2016年3月12日土曜日

福島原発事故が起きた2011年10月05日から10月09日の「阿智胡地亭の非日乗」の記事

2011年10月09日(日)

 東海村長 村上達也さんのメッセージ

JCO臨界事故12周年集会への東海村長からのメッセージ(10月2日

 東海村長 村上達也

 ついに危惧していた事故が起きてしまいました。

昭和20年科学者中谷宇吉郎博士は人類の原子力利用に「地球上ではその創生以来堅く物質の究極の中に秘められていた恐るべき力。人間は明けてはならない蓋を開けてしまった」と警告していた。

そのことを日本人自らの手で(事故を)起こしてしまいました。
この福島原発事故の前に1979年アメリカスリーマイル島原発で、そして旧ソ連チェルノヴイリ原発で恐るべき事故が起き、多くの被曝者、犠牲者を出していたのに。

そして東海村でも1999年にJCO臨界事故が起こり、2名の死者、多くの一般市民の被曝者を出していたのになんということでしょう。

日本人はまたもやアジア太平洋戦争の過ちと同じ過ちを犯してしまいました。

 福島原発周辺の人たち10万人強の避難者は、今もなお将来の当てもなく漂流しています。

生活の基盤である故里を失い、子どもの将来に心を痛め、何もかも失う恐怖に慄いています。

「国破れて山河あり」、その山河は原発事故の後も以前と変わらず昔のまんまなんだけれど、そこで暮らしは営めない。

こんな不条理が許されていいのでしょうか。

故里を追われた人たちの心情は私の想像を絶するものがあります。

この人たちの救済について政府に問うたところ、「損害賠償は誠意を持ってやる」という答でした。

損害賠償だけですか?カネで償える話ではないのに、なんという心のない回答でしょう。

先の大戦で人間の命を紙屑のように扱い中国を始めアジア各国で2000万人以上、日本人380万の死者をもたらした戦前のエリート軍人の感覚と同じであります。人の命は「鴻毛よりも軽し」か。

 原発政策は大上段に「国策」と言われています。

そしてこれを議論するときに必ず出て来る言葉は、「経済はどうする」「産業は空洞化する」「便利快適な生活をやめるのか」「夏場の電気はどうする」等々でありますが、実は今と同じことが、この国では31年前のスリーマイル事故後の時にも言われたようであります。

日本人は「国益」「国威」という言葉に弱いようですが、今度こそ命、それは人間だけでなくあらゆる生きとし生けるものの命を第一に考えられるよう頭を切換える時であります。

日本人も福島原発事故から原発による繁栄は「一炊の夢」でしかないことを知るべきであります。

 最後に、「JCO臨界事故12年集会」のご盛会を祈念するとともに皆様のご努力に敬意を表し、そして福島原発事故の犠牲者の速やかな救済を願い挨拶といたします。

引用元
 
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地方の役所の中に住民の意見を取り入れる所が出てきた

給食辞退、弁当持参認める 放射能不安…東京・稲城市教委
(2011年10月7日 読売新聞)

 東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染への保護者の不安に対応するため、東京都稲城市教育委員会は、市立小中学校の児童・生徒の保護者が希望する場合、給食の代わりに弁当持参を認めることを決めた。申請は今月1日から受け付けているという。


 市教委によると、保護者が学校長に「学校給食辞退届」を提出すれば、その翌日から子どもの給食が停止される。給食費の徴収も約1週間後に停止されるが、今年度中は子どもへの給食再開は出来なくなる。

市では、市立小学校11校と中学校6校の全校で給食が実施されている。福島第一原発の事故を受け、同市教委も、6月分から給食食材の産地を公表している。9月には、学校給食共同調理場などで使用した野菜や肉、魚などの放射能測定も実施し、いずれも放射能は検出されなかった。

だが、給食に代わって弁当持参を認めてほしいという要望が寄せられており、市議会も9月30日、同趣旨の陳情を一部採択した。

市教委によると、給食は食物アレルギーなどを除いてすべての児童・生徒に提供されており、現在も安全性は堅持されているという考えだ。しかし、現状のままで弁当持参のケースが出た場合、給食費を返金する手立てがないため、「臨時的措置」として、辞退を認めることにした。

5日現在で申請は出ていないが、同調理場の小川三男所長は、「板挟みの部分もあるが、不安を感じている保護者がいる以上、ルールは決めておく必要があると考えた」と説明している。

この措置は、「事態が収束するまでの間」としており、来年度も継続される見通しだ。
 
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原発推進関係予算を見直す  野田首相

野田首相:原発推進関係予算を見直し 除染や賠償金に転用
毎日新聞 2011年10月8日 0時58分

 野田佳彦首相は7日、東京電力福島第1原発事故を受け、従来の原発推進のための関係予算や資金の見直しを行い、放射性物質の除染や賠償金支払いの費用に転用する考えを明らかにした。首相は同日、首相官邸で共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首と個別に会談し、「エネルギー政策の見直しの中で原発関係予算を洗い直し、除染や賠償に回したい」との考えを示した。

 これに関連し、藤村修官房長官は7日の記者会見で、11年度の原発関係予算が4330億円に上ることを説明。その上で「来年度、このままの額が計上されることは多分ない。関係団体への補助金なども含まれ、どれだけ削るかというのはありうる」との見通しを示した。

 志位氏は首相との会談で、電力各社による使用済み核燃料の再処理に充てる積立金や高レベル放射性廃棄物の最終処分のための積立金などを廃止し、除染や賠償、廃炉の費用に充てるべきだと主張。志位氏によると、首相は「11年度第3次補正予算案と来年度予算で計1兆2000億円の除染費用を考えているが、それでは到底足りない」との見通しを表明。国民の負担軽減に向け、原発関係予算を除染と賠償の支払いに転用する考えを明らかにした。

 一方、福島氏は会談で、原発立地自治体のために積み立てられた周辺地域整備資金のうち、約660億円を震災復興などに活用するよう会計検査院が経済産業省に求めたことを指摘した。福島氏が周辺地域整備資金のあり方を見直すよう求めたのに対し、首相は「原発関連予算は、洗い直さなくてはいけない」と応じた。【吉永康朗】

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キノコ類は好物なのだが・・

乾燥シイタケからセシウム=伊豆市産、静岡県が詳しい検査実施へ
時事通信 10月7日(金)21時18分配信

 静岡県は7日、同県伊豆市内で生産・加工された乾燥シイタケについて販売業者が行った自主検査で、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える1033ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。これを受け県は8日、生産者が保管していた同じ加工品について、放射性物質検査を実施する。

 県によると、乾燥シイタケは3~4月に伊豆市で収穫され、4月中旬までに同市内で加工された。生産者は県内外5カ所の業者に販売。一部は既に消費されたとみられるが、販売先の業者はいずれも自主的に撤去したという。
 
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都内の小学校にも放射性セシウムが・・

小学校の落ち葉堆肥からセシウム=肥料用の規制値上回る
-東京都文京区

時事ドットコム(2011/10/06-16:42)

 東京都文京区は6日、区立根津小学校で作っていた落ち葉の堆肥から1キロ当たり1488ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
 国の農業用肥料に関する暫定規制値は同400ベクレル。落ち葉堆肥は規制の対象となっていないが、区は、児童生徒が直接触れないよう堆肥をブルーシートで覆って校内に保管した上で、今後は作らないことを決めた。
 落ち葉堆肥は、計40の区立幼稚園、小中学校のうち、幼稚園5園、小中学校20校で作っており、校内の花壇などで使用していたという。

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2011年10月08日(土)

論説・あぶくま抄   福島民友新聞から

【県内除染】国の勝手を許すな(10月6日)

結び引用・・

国や与党の関係者から「福島県は原発事故対応で予算ばかり要求してくる。
岩手や宮城に比べ『霞が関』の評判がよくない」

との声が流れ始めた。一種の脅しのようにも聞こえる。除染のために多額の予算が必要になった原因は原発事故であり、県民が真に求めているのはお金ではなく原状回復だ。

国が責任を自覚し、自分たちだけでは手に負えないから協力してほしいと誠意を持って説明すれば、県民は理解するだろう。被害者を厄介者扱いして事を進めるような流れをつくらせてはならない。(早川 正也)

全文は こちら
  
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20ミリシーベルトは年間400回レントゲン検査を受ける量 なのだが

東日本大震災:福島第1原発事故 復旧期、被ばく年1~20ミリシーベルト許容
毎日新聞 2011年10月6日 東京朝刊

 ◇国際委勧告適用へ

 国内の被ばく線量基準を検討する文部科学省の放射線審議会(会長・丹羽太貫京都大名誉教授)の基本部会は、東京電力福島第1原発事故を受け、一般住民の年間被ばく線量の限度について、原発事故などからの復旧期は、年1~20ミリシーベルトの間に設定することを許容する考え方を提言する方針であることが明らかになった。平常時の一般住民の限度は、国の告示などで年1ミリシーベルトと定められている。6日に開く部会で議論する。

 国際放射線防護委員会(ICRP)は、原発事故などの緊急時は年20~100ミリシーベルトの被ばくに抑えることを目指し、緊急事態からの復旧期は、「現存被ばく状況」と位置づけ、地域住民の健康などを考慮して年1~20ミリシーベルトの間のできるだけ低い値を目指すべきだと勧告している。

 同部会は、放射性物質の汚染が広がる現段階では、年1ミリシーベルトを目指すと必ずしも経済性や社会的側面から合理的な対応が取れない可能性があるため、ICRPが示す「現存被ばく状況(年1~20ミリシーベルト)」の国内制度への適用を検討することにした。

 内閣府原子力安全委員会は7月、原発事故で政府が出した避難指示の解除に向け、ICRPの勧告に従い、住民などの年間被ばく量を1~20ミリシーベルトの範囲で決めることを暫定的に認めていた。

 基本部会は、緊急時が収束した後も長期間汚染が続く現状を受け、年1ミリシーベルトを長期的な目標に据えつつ、当面の目標(参考レベル)を設定することについても議論する。その際、子どもや妊婦ら放射線の影響を受けやすい人については、特別な配慮を求めるとみられる。

 ICRPは「参考レベルは安全と危険の境界を表すものではなく、1~20ミリシーベルトの低い値を選ぶべきだ」との考え方を示している。【久野華代】


被ばく線量、緩和認める 放射線審議会が提言へ
2011年10月6日 02時02分 共同通信

 東京電力福島第1原発事故を受け、今後の被ばく線量基準の在り方を検討している国の放射線審議会の基本部会が、平常時の一般住民の被ばく線量限度とされる年1ミリシーベルトを達成することは当面困難と判断、緩和を認める方針であることが5日分かった。

年1ミリシーベルトを超え20ミリシーベルト未満の「中間目標」の設定が可能とする提言を近くまとめる。事故後の混乱の中、相次いで決まった食品や土壌などの暫定基準値は、整合性を取る見直し作業が早急に必要とされており、基本部会の提言を参考に作業が進められる。ただ緩和水準によっては批判を浴び、作業に時間がかかることも予想される。
 
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読売新聞元社主・正力松太郎の諜報名はPodam

ドイツ・シュピーゲル誌が「正力松太郎のスパイ名はPodam」 と報道。

一部引用・・

もうひとつシュピーゲル誌が別冊の歴史シリーズで「日本特集」を先週発刊しましたが、この中で
「悪い爆弾、良いアトム」と題して、日本のヒロシマからフクシマにいたる歴史をかなり詳しく描写しています。
面白いのは日本の最近の外交文書研究を引用して、戦犯であった読売新聞のオナーの正力松太郎がCIAの手先となり、彼のスパイ名がPodamであったことまで紹介しています。さらにその正力の手先としての中曽根康弘の「活躍ぶり」も詳しく述べ、いかにして政治家と専門家がぐるになった原子力村の宣伝により世論が「原発安全神話という人生の嘘」を信じ込んだかをまとめています。

全文は こちら
 
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小沢一郎氏vs記者クラブメディアの戦い

もはや関係修復は不可能
小沢一郎氏vs記者クラブメディアの戦い


前文引用・・

この事件は小沢一郎という政治家と
司法、霞ヶ関、マスコミとの戦いである
 

陸山会事件における小沢一郎氏本人の裁判がようやく始まった。

 きょう、東京地裁では初公判が行われた。これによって、2009年3月の大久保元秘書の逮捕からスタートした政治資金規正法違反事件の本番がようやく訪れたということになる。

 なにしろ長かった。その一年半余りの間、元秘書の逮捕、代表辞任、政権交代、検察審査会、党員資格停止、さらに3人の元秘書の有罪判決などがあり、きょうに至っているのだ。

 これまで自由報道協会の記者会見以外ではほとんど語ることのなかった小沢氏だったが、初公判を受けて、早速、今夕、議員会館で簡単な記者会見に臨んだ。

 筆者自身も、この事件については2009年3月3日、つまり、事件当日から追っている。

 端的にいえば、この事件は、小沢一郎という政治家と、現在の日本の権力システム――司法(裁判所)、霞ヶ関(検察)、そしてマスコミ(記者クラブ)――との戦いに他ならない。

 今回もまた、世間にほとんど知られていないマスコミとの戦いが繰り広げられている。

続きは こちら
 
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アメリカの反格差デモ広がる

反格差デモが米首都へ広がる 大企業支援に抗議、反戦も
2011年10月7日 09時19分

【ワシントン共同】米首都ワシントン中心部で6日、米政府の大企業支援やアフガニスタンでの戦争に抗議する集会が催され、数百人が参加した。アフガン攻撃開始10年に合わせて予定された反戦集会に、ニューヨークで始まった反格差社会デモ「ウォール街を占拠せよ」に呼応したリベラル派市民が結集、幅広い要求を掲げ気勢を上げた。

 参加したのは学生ら若い世代や、ベトナム戦争以来反戦活動を続けているという高齢者などさまざま。「大企業の欲望に終止符を」などというプラカードのほか「連邦準備制度理事会を廃止せよ」など、保守派運動「ティーパーティー(茶会)」と重なる訴えを掲げる人も。
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2011年10月07日(金)

スティーブ・ジョブズのスピーチ  追悼再掲載

追悼スティーブ・ジョブズ

革新と創造の担い手、逝く
 全文はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011/03/07掲載→ 米アップルが多機能携帯端末「iPad(アイパッド)2」を発表した。今回も発表役は、スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)だった。彼のプレゼンテーションは定評がある。

彼は2005年にスタンフォード大学の卒業式でスピーチをした。
このスピーチに彼の若い世代へのメッセージを感じる。

結びの言葉は「Stay Hungry  Stay Foolish」
    「ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ」


全文引用・・

今日、皆が世界最高の大学の1つを卒業する場に同席できて光栄に思う。私は大学を卒業したことがない。本当のところ、これは私にとって最も大学卒業に近い体験だ。 今日は皆に私の人生から3つの話をしたい。それだけだ。大したことじゃない。3つだけだ。

最初の話は点をつなぐことについて。

私はリード大学を6ヶ月で中退したが、更に1年半ほど後に完全に辞めるまで、もぐりの学生として大学に顔を出していた。ではなぜ中退したのか。

話は私が生まれる前に遡る。私の産みの母は若い未婚の大学院生で私を養子に出すと決めていた。生みの母は養父母は大学卒でなければととても強く思っていたので、私は生まれると同時に弁護士夫妻の養子になるよう万事整っていた。ところが、私が生まれるとその夫妻は女の子が欲しかったと言い出した。そこで待機者リストに載っていた私の両親は夜中に電話を受け、「望んでいなかった男の子が生まれました。この子を養子に欲しいですか?」と聞かれた。両親は「もちろんです」と答えた。産みの母はその後、私の母は大学を卒業していないし、私の父は高校を卒業していないことを知り、最終的な養子縁組の書類に署名することを拒んだ。何ヶ月かして私の両親が私を大学にやると約束した時点で産みの母はやっと態度を緩めた。

そして17年後私は実際に大学に通った。しかし、私は無邪気にもスタンフォードとほとんど同じくらいお金のかかる大学を選び、労働者階級の両親の蓄えはすべて大学の授業料に使われていた。6ヵ月後私はそれに価値が見出せなかった。私は人生で何をしたいか見当も付かなかったし、大学がそれを見つけるのにどう役に立つかも分からなかった。そして、その時点で私は両親がそれまでに貯めたすべてのお金を食いつくしつつあった。そこで中退を決意し、万事問題ないと信じることにした。その時はとても不安だったが、振り返って見ればそれはこれまでにした最良の決断の1つだった。中退した瞬間から興味を持てない必須科目の授業に出るのを止め、面白そうなものに出席し始めることができた。
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スティーブ・ジョブズの卒業式スピーチ  


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児玉龍彦教授が講義 「内部被曝による遺伝子への作用」




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芋掘りに持っていった弁当

江戸川区から佐倉市の芋畑までバス。保育園の秋の行事だそうだ。
 
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9/29恒久的除染と緊急避難的除染の違いと現実:山内知也教授

2011年9月29日【木】たね蒔きジャーナル ノーカット http://bit.ly/qqW8S3 除染しても線量が下がらない!?

今夜は、原発事故以来、福島市内などで地元住民とともに、放射線量の測定調査を続けている神戸大学大学院の山内知也教授に電話をつなぎ、現地の状況について伺います。
特にこの9月に行った調査では、除染後も大きな効果が上がらず、場所によってはむしろ線量の上がったところがあったということです。 政府が「除染すれば大丈夫」と繰り返す中、効果的な除染方法がいまだに見つからない住民の心境などについても、話を聞きます。
 
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除染と言う言葉の幻想  現実をあえて見ない国

山内報告書の概要:

『概要:2011年9月14日、福島市渡利地区において空間線量の計測を実施した。「除染」が行われたということであったが、6月の調査において最も高い線量を記録した側溝内堆積物には手が付けられておらず、地表面における空間線量は当時の2倍に上昇していた。

「除染」のモデル地区としてある通学路がその対象になったが(「除染モデル事業実施区域」)、その報告によると平均して7割程度(約68%)にしか下がっておらず、空間線量も1〜2 μSv/hに高止まりしている。今回の調査においてもその通学路の周辺において20 μSv/hを超える非常に高い線量が地表面で計測された。

コンクリートやそれに類する屋根の汚染は高圧水洗浄によっても除去できておらず、住宅室内における高い線量の原因になっている。除染の対象にはされなかった地域の水路や空き地、神社、個人宅地内の庭で高い線量が計測され、最も高い線量は地表で20 μSv/hを記録した。本来の意味での除染はできていない。』

『文字通りの「除染」は全く出来ていない。Cs-134 の半減期は2年、Cs-137 のそれは30年である。したがって、この汚染は容易には消えず、人の人生の長さに相当する。そのような土地に無防備な住民を住まわせてよいとはとうてい考えられない。』

レポートのPDF全文はこちら
 
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放射能測定器のレンタル  千葉県柏市

放射性物質:測定器レンタルスペース 柏に11日オープン
毎日新聞 2011年10月5日

利用者が自分で食品や土壌の放射能の強さを測定する=千葉県柏市で、早川健人撮影 東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が周辺より高い千葉県柏市に11日、持ち込んだ食品や土などの放射能の強さを測定できる施設がオープンする。利用者が自分で測定するため、民間検査機関より格安。放射能の単位「ベクレル」を「見る」ことから「ベクミル」と名付けられたこの施設に対する関心は高く、オープン前から見学が相次いでいる。【早川健人】

 「ベクミル」はJR柏駅東口の商店街にあり、柏市内でコンピューターソフト開発会社を経営する高松素弘さん(47)が設立した。4歳と9歳の娘の父でもある高松さんが「子供を守りたい」と、車の買い替えをやめて約100万円のドイツ製検査機器を購入したのがきっかけ。自宅で食品を検査するうちに、施設開設の構想がふくらんだ。

 福島市内に市民団体が運営する測定所があるが、同業者は今のところないという。高松さんは「この地域の子供たちは、放射能と何十年も向き合う必要がある。普段食べているものを検査し、親子が安心を得られる場所になれば」と願う。

 使用料は検出限界が1キロ当たり20ベクレルの機器が20分980円、より精密な同10ベクレルなら同3980円。民間の検査機関なら7000~1万5000円ほどかかるという。使用方法を教えられた利用者がミキサーにかけた食材の一部や土を容器に入れ、機器を操作。表示される結果を確認する仕組みだ。

 4日からプレオープンしており、行政関係者や研究者も様子を見に来た。隣接する流山市で農園と自然食品店を営む吉田まささん(56)も来店し「検査機関より安いので、どんどん利用したい」と話した。

 会員制で入会金500円。木、日曜は休店。予約制で前日(休店の翌日は前々日)に受け付ける。問い合わせはベクミル(04・7189・7416)。
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2011年10月06日(木)

現役自衛官が『産経新聞』の記者をしているという記事

☆公務員は兼業禁止なのでこの記事はガセネタ?
それとも法の網をかいくぐる何か巧妙な手を使っているのだろうか?☆

権力中枢の情報をキャッチしようとする防衛省―
―現役自衛官が『産経新聞』記者に

週間金曜日ニュース10月3日号

一部引用・・

 防衛省が「教育の一環」として、現役自衛官を全国紙『産経新聞』に派遣し続け、派遣された自衛官「記者」は首相官邸などで「総理番記者」等の任務をこなしている実態が、改めて明らかになった。

 自衛官「記者」は、他社の記者と同様、実際に取材、原稿執筆等をしている模様だ。

 この事実は本誌二〇〇四年六月一一日号「現役自衛官に“総理番記者”をやらせていた『産経新聞』」でも指摘しているが、一九九二年から始まった防衛庁(現・防衛省)による『産経』への人材派遣は常態化しているようだ。

 今回、発覚したのはある会合でのこと。挨拶を交わし、名刺交換をすると「産経新聞東京本社 編集局政治部」の肩書き。続けて「私は自衛隊から派遣されているんです」と驚くべきコメントを添えてくれた。「取材などもされているのですか」と聞くと、「菅首相(当時)の番記者をしています」と返ってきた。

 物怖じしない、どっしりした構えには好印象さえ持ったが、これはどういうことなのか。

 防衛省は本誌に対し、「部外委託教育の一環として、民間会社の有するノウハウや知見を実地で学ぶため、人材を民間会社に派遣している」(広報)とし、派遣している自衛官の階級や、研修期間などについては「陸海空自衛隊とも、二佐から三佐クラス。約二週間から一年を派遣期間とし、業務運営手法の理解、技術の習得を通じ、各幕僚監部や部隊等における業務能力向上を図る(ことを目的とする)」(同)と説明した。

全文はこちら

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原発差止め訴訟で20連敗の弁護士インタビュー

一部引用・・

編集部  これまで日本で行われた原発に反対する裁判が20件あり、敗訴を続けてきたということですが、その理由は何だと考えますか?

河合  裁判件数については、数え方にもよりますけど、だいたい20件ぐらいでしょう。そのうち僕が関わったのは、浜岡原発と福島原発と大間原発。上関原発には、裁判というよりは運動面から少し関わりました。

 敗訴の理由はいくつかありますが、まずは裁判官にも原発の「安心・安全・必要キャンペーン」が、完全に刷り込まれているからです。それは何十年にもわたって行われてきました。だからそれに対して反対を言う人たちは、極端なことを言う変わった人たちであると、原告団の市民や弁護士を裁判官は「オオカミ少年」のごとく見ているのです。

 このように一方的に偏見をもたれている類型の裁判は、おそらく他にはありません。少なくとも民事事件ではないでしょう。裁判が0からのスタートじゃなくてマイナス100から始まる。バスケットボールの試合で言えば、100対0から始める試合のようなものですよ。それが敗因のひとつ。

 理由の二つ目は、裁判官に権力へのすり寄り志向がある、ということでしょう。原子力政策は権力政策ですから。裁判官のことなかれ主義や行政依存体質も指摘しておきたいと思います。

 また、いわゆるカギ括弧付きの「権威」ある御用学者が、全面的に電力会社や行政に協力しているため、被告となる電力会社は「権威のある御用学者」を、何人でも証言に立たせることができます。まるでそれは、「絨毯爆撃的立証」です。

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20111005 福島県の子どもの甲状腺に変化   動画


ワイドスクランブルより。長野県の諏訪中央病院の名誉院長をつとめながらチェルノブイリで20年にわたり医療支援を行ってきた鎌田實医師が、福島県の子ども130人の健康診断を企画。
そのうち10人に甲状腺の症状が現れていた。福島原発事故による被ばくが原因の可能性は否定できないが確定的な話は出来ないという。
子どもをもつ福島の母親は、大学の先生から電話をいただいた時には、正直目の前が真っ白に‥」「(国や行政の)対応が間違いなく遅いですね」と怒りと不信感を募らせている。(webから引用)
 
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2011年10月05日(水)

映画「エンディングノート」を観ました

ある日健康診断で、胃がんⅣ期と言われてしまった元サラリーマンの砂田さんは69歳。ウイークデイは自宅で夕食を食べたことがない猛烈社員で、しかも会社に貢献して役員にもなり67歳まで現役だった。

彼は東海地方の田舎の医者の息子で、中学を出ると都内の高校に進学し医者の道を目指した。医者にはなれなかったが、経済成長の猛烈社員としては勝者の一人でもあった。

ガンの発病がわかったその日から、彼の次女は砂田さんの死の日まで克明に父親の姿をムービーに撮りつづけた。

しかも彼の幼少年時代から、会社での姿や接待ゴルフの映像も。今も郷里で一人で暮らす祖母や認知症になって10年前に亡くなった祖父の姿もある。

「エンディングノート」、それはそのまま「自分の人生締めくくりの記録」である。フィクションでは勿論なく、しかしドキュメンタリーでもなく、揺れ動く本人と家族の姿がそのまま、スクリーンに映しだされる。

 なぜ次女はこんな映画を作ったのか?

それは姉と兄が結婚して家を出た後、両親と3人で暮らした自分しか知らない両親の関係を知って欲しかったことと、つまりちょっとした行き違い、不器用さなどが積み重なり、両親の関係が冷え込んでいったこと、しかしガンの発病がわかり、闘病を続ける中で二人の関係が和解していくこと。

次女だけしか知らなかったことを兄姉に知ってもらいたかった。
そして何より両親の和解の過程を彼女が一番うれしかった。

父親は死んだが、この映画は父親の死までの過程を映像に残した次女の再生の記録でもある。

映画「誰も知らない」の是枝監督は、フツーの日本人の死と家族の記録をこうして拾い上げた。この映画は世界の映画史の中のどのカテゴリーにも入らないが、滅多にない傑作のような気がする。

それまで一回も口にだして言ったことがない、好きだという言葉を奥さんに言う。

離れて暮らす94歳の一人暮らしの母親に、69歳の子供がベッドから携帯で別れと感謝の言葉を伝える。

暗闇の中でポケットからハンカチを取り出すしかなかった。

  砂田さんは間違いなく成仏した。いや最後に洗礼を受けたから
成仏ではなく神の御許に安心立命した。



父の最期を撮った映画「エンディング・ノート」 砂田監督に聞く
2011年9月30日23時35分 asahi.web

末期の胃がんと告げられた、ある元猛烈サラリーマンの最期の日々を追いかけたドキュメンタリー映画「エンディング・ノート」が1日、公開された。主人公の実の娘である砂田麻美さん(33)がカメラを回し、監督を務めた。(アサヒ・コム編集部 諸永裕司)

 主人公である父は2009年5月、定期検診で胃がんが見つかった。4段階でもっとも重い「ステージ4」。69歳。定年退職後の第二の人生を歩み始めた矢先のことだった。

 砂田さんは大学卒業後、フリーの監督助手として、映画監督の是枝裕和さんのもとで映画制作にたずさわってきた。はじめは、残酷だという思いから父を撮影することにためらいがあった。映像に記録しようとする私と、娘としての私。そのはざまで悩みつづけた。

あるとき、「やっぱり、私は娘として一緒にいたい」と漏らすと、友人から言われた。「本当にそれでいいの。後悔しないの」。その言葉を聞いて、踏ん切りがついた。

 父は、「カイシャ命、段取り命」の営業マンだった。葬儀の段取りや訃報を伝える文言まで細かく記した「エンディング・ノート」をつくり、死へ向かう準備をすすめていく。「心安らかに。そして費用を安く」という理由から、仏教の墓に入るのに葬儀は教会でと決め、神父を訪ねた。それから孫たちと遊んだり、忘れられないという鮑のステーキを食べるために伊勢に家族で旅行したり――。

 がんがわかってから半年余り。孫たちに囲まれたクリスマスイブの翌日、父は病院に運ばれた。意識はあるが衰弱し、5日後に息を引き取った。

 それから3カ月がすぎるころ、砂田さんは編集室にこもり、撮りためた映像を見返した。

 父は病院のベッドを囲む孫たちに「ありがとね」と伝え、遠く離れて住む母親に電話で別れを告げる。エンディング・ノートに記された葬儀の段取りを確認する家族には、「わかんなくなったら携帯に」とジョークを口にしていた。

 見ながら、あんなことがあったのか、こんなことがあったのか、と驚いた。記憶にない場面がいくつもあった。カメラは回していても、娘として寄り添っていたのだった。

「最後、病院ですごした5日間の濃密な時間があったから作品にしようと思ったのです」

 なぜ、人は死んでいくのか。死んだ後、どこに行くのか。

 答えのないはずの問いに、自分なりに答えを見つけ出したかったのだろうと、砂田さんはいう。

 「父の死後しばらくは、『来週、おいしいものを食べにいく』とか、『久しぶりに、友達に会う』といったことさえ楽しみに思えなくなりました。でも、そんなちっぽけな日常の、ささやかな希望の積み重ねが人を支えていたんだ。だから、人は生きていられたんだ、と気づいたのです」

 命が尽き、この世から消えたからといって突然、断絶するわけではない。生と死は一直線上にある。いま、砂田さんはそう感じている。

「わたくし、終活に大忙し」

 そんな父の姿を追い、死という重いテーマをユーモアをまじえて軽やかに描いたエンターテイメント・ドキュメンタリーである。

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映画「エンディングノート」予告編

☆神戸では「元町映画館」で10月1日から上映。

  
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国家公務員と民間給与格差 是正するだけで増税なしでいける

官民格差の是正なしに増税に踏み切ることはできない

2011年10月01日20時03分 中川秀直ブログ

今日の東京新聞社説の結語である「首相は民主党がマニフェストで国民に約束した公務員削減や出先機関統廃合による総人件費の2割削減にも踏み込むべきだ。規制緩和や大胆な権限移譲など制度の在り方にも切り込まねば、国民が切望する改革にはつながらない。増税の前にやるべきことは山積しているのだ」は、正論である。

昨日、人事院が国家公務員給与の0・23%引き下げを勧告したが、政府が勧告通りに完全実施すれば、平均年収は1万5千円減の637万円となる。一方、中小零細を含めた国税庁の民間給与実態調査では昨年の給与所得者の平均年収は412万円である。民間の4割超増しである。

野田首相は、官民格差の是正なしに増税に踏み切ることはできないことは理解していると思う。

官民格差の是正をすれば、復興財源が捻出でき、増税なき復興が可能となる。09年の政権交代で国民に約束した国家公務員の総人件費2割削減を実現できれば、年1兆円1千億が捻出でき10年で12兆円となり、復興増税11・2兆円を十分賄える。

肝心なことは、野田首相に官民格差是正の意思があるかないかである。増税路線支持取り付けのために、野田首相は官公労と手打ちをしたのかとの疑いに、野田首相はどう答えるのか。

野田首相は、民意から「官民格差是正」への「正心誠意」はどこに行ったのかを、厳しく問われることになる。
  
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「フクシマ・ゴーストタウン」という本

「フクシマ・ゴーストタウン」を読む(見る)

一部引用・・

 常磐線の駅ホームには、上下線に列車が止まり、発車ベルを待っているかのようです。駅前には通勤や通学の自転車が整然と並んでいます。しかし、そこは半年前の「あの日」のまま止まっているのです。町には人影はもちろん、小動物や昆虫さえもいなかったような気がすると著者は書いています。生き物の気配がない町は、言いようのない恐怖の世界だったということです。
 
 町の小学校は、都内では見たこともないような先進的デザインで、豪華ホテルのような造りです。その立派さが、人っ子ひとりいない今となって、そのアンバランスさを際立たせています。これらの風景は、遺跡のような柔らかさを持ち合わせてはいません。人の暮らす町が、ある日突然「即死」したままの状態なのです。もちろん地震や津波の被害跡も多いのですが、それらの傷も、手当されることなく白日のもとにさらされています。

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