2012年03月25日(日)
原発「減らす」「廃止」7割超す 3月24日 6時34分 NHKニュース 東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、NHKが継続して行っている世論調査で、今後、国内の原発を「減らすべきだ」「すべて廃止すべきだ」と答えた人が、事故後初めて70%を超えました。 NHKは今月16日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に選んだ番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行い、調査対象の61%に当たる1585人から回答を得ました。 この中で「国内の原発をどうすべきか」を尋ねたところ、「増やすべきだ」が2%、「現状を維持すべきだ」が21%、「減らすべきだ」が43%、「すべて廃止すべきだ」が28%で、「減らすべきだ」と「すべて廃止すべきだ」は71%と、去年6月の調査より5ポイント増えて、事故後初めて70%を超えました。 年代別に見てみると、「減らすべきだ」「すべて廃止すべきだ」と答えた人は、60代が78%と最も多く、50代が75%、40代が71%と、年代が若くなるに従って割合が減り、20代は53%と最も少なくなっていました。 一方、「原発再開の賛否」については、「どちらともいえない」が43%で最も多く、「反対」が37%、「賛成」が17%で、賛否が分かれています。 また「原発事故への不安」を尋ねたところ、「大いに感じている」が50%、「ある程度感じている」が41%と、事故から1年たった今も90%を超える人が原発事故に対する不安を抱えていることがうかがえます。 太字は管理人 |
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海兵隊移転 9000人前後で合意 3月24日 19時34分 NHKニュース 在日アメリカ軍の再編計画の見直しを巡る日米両政府の高官協議がアメリカで行われ、沖縄の海兵隊の部隊配置についてグアムへの移転規模を4000人前後とし、5000人前後をそれ以外の海外に移転させることでほぼ合意に達しました。 在日アメリカ軍の再編計画の見直しを巡る日米両政府の高官協議がアメリカで行われ、沖縄の海兵隊の部隊配置についてグアムへの移転規模を4000人前後とし、5000人前後をそれ以外の海外に移転させることでほぼ合意に達しました。 在日アメリカ軍の再編計画の見直しを巡り、日米両政府は23日、アメリカ・サンフランシスコで外務・防衛の審議官級の協議を行いました。 この中で沖縄の海兵隊について、グアムに移転させる部隊を当初の8000人から4000人前後に減らす一方、5000人前後をハワイやオーストラリア北部など複数の拠点に分散し、沖縄の負担軽減を図ることでほぼ合意に達しました。 これを受けて両政府は今後、協議を局長級に格上げし、再編に関わる両国の費用負担について本格的な協議を始めることにしています。 日本側は海兵隊のグアムへの移転規模が半分程度に縮小することから、当初合意した61億ドルからの減額を求める方針なのに対し、アメリカ側は、グアムへの移転費用に加え、ハワイなどへの移転の費用も日本側に負担を求めており、今後、調整が図られる見通しです。 そして、野田総理大臣が来月下旬にもアメリカを訪問する方向であることを踏まえ、それまでに、沖縄の海兵隊の部隊配置に加え、費用負担の方向性を盛り込んだ中間的な合意文書を取りまとめられるよう協議を加速させていくことになりました。 ☆「米軍基地依存ムラ」は官財複合体が長年維持してきている。彼らの錦の御旗は「アメリカ軍が日本にいることの抑止力」だ。 彼らにとっては未来永劫、沖縄に基地があって、国庫から大金が毎年公に支出される仕組みが望ましい。 しかし財政悪化のアメリカの都合が優先でその仕組みが縮小される。 |
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原発 深刻な事故対策の基本案 3月24日 4時1分 NHKニュース 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、国の原子力安全・保安院は、想定を超える深刻な原発事故を防ぐために、電力会社に求める規制の在り方についての基本的な考え方をまとめ、原発の新たな安全規制に反映させることにしています。 原子力安全・保安院は、「シビアアクシデント」と呼ばれる想定を超える深刻な事故を防ぐ対策を、専門家会議で検討し、規制の在り方についての基本的な考え方をまとめました。 それによりますと、福島第一原発事故の教訓を踏まえて、想定を超える事態は起こりうることを明記したうえで、核燃料の損傷や放射性物質の大量放出など、深刻な事故の進展に応じて対策を整備する必要があるとしています。 また、地震や津波以外の自然災害のほか、テロや航空機事故といったリスクについても考えるべきだと指摘しています。 さらに、電力会社が継続的に安全性を高めるよう指導していくだけでなく、規制する側も国内外の事故から得られた教訓や研究の成果を反映する仕組みを作る必要があるとしています。 保安院は、今回まとめた基本的な考え方を、新たに発足する予定の「原子力規制庁」に引き継ぎ、具体的に法律や規則に反映させていくとしていますが、規制庁の来月1日の発足が難しくなっていることから、新たな安全規制を策定する作業が遅れるおそれも出ています。 |
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2012年03月24日(土)
大飯原発 再開までに課題山積 3月23日 18時7分 NHKニュース 関西電力が運転再開を目指す大飯原発の3号機と4号機の再開に向けて残された課題をまとめました。 地元の了解 まず、政府が、運転再開の是非を最終的に判断する前に、地元の福井県とおおい町の了解を得る必要があります。 このうち、福井県は、運転再開を判断するためには、「ストレステスト」の結果だけでは不十分で、国が福島第一原発の事故の知見を反映した暫定的な安全基準を示し、これを基に個々の原発の安全性を厳しく確認することが前提であると主張しています。 また、福井県おおい町は「国のエネルギー政策として原発が必要だとする明確な姿勢を示し、安全を担保することが重要だ」と主張していて、政府が地元自治体にいかに説明をしていくかが課題です。 周辺自治体の存在 福島第一原発の事故を受けて、国は原発事故に備えた防災対策を重点的に整備する範囲をこれまでの10キロから30キロに拡大する方針で、対象となる市町村の数は、これまでの3倍の130余りに増えます。 これまで原子力防災に無縁だったいわゆる「周辺自治体」は、防災計画を一から作らなければならず、リスクを負うことを理由に原発の運転に関わることを希望するケースが各地で増えています。 これまでの原発の立地自治体に加え、周辺自治体の意見を原発の運転再開にどのように取り入れていくのかも大きな課題です。 30項目の安全基準 国が導入を進める新たな安全基準もその行方が注目されています。 国の原子力安全・保安院は、福井県などの意見を踏まえ、専門家の会議での議論を基に、先月、福島第一原発の事故の教訓から得られた安全強化策として、30項目をまとめました。 この中には、地震と津波ですべての電源を失い原子炉などを冷やせなくなった教訓から、複数の電源を確保する多重化や津波による浸水対策、それに、電気設備の分散や非常用のバッテリーを長時間もたせることなどが盛り込まれています。 しかし、関西電力によりますと、30項目のうち大飯原発で達成できている項目は、使用済み燃料プールの冷却などの機能向上や格納容器の除熱機能の多様化などの3項目にとどまっています。 原子力規制庁 ほかにも、政府が原子力の安全規制の業務を一元的に行う「原子力規制庁」を来月1日に発足させる予定でしたが、設置法案の取り扱いを巡って与野党の調整が難航し、来月1日の発足は難しい情勢です。 福井県敦賀市の河瀬一治市長は「原子力規制庁が発足しないと原発の運転再開の議論はできない」と発言するなど、原発の安全規制には規制庁の発足が欠かせないという指摘も出ています。 また、政府の事故調査・検証委員会は、去年12月に中間報告を公表しましたが、最終報告はことし7月になる見通しで、今は事故の検証が十分な状況ではないという意見も出ています。 大飯原発の運転再開に向けた動きがある一方で、課題は山積した状態が続いていて、政府の説明責任が問われています。 |
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大飯原発再稼働 すべて条件付き「イエス」 2012年3月24日 07時10分 (東京新聞) 関西電力大飯(おおい)原発(福井県おおい町)3、4号機の安全評価(ストレステスト)の一次評価で、原子力安全委員会は二十三日の臨時会合で、経済産業省原子力安全・保安院が妥当とした判断を了承した。再稼働に向けた手続きが一つ進んだ形だが、安全委の報告書は、大飯原発は安全と判断されたのか、そうでないのか読み取れない。これで地元の了解が得られるのか、疑問の残る結果となった。 「要するに、すべて『yes(イエス) but(バット=しかし)』なんです」 班目(まだらめ)春樹委員長は同日の記者会見で、安全委の報告書についてこうコメントした。つまり、以前に比べて安全性が増した部分はあるが、簡易版の一次評価だけでは分からない部分がいろいろある-ということだ。 ただ、報告書で「イエス」の部分を探しても、多くは見つからない。全交流電源喪失など危機的な状況も想定した評価手法が取り入れられたことや、非常用電源車の高台への配備など東京電力福島第一原発事故を受け導入された緊急安全対策に一定の効果があると確認されたことなどを挙げたくらいだ。 これに対し、「バット」の部分の方が圧倒的に多い。今後の安全対策への注文は二十七項目にも及び、報告書の半分以上を割いた。 最大の注文は「一次評価は簡略な方法にすぎない。被害拡大を防ぐ対策までを検証する二次評価を速やかに実施すべきだ」と求めたこと。これは、かねて班目氏が主張する「一次評価だけでは総合的な安全性評価はできない」をそのまま書いたものだ。 過酷事故(シビアアクシデント)対策はこれまで電力事業者の自主的努力と位置づけ、任せきりにしていた点も指摘し、今後、規制官庁がきちんとチェックできるか疑問を投げかけた。福島事故を機に、断層や津波のメカニズムなど新たな科学的な事実が掘り起こされており、最新の事実に基づいた安全性向上の努力を続けることが肝要とも説いた。 大飯原発3、4号機は、一次評価の技術的な安全確認が終わった初めてのケース。 安全委として再稼働にお墨付きを与えたのか-。この点に記者の質問が集中したが、班目氏は「安全性の確認は保安院の責任。そちらに聞いて」と、責任回避とも受け取られる答えを繰り返した。 |
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原発を後世に残すのは、戦勝の可能性がゼロなのに目をつぶって
戦争を続けるのと全く同じではなかろうか 中井久夫 ☆中井久夫さんの論考「信頼の基盤が揺らぐ」から結語を引用。 |
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信頼の基盤が揺らぐ 2012-03-24 神戸新聞朝刊 画像を2段階でクリックすると拡大します。 |
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☆「ほぼ日」にも興味が持てるコンテンツとそうではないコンテンツがごったまぜに入っている。 この「しがらみを科学してみた」と言う対談集は、どうしようもなく引き込まれたコンテンツです。じっくり読むと、3.11以降この列島でどう生きていけばいいかのヒントがあるように思います。 全シリーズにはこちらから入ってください。 正直は最大の戦略である。 ‥‥なんて、教わったことある? 2012-03-14-WED アメリカ人は、和を尊ぶ? 2012-03-15-THU 日本人は、他人を信用しない? 2012-03-16-FRI リスク大国、ニッポン。 2012-03-19-MON セカンドチャンスは、ない? 2012-03-20-TUE 震災のリテラシー。 2012-03-21-WED 現場の真実、実験の真実。 2012-03-22-THU 自分の意図を越えて自分を拘束するもの。 2012-03-23-FRI |
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原発に「最大津波」設定 安全委指針改定了承 2012年3月23日 東京新聞 原子力安全委員会は二十二日、専門部会がまとめた原発の耐震、安全設計、防災の三つの改定案を了承した。案を引き継ぐ原子力規制庁はいつ発足できるかめどが立っておらず、原発の安全対策にどう反映されるのかは不透明だ。 耐震指針は「地震・津波指針」と名前を変え、国内だけでなく、海外の事例も参考にして最大規模の津波を原発ごとに設定するのが柱。想定する津波高は現在よりも引き上げられる見通しだ。 安全設計指針では、事故の要因となった全交流電源喪失への対策を抜本的に改定。これまで「考慮の必要はない」としてきた長時間の電源喪失に対応するため、電源車など多様な代替電源の設置を義務付けた。 防災指針では、原発事故に備えて重点的に防災対策を進める区域を、原発の半径八~十キロから三十キロ圏にまで拡大するほか、五キロ圏を重大事故時に住民が直ちに避難する地域に指定する。国際基準に準じた。六年前に改定が検討されたが、経済産業省原子力安全・保安院による圧力で見送りになっていた。 三つの指針は、規制庁が発足すれば、法案化の作業が進む。 |
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官房機密費「一部開示を」 大阪地裁、初の司法判断 2012年3月23日 朝日新聞デジタル 大阪の市民団体が内閣官房報償費(官房機密費)の使い道を明らかにするよう求めた訴訟の判決が23日午後、大阪地裁であった。山田明裁判長は「具体的な使途や相手方がわかる恐れはない」とし、金額などは部分的に開示されるべきだと判断。 国の非開示処分を取り消した。これまで全く公開されていない官房機密費の開示を認めた初の司法判断で、将来的な公開に向けた政府の検討作業に影響を与えるとみられる。 原告は「政治資金オンブズマン」のメンバー。安倍晋三・元首相が官房長官だった2005~06年に支出された約11億円の「政策推進費」「調査情報対策費」「活動関係費」の支出先や個別の金額、時期が記された(1)政策推進費受払簿(26枚)(2)支払決定書(37枚)(3)内閣官房報償費出納管理簿(12枚)(4)報償費支払明細書(12枚)(5)領収書(686枚)――の開示を求めていた。 判決はこのうち、支出先が記されていない政策推進費受払簿と報償費支払明細書のそれぞれ全部と、内閣官房報償費出納管理簿の一部について開示すべきだと判断した。政策推進費は政策を円滑に進めるため、官房長官の判断で機動的に使われる資金。 NHKニュースから一部引用・・ 官房機密費に関する文書の公開を認めた判決は初めてです。 判決について、市民グループ側は「一部公開が認められ評価できる。さらに公開の範囲を広げられるよう裁判を続けたい」と、控訴する方針を示しました。 一方、内閣官房は「関係機関と協議して適切に対応したい」としています。 |
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2012年03月23日(金)
エネルギー教育交付金、「原子力しばり」廃止へ 文科省 2012年3月20日23時7分 朝日新聞デジタル 原子力の研究と利用の推進を目的に学校教育を支援する国の「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」について、文部科学省は、交付額の3割以上を原子力関連に使うよう自治体に求めてきた「原子力しばり」を2012年度から廃止することを決めた。 太陽光など他の自然エネルギーの教育費に大半が振り向けられ、原子力関連の割合が3割を下回っても利用できるようにする。 文科省は06年に財務省から「原子力への理解増進を促すため内容の絞り込みが必要」と指摘され、自治体に原子力関連教育への割り当てを3割以上に引き上げるよう指示してきた。 昨年3月の東京電力福島第一原発の事故後も方針を変えず、東北の被災地から「県民の理解が得られない」と交付辞退が相次いでいた。 文科省原子力課立地地域対策室によると、朝日新聞がこの問題を報じた2日後の1月24日、平野博文文科相が「原子力に偏らず自然エネルギーも学校教育で幅広く取り上げるようにするべきだ」と指示。文科省は交付金の運用方針を修正し、これまで対象外だった原発の危険性を学ぶ教材費なども交付対象とする。 ☆原子力ムラという強烈な不正常の細胞は、分裂を重ねて日本と言う国の内臓に食い込んでしまっている・・。文科省も財務省も「原発促進のチームメンバー」になっている。 ここまで日本の中央官庁が挙げて原発中心になっているとは本当に無知だった。原子力ムラのボス連は、いままたじわっと民主党の首相以下の幹部を取り込みつつある。 |
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2012年03月23日(金)
手賀沼のフナ新基準値超 放射性セシウム 2012年03月20日 16:35 千葉日報 県は19日、我孫子市と柏市にまたがる手賀沼で漁獲された淡水魚のフナから、国が4月1日から適用する食品中の放射性セシウムの新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える400ベクレルを検出したと発表した。県は手賀沼漁協と我孫子手賀沼漁協に対し、出荷自粛を要請した。 手賀沼では12日にモツゴから171ベクレルが検出され、県は両漁協に出荷自粛を要請している。モツゴからの検出を受け、県はフナの検査を今回初めて実施した。 「放射線不安」転校相次ぐ 柏、流山、我孫子で100人 震災影響、園児68人も 2012年03月22日 10:00 千葉日報 福島第1原発事故による“ホットスポット問題”に揺れる東葛地域で、県外などに転校する小中学生が相次いでいる。柏、流山、我孫子市では、市教委が把握しただけでも計約100人が「放射線への不安」を理由に転出した。流山市では転出生の数が転入生を大きく上回る異例の事態に。新年度を迎える学校現場だが、震災から1年を過ぎてもその波紋はなお広がりを見せている。 柏市教委によると、本年度に市外へ転校した小中学生は482人(1月末時点)。このうち「放射線への不安」を理由に挙げたのは小学生を中心に78人(約16%)に上った。 保護者の話などから把握できたもので、転校先は大阪府、熊本県、沖縄県、北海道など原発からより遠く離れた地域に多い。市内の33の私立幼稚園でも、1月末までに園児68人が震災の影響で退園した。 流山市では本年度、市内23小中学校で転出176人に対し、転入130人(2月末時点)。差し引きで46人もの児童生徒が減った。 |
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「脱原発」株主提案 神戸市、大阪市と共同歩調
2012/03/22 12:00 神戸新聞 関西電力に「脱原発依存」の取り組みを求め、筆頭株主である大阪市の橋下徹市長が、共に株主の神戸、京都両市に連携を呼び掛けている問題で、神戸市の矢田立郎市長は21日、神戸新聞社の取材に「関電が今の姿勢なら(株主)提案することになる」と述べ、大阪市との共同提案に前向きな考えを明らかにした。 矢田市長は2月下旬、大阪、京都市長に呼び掛け、脱原発依存に向けた共同意見書を関電に提出。関電側は、「原発は重要」「国の議論と切り離してエネルギーのあり方を示せない」などと難色を示した。 これに対し、矢田市長は「褐炭(低品位炭)による発電など新技術に取り組む事業者がある中、国を言い訳にして、何も変える気がない」と批判。株主提案に対するこれまでの慎重姿勢を転換させた。 一方、大阪府市統合本部は6月の関電の株主総会に向けて、「可及的速やかに全原発を廃止」などとする提案骨子を公表している。これに賛同するかどうかについて、神戸市は「国に要望すべき内容なども含まれており、大阪市と協議し、考え方を整理したい」(企画調整局)としている。 関電株式の保有率は、神戸市=約3%▽大阪市=約9%▽京都市=約0・5%。(黒田勝俊) ☆神戸市の矢田市長が「慎重姿勢を転換させた」のが事実かどうかは これからの彼の行動でわかる。そうあって欲しいと強く思います。
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