条件をクリアできなかった13市町の6品目については検査を継続している状況だ。
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警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言 毎日新聞
<原発元作業員>警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言
5月5日(日)11時25分配信

 ◇福島県双葉町出身の47歳

 東京電力福島第1原発などで18年間、原発作業員として働いた青森県弘前市の無職、石澤治彦さん(47)が毎日新聞の取材に応じ、放射線量の高い場所では線量計を持たずに働くなど、危険な被ばく労働の実態を証言した。元原発作業員による実名での証言は異例。石澤さんは健康の悪化から失職して妻子とも別れたといい、「自分と同じ後悔は誰にもさせたくない」と口を開いた。【袴田貴行】

【写真で見る】津波に襲われる東京電力・福島第1原発の画像公開

 ◇「工期優先、被ばく隠し」離職・闘病の実態も

 石澤さんは福島県双葉町出身。20歳から9年前まで、福島第1原発を中心に各地の原発で働いた。個人事業主の立場で元請け企業と請負契約をし、主に現場の線量をチェックする放射線管理員を務めた。

 石澤さんによると、同原発1号機のプラント改良工事に従事した93年ごろ、圧力抑制室にたまった汚泥の除去作業で線量を測定しかけたところ、累積線量を測る個人線量計の警報が鳴り出した。しかし、元請けの現場監督から工期が遅れるとして続行を指示され、被ばく隠しのため線量計は外した。毎時30シーベルトまで測れる放射線測定器の針が振り切れ、防護服を着ても作業できないレベルだったが、同僚約50人とバケツリレーで汚泥を除去した。

 今も所持する放射線管理手帳に記された累積被ばく線量は95・15ミリシーベルト。法令上の被ばく線量限度内だが、しばしば線量計を外して作業していたため「実際はその5倍か10倍か分からない」。

 また同年ごろ、1号機で炉内の冷却水を循環させるジェットポンプの清掃に携わった時には、同僚と誤って高濃度汚染水のプールに転落。同僚は右腕骨折の重傷だったが、元請けの現場監督は「けががばれないように放射線管理区域から出るように」と指示。事故は公表されなかった。

 35歳ごろからは難聴や倦怠(けんたい)感に苦しんだ。妻と2男1女を抱え、失職を恐れて病院の健康診断書をパソコンで偽造し、元請け企業に出すようになった。だが38歳の時に元請け指定の病院で健診を受けさせられ、白血球の異常増加が判明。「もう働かせられない」と言われ、診断書偽造の弱みもあって争わずに職場を去った。体調悪化で別の現場で働くこともできず、自ら切り出して妻と離婚した。

 今は月6万3000円の生活保護費をもらい、弘前市内のアパートで暮らす。狭心症の発作や重度の糖尿病で寝込む日も多い。こうした疾患と被ばくの関連性を指摘する専門家もいるが、相談した医師からは「因果関係は分からない」と言われた。

 そんな日々を送りながらも、ふるさとの仲間と今年3月、原発事故による避難生活が続く福島県双葉町民の苦悩や県内の除染の状況などをフェイスブックに書き込むグループ「双葉町ネット」を結成した。4月22日には東京都内で活動報告会も開いた。

 「苦労をかけた家族も福島で避難生活を送っている。罪滅ぼしも兼ね、ふるさとの苦境を全国に発信し少しでもよくしていきたい」

 ◇東電広報部「確認できない」

 石澤さんが証言する労働実態について、東京電力広報部は「調べたが、現時点ではそのようなことがあったという事実は確認できていない」としている。
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アメリカ 日本に年198億円要求 普天間移転後の維持費   沖縄タイムス
生労働省医系技官 木村 もりよ
2013年5月2日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

今までヒトに感染したという報告の無い、H7N9インフルエンザが、中国を中心に広がっています。これを受けて、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」(以下、「特措法」)が、2013年4月13日、前倒しで施行されました(2012年5月11日公布)。

特措法の基本は、「検疫で、インフルエンザの国内発生を食い止める」です。インフルエンザは風邪と同様に、口や鼻からウイルスが侵入することによって起こ ります。

検疫所が行っているのは、サーモグラフィーという機械を用いて、熱がある人を発見し、国内に病気をもちこまない、ということです。今回のインフル エンザが指定感染症になれば(なるのは時間の問題ですが)、感染した人が見つかった場合、感染の疑いもある人を含めて、隔離・停留が出来ることになってい ます。

そもそも、インフルエンザを、このような方法を用いて「水際」で防ぐことが出来るのでしょうか。サーモグラフィーは体表温度を測るものですから、その設定 温度によって、暑い部分が赤くでます。

例えば、実際、熱があること以外にも、暑い外気温にさらされたり、アルコールを摂取したりしても赤くなります。また 逆に、熱があったとしても表面温度が高くなければ、機械で検知されないこともあります。

それから、インフルエンザには「潜伏期」がありますから、症状が出ていない時期に感染者を見つけ出すことは不可能に近いといえます。

実際、2009年の H1N1豚インフルエンザ流行の際には、成田空港において348人のサーモグラフィチェックを行い、発見されたのはわずか10名でした。この結果を元にし たシミュレーションでは、空港で8名の患者が発見される間に、感染者100名が通過しているという結果も出ています。

水際作戦とはそもそも軍事用語であり、軍事的に効果が無いことは、硫黄島において栗林中将が自ら証明しています。

また、感染症対策においても、14から15世紀に流行したペストでは、汚染国から来た船を40日間沖に留め置きました。これが検疫quarantineの語源となってます。しかしながら、どの国もペストの脅威から免れることは出来ませんでした。
また、特措法に謳われている人の移動の制限や、国境閉鎖、学校閉鎖、集会の禁止なども、インフルエンザを含む感染症に風向だという科学的根拠は得られていません。

特措法は、小松秀樹氏が指摘するとおり、「国に巨大な権限を与えると、インフルエンザから国民を守ることができるという妄想」の元に作られています。イン フルエンザである限り、H7N9は日本に入ってくるでしょう。

そしてある程度の広がりを見せて、終息してゆきます。最も重要な対策の基本は、その被害の程 度を抑える事にあります。すなわち、重症化を出来る限り防ぐことです。インフルエンザに罹って重症化しやすい人は、小さい子ども、高齢者、免疫機能が低下 している人達です。

これらの人達が、必要なときに、滞りなく医療サービスを受けられることがインフルエンザ対策の第一義であり、科学的根拠に基づかない検 疫強化ではありません。

検疫は、検疫法に基づき行われます。これによれば、「隔離」とは英語のquarantineとほぼ同義で、有症者だけでなく、感染した恐れのあるもの(た とえ検査が陰性の健常人も含む)を、検疫所長の権限で留め置くことが可能です。この権限は、人の自由を制限する、すなわち基本的人権に関わる大きな権限で す。

1900年、米国カリフォルニア州、サンフランシスコ市で、中国人コミュニティから数人のペスト患者が発生しました。この際、中国人というだけで隔離の対 象となり、人道的にも経済的にも大きなダメージを生みました。米国連邦裁判所はこの措置に関して、「偏見に基づく違法な行為」としています。

繰り返しますが、インフルエンザを水際作戦で抑える、という科学的根拠はありません。そのような不確かな手法に対して、人権侵害をも引き起こす、「隔離・停留」という権力行使を許容する今回の措置法は、全く持ってナンセンスであり、廃止すべきであると考えます。

また、特措法の中心をなす検疫法は、昭和初期の時代遅れの法律であり、措置法の廃止とともに、検疫法の速やかな書き換えも、喫緊の仮題です。
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元日弁連会長の中坊公平氏が死去 整理回収機構の初代社長
2013年5月5日 21時05分
 死去した中坊公平氏

 森永ヒ素ミルク被害者弁護団長や巨額の消費者被害を出した豊田商事の破産管財人を務めた元日弁連会長で、整理回収機構初代社長の中坊公平(なかぼう・こうへい)氏が3日午前8時5分、心不全のため京都市の病院で死去。83歳。京都市出身。自宅は京都市東山区。葬儀・告別式は5日、家族のみで執り行った。喪主は妻淳子(じゅんこ)さん。

 京大卒業後の1957年に弁護士登録。73年に森永ヒ素ミルク中毒被害者弁護団長、85年に金のペーパー商法で多数の被害を出した「豊田商事」の破産管財人となり、非協力的な役員を追放するなどして資産を回収、被害者に総額約121億円の配当を実現した。

平成の鬼平ともてはやされていた中坊さんは、ある時特捜のターゲットになり、得意の絶頂から転げ落ち、そのまま表の世間には戻れななかった。

当時は今と違って、検察の特捜部はまっとうな正義の仕事をしているという評価があった時代で、特捜の捜査対象になるだけで「ワル」というイメージが出来上がったものだった。

なぜ中坊さんが転落していったのか、当時関心を持って大手新聞の記事をフォローしていたが、私にはついに真相はわからぬままだった。

この記事にしても中坊さんの末路については一切触れていないのが不思議だ。日本弁護士会の会長をした人間が弁護士資格をはく奪されたのだから、そのことに触れないのはジャーナリズムとして片手落ちというか、バランスが悪すぎる。 

 今となって想像できるのは、中坊さんは日本の旦那衆の虎の尾を踏んでしまい、旦那衆の岡っ引きである特捜から意図的につぶされたのかも、という感じだが、それも想像の域をでない。

 
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| 新聞・テレビ・雑誌から / 忘れられない人。 |
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