2016年4月26日火曜日

福島原発事故が起きた翌年、2012年05月21日から05月25日の「阿智胡地亭の非日乗」の記事

2012年05月25日(金)

「原発都民投票条例制定」は自民、公明が決めることになる

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針
2012年5月22日 東京新聞

 原発稼働の是非を問うため、市民グループが制定を求める都民投票条例について、都議会最大会派の民主党総務部会は二十一日、基本的に条例制定に賛成する方針を決めた。一部修正なども視野に入れている。政務調査会や役員会、総会での議論を経て、正式決定する。

 しかし、民主党と、既に賛成の意向を表明している共産党や生活者ネットを合わせても、都議会の半数には届かない。条例の採否は、自民、公明両党の対応次第となりそうだ。

 民主部会の出席者は約三十人。市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」の事務局長でジャーナリストの今井一さんや請求代表者で社会学者の宮台真司さんから話を聞いた。宮台さんは「住民投票は衆愚政治ではない。公開討論会などで勉強すれば議会も向上でき、議会制民主主義を補完する」などと説明した。

 部会は、これまでにエネルギーや住民投票の専門家からも意見を聴取。部会内に住民投票に反対する少数意見があったことも付記し、政調会に報告した。佐藤由美部会長らは「署名数の多さ、請求者の思いを踏まえ結論を出した。派内の大方の賛同を得られると思う」などと述べた。
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日本の民主主義を守るには投票に行く人が増えること

民主主義って難しいね    2012年5月16日

澤上篤人
 かつて英国の首相チャーチルが民主主義は最低の政治形態だが、それを上回るものも無いと喝破した。 まさに、チャーチルが言っていたことが世界中の政治にみられる。

 ギリシャの問題も国家財政が危機状況にあるものの、もうこれ以上の緊縮生活に耐えられないという国民の声が選挙に現れた。 その点ばかりが強調されがちだが、ギリシャでは富裕層を中心に税金を払ってない人たちが相当に多いらしい。 国の税収がザルのように穴だらけでは、いくら EUから資金支援を受けても効果は上がらない。 そのしわ寄せが生活弱者の方へ向かう。

 腐敗に満ちた部分を取り除くことなしに、国家経済の健全な建て直しは難しい。 抜け穴だらけなら、誰だって税金を払わない方に流れたくなるもの。 そのあたりを抜本的に改革するには、断固たる政治指導が求められる。 ところが、痛みを伴う抜本的な経済改革を訴えようものなら、まず選挙に勝てない。 民主主義の限界とまではいわなくとも、もどかしいところである。

 同じことが日本にも言える。 抜本的な行財政改革と官僚支配の是正そして日本経済の建て直しは、いまや待ったなしである。 それらをまとめて断行する、5年ぐらいの間は国民の皆に堪えてもらいたい、その代わり元気一杯の社会や経済を創り出す、その具体的な方法論はこうだと、真正面から訴える政治家が出てきてもらいたいところ。

 ところが、そういった政治家らしい政治家が5人や10人いたとしても、政権は取れない。 大多数の政治家は相変わらず票集め数合わせの域から一歩も出ない人達ばかり。 予算ばら撒きと利権しか念頭にないような低次元の政治家達を選んでいるのは国民である。 選挙民の方も既得権益を守りたいがために、抜本的な改革を望まない。 まさに、民主儀の弊害に日本がのた打ち回っている感がある。

 どうしたら良いのか? このままではいけない、日本を変えなければと切実に思う人達が、先ずは選挙に出かけることだ。 民主主義の弱点がさらけ出ている日本だが、投票率はやたら低い。 そこが、救いとなるかもしれない。

 もしかしたら、これまであまり選挙に出かけなかった人達の間に、日本を変えなければと考えている票が眠っているかもしれないのだ。 その意思表示を行動に現すところから始めよう。 幸か不幸か、日本の政治家のほとんどが票集めにはやたらと熱心だから、選挙民が変われば彼らの政治も変えられる。
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「仕事力について」の内田樹の考察

一部引用・・

自分の適性に合った仕事に就くべきだと当たり前のように言われていますが、「適職」などというものがほんとうにあるのでしょうか。
僕は懐疑的です。

「キャリア教育」の名のもとに、大学2年生から就活指導が始まり、その最初に適性検査を受けさせられます。

これがいったい何の役に立つのか、僕にはまったくわかりません。
大学で教えている頃に、ゼミの学生が適性検査の結果が出たのだが、と困惑してやってきたことがありました。

「あなたの適職は1位キャビンアテンダント、2位犬のトリマーと出たんですけど、私は一体何になればいいのでしょう?」

就職情報産業は学生たちを、自分には「これしかない」という唯一無二の適職があるのだが、情報が足りないせいで、それに出会えずにいるという不安のうちに置きます。それに乗じられる学生たちが僕は気の毒でなりません。

仕事というのは自分で選ぶものではなく、仕事の方から呼ばれるものだと僕は考えています。

「天職」のことを英語では「コーリング(calling)」とか「ヴォケーション(vocation)」と言いますが、どちらも原義は「呼ばれること」です。

僕たちは、自分にどんな適性や潜在能力があるかを知らない。でも、「この仕事をやってください」と頼まれることがある。あなたが頼まれた仕事があなたを呼んでいる仕事なのだ、そういうふうに考えるように学生には教えてきました。

仕事の能力については自己評価よりも外部評価の方がだいたい正確です。頼まれたということは外部から「できる」と判断されたということであり、その判断の方が自己評価よりも当てになる。

「キャリアのドアにはドアノブがついていない」というのが僕の持論です。・・・・・

全文はこちら
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弁護士落合洋司の小沢・陸山会判決の分析

見立て固執した検察幹部 小沢元代表無罪判決
2012-04-29

 引用元ブログ特に知能犯捜査においては、ある程度の「見立て」に基づいて捜査を進めることは避けて通れない面がありますが、日本の検察庁が担ってきた使命は、綿密な捜査を遂げ証拠に基づき確実に有罪判決が得られるかどうかを厳正に判断し、そういった基準に達しない被疑者、事件は不起訴処分にして刑事手続から早期に解放することにあったはずで、疑わしい、というレベルで、ここまで小沢氏の起訴に固執した検察庁(というか、一部の不逞の?輩)の策動は、日本の検察の伝統に反し、特異かつ異常なものであったと言えるでしょう。

検事をちょっとやってみればすぐにわかりますが、世の中、疑わしい、という人、事件は山のようにあるもので、それを適切にフィルタリング、スクリーニングして起訴すべきものとそうでないものを適切、的確に振り分けるのが、プロである検察庁、検察官の使命です。疑わしくて有罪になるかどうかわからないが起訴してみよう、で済むなら、検察庁は不要で、警察が起訴、不起訴を決めれば足りるでしょう。

小沢氏に関する最初の起訴相当議決後の検察庁における現場の動きを、報道されるところで見ていると、検察庁における厳正な基準では到底起訴できない(だからこそ不起訴にしているわけですが)ことを十分承知の上で、検察審査会で再度の起訴相当議決をさせて、疑わしい、というレベルにとどまり本来は起訴されるべきではない小沢氏を、敢えて公判の場に引きずり出して、あわよくばの有罪を狙う、という、悪辣な意図の下で動いていた疑いが濃厚です(その一環として、上記の記事にもある虚偽捜査報告書もあるわけですが)。
このような策動は、検察が営々と築き上げてきた伝統を踏みにじる、一種の自爆テロ行為と言っても過言ではなく、その罪にはかなり重いものがあると思います。先週出た東京地裁の判決の評価には難しいものがあり、私自身としては、状況証拠の評価が有罪方向に暴走し過ぎで踏み込み過ぎている、と感じていますが、その判決ですら、犯罪成立を妨げる認識を小沢氏が持っていた可能性は肯定せざるを得ず、無罪判決(これは本件の証拠構造上は必然的なものであったと思いますが)を導くしかなかったものでした。


検察庁、特捜部が法曹、専門家であるという自負を持つなら、いかに起訴、有罪判決が難しいのかがわかるような捜査報告書等を適切に作成して、検察審査会の参考に供すべきであって、そうしたことをしなかった(それはもはや否定できないでしょう、むしろ、これでもか、これでもかと再度の起訴相当議決へと結び付くであろう捜査報告書を次々と作っていたことが明らかになっています)ことは、検察審査会をミスリードして、「疑わしい」にとどまる小沢氏を一か八かの刑事公判に引きずり出し葬ることを狙っていた、と言われても仕方がないのではないかと強く感じます。

こうした、狙った被疑者、事件は嘘でもよいから有罪になればよい、検察庁で起訴できないなら検察審査会を利用して起訴に持ち込み間違ってでもよいから有罪になればよい、という考えが、検察庁のエリートコースである特捜部を支配していた、ということが白日のもとにさらされたのが、陸山会事件における大きな特徴であると思います。その恐ろしさを、国民は広く認識し、深刻に捉えるべきでしょう。

見立て固執した検察幹部 小沢元代表無罪判決
2012/04/28 13:29更新 産経新聞

 【波紋】~元代表 無罪が問うたもの(中)

 ■「現場は厭戦ムード」

 3月初め。冬の景色が残る新潟で、2人の検事が神妙に向き合っていた。

 最高検検事の中村孝(49)=現東京地検刑事部副部長=と、新潟地検三席検事の田代政弘(45)=現法務総合研究所=だ。田代は東京地検特捜部時代に民主党元代表、小沢一郎(69)の元秘書、石川知裕(38)の取り調べで虚偽の捜査報告書を作成したとして刑事告発された。中村はその問題の「主任検事」として田代の取り調べにあたった。

 「なぜ、捜査報告書に調べでは出ていないことを書いたのか」「上司からの指示はあったのか」

 中村の追及に、田代は「以前の取り調べの内容と記憶が混同してしまった」「報告書の内容については指示されていません」と繰り返した。

 空気は張り詰めていた。

 26日の小沢の無罪判決でも、厳しく非難された虚偽報告書問題。検事総長の笠間治雄(64)の大号令で、田代や、当時の上司らへの聴取が続けられた。だが、田代は故意だったことや、上司の関与について一貫して否定している。

 「田代は曖昧な説明をしている。一人で責任を背負おうとしているのではないか」。報告書問題の捜査に携わる一人は、こう語る。検察内部で組織的な関与を疑う声は少なくないが、それを裏付ける証拠は現時点で得られていない。

 「現場は厭戦(えんせん)ムードだった。(ゼネコンからの)裏献金問題で、小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」

 昨年12月の第10回公判。大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した元検事の前田恒彦(44)は、当時の特捜部の様子を生々しく証言した。

 土地原資の4億円にゼネコンマネーが含まれていると見立てる幹部と、それを冷ややかに見つめる部下たち。田代も消極派の一人とされた。小沢捜査を担当した「特捜1班」の9人の検事の中で下から4番目。若手ともいえる田代が石川の調べに抜擢(ばってき)されたのは、捜査能力を買われていたことに加え、幹部との関係が良好だったためだった。

 陸山会捜査では、特捜部の一部幹部の中で「見立て」に固執する姿勢が随所に見え隠れした。当時の幹部は「小沢の供述調書の方が問題だ」と言い切り、平成22年の任意聴取の際に作成された調書について、こう明かした。

 「証拠を羅列する質問が続いて、小沢の答えはわずか。検察審査会の審査員は、『証拠があるのに答えられない小沢は悪い』と感じるだろうと思った」

 ▼「起訴したい」

 21年から22年にかけ、大阪では証拠改竄事件を生み出すことになった郵便不正事件、東京では陸山会事件の捜査が進められた。最高検は22年12月の検証結果で郵便不正事件を「見立てに固執し、客観証拠を軽視した」と総括。陸山会事件も判決で「見立て捜査」と非難された。

 組織に与えたダメージは計り知れない。

 「処分が出るまでは辞められない」。田代は周囲に進退の悩みを漏らしているとされる。仮に不起訴となっても、検察審査会に申し立てられ、強制起訴される可能性もある。「一部に(小沢を)起訴したいという空気があり、あの捜査報告書が生まれたのだろう。トカゲの尻尾切りにはしない」。幹部はこう語る。

 調書は却下されても、判決では虚偽記載の事実や小沢と元秘書との関係性など、検察が解明を目指した核心部分の大半は認定された。そのことが逆に、組織に突きつけられている問題の深刻さを際立たせているともいえる。(敬称略)   

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2012年05月24日(木)

吉野川SA
高速道路をバスで移動すると、視点が高いのであたりが違って見えます。高速の両側に見える家々は大きくて瓦葺きの立派な家が多いのに驚きます。都会の貧民は投票に行きませんが地方の農家は家族揃って地区を上げて選挙に行く。農林省と先生方の戦後六十数年のコンビは農協に多大の貢献をしてきた事を実感させてくれます。
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| 非日乗 |
 
高速バスで伊予の国へ
神戸三宮から新居浜へは高速バスで三時間四十分、4400円です。明石大橋を渡り、鳴門から徳島の山中に分け入って四国の背骨をバスは走る。緑の山並みがきれいです。
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| 非日乗 |   

福島の初ガツオ 築地卸値 現地無念  福島民報の報道

築地卸値4分の1 初水揚げカツオ 風評に関係者無念 
(2012/05/23 09:44) 福島民報

 いわき市小名浜に21日初水揚げされたカツオの卸値が、22日の東京・築地市場で例年の相場の4分の1程度にとどまった。予想以上の下落に漁業関係者は落胆を隠せないでいる。

 初水揚げを行った市内小名浜の酢屋商店の野崎哲社長(57)によると、震災前のこの時期だと卸値相場は1キロ500円程度。しかし、東京・築地市場では100~150円だった。一方、県内では、400円程度の値が付いたという。

 野崎社長は「ここまで厳しいとは思っていなかった。地元の漁業復興を願っての水揚げだったのだが…」と無念さをにじませた。

 水揚げされたのは八丈島沖で漁獲したカツオで県水産試験場といわき明星大、小名浜機船底曳網漁協の3カ所で放射性物質を測定。全て検出限界値未満だった。仲買業者数社が引き受けたが、「本県に水揚げされたというだけで買い控えが出る」として市内をはじめとする量販店の理解が得られなかったという。

 野崎社長は「安全性は確保しており、全く問題ない」と訴え、「他県の漁港に水揚げすれば問題はないのだが、福島の漁業復興のため、今後も小名浜への水揚げは継続する」と決意を語った。
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神戸市住宅公社破綻  市民負担約300億円

評価損10億円超が7団地 神戸市住宅公社 
2012/05/23 10:17 神戸新聞

 多額の債務超過に陥り、民事再生法の適用を申請した神戸市の外郭団体・市住宅供給公社(同市中央区)について、神戸地裁は22日、再生手続きの開始を決定した。負債総額は約503億円。時価が取得額を下回る「評価損」が10億円を超えた分譲宅地・住宅が計7団地に上ることも判明し、市の見通しの甘さがあらためて指摘されそうだ。

 同公社の分譲事業は、市が進めたニュータウン開発の一翼を担い、事業用地を積極的に購入したが、バブル経済崩壊による地価下落で多額の含み損を抱え、経営破綻の一因となった。

 2000年代に入り会計基準変更で時価会計が導入されると、損失が一気に表面化した。評価損が10億円を超えた分譲宅地は4団地=表、分譲住宅は六甲アイランド(東灘区)などの3団地。分譲宅地・住宅を合わせた評価損総額は、01~03年度で計約196億7300万円に上った。

 また、阪神・淡路大震災後、被災者向けの住宅供給を支えた「借り上げ特優賃」事業の赤字も重くのしかかった。同事業は、民間オーナーから共同住宅を20年間一括で借り上げ、全戸分の家賃をオーナーに保証する方式だが、年々空き室が増え、赤字が膨らんだ。

 今後、保有地を売却するとともに、賃貸事業などは市や別の外郭団体・神戸市都市整備公社に引き継ぎ、本年度中に解散する。

 国土交通省によると、これまで全国で11県の住宅供給公社が解散しているが、政令市では初。

 神戸市が公社解散に伴い支出する「市民負担」は最大約300億円の見込みで、市議会からは、さらなる原因検証などを求める声も上がっている。(黒田勝俊)

☆実際上、経営能力がない幹部職員の仕事と、それを見て見ぬふりをしてきた自民、民社、公明などのオール与党議会。

実際に住宅公社の設立からはじまり、運営に携わった多くの神戸市の職員は既に立派な退職金を受けて、ゆうゆうたる年金生活に入っている。

誰も責任を取らないですむ我々のこれまでの体制。
それが嫌で変えたいなら「お前がやれっ、てか」。

せめて次の市長選では、神戸市で戦後67年間続く職員のトップである神戸市の助役さんばっかりが、またもや市長にならないように投票しに行きますワ。
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筋弛緩(しかん)剤点滴事件の再審請求審  河北新報

検察側、意見書提出へ 筋弛緩剤事件再審請求審
2012年05月23日水曜日 河北新報
 
仙台市泉区の旧北陵クリニックで起きた筋弛緩(しかん)剤点滴事件の再審請求審で、元准看護師守大助受刑者(41)=無期懲役確定=の弁護団と検察側、仙台地裁の三者は22日、地裁で初の協議を行った。協議は非公開。弁護団によると、論点や今後の進め方について話し合い、検察側は論点に関する意見書を出す意向を示したという。

 弁護団は再審請求審で、専門家が作成した新証拠に基づき、(1)確定判決が有罪認定の根拠とした大阪府警科学捜査研究所による鑑定は誤り(2)事件当時11歳の女児の容体が急変した原因は筋弛緩剤の投与ではなく、神経内科疾患の「ミトコンドリア病」と診断できる-などと主張している。

 弁護団によると、協議は約1時間。弁護団は検察側に証拠目録の開示を求め、検察側は検討する考えを示した。

 地裁側は弁護団に「専門家による説明を予定しているか」と質問。「再審請求書に引用した文献のリストを提出してほしい」と要請したという。

 次回の協議は8月28日の予定。
 一方、弁護団は22日までに、地裁に対し、筋弛緩剤成分「ベクロニウム」のサンプルを使った質量分析の実験や、女児の容体が急変した原因に関する診断、新証拠を作成した専門家3人の証人尋問をそれぞれ請求した。
 
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全社の利益の9割は一般家庭からの徴収電気代から  東電

東電利益 家庭から9割 電気料金審査委 販売量は4割弱
2012年5月23日 13時54分 (東京新聞)

東京電力が申請した家庭向け電気料金の値上げの妥当性を検証する経済産業省の審議会「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念(あんねん)潤司中央大法科大学院教授)は二十三日、東京電力などの全国の十電力会社の収益構造を明らかにした。東電の販売電力量の六割は企業など大口利用者向けだが、利益の九割は家庭向けで上げていた。

 全国平均でも傾向は同じで、家庭向け料金が企業向けより、大幅に割高になっている実態が初めて明らかになった。

 経産省が全国の電力会社の二〇〇六~一〇年度の販売電力量や電気事業利益などの比率をまとめた。東電管内では年度平均で、企業向けの販売電力量が千八百一億キロワット時で全体の62%を占め、残り38%の千九十五億キロワット時が家庭向けだった。一方で、利益は家庭向けが千三百九十四億円と全体の91%も占め、企業向けは百四十三億円とわずか9%だった。

 この日の審議会で、東電の高津浩明常務は企業向けの利益が少ない理由について、「新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発の全号機停止や燃料価格の歴史的な高騰で、燃料費の比率が相対的に高い(企業向けの)自由化部門の収支が悪化したため」と釈明した。

 全国でも、企業向けの販売電力量が全体の62%を占め、家庭向けが38%だったの対し、利益は家庭向けが69%を占め、企業向けは31%にとどまった。

 企業向けの電気料金は自由化されており、電力会社は自由に価格を設定できる。小売りの新規参入者の特定規模電気事業者(PPS=新電力)などとの競争で、販売価格を下げたため、利益幅も少なくなっている。

 一方、家庭向けは電力会社が各営業区域で販売を独占している。電気料金も発電にかかる費用に利益を上乗せできる「総括原価方式」に守られ、経費削減で身を削らなくても安定的な利益が得られる構造になっている。企業向けの競争が、家庭にしわ寄せされている形だ。
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お米の放射線量検査機器が不足  福島民報

機器確保を国が支援 米の放射性物質検査で農水相が示す 
(2012/05/23 09:58) 福島民報

 平成24年産米の放射性物質の検査機器が県内で不足しているとの指摘が市町村、農業関係団体から出ている問題で、鹿野道彦農林水産相は22日、必要台数を確保するために国として予算面も含めて全面的に支援する考えを示した。安達地方市町村会の要望に対して答えた。

 要望終了後に三保恵一二本松市長が明らかにした。機器の追加など検査態勢の充実を求めたのに対し、鹿野農相は「機器は必要な分だけ確保しなくてはならない。県と相談し、予算が足りなければ国が確保する」と述べ、農水省担当者に対応を指示したという。

 鹿野農相は23年産米の検査で一部に不備があったことを踏まえ、24年産米の検査は徹底的に実施することも強調した。

 二本松、本宮、大玉の3市村への検査機器の割り当ては計9台で、JAみちのく安達が求めた17台には届かなかったが、三保市長は「機器不足の解決に向けて大きく前進した」と農相の発言を歓迎した。要望は農水省で行い、高松義行本宮市長、浅和定次大玉村長、同JAの斎藤道雄組合長らが同席した。

 県は検査機器を150台導入するが、台数不足により出荷時期が遅くなることが見込まれるため、市町村やJAから機器の追加を求める声が出ていた。
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2012年05月23日(水)

半身浴の汗の量には毎回驚く

半身浴を始めて一か月ほどになる。最初の3日ほどは殆ど汗が出なかったが、10年ほど前の経験でそのうち出るだろうと思って続けた。

4日目あたりから10分もしないうちに、汗がふつふつと頭から額から、顔全体から、首から、上半身から、背中から噴き出して來るようになった。

「半身浴(腰湯とも言う)の基本形は:

40度以下のお湯を臍の上あたりまでの量にする。つまり上半身は湯につからない。

時間は30分程度。

する前にコップ一杯の水を飲み、始めて10分くらいでまた飲む。
そして完了するとまた一杯の冷水を飲む」

現在は頭や上半身から切れ目なく滝のように?汗が流れ出して目を開けることもできない。

体中の老廃物が水と共に排出されているという感じが続く。

 基本形は基本形として温度も時間も自分に合わせて調整すればいい。要は終わった後、爽快感がするか疲労感が残るかだ。

半身浴の参考サイト

私は、朝30分半身浴をする。前夜のアルコールが汗と共にすっきり抜けていく。

本を持ち込んで読む人もいるが、私の場合は目を開けていられないほどの汗になるので、次のような時間配分をしている。

5分 顔面体操 両まなこを上下左右に20回動かした後、大きくぐるぐる20回まわす。それから鼻、耳、舌、眉毛をそれぞれ単独で20回動かす。仕上げに成田屋の「睨み」を20回。

15分 指回し運動  両手の指をまわすと必ず大きなあくびが出るのは不思議。 5本の指それぞれ正逆共に100回まわす。   指回しの参考サイト

10分 湯中の座禅で般若心経を4回唱える。

一か月ほどで体重が自然減で1kg減りました。一日一回の朝の半身浴で爽快な毎日を送っている。

 二日ほど前に般若心経を腹の底からの発声で唱えていたら不思議なイメージが湧いてきた。

 三蔵法師がインドから中国に持ち込んで、中国で漢訳した般若心経が、日本に入ってきて、奈良時代以来沢山の一般フツーの日本人が意味不明のままではあるが口にしてきた。

その人たちが唱えた同じ言葉を自分も唱えているんだという、連続性の中の自分を意識した。

般若心経に関する以前のエントリーはこちらこちら
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神戸市民が住宅公社の負債500億円をかぶる

神戸住宅公社が民事再生手続き 全国初、負債500億円
2012/05/22 10:57 【共同通信】

 神戸市住宅供給公社は22日、神戸地裁に民事再生法適用を申請し、同日受理されたと発表した。神戸市によると、住宅供給公社が民事再生手続きに踏み切るのは全国初という。

 同公社によると、負債総額は約500億円。事業は神戸市などが引き継ぐため、賃貸住宅の入居者らに影響はないとしている。

 公社は1965年に神戸市が設立。バブル経済崩壊による地価の下落や、阪神大震災の影響などで損失が膨らんだ。
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福島に通う小児心療医の叫び

母子に心のケア 専門医充実して 福島に通う小児心療医の叫び

2012年5月16日 東京新聞夕刊

心の問題を抱えた子どもが描いた絵を手に、ケアの重要性を訴える吉山直樹教授=東京都文京区で


 東京から福島県須賀川市の公立岩瀬病院を月に一度訪れ、診療を続けている小児心療内科医がいる。西武文理大(埼玉県狭山市)の吉山直樹教授(66)=東京都板橋区在住=で、東京電力福島第一原発事故による放射能の影響を心配しながら、福島に住み続ける母子らへの心のケアの充実を訴えている。 (山内悠記子)

 昨年十月、高知市内で開かれた学会。吉山教授は、知人で岩瀬病院の三浦純一院長(58)と再会した。二人は約五年前に医療関係の会合で知り合い、交流を続けてきた。

 いつも感情を表に出さない三浦院長が「地震や放射能下の生活を続け、精神的に苦しんでいる福島の子どもを何とか助けてほしい」と、涙ながらに訴えた。震災後、同病院では子どもたちが「死にたい」など衝撃的な言葉を口にするケースが相次いでいた。

 吉山教授は「このまま福島で暮らしていけるのかという不安を抱える人たちに、少しでも寄り添い続けたい」と、翌月から病院を訪れた。

 吉山教授が診察した福島県浅川町に住む小学三、四年の兄弟も、心身のバランスを崩していた。二人だけでいた自宅で被災。夏には、放射線を警戒しクーラーのない教室で長袖で過ごし、外出を控えた。長男(9つ)は七月から十分に一回はトイレに駆け込み、次男(8つ)は不登校になった。

 二人は県内数カ所の心療内科を受診し、投薬を受けたが、大きな効果はなかった。

 吉山教授が試みたのは絵画療法。兄弟が描いたのは宇宙船の中で平和に眠る家族と、茶色の空の下で楽しむサツマイモ掘りの絵だった。教授は「地震とその後の生活の中で、守られたいとの思いや、不安な気持ちが現れた」と分析する。

 母親(32)が仕事を辞めて寄り添い、兄弟を抱き締めるなどスキンシップを増やした結果、症状は改善。不登校だった弟も一月に学校に復帰した。母親は「二人とも活発で、こんな症状は初めて。原発事故の被害はこれからも続く。いつでも専門の医師の診療が受けられる体制を整えてほしい」と願う。

 三浦院長によると、須賀川市内の仮設住宅で実施した健康診断では、小学生以下の子ども十人のうち六人が糖尿病だった。「異常事態。運動不足やストレスなどが原因ではないか」と懸念する。

 県によると現在、県内にいる小児専門の心療内科医や精神科医はごくわずか。吉山教授は「コミュニケーションを取りながら治療に結び付けるスキルを持っている小児専門医が必要だ」と指摘している。
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高浜町と美浜町だけが大飯原発再開を望むが18自治体は反対

大飯原発、再稼働前向き2町のみ 20自治体アンケート
2012/05/22 19:11 【共同通信】

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)から半径30キロ圏の11市町と100キロ圏の9府県を対象に共同通信が22日までに実施したアンケートで、再稼働に前向きな自治体は、原発が立地する福井県の高浜、美浜の2町にとどまった。

野田首相は近く再稼働を最終判断する方針だが、政府の安全基準への不信感や安全規制組織の刷新の遅れなどから、再稼働の前提の「地元の理解」が進んでいない現状が鮮明になった。

 京都府舞鶴市は「再稼働すべきでない」と明確に反対。「福島の事故で得られた知見を反映した新たな安全基準を国がつくり、中立的な第三者機関が安全性を確認すべきだ」と指摘。
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大阪市ではこれまでも今も勤務時間中の組合活動はOK

大阪市、無給でも組合活動駄目 労使条例案を提示
2012/05/23 10:46 【共同通信】

 大阪市は23日、職員組合への便宜供与廃止を明文化し、団体交渉以外で労使の意見交換を禁じることを柱とした労使関係に関する条例案骨子を市労働組合連合会に提示した。7月の市議会への提出を目指す。

 橋下徹市長は条例に基づき勤務時間中に無給で組合活動することも認めない方針で組合側の反発は必至。他の自治体にも影響を与えそうだ。

 また市は現業(技能労務)職員の給与を月額で最大25%削減し、大阪府並みに改定する案も提示。年間約30億円の人件費削減効果を見込む。

☆民間企業では思いもよらないことが、市役所では慣例として認められてきたようだ。平松市長が再選されるように職員組合が頑張った理由が今になって良くわかる。

神戸市長戦でも、毎回の市長選で必ず一番初めに神戸市職員組合が助役上がりの市長候補の推薦団体になっている。その理由は平松さんの応援をした大阪市職員組合と同じことだろう。
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2012年05月22日(火)

幕怒鳴度と藻洲の違い

ある日東京の三歳の幼児が親に連れられて幕怒鳴度の店に入った。ハンバーガーが出来てきて、さあ食べようと言ったが、幼児は一向に手を出さない。

おいしいよ、食べなよと言われて、やむなく、しぶしぶパンの部分だけをかじったが、それ以上ハンバーガーには手をださない。

フライドポテトだけ食べて、ハンバーガーは親が食べた。

別の外出の時にハンバーガーの店に入ったが、その時は藻洲の店に入ってみたそうだ。

ハンバーガーが机の上に置かれると幼児は物も言わずに、ハンバーガーを食べだして、あっと言う間に4分の3を食べてしまった。

 その2年後、神戸の3歳の幼児が親に連れられて幕怒鳴度の店に入った。ハンバーガーが出来てきて、さあ食べようと言ったが、幼児は一向に手を出さない。

おいしいよ、食べなよと言われて、やむなく、しぶしぶパンの部分だけをかじったが、それ以上ハンバーガーには手をださない。

フライドポテトだけ食べて、ハンバーガーは親が食べた。

別の外出の時にハンバーガーの店に入ったが、その時は藻洲の店に入ってみたそうだ。

ハンバーガーが机の上に置かれると幼児は物も言わずに、ハンバーガーを食べだして、あっと言う間に4分の3を食べてしまった。

両方の親がその同じ体験を話しているのをたまたま聞いた。

 それを聞いて思った。幼児は動物の本能がまだ鋭く残っているから、幕怒鳴度の店ではハンバーガーの中の、自分の体内に取り入れてはいけない物質を、すぐさま嗅覚で察知したんだろうなと。

それが病牛の餌に入れられた抗生物質なのか、肉のつなぎの増量剤なのか、それとも防腐剤なのかは知らないし、もしかすると幼児には知覚できない魅力的な材料が使われているのかも知れない。しかし、それらを知る必要はない。

 幼児が手を出さないと言うことを知っただけで十分だ。
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女将の川柳と俳句 その22

   ○川柳一句     八上 桐子 選

      兼題 「押す」

押しつけの絆少々疲れたり    12年02月15日 入選 
 

   ○俳句二句    水田 むつみ 選

寒波來る予報の早き膝頭     12年03月26日 入選  

一歩づつリハビリを押す春の声  12年05月21日 特選  

【評

リハビリの俳句も多く拝見するようになった。病気になっても前向きに立ち向かう姿が多くなり、特に俳句を詠むことで元気をもらている方が増えている。

俳句が人の命の繋ぎ、生きる原動力になっている事実を目の当たりにして、しみじみリハビリへの俳句の影響力の大きさを感じる。

筆者の両親も病を持ちながら最後まで俳句に生かされた長命の人生であった。

作者も「一歩づつ」とリハビリに向かう姿を「春の声」が背中を押してくれていると詠んでいるところに、前向きの明るさが読者に伝わる感じのいい句である。

居酒屋E“eの女将・「神戸新聞文芸」入選作シリーズ(クリック)22回目です。)

☆川柳、俳句共に選者が交代しました。

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福島県知事と双葉郡8町村長が野田首相に直訴

首相に具体的回答要求 佐藤知事と双葉の8町村長
(2012/05/22 09:25) 福島民報

 佐藤雄平知事と双葉郡8町村長は21日、双葉郡の課題7項目と、4月に提出した原子力災害に関する緊急要望について5月末までに具体性のある回答をするように野田佳彦首相に要求した。野田首相は「5月末までではなく、早急に示すように指示する」と回答を約束した。
 双葉郡全体の復興像を示すことなどを求めた課題7項目の要求書に対し、4月22日に国から出された回答は具体性に乏しいと指摘。具体的な回答と合わせ課題解決に向けたロードマップも明らかにするように求めた。

 双葉郡の課題7項目はグランドデザイン(将来構想)の提示、原発事故に伴う損害の完全賠償など。原子力災害に関する緊急要望は原発の安全確保、インフラ整備など。

 県と双葉郡8町村長の協議の場が4月26日に設置されてから初めての政府への要望となった。国会内で共同要求書を野田首相に手渡した。
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野田首相は大飯原発再開の指示を必ず出す ウォール・ストリート・ジャーナル

2012/5/21 17:15.原発再稼働はどのくらい先か?.Japan Real Timeから全文引用

野田佳彦首相が判断の時期は「近い」とした関西電力大飯原発2基の再稼働についてジャパン・リアル・タイム(JRT)は、再稼働が決まるものの、反対する圧力が大きいため指示が数カ月遅れ、夏場の電力需要ピークに間に合わない可能性があるとみている。

Associated Press

関西電力大飯原発3、4号機まずは背景。国内50基の原発は定期検査などのため現在すべて運転休止中だ。最近の世論調査では、過半数が大飯原発再稼働に反対している。

政府は先月、大飯原発の原子炉2基の再稼働が妥当と判断した。今月18日には、同原発を再稼働しない場合、関西の7~9月の電力消費を猛暑だった2010年夏のピーク時の85%以下に抑える必要があると警鐘を鳴らしている。

政府は、再稼働の前に自治体と相談した上で閣議決定するとしている。問題は、相談すべき自治体や、そこから必要とされるサポートの水準を決めかねていることだ。少なくとも、当局者は原発所在地のおおい町と福井県の支持が望まれるとしている。

この支持はほぼ確実なようだ。おおい町議会は14日、再稼働を容認した。町長は月内に結論を出すとしている。福井県議会が諮った独自の専門家委員会は最近、大飯原発再稼働について、安全性を確認したとの報告書をまとめる方針を固めた。同県知事も政府の評価を支持しているが、原子力規制庁の設置の遅れに対する懸念も示している。規制庁は4月発足の予定だったが、政治的ごたごたで遅れている。

一方、京都府と滋賀県の知事は再稼働に反対。福島第1原発事故の原因調査や長期エネルギー計画策定が完了する前に再稼働を急ぐべきでないとしている。日本政府は、福井、滋賀、京都からなる、大飯原発の安全規制のための協議会を設置することを検討中だとしている。

大阪市では、橋下徹市長が関西電力に対し、再稼働前に原発から100キロ以内のすべての自治体の許可を求めるよう要請している。

ただ、こうした政治家はいずれも、決定に対する発言権を保証されていない。

識者らによると、野田氏と関係閣僚3人はいずれにせよ再稼働を押し進める公算が大きい。国内大手電力は再稼働しなければ多額の損失を被るとみられるためだ。民主党の仙谷由人政調会長代行は「再稼働せず脱原発すれば原発は資産から負債になる」と述べ、「脱原発は直ちにできない」との見解を示した。

ただ、観測筋は、再稼働リスクが高いことなどから、なお予想外の事態が起こりうるとしている。原子力を専門とする日本エネルギー経済研究所の村上朋子氏は、「(細野豪志環境相か首相が)仮に再稼動しましょうと決めても、運悪く次の日にトラブルが発生するかもしれない。再稼働を決めた人は必ず責任を取らされる」と述べた。「誰も責任を取りたがらない。(総選挙が来年に控えているので)なおさらだ」という。

村上氏は09年の東京電力柏崎原発の事故に触れた。同原発は中越沖地震による2年間の運転休止を終え、再稼働するところだった。そこにぼやが発生したため、政府の再稼働許可が性急だったとの非難が相次いだ。

村上氏はまた、原子力業界を監視する新たな機関がまだ立ち上がっていないと指摘。また、福島第1原発事故については調査委員会により新たな問題が見つかるとみられている。同氏は「現在の状態が何年も続くかもしれない。(再稼働は)何カ月、何年も宙ぶらりんになる可能性がある」と述べた。

記者: Mitsuru Obe and Phred Dvorak
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おおい町の時岡町長「5月中の判断は難しい」

おおい町長「月内判断難しい」 原発再稼働の是非
 2012年05月21日月曜日 河北新報

 福井県おおい町の時岡忍町長は21日、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働の是非について、自身が今月中に判断するのは難しいとの認識を示した。町役場で報道陣の取材に答えた。

 3、4号機の再稼働をめぐっては14日に町議会が同意。時岡町長は安全性を独自に検証している県の原子力安全専門委員会の結論を待って、月内にも容認の判断を西川一誠知事に伝えるとしていた。

 しかし、21日に行われた専門委でも結論が出なかったことや、知事への報告の前に町長が議会を招集し、全員協議会の場で自身の判断を説明する機会を設ける意向を明らかにしたため、月内の判断は困難な見通しとなった。
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福島原発一号機 格納容器が漏水  新たな難問

1号機「水位40センチ」 格納容器下部に穴 漏水か
2012年5月22日 07時02分(東京新聞)

東京電力福島第一原発1号機には毎時六トン前後の冷却水が注入されているのに、格納容器内の水位はわずか四十センチほどしかない可能性が、原子力安全基盤機構(JNES)の解析で分かった。2号機の水位は約六十センチしかないことが実測で判明しており、格納容器損傷の深刻さをあらためてうかがわせた。 

 解析は、注水量や格納容器への窒素の注入量と、格納容器内の圧力変化の関係を調べ、どこにどれくらいの損傷があれば、変化をうまく説明できるか探る手法を使った。

 その結果、格納容器本体と下部の圧力抑制室をつなぐ配管周辺に直径数センチの穴が開いている▽穴の場所は、格納容器のコンクリート床面から約四十センチの高さで、穴から大量に水が漏れ、水はそれより上にはない-との結論になった。

 漏れた水は、原子炉建屋地下に流れた後、配管やケーブルなどを通す穴を通じ、隣接するタービン建屋地下に流れ込んでいるとみられている。東電は1号機の格納容器の水位は約一・八メートルあると推定しているが、それより大幅に低い。

 格納容器の厚みは三センチほどあるが、穴があるとみられる配管(直径一・七五メートル)の厚みは七・五ミリと四分の一程度しかない。専門家からは、配管は構造的に弱いとの指摘が出ていた。

 溶け落ちた核燃料が完全に水に漬かっていないことも懸念されるが、JNESの担当者は「格納容器内の温度は三〇度程度と高くはない。水に漬かって冷やされているとみられる」と指摘する。

 廃炉を実現するためには、格納容器の損傷部を補修し、圧力容器ごと水没させる水棺にすることが必要。担当者は「解析結果は損傷部の特定に役立つ。今後はカメラによる実測も検討しなければならない」と話した。
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福井県原発専門委員会はまだ審議継続

大飯原発、県専門委が論点整理 安全性確認は審議継続
(2012年5月21日午後8時19分)福井新聞

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の安全性を検証している福井県の原子力安全専門委員会は21日、県庁で会合を開き、東京電力福島第1原発事故から1年2カ月にわたり続けてきた審議内容の論点整理に入った。ただ、取りまとめの方向性を確認しただけで、具体的な議論には至らなかった。(伊豆倉知)

 論点整理に先立ち、同原発敷地内の斜面の安定性などを審議したが、関電の説明に不十分な点があり、継続審議となった。

 会合後、県の石塚博英安全環境部長は、次回の会合で報告書の原案が示されるかどうかも「分からない」と述べるにとどまった。

 この日は、基準地震動(想定される最大の揺れの強さ)に対する制御棒の挿入時間、熊川断層と二つの海底断層が連動した場合の機器への影響などを審議した。

 制御棒について関電は、基準地震動での挿入時間は通常運転時より0・23秒遅れて1・88秒になるが、基準値の2・2秒を下回ると説明。委員から「2・2秒を超えるとプラントはどうなるのか」と質問が出たほか、地震による落下の抵抗力など解析に用いた数値を示すよう求めた。

 断層が3連動した場合、原子炉補助建屋や余熱除去系の配管などが基準地震動を超える影響を受けるが、関電はストレステスト1次評価で確認した1・8倍を下回ると強調した。

 大飯1、2号機近くの斜面が基準地震動でわずかに崩落する可能性がある点については、関電が詳細な解析方法を十分説明できず、委員が「分からないことが分かった」と厳しく指摘。回答を次回の会合に持ち越した。

 この後、論点整理に移り、ハード面では電源や炉心冷却機能の確保、地震への対応、ソフト面は初動人員体制の強化、指揮命令系統の明確化、途絶しない情報通信網の確立などを審議事項にすると確認。ただ、具体的な議論には入らなかった。

 方向性としてはハード、ソフト両面の安全対策を事故の進展に合わせた時系列で取りまとめ、原子力規制庁の早期発足や安全規制体制の再構築など国への要望事項を盛り込むと決めた。

 西川知事が政府に求めた大飯原発に対する特別な安全監視体制に関して県専門委で国から説明を受けるかどうかについては、石塚部長は「委員長と相談したい」とした。
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下北半島4市町村への原子力ムラからの寄付金の総額が判明

むつ30億円 六ケ所32億円/電力業界寄付
2012/05/21 11:00 デーリー東北新聞

 原子力関連施設が立地する下北半島4市町村への電力会社や関連団体からの寄付金総額が、むつ市で30億6千万円六ケ所村で32億円に上ることが20日、両市村への取材で分かった。

寄付金は電力会社側に内容を公表する義務がないため表面化しにくく、「透明度を高めるべきだ」との声も多い。

原子力関連施設の立地自治体が、電源三法交付金などのほか、〝見えない核燃・原発マネー〟へも依存する実態が浮き彫りとなった。
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三菱電機の防衛機器ごまかし過大請求  社長謝罪

三菱電機社長 過大請求問題で謝罪
5月21日 17時16分 NHKニュース

大手電機メーカー「三菱電機」の山西健一郎社長は、記者会見で、防衛装備品の設計などを巡って国などに過大な請求をしていた問題について謝罪するとともに、今後、社内処分を検討する考えを示しました。

この問題は、三菱電機が、防衛省から受注した地対空ミサイルの設計や、政府から業務を委託された情報収集衛星の開発などを巡って、作業員の数や業務時間を水増しして申告し、国などに過大な請求をしていたことが明らかになったものです。

これについて山西社長は21日の記者会見で、「過大請求の問題で、皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と述べて謝罪しました。

そのうえで山西社長は「法令を守ることは会社存続の基本であり、今回の問題を厳粛に受け止めて、今後、法令順守の強化に取り組みたい」と述べました。

また、みずからも含めた経営陣の責任については、「原因究明が最優先課題であり、全容が解明したあとに会社として処分を決めたい」と述べ、今後、社内処分を検討する考えを示しました。

☆小さな食品会社の偽装商品問題なら、大手メディアがスクラムを組んで会社をつぶすまで連日記事を書き続ける。

お国に対して「請求書の金額を膨らます」社員がいる会社と、食品偽装の小企業では、大手メディアにとっての記事の掲載価値は後者にある。

防衛ムラの中で経理処理に関して少々ヘタを打ったという程度の事は、大きく報道しないことが大手メディアの職務のようだ。

しかし官政産学情報のペンタゴン複合体の中の小さなキズ?が
こうしてNHKで報道されるのは、少しは時代が動いている証左かもしれない。
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2012年05月21日(月)

橋下さんの言動が神戸市営バスの運転手にも影響している

神戸市営バスの運転手がハンヅフリーマイクを身につけるようになってもう長い。しかしこれを使う運転手は少数で、使う人でも行先を告げ「発車します」というくらいで殆ど活用されていなかった。

先日から驚くような事態がバスの中で生じている。

かなりの数の運転手が「発車します、揺れます、掴まってください、信号で止まります」etc、etcを言うようになってきたのだ。

しかも人間声を出すと活性化するのか、運転手さん自身明るい感じがしてなかなかいい。ある日あまりにも案内放送が的確で、運転も安全な人がいたので、おりがけに「いい運転やったよ、ありがとう」と声をかけたら、はじけるような笑顔で「ありがとうございます」と声が返ってきた。

 なぜこのような変化があったのか直接聞いていないので推測だが、
橋下大阪市政下の大阪市交通局の扱いの、大影響を受けていることは間違いない。

大阪市交通局職員の給与・労働条件のこの世の天国ぶりを橋下市政は
数字で公にして、民間企業並みに持って行こうとしている。

神戸市の交通局がこの影響を受けないはずがない。組合幹部も職員も危機感を持ち始めたはずだ。

 先日は長年市当局も見逃してきた、市バス営業所内の無届喫茶店が神戸新聞の記事に取り上げられた。これなんかも橋下さんが世にでなければ、市当局も組合幹部もメディアも見て見ぬふりをして通ってきたに違いない。

 一人の人間の言動が世の中を変える引き金になる、という体験と実感をバスの中で持つのはまことに面白いことだ。

神戸市民の一人として、神戸市営バスのサービスレベルを上げてくれた橋下さんに、感謝の念で一杯だ。


市バス営業所で無許可の喫茶店営業 神戸交通労組 
(2012/04/04 12:06) 神戸新聞

無許可営業が続いていた神戸市交通局中央営業所内の喫茶店=4日午前、神戸市中央区小野浜町

 神戸市交通局職員でつくる「神戸交通労働組合」が19年間にわたり、同市バスの中央営業所(同市中央区小野浜町)内で、保健所の飲食店営業や庁舎の目的外使用の許可を取らずに職員向けの喫茶店を営業していたことが4日、同市への取材で分かった。市側も喫茶店の存在を認識していたが、問題視せず、光熱費も徴収していなかった。労使の“なれ合い”が背景にあるとみられ、批判を呼びそうだ。


 市交通局や同労組によると、喫茶店は、中央営業所2階の休憩室約80平方メートルのうち約9平方メートルで営業。1993年の同営業所設立と同時に開設され「喫茶ぬのびき」という店名も付いている。

 8席分のカウンターがあり、労組が雇ったパート従業員2人が、ホットコーヒー(150円)やキムチ焼きめし(300円)、チキン南蛮(450)など約20種類を提供。3年前に営業所内の食堂が閉鎖され、メニューが増えていったという。

 2月、匿名の投書があり、市は労組側に改善を要請。3月に入り、庁舎を本来の業務以外に使用する際に必要な許可と、飲食店の営業に義務付けられる保健所の許可を取り、月約1万円の光熱費の支払いも始めたという。

 同労組の五百旗頭英裕委員長(50)は「認識が甘く反省している。法令順守を徹底したい」。市交通局は「収益事業でなく職員の福利厚生の一環という認識で、手続きは必要ないと思った。申し訳ない」としている。
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両国の蕎麦屋「文殊」で一緒になったことがある旭天鵬が優勝した

2007年9月30日に掲載した記事のリピートです。 

記事後半にあるように、両国駅近くにある小さいけど旨い立喰い蕎麦「文殊」に、旭天鵬と一緒に並んでから入ったことがあります。狭い店内で50センチの距離で食べて、我々が先に出るときに彼があの大きな体をずらして通してくれました。それ以来、「あいかた」は旭天鵬の熱烈なファンになり、昨日の彼の初優勝で大喜びでした。

別の時に、築地の場外市場の寿司屋では、貴乃花と一緒になったこともあり、お相撲さんとの出会いは記憶に残ります。

「両国界隈は静かだった」

マスコミが大騒ぎをして、まもなく文部科学省が慌てて日本相撲協会の理事長を呼び出すというようなことになるとは全く知らず、大内山や大起、名寄岩の頃からの相撲ファンが、たまたまこの9月25日に両国を散歩しました。


こんど初めて知ったのですが、日本相撲協会は1925年に当時の文部省に認可された「財団法人」だったのですね。てっきり民間の興行会社かと思っていました。

独占興行ながら財団法人ということで法人税も優遇され、相撲記者クラブというお仲間をつくりマスコミも囲い込む。昭和天皇も相撲の大フアンで国技館に足を運ばれるということもあり、何となく聖域化されてきた。監督官庁の文部科学省の担当上級官僚は、どこからか廻ってくる桟敷席券で毎場所観戦していたと言うような、下司の勘繰りは当たっていないと思いたい。

「うーん、ここまで長年関係先に手厚く手当てしてきたのに、なんでこんなに叩かれないといけないんだ!時津風の野郎、下手打ちやがって・・」。これは協会幹部の思いでしょうが、まっとうに相撲世界で生きている相撲協会メンバーの80%の皆さん、相撲が好きでもない新聞やテレビや文部科学省の官僚や協会の寄生虫に負けずに頑張ってください。
阿智胡地亭は小学生時代、休み時間になると決まって校庭に飛び出して円を描いて、I藤尚輝君とS藤M弥君と相撲を取っていました。得意技は上手捻りでした。

相撲は面白い。
もう相撲は日本だけの存在ではなく、世界の宝です。亡くなった斎藤さんの菩提を弔い、2度と起さないと覚悟して、まっとうな組織に生まれ変わって、また楽しませて欲しいです。

それにしても、マスコミの談合話の同じことばかりで嫌になりますが、相撲協会の記者クラブの連中は間違いなく、今回のようなことがあることを知っていた。チャンコ鍋によばれて同席させてもらい、仲間に入らないと日常の取材もさせてもらえない。そうこうするうちに本音のことは書けなくなる。

今回の斎藤さんという若いサクリファイスによって、相撲協会にくっついてメシを食っている関連業界の親玉連中は多少目を覚ますのかどうか。

この文殊という立食い蕎麦屋で、たまたま旭天鵬関と50センチの距離で冷やしオロシ蕎麦を食べました。関取はでかいけれど「キレイ」でした。当たり前ですが、付き人の連中とは器が違っていました。一緒にいたモンゴルの女の子二人が、日本語のメニューを見て間違いなく注文していたのには驚きました。女の子が時々関取にモンゴル語で話さなければモンゴル人とわかりませんでした。
そして店はフツーに静かにお客さんたちがおいしい蕎麦を食べていました。
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南相馬市の除染の現状 NHK ETV特集番組から

20120520 除染と避難のはざまで ~父親たちの250日~
NHK  ETV特集より。

福島県南相馬市の石神第一小学校。原発事故がなければ今年は30人が入学するはずだった。
それが実際に入学したのはわずか8人。多くの親が、事故から一年以上たったいまも子供たちを連れて市外に避難したまま帰らない。

放射線障害防止法では、一般人の被ばく限度を年間1ミリシーベルト以内と定めている。

単純計算すれば、1時間当たり0.114マイクロシーベルトである。
ところが、福島第一原発の事故の結果、南相馬市では毎時1~2マイクロシーベルト程度の放射線が日常的に計測されるようになってしまった。

特に成長期にある子どもたちは放射線によってDNAが傷つけられる可能性が高く、将来の発癌につながりかねないとして不安視する声が強い。

3.11以前には人口7万を数えた南相馬市だが、いまなお2万人以上が避難生活を送っているのが現実だ。

毎週、南相馬市に通って除染の指導を行っている東京大学アイソトープ総合センター所長の児玉龍彦教授は、住民が安心して暮らすためには、放射性物質が付着した木を切り、屋根や庭の土をすべて取り替えるしかないという。

必要な経費は民家一戸あたり560万円と試算する。
しかし、政府が用意した除染費用は、一戸70万円に過ぎなかった。

さらに、除染に伴い発生する放射性廃棄物の保管場所が周辺住民の反対で決まらないため、当初は4月開始の予定だった南相馬市の除染計画はいまだ実施のめどが立たないままだ。

深刻な放射能汚染といつまでたっても始まらない除染。
石神第一小学校に子どもを通わせている親たちのあいだに動揺が広がり始めた…。

生活環境を放射能によって汚染された人たちの苦悩と、なんとか福島を再生する手だてを探ろうと試行錯誤を繰り返す児玉教授の奮闘を描く、南相馬250日の記録。

動画は↓
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南相馬市の除染 特集番組動画

 
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橋下市長の牽制球に幻惑される政府当局

橋下市長“政府は再稼働再考を”
5月21日 21時48分 NHKニュース

大阪市の橋下市長が、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、この夏だけに限った臨時的な運転再開の可能性を指摘したのに対し、藤村官房長官が政府としては念頭にないという認識を示したことについて、橋下市長は21日夜、記者団に対し、「再稼動ではなく、臨時的な運転再開のほうが論理的にはすっきりしている。政府にはもう一度再考していただきたい」と述べました。

この中で橋下市長は「原子力規制庁を作り、安全基準を早く作るんだと政府は言うが、それなら大飯原発はなぜその基準で考えないのか。論理矛盾も甚だしい。大飯原発は新しい基準に照らし合わせていない不十分な状態だから、再稼動ではなく、臨時的な運転再開のほうが論理的にはすっきりしている。政府にはもう一度再考していただきたい」と述べました。
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