2013年02月15日(金)
もんじゅへ規制庁が立入検査-NHK福井放送局
落合洋司弁護士の見解 弁護士ドットコム 2013年02月14日 08:32 遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯罪予告が書き込まれた事件。警視庁などの合同捜査本部は2013年2月10日、威力業務妨害の疑いで男を逮捕した。 新聞やテレビの報道は、鬼の首を取ったかのような勢いで、被疑者が猫カフェでくつろいでいる様子まで報じたが、ネットでは「過剰報道」と批判する声も出ている。 逮捕された男は今のところ、容疑を否認していると伝えられている。この遠隔操作事件では「誤認逮捕」が相次いだが、今回の逮捕もまた誤認である可能性がないとは言い切れない。そのような点からすれば、捜査や報道は、より慎重さが求められるといえるのかもしれない。 では、今回の事件で「真犯人」を名乗る人物から犯行声明のメールを送られた「当事者」の一人であり、元検事として警察の捜査の内情をよく知る落合洋司弁護士は、これまでの「捜査と報道」の経過をどのように見ているのだろうか。その見解を聞いた。 ●「逮捕された被疑者が真犯人かどうかは、まだ断定できる状況ではない」 ――逮捕からここまでの「警察の動き」を見ていて、どう思いますか? また、今後の「捜査の焦点」はどこにあるのでしょうか? 「真犯人が匿名化ソフトを利用するなどしていたことで捜査の難航が伝えられていた中、今年1月になり真犯人が大きく動きました。最後のメールにより判明した猫の首輪装着の記録媒体中のデータや、それに近付く人物の防犯カメラ画像が、大きな手がかりになって、被疑者逮捕に至った可能性が高いでしょう。 今後の捜査では、状況証拠だけでなく、被疑者と犯行との間の直接的な結びつきを立証できる、確たる証拠が得られるかが焦点になるはずです」 ――これまで何人も誤認逮捕されていますが、今回の逮捕も「誤認逮捕」という可能性はないですか? 「逮捕された被疑者が真犯人かどうかは、まだ断定できる状況にはありません。あくまで、逮捕状が出る程度の『疑わしさ』が存在したということであり、そこは冷静に見る必要があるでしょう。決めつけは禁物です」 ●「プライバシーを過度に暴き立てる報道の在り方には問題がある」 ――今回の事件では容疑者が否認しています。真犯人かどうかまだ不明な段階における「実名報道」のあり方に問題点はないのでしょうか? 「犯罪報道の在り方、実名報道の可否については、様々な議論、意見があります。実名報道により捜査、公判の在り方が検証できる側面もあり、実名報道を全否定するのもどうかと思います。 ただ、今回の事件でもそうですが、被疑者を実名で報道しても、あくまで『疑いを受けている』存在ですから、『犯人』であると決めつけすぎ、プライバシーを過度に暴き立てる報道の在り方には問題があります。慎重さ、節度がより強く求められると思います」 落合洋司弁護士のブログでは・・ 日本における犯罪捜査というものは、何もないところから始まり、徐々に証拠が積み重ねられ、十分に公判が維持でき有罪判決が獲得できる見込みがあれば起訴となる場合もある一方、立証に難があると判断されて不起訴になる事件も少なからずあります。 一連の遠隔操作事件でも、「誤認逮捕」が問題になり、もちろん、そういったことはあってはならないことですが、一定の疑いに基づいて人を逮捕、勾留して捜査を行い起訴、不起訴を決定する、という制度である以上、逮捕イコール起訴、有罪ではなく、そこは、特に捜査段階においては、報道でも過剰な犯人視ということは慎重に避けつつ、疑いが抱かれているということの中身について、警察の見込み、目論見とは一定の距離を置いた報道が行われるべきでしょう。 そうしないと、犯人ではありませんでした、立証できるだけの証拠がありませんでした、ということになった場合に、取り返しがつかない報道被害を残すことになってしまいます。 最近、社会の注目を集めるような事件、事故が起きると、マスコミが一斉に群がり集まってきて「メディアスクラム」状態になりがちですが、報道の在り方、人権との緊張関係や行き過ぎた場合に深刻な事態を引き起こす危険性、といったことについても、きちんと目が向けられる必要があると思います |
一部引用・・ ところが、日本のマスメディアはいまだに「犯罪報道は実名が原則」との立場を取り続けています。その理由として、 ①個人の特定は犯罪報道の基本要素 ②誤報になった場合は、名誉回復の報道をする ③匿名では報道の信用性が損なわれる ④匿名報道になると記者の緊張感が薄れ、取材も甘くなる ⑤匿名報道では警察が逮捕した被疑者の名前を発表しなくなり、権力行使のチェックができなくなる などということが説明されています。 しかし、 ①公人・私人を区別しない個人の特定重視は、売らんかなという販売優先が実態で、報道被害を軽視したメディアの身勝手といえる ②実名による誤報の被害は取り返しがつかず、名誉回復報道も実際には行われていないのは明らか ③報道の信用性は、情報源の明示、記者の署名で確保すべきで、報道の信用性を持ち出すのは屁理屈 ④匿名報道で緊張感が薄れる方が問題で、記者の取材姿勢は社内教育の問題 ⑤警察には実名発表をさせ、マスメディアはそれをもとに公人・私人の区別をして実名・匿名報道の区別をすればよい という反論が可能で、マスメディアの主張には全く理がないのですが、要は記事の迫力がなくなって新聞が売れなくなり、視聴率が上がらなくなるという営利目的が理由で、いまだに実名報道と報道被害が続いているのです 全文はこちら |
一部引用・・ あいかわらずどの新聞社もTPPには賛成のようすで、TPPに参加しなくちゃ真の経済成長はないというふうなことを書く。TPPをまるで農業問題のように書き、「農業関係者という大事な票田を失いたくないからだ」と、反TPP議員を非難する。たしかにそういう議員もいるだろうけど、そんなの本質じゃない。 輸入農産物非関税はTPPのごく一部。それに日本はすでに関税については十分開かれているので、あらためて争点にするほどのことじゃない。それより問題なのは制度改正のほうではないか。 たとえば米国が狙う日本郵便の簡易保険。日本の庶民がコツコツためた100数十兆円もの預金をTPPによって自由化し、国際市場(米資本の金融機関)へ吐き出させたい。米国にとってはリベンジでもある。 この簡易保険の100兆円、実はゴールドマン・サックスに投資されるはずだったのを、中川昭一(元)財務大臣は「これはおかしい、判は押せない」と拒否。直後リーマン・ショックが起こり、郵貯の被害はぎりぎりのところで被害を免れた。農林中金などはすでに投資していたから被害甚大である。郵貯を救った中川氏はその後、不審な死を遂げたのは知ってのとおりだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ メディアが信用されなくなった背景にネットの普及がある。事件ひとつに様々な見方があることを、ぼくたちは手軽に知ることになった。 「どれを信じていいのかわからない」とき、人は途方に暮れるだけじゃない。自分で調べ、自分の頭で考えようとする、とてもいいきっかけにもなるのだ。 どの新聞も賛成していることは信用しないこと。 マスメディアの存在意義は、実はそこにある。 全文はこちら |
もんじゅへ規制庁が立入検査-NHK福井放送局
02月15日 09時55分 敦賀市の高速増殖炉もんじゅで、安全上最も重要な55の機器の点検漏れを含む、あわせて9800余りの機器の点検手続きで不備が見つかった問題で、国の原子力規制庁は、14日から立入検査を始めました。 もんじゅでは9800余りの機器で点検手続きの不備が見つかり、日本原子力研究開発機構は、去年12月、原子力規制委員会から、原因究明と再発防止を命じられました。 原子力機構は1月、規制委員会に原因究明と再発防止に向けた報告書を提出しましたが、その中で、点検済みとしていた安全上最も重要な55の機器のうち、非常用ディーゼル発電機など5つで点検漏れがあらたに見つかりました。 立入検査はこうしたことを受けて原子力機構が提出した報告書の内容を現場で確認するために行われるもので、14日、規制庁の検査官あわせて8人が、もんじゅを訪れました。 検査に先立って、原子力規制庁の森下泰安全規制管理官は「原子力機構の報告書は誰が何をしたのかが明確に書かれておらず、不十分な内容だ。今回の立入検査は、法令違反があったという事実に基づき提出された報告書そのものに、間違いがないか確認するもので、重い検査であるということを理解してもらいたい」と述べました。 このあと、検査官らは、点検状況が記録された書類をあらためて確認したり、担当者から、点検不備に至った詳しい経緯などについて聞き取り調査を行ったりして問題がないかどうか確認する予定で、立入検査は15日も行われます。 |
原子力規制委人事 参院も同意-NHK NEWSweb
2月15日 11時2分
15日の参議院本会議で、原子力規制委員会の委員長らの人事の採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。
衆議院は14日に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。
去年9月に発足した原子力規制委員会の委員長らの人事を巡っては、前の野田政権で任命されたものの、国会での同意手続きが見送られたままになっており、政府は先月、人事を改めて国会に提示し、事後承認を求めました。
これについて、15日の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。
同意されたのは、原子力規制委員会の委員長が田中俊一氏、委員が大島賢三氏、島崎邦彦氏、中村佳代子氏、更田豊志氏です。
衆議院は14日の本会議でこの人事に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。
☆原子力ムラを水面下では代表している委員が、ここまでつけてきた仮面を外すのかかどうかが、これから見えてくる。
規制委員会の下の規制庁には、名雪氏と同じように原発促進のお役所にいた役人が殆どだ。委員会が正式発足したとしても個別事案を運営上で捻じ曲げられる恐れは十分ある。
大手メディアが記者クラブ制度で縛られ、御用組合新聞化している日本では、行政を監視する関所が殆どない。原子力ムラの動きをそぐのは本当に難しい。
15日の参議院本会議で、原子力規制委員会の委員長らの人事の採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。
衆議院は14日に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。
去年9月に発足した原子力規制委員会の委員長らの人事を巡っては、前の野田政権で任命されたものの、国会での同意手続きが見送られたままになっており、政府は先月、人事を改めて国会に提示し、事後承認を求めました。
これについて、15日の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。
同意されたのは、原子力規制委員会の委員長が田中俊一氏、委員が大島賢三氏、島崎邦彦氏、中村佳代子氏、更田豊志氏です。
衆議院は14日の本会議でこの人事に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。
☆原子力ムラを水面下では代表している委員が、ここまでつけてきた仮面を外すのかかどうかが、これから見えてくる。
規制委員会の下の規制庁には、名雪氏と同じように原発促進のお役所にいた役人が殆どだ。委員会が正式発足したとしても個別事案を運営上で捻じ曲げられる恐れは十分ある。
大手メディアが記者クラブ制度で縛られ、御用組合新聞化している日本では、行政を監視する関所が殆どない。原子力ムラの動きをそぐのは本当に難しい。
双葉町・井戸川町長 最後の一日~「家族一緒に暮らせる生活こそが代車」 2013-02-13 12:16:18 埼玉県加須の騎西高校では毎月11日に津波や避難生活の中で亡くなった人のため故郷・双葉町の方角に向かって、黙とうを捧げてきた。2月11日。いつものように双葉町民や支援者が集まる中、井戸川町長(写真中央)が町民に向けて、最後の挨拶をした。震災と原発事故から1年11か月、皆さんにいい報告が出来ませんでしたと切り出した。 「突然辞職しました。まだまだやりたいことがありましたが、それが出来ない環境になってしまいました」 「私は皆さんをこちら(埼玉)に連れてきた。この避難所の生活はきびしい。決して皆さんが望んでいるわけではないことを、政府には声を大にして訴え続けてきました。交通事故でいうなら、事故を起こせば代車を借りることができる。でも、この避難所の生活が代車と言われては困ります。人間的な、家族一緒に暮らせる生活こそが代車です」 「この事故で困るのは、目に見えない放射能です。見えないがゆえに、安全だと錯覚させられてしまう。私はつねづね警告を発してきたし、これからもそうするつもり。ここで皆さんとお別れすることなく、今度は皆さんと同じ立場で一緒に頑張っていきたい」 集まった人たち一人一人と町長は握手を交わし「とにかく健康に注意して」「泣かないで。今までより身近になったんだから」と肩をたたいた。 2011年4月。旧騎西高校(埼玉県加須市)に役場ごと避難した双葉町。当初1400人いた双葉町民も今は百人を切り、他に行く場所のないお年寄りがほとんどだ。プライバシーのない教室や体育館での集団生活は「なぜ県外に逃げた」という批判と闘いながらの避難生活でもあった。 昨年秋の町議会で、双葉町役場を福島県いわき市にうつすことが決まっていたが、井戸川町長は騎西高校を閉鎖することには反対しつづけた。この日も「双葉町の子どもが大人になり、何の障害もなく婚期を迎えるのが一番の願い」「一方的に避難指示をうけて、どこにどのようにと言われることもないまま、手探り状態でこの場所に来た。 無策だった国が、その総括をしないまま『福島に帰れ』というのは乱暴だ」と取材陣に語った。 2005年に町長に就任してから7年2ヵ月。予算が組めないほどの財政難から町を再建させた矢先に、未曾有の原発事故が起きた。 「海図のない航海」その舵取りに粉骨砕身してきた井戸川克隆町長は、この日を最後にバッジをはずす。町長選は2月28日告示。3月10日に新しい町長が決まる。 報告=堀切さとみ 引用元
2013年02月14日(木)
2013年02月13日(水)
2013年02月12日(火)
2013年02月11日(月)
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