2012年12月25日(火)
一部引用・・ さらに水と土について語ろう。 本書はいう。「児童の免疫接種(予防接種)率は98%に達し、農村の上水道普及率は2005年の61.7%から2020年には90%以上、2030年には95%以上に達して3億余の農村人口の飲料水が安全基準に達していない問題は基本的に解決される」と。 いま中国では鉱工業の排水・排煙、都市排水の垂れ流しによって大気・水・土壌の汚染は深刻だ。ゴミは野焼きが多いからダイオキシンは至るところ発生する。内地だけでなく西北の環境も鉱工業開発によって大きく破壊されている。 「安全基準に達した水」の水源はどこにあるのか。黄河は最上流部がそもそも灌漑用水として使えないほど深刻な汚染状態だ。東北・華北・華中・華南平原の中下流部の水はいずれも汚染されている。 中国各地に「ガン村」がある。長江沿岸出身の私の学生は慢性胆嚢炎だった。彼の村では生まれたばかりの赤ん坊も含めて3分の1は肝臓を病んでいる。井戸水が汚染されているからだ。さらに汚染された水と土による養殖水産物と家畜、農作物の問題がある。 汚染の程度を現在のレベルで食い止めるだけでも膨大な技術・設備とカネと時間が必要だ。一方で都市化・工業化を展望しながら同時に環境改善を語るのだから、このコストは無視できないはずだ。 くりかえしになるが、本書は見果てぬ夢を語ったものではない。中国は2030年以前に世界一の富をもった国家になる。 ただ胡鞍鋼がいう「豊かで平等で自由」な中国が実現するかどうかは疑問だ。というのは本書には、2030年までにどのように富の再分配をはかり、地域間・階層間格差を解消し、最良の環境を建設するのか、そのための具体的な施策と社会的コストの計算がないからだ。 ところで、いま本書『2030年 中国はこうなる』を中国の労働者・農民など普通の人つまり「老百姓」が読んで、「なるほど我々の未来は明るい」と実感するだろうか。「ホラならいくらでも吹ける」と思うだろうか。多分それは後者である。 全文はこちら |
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毎日放送・映像12 2012.12.23。今年3月、東大地震研究所を退官した学者・都司嘉宣、65歳。日本でただ一人の「古文書が読める地震学者」として、退官後も活躍中だ。 関西に生まれ育った都司は、近い将来起こるとされる「東南海トラフ巨大地震」での被害について、学会や講演会の場などで警告を続けている 。東日本大震災の教訓をふまえ、地震学者としての責任を果たそうとする都司の姿から、災害列島・日本の現状と、大地震・大津波への備えについて考える。 千年震災に備える~地震学者の"温故知新"~ 投稿者 tvpickup |
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徳島新聞から引用。 ヘレン・カルディコット医師の講演。画面を2回クリックすると読める大きさに拡大。 ☆東京に本社があり、本省記者クラブに所属している大手新聞・テレビはこの人の来日や講演のことを一切取り上げていない。 それらの新聞社やテレビ局には社員はいるが、ジャーナリスト(その時々のえらいさんたちが取り上げて欲しくないことを、取材して国民に知らせる記者)はいないからだ。 もし大手マスコミと言われる企業に勤務している社員たちが、間違えてジャーナリストのようなことをしたら、地方に飛ばされるか最悪はクビになる。 |
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インタビュー:新藤宗幸氏(千葉大学名誉教授) 相次ぐ冤罪事件に誤認逮捕、はたまた証拠の捏造や改竄などなど、刑事司法のあり方が根本から問われる中、法の番人を務める最高裁は相変わらず一票の格差や原発訴訟に腰が引けたかのような判決を出し続けている。 そもそも一連の冤罪事件は警察や検察の捜査にも問題があったが、その捜査に令状を出し、その結果提出された証拠や供述を有効と判断して有罪判決を下してきたのは、裁判所に他ならない。民主主義の最後の砦たる裁判所が機能していないことは、民主主義そのものが機能していないに等しい。 なぜ日本の司法は機能しないのか。 著書『司法官僚』の著者で千葉大学名誉教授の新藤宗幸氏は、日本の司法が機能しない一因として、本来は独立しているはずの裁判官ではなく、その背後にいる「司法官僚」が実際には日本の司法を牛耳っているために、官僚的な判断が当たり前のように下されてしまうと説明する。 司法官僚は裁判所機構全体の予算と人事権も握り、しかも裁判所には行政のような情報公開義務がないため、その実態が白日の下に晒されることもなく続いてしまっているというのだ。 一票の格差は言うに及ばず、日本が民主主義を取り戻すためには、司法官僚から裁判所を市民の手に取り戻さなければならない。そして、そのためには裁判所の情報公開とメディアの努力、政治の覚悟、市民の自覚などが不可欠になると新藤氏は言う。 インタビューはこちら |
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大前研一 『 ニュースの視点 』 2012/12/21 #445 反省した東京電力。真実を語らせない周囲とのしがらみに問題 東京電力は14日、原子力部門の改革案を発表しました。 原子力部門から独立して安全対策を指導、徹底する社内組織の設置などを柱に据え、過酷事故につながりかねない「負の連鎖」を断つ組織づくりを急ぎ、早期の信頼回復を目指す考えとのことです。 私自身原子力改革監視委員会の一員として、改革案をまとめる作業を指示しました。 このプロジェクトの最終報告は来年の2月ということになっていますが、私が担当する範囲はすでに全て終了しています。 では、具体的に何をまとめたのか? まず、私が東京電力に求めたことは、「全ての記者会見」の内容を 書き出して、今振り返ってみて正しかったのか否か総括することです。 その上で正しくないものについては、 1.能力不足のため 2.知っていたが言えなかった 3.外部からの圧力のため のいずれかに分類させました。 そして、それぞれの場合どのように対応するべきかを指示しました。 同様に45年前に福島第一原発の安全性を地元住民に説明した資料を 持ち寄らせ、それはどこまで正しかったのかを検証させました。 原因と今後の対策については、昨年10月私が発表した「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」というレポートと全てを比べてもらい、合意できない部分だけを個別に議論するという形を取りました。 議論の対象となったのは5つくらいのテーマだけでした。私はかなり明確に指示・依頼をするので、プロジェクトとして取りまとめるのは相当早く終了したと自負しています。 改めて調べあげて分かったことは、当時は誰もが「嘘をついていた」ということです。 東電、保安院、官房長官はもちろん、真実を伝える役割を担うはずの大手マスコミも同様です。 3月11日の大地震の後、2日後には炉心溶融していたのに、3ヶ月経過しても燃料ピンの損傷などと報道していました。 結局、昨年の11月まで事実を認めることはありませんでした。 「当時は(自分たちも)嘘をついていた」とは言えないでしょうから、今回の東京電力の改革案について、大手マスコミで取り上げられることはないと思います。 ある大手新聞社は「恐ろしくて“メルトダウン”という言葉は使えなかった」という類のことを言っていたそうですが、私に言わせれば冗談ではありません。国が大変なときに何を言っているのかと思います。 ただ今回の改革案をまとめるにあたり、東京電力が自身の過ちを認め、しっかり反省したのは良かったことだと思います。 その意味で「改革監視」委員会としての役目も果たせたと感じます。 また、参画した東電のチーム員の働きも素晴らしいものでした。 事実を浮かび上がらせ、分析する能力は非常に高かったと思います。 結局、彼らに真実を語らせない外部のしがらみが大きな問題だったのです。 太字は管理人 ☆この論考をどう読むかは人それぞれだが、外部から人間が参加する『外圧』のせいで、東電の内部が変化したことは事実のようだ。 外圧が入ってそれまでの上部の指示にメスが入って、溜まりにたまった膿が多少なりとも体外に出て、一番ほっとしたのは、東電の普通の一般社員ではないだろうか。 それにしても人事権を握った会長、社長の「嘘をついてでも中を守れ」という指示を「逆命利君」の考えで反論し、行動する社員がいなかった故に、福島県民の放射線被ばくは拡大した。 しかも福島第一、第二原発で生産された製品である電力を、福島県民は誰も使うような仕組みではなかった。 東電と関電が原発を稼動するなら、現存の所有原発を廃炉にして、東電は東京湾内に、関電は大阪湾内に新設しなくてはいけない。それは人間として当然のことだろう。 生産者、消費者が共に製品リスクをもち、部外者には迷惑をかけないのは人間として最低守るべきことだ。 現状のままで原子力発電をやるのは禽獣にも悖る行いだし、平たく言えば『後ろめたい思いを持ちながら』毎日暮らすのは嫌だ。 |
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2012年12月23日 13時30分 日本が南極海などで続けている調査捕鯨について、水産庁が13年以降の捕獲(鯨肉生産)目標を年2400トンとピーク時の半分以下に設定したことが22日分かった。鯨肉の販売不振による在庫量の増加を抑えるのが目的で、実質的な「生産調整」となる。 捕獲目標は5年間維持する方針。これまでは鯨種ごとの上限頭数を定めてきたが、13年からは初めて生産量を目標に加え、市場への鯨肉供給量を抑える。過去の生産量のピークは06年の5486トンだった。 調査捕鯨を実施している同庁所管の財団法人「日本鯨類研究所」(鯨研)が国内市場に供給した鯨肉は、02年以降、年3000〜5000トン台で推移。11年以降は反捕鯨団体の妨害で2000トン台に縮小した。 一方、鯨肉の在庫量は最近は4000〜5000トン台と増加傾向が続いている。70年代までの商業捕鯨時に比べて鯨肉が割高となったため、多くの店頭から鯨肉が消え、流通量が縮小したためだ。 調査捕鯨は05年以降、赤字傾向が続いており、一部には事業の存続に疑問の声も上がっている。水産庁と鯨研は13年から、鯨肉を個人に通信販売したり、居酒屋はじめ外食産業に直接販売するなど販路拡大にも取り組む方針。水産庁は「調査捕鯨はあくまで資源調査が目的だが、年度をまたいだ在庫が発生しないよう販売管理も徹底したい」と話している。【川口雅浩】 ☆民間会社なら採算が取れなくなれば、その事業は廃止になる。しかし役所の物差しは採算ではなく、自分たちの職場維持が出来るかどうかだ。 日本ではもう20年ほど前から鯨肉を食べる消費者は激減している。 少数の愛好者向けにはノルウェイからの輸入でまかなえる。 しかし戦後間もなくは日本の食糧不足を大いに補った南氷洋捕鯨の時代に膨れ上がった水産庁の捕鯨部門には、まだ多くの職員定数がある。 彼らの最大の存在理由は職場の確保しかない。その仕事がくにたみにとって必要かどうかは殆ど関係ない。 このあたりにかろうじて切り込んだのが事業仕分けだったが、自民党政権に戻って官僚国家日本がまた続く。 2011年2月28日のエントリーから引用。 ♪余談ながら、南極の調査捕鯨ですが、マルハなどの民間漁業会社4社がとっくに捕鯨事業をやめたあとも、水産庁の遠洋課捕鯨班というお役人の職場と、日本捕鯨協会、日本鯨類研究所という水産庁が所管官庁である公益法人がそのまま存続しています。法人の理事さんたちは当然ながら水産庁のOBさんたちです。調査捕鯨では日本捕鯨協会に所属する「共同船舶」が船を運航し、捕鯨そのものを行っています。 このところ、日本捕鯨協会が冷凍保存している鯨肉はなかなか売りさばけないため溜まる一方で、保管倉庫料もかさんでいます。 協会には国から補助金が年間4億円出ており、3億円は捕鯨を続けるための広報費に充てられているとか。 いったん出来たお役所の組織は、当初の存在理由がなくなっても今度は組織を維持するのが目的になる・・その見本が水産庁遠洋課ご一家のようですが、確かに例えば明日、水産庁遠洋課が廃止されても困るくにたみは誰もいない、と言うのが現在の実情でしょう。 |
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2012年12月24日(月)
12月23日(日)14時16分配信 自民党の安倍晋三総裁は23日、原子力規制委員会の国会同意人事について「基本的には今の人事で行くことになると思う」と述べ、政権発足後も見直さない考えを示した。フジテレビの番組で語った。 現在の田中俊一委員長と4人の委員は必要な国会同意を得ておらず、野田佳彦首相が9月に規制委設置法の例外規定で任命した。事後承認の形で同意する考えだ。東京電力福島第一原発事故については「女川原発、福島第二原発は大丈夫だった。なぜ福島第一がダメだったのかを検証し、その上で再稼働も含めて考えていきたい」と語り、政権発足後に事故原因を再検証する考えも明らかにした。 また、金融政策では、安倍氏が求めた2%の物価上昇目標について「次の(金融)政策決定会合では検討していただくことになる。残念ながらそうではないということになれば、日銀法を改正してインフレターゲット(物価上昇目標)を設ける」と日銀を牽制(けんせい)した |
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12月21日 13時47分 前原経済財政担当大臣は閣議のあとの記者会見で、日銀が2%の物価目標などについて検討を進めることに対し「これまで1%にも慎重だった日銀が、メンバーが全く変わっていないのに2%に言及したことに驚きを感じている」などと述べ、不快感を示しました。 日銀は20日まで開いた金融政策決定会合で、自民党の安倍総裁の要請を踏まえて、2%の物価上昇率の目標などについて、来月の会合で議論することを決めました。 これについて、前原経済財政担当大臣は記者会見で、「私はこれまで3回、日銀の決定会合に出席したが、『当面1%をメド』としている物価安定の目標についてかなり議論があった。私は本気で1%を目指しているのかという思いを持っていたが、決定会合のメンバーが全く変わっていないのに、2%に言及したことに驚きを感じている」と述べ、不快感を示しました。 そのうえで前原大臣は「今まで1%へのアプローチにも慎重だった日銀執行部が、1%も達成できていないデフレのなかで2%に言及するのは、いままでとの整合性があるのか。私たちは野党になるが、今後、国会で厳しくチェックしていく」と述べました。 |
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12月23日 19時15分 本格的な運用の段階に入ったアメリカ軍の新型輸送機、オスプレイについて、改めて配備の撤回を訴えようと、普天間基地を抱える宜野湾市で、デモ行進が行われました。 このデモ行進は、市民団体や労働組合などが呼びかけて行ったもので、主催者側の発表でおよそ3000人が参加しました。 はじめに宜野湾市の海浜公園で、主催団体の代表が、「抗議活動をさらに盛り上げ、来年計画されているオスプレイの追加配備を阻止し、基地の撤去を実現しよう」と訴えました。 このあと、普天間基地までのおよそ2キロを行進し、参加した人たちは「オスプレイは出ていけ」とか「強行配備は許さない」などと訴えました。 また、相次いでいるアメリカ軍の兵士による事件に対し、プラカードを掲げながら抗議する人も見られました。 アメリカ軍は、今月はじめ、オスプレイの本格的な運用の準備が整ったことを明らかにしていて、今後、沖縄以外の全国でも訓練を行う計画です。 小学生の息子と一緒に参加した男性は、「子や孫の代に基地の負担を受け継がせてはならないという思いで、息子と一緒に参加しました」と話していました。 また、沖縄市の70代の女性は、「オスプレイの配備は絶対に許さないと訴えたいです」と話していました。 |
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2012年12月23日(日)
2012年12月22日 20時01分 公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は22日、読売テレビ番組で、自民党の安倍晋三総裁が、原発の新増設を原則認めないとする民主党政権の方針の見直しに言及したことについて「現実に今、新設できる状況ではない」との認識を示した。斉藤氏は自公両党の原発政策の違いについて「(新政権の)最大4年で新設が認められる状況にはないので、乗り越えられる」と語り、実質的に対立は生じないとの見方を示した。 公明党は原発の新増設に反対しており、自民党との連立政権合意に「可能な限り速やかに原発ゼロを目指す」と明記するよう要求。しかし自民党は10年以内に最適な電源構成(ベストミックス)を確立するとの方針を衆院選公約で示すにとどめており、最終的に「可能な限り原発依存度を減らす」との表現で折り合った経緯がある。 一方、安倍氏は22日、原発政策について山口県田布施町で記者団に「民主党が決めた方針をもう一度見直したい」と改めて表明した。山口県が凍結方針を打ち出している中国電力上関原発(同県上関町)の建設計画については「地元の意思は尊重しつつ、国全体としてどう考えていくか、検討していきたい」と述べるにとどめた。【福岡静哉、鈴木美穂】 |
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12月22日 16時20分 東京電力は福島第一原発2号機で汚染水の漏れた場所の確認を行う新型ロボットの相次ぐ故障を受けて、年内に終える予定だった調査の中断を決めました。 東京電力は2号機の建屋内部で放射性物質に汚染された水が漏れた場所を確認するため、新型ロボットを使った調査を今月11日、開始しました。 しかしロボットの4本の足が階段の格子部分に引っかかったり、アームが動かなくなるといったトラブルが相次ぎ、調査ができない状態が続いていました。調査は部品の交換を終えたきのう3日ぶりに再開されましたが、今度はロボットとカメラを装備した小型車を結ぶケーブルに故障が見つかったということです。 東京電力によりますとたび重なる故障で調査の対象となっている8か所の配管のうち調査を終えたのは1か所にとどまっているということで、東京電力はきのう、建屋内からロボットを回収しました。回収にあたった6人の作業員のうち最も高い人の被ばく線量は一般の人が1年間に浴びても支障がないとされる量を超える1点48ミリシーベルトだったということです。 東京電力は年内に終える予定だった調査の中断を決め、製造したメーカーとともに故障の原因を調べることにしています。 |
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(12月22日 朝刊) 宇都宮東署の速度違反誤測定問題で、県警と宇都宮地検は21日、速度違反で摘発した4136件の処分をすべて取り消すことを公表した。 刑の確定者には再審請求し無罪を求めたり、違反点数の抹消や納付反則金の返還などを行う。県警と地検は同日までに、対象者に公表内容を伝える文書を送付しており、22日から個別に対象者へ電話し具体的な説明などを行う。 誤測定は2011年7月から12年5月にかけて、レーダー式速度取り締まりで署員が電波投射角度を誤って設定し、速度を最大約8%過大に測定した。誤測定の対象4184件のうち、48件は適正に測定されていたと判断し、処分取り消しの対象は4136件となった。 このうち439件は法定速度を30キロ以上超過したとして赤切符が交付され、大半の罰金刑が確定している。地検はこれらの事案に対して裁判所に再審請求し、無罪を求める。 速度超過が30キロ未満で青切符を切られた3697件については、納付された反則金計約5200万円を全額返還する。免許取り消しや停止などの行政処分を受けた487人に対しては、処分取り消しや変更を行う。 本件に関する問い合わせはフリーダイヤル0120・110139(平日午前8時半~午後7時、土日午前8時半~午後5時)。 ☆誤測定問題ではなく意図的に速度が高くなるように設定したのだろう。基本的に「ネズミ取り」という人を騙すようなやり方を、警察がやることを止めるべきだ。 また交通警察官にノルマを与えることに何の疑問も持っていない警察庁のキャリア連中は、そろそろこの仕組みも止めるように考えるべきだ。 天下の正義を守るべき若き警察官に「うまく騙して捕まえろ」と指示する愚を犯している警察庁のトップ官僚たち。交通警察は交通事故を防止するためにあって、違反金を多く集めるのは本来の仕事ではないだろう。 |
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2012年12月22日 02時10分 東京新聞
東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、環境省が受け入れ先から除外したにもかかわらず北海道から大阪までの7道府県の市町や環境衛生組合など計14団体に、復興予算の廃棄物処理施設整備費として総額約340億円の交付を決定していたことが21日、共同通信の調べで分かった。 同省が「検討すれば、結果として受け入れなくても交付金の返還は生じない」と異例の通達を出していたことも判明。このうち神奈川県の4団体は交付条件だった「検討」さえしていなかったことも分かり、共同通信の指摘を受けた同省は不適切と判断、神奈川県分の計約160億円の決定を取り消す方針だ。 ☆どうしてこんなことが起こるのかこの記事だけではよくわからない。誰が何故異例の通達をだしたのかくらい調査して報道しろよと言いたい。こんなことをやらさないように国会が機能すれば、増税なんか一切やらなくても済みそうな気がする。 |
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2012年12月22日(土)
2012年12月22日土曜日 宮城県は21日、東日本大震災で被災した県営27漁港のうち、2013年度の復旧を目指していた「水産業集積拠点漁港」と「機能強化漁港」の計24漁港について、工事完了時期が最長2年ずれ込むとの見通しを示した。 同日の県議会環境生活農林水産常任委員会で、山田義輝農林水産部長が明らかにした。理由として県は、人件費や資材価格の高騰による入札不調が続発したことを挙げている。 24漁港のうち県が復旧を最優先させる水産業集積拠点漁港に位置付ける気仙沼、志津川、石巻、女川、塩釜の県営主要5港の復旧完了時期は全て予定より2年遅れ、15年度となった。 機能強化漁港の19港は松岩(気仙沼市)、寄磯(石巻市)、荒浜(亘理町)など13漁港が1年遅れの14年度、浦の浜(気仙沼市)、渡波(石巻市)、閖上(名取市)など6漁港が15年度に、それぞれ復旧完了させる。 委員会で山田部長は「見通しが甘かった点もあるが、新たに示したスケジュール通りの工事完了を目指す。漁港ごとの復旧状況を示す工程表を作り、施工管理に努めていく」と述べた。 |
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2012年12月21日 オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会は20日、オスプレイの配備撤回を首相や関係大臣への要請行動を来年1月27~28日に実施すると発表した。当初は12月16日を予定していたが、衆院選の影響で延期された。 今後、41市町村長、県議らの参加を募る。 実行委員会は年内で解散予定だったが要請まで活動を継続する。首相への要請は28日を予定し、日程取りを進める。関係大臣として首相、外相、沖縄担当相を予定。オスプレイ配備撤回とともに、県民大会の決議文に沿って、米軍普天間飛行場の早期閉鎖・撤去も求める。 首相への直訴に先立ち、実行委らは関東圏の県人会や、実行委構成団体の上部団体や関係団体などに呼び掛け、1月27日午後3時から5千人規模の集会を東京の日比谷公会堂で開く。集会後には銀座をパレードし、配備撤回の意思を示す。 会見で翁長雄志共同代表はオスプレイ県内配備について「民主党から自公政権に変わるが、政権が変わるからといって、問題の本質は何も変わっていない」と指摘。「オール日本対オール沖縄の主張にねじれがあるので、新政権に沖縄の主張を真剣に受け止めて対応してほしいという(沖縄の意思を)つなぐ意味でも意義が大きい」と述べた。 |
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2012/12/22 11:43 自民党の安倍晋三総裁は22日、沖縄・尖閣諸島の実効支配を強化するため現地に公務員を常駐させるとした衆院選公約の実施を、当面先送りする方針を固めた。反発が予想される中国に配慮したためで、政権発足後には特使の派遣も検討する。対中柔軟姿勢で、尖閣国有化をめぐり悪化した日中関係の改善に取り組む意向だ。 ただ「竹島の日」式典の政府主催見送りに続く後退で、保守層から公約違反との指摘も出そうだ。 安倍氏は22日午前、訪問先の山口県長門市で記者団に「日中関係は極めて重要な2国間関係の一つだ。戦略的互恵関係の原点に戻れるように努力していきたい」と強調。 |
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12月21日 22時26分 原発事故以来2年連続で市の全域でコメの作付けを自粛してきた南相馬市は、水田の除染が終わっていないことなどを理由に、来年も市の全域で作付けを自粛することになりました。 南相馬市は原発事故のあと、去年とことしの2年間市の全域でコメの作付けを自粛しました。 21日は南相馬市内で、市の担当者やJA、農家の代表者などが出席する会議が開かれ来年の作付けの方針について話し合いました。市の担当者はことし市内130か所で行った試験栽培で基準値を超えたコメが無かったことや、農地の除染を来年3月から始めることなどを説明し、来年は市の全域で作付け自粛とはせず、旧警戒区域以外で除染や放射性物質対策が行われている水田では作付けができるようにする案を示しました。 これに対し、農家の代表者たちからは「試験栽培をさらに増やして慎重に判断すべきだ」とか、「除染が進んでいなければ消費者も安心して買うことはできないでのはないか」などと再開に否定的な意見が相次ぎました。 採決の結果、市側が示した案は反対多数で否決され、来年も市の全域でコメの作付けを自粛することが決まりました。 避難区域を除く県内の市町村で来年、全域でコメの作付けを自粛するのは南相馬市だけとなる見通しです。 南相馬で13年産米の作付け見送り 農地除染進まず (2012年12月22日 福島民友ニュース) 原発事故の影響でコメの作付けが制限されている南相馬市で21日、市やJAそうまなど農業関係団体でつくる同市地域農業再生協議会(会長・桜井勝延市長)の総会が開かれ、農地の除染が進んでいないことなどを理由に、市内での2013(平成25)年産米の作付けを見送る方針を決めた。 同市での作付け見送りは3年連続になる。 協議では、市などが旧警戒区域(福島第1原発の半径20キロ圏)などを除く地域で作付け再開を求める事務局原案を支持したが、出席者の大半を占めるJAなど農業関係団体が反対。最終的に14年産米からの全面的な作付け再開に向け試験栽培を拡大、継続し、農地除染を推進する意向を決めた。 総会では、事務局が放射性セシウムの検出量が全ての検体で基準値を下回った試験栽培の分析結果や利水・排水の状況を踏まえ、旧警戒区域と旧計画的避難区域を除く地域で、農地除染とセシウム吸収抑制対策を前提に作付け自粛を解く13年産米の方針案を提示。採決では19人(委任1人)のうち13人が反対し、原案は否決された。 |
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国連総会、死刑執行の停止求める 本会議決議、日本は反対 2012年12月21日 10時12分 【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は20日、全ての死刑存続国に対し死刑廃止を視野に執行を停止するよう求める決議案を賛成多数で採択した。 欧州諸国、カナダ、フィリピン、ブラジルなど過去最多の111カ国が賛成した。同種決議は2007年以後4度目で毎回賛成国が増えている。反対は日本、米国、中国、北朝鮮など41カ国。韓国、タイなど34カ国が棄権した。 総会決議には拘束力はない。決議は「冤罪で死刑が執行されれば取り返しがつかない。死刑が犯罪抑止効果を持つとの確実な証拠もない」と指摘。死刑適用が続いていることに「深い懸念」を表明した。 太字は管理人 |
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特集ワイド:原発の呪縛・日本よ! 作家・澤地久枝さん 毎日新聞 2012年12月21日 東京夕刊 ◇「絶望した」言うまい−−澤地久枝さん(82) 東日本大震災後初の衆院選だったにもかかわらず、「脱原発」は第三極の離合集散に埋没して争点から外れ、既存の革新政党は存続さえ危うい結果となった。旧来型政治にノーを突きつけ政権交代を導いた09年の「民意」は、首相官邸前を埋め尽くした「市民」は、何だったのか−−。 戸惑いを抱えたまま東京・恵比寿の自宅を訪ねた。澤地さんは久留米絣(がすり)の紺の着物姿、りんと背筋を伸ばして迎え入れてくれた。 「16日の夜、何時ごろかしらね、大勢を知ってがっかりしましたよ。憲法9条、脱原発……一生懸命に訴えてきたつもりだったけど、有権者は目の前の利益を守るために投票所に行ったんだなって。しかも今の憲法になり、誰もが投票できるようになってから最低の投票率。恥ずかしいことです。4割の人は政治に無関心というのか、飽き飽きしちゃったんですね」 不思議にも声の張りはみじんも失われていない。「だって、こんな結果になったからこそ、いつまでもがっかりしてはいられないでしょう。16日に全部が消えたわけじゃない。私は何があっても『絶望した』とは言いたくないの」 文壇きっての反骨の人は早くも「反攻ののろし」を上げようとしている。 2・26事件、ミッドウェー海戦、そして自ら情報公開訴訟の原告を務める沖縄返還を巡る日米密約文書……。昭和史の中の声なき人の声を掘り起こし、歴史の真相を語り継ぐことを使命としてきた。原点は、14歳で経験した中国大陸での敗戦と残留生活の辛酸。戦争がどれだけ暮らしを踏みにじるか、国家がいかにやすやすと個人を見捨てるかを目の当たりにした。戦争放棄、平和主義を定めた憲法を守ろうと訴える「九条の会」の呼びかけ人も務める。 そんな作家にとって、福島第1原発事故の被害と向き合うのは必然だった。「雇用や補助金というしがらみにがんじがらめにされ、日本全体が抱える問題のツケを押しつけられる。米軍基地を抱える沖縄と原発が立地する地域がダブって見えるんです」 事故で放出された放射性物質は町の境、県の境を越え、さらに海を通じて他国にまで影響を及ぼそうとしている。「原発事故の対応は一国だけにとどまるものではありません。他国で起きた場合もしかり。原発問題については視野を広げ、地球規模で考えないと。その時に重要なのは他国との信頼関係であり、その根本となるのは、国際社会とともに生きると誓った平和憲法です。今こそ、その原点に立ち戻るべきなのです」 続きはこちら |
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2012年12月21日 広河隆一より 1月号記事「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」に関して 現在発売中のDAYS JAPAN1月号に「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」と題する記事に、私や他のジャーナリストを案内したために被害にあっている牧場主吉沢さん、弁護士の梓澤さん、国境なき記者団のイシュマル(アジアディスク)のコメントとともに、私が7月に発表したジャーナリストの警戒区域取材の権利についての声明が掲載されています。 私は5月31日に警戒区域から出るときに警察の任意の聴取を6時間応じた後、その後毎月のように再度の任意聴取を求められましたが、それを断ってきました。 しかしこの1月号の印刷が終わったころ、12月11日に、動きがありましたのでお伝えします。 この日私は、東京まで出向いてきた福島県警の刑事の任意の事情聴取に応じました。拒否し続けることで、福島の子どもの保養プロジェクト「沖縄・球美の里」の運営とDAYS JAPAN誌の発行に支障が出ることを望まなかったからです。私にとっては取材の権利とともに子どもの施設を守り育てることも、重要な闘いです。 今回の警察での3時間に及ぶ事情聴取は、話せることだけを話しています。また警戒区域に入ることの重要性をこれまでの通り主張しています。 聴取は高圧的なものでなく丁寧に行われましたが、この結果私にどのような判断が下されるかまだわかりません。ただ最後に3人の刑事がお辞儀をして、「今後も福島の子どもをよろしくお願いします」と言ったことを付け加えておきます。 このことを聞いた福島の友人たちは、福島の警察関係者も、本当は県内の子どもたちのことを守りたいという気持ちでは同じなんだと、感慨を込めて語っておりました。 私はジャーナリストの権利、人々の知る権利を守るたたかいを今後も続けることには変わりはありません。また今後も過剰な警備によってジャーナリストの警戒地区立ち入りを取り締まることや、刑の執行がある場合は、そのような法律を施行する政府、自治体に対する闘いを続けるつもりです。同時に福島の子どもたちを守る闘いも大きくしていくつもりです。 2012年12月21日 広河隆一 引用元 |
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12月21日 23時18分 2012年から30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布 政府の地震調査委員会は21日、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「全国地震動予測地図」を公表した。最新のデータを基に02年から毎年公表してきたが、東日本大震災の発生を想定できなかった反省から、昨年は公表しなかった。今年は、発生を予測することの難しさを認めつつも「現時点では最良」として公表した。 発生確率が最も高い「26〜100%」となったのは、駿河湾から九州沖に延びる海溝「南海トラフ」沿いの東海から四国の各県や、首都直下地震が懸念される関東東部、千島海溝に近い北海道東部だった。県庁所在地では、大震災の余震の影響を受けている水戸市や千葉市で確率が大きくなった。 調査委員会は大震災後、従来の予測手法を検証してきた。内陸型地震について「地震発生の周期が数千〜数万年と長いため、30年という短い期間で発生確率を予測するのは難しい」としている。 ただ、従来の予測方法で1890年から30年おきの「予測地図」を作ったところ、実際に起きた地震の傾向と一致していたといい、「手法は有効」と自己評価。今後は、大きな地震を「想定外」としないために、過去に起きた最大規模の地震よりも大きい地震が起きることも想定して、予測に反映させていくという。【鳥井真平】 震度6弱以上 確率増す 予測地図 2012年12月22日 東京新聞朝刊 政府の地震調査委員会(委員長・本蔵義守東京工業大名誉教授)は二十一日、日本の各地に住む人がどのぐらいの確率で地震に遭うかを示す「全国地震動予測地図」を改訂した。東日本大震災の影響を取り入れ、余震の可能性を考慮した結果、関東では危険度が大幅に増した地域がある。 東京では、今後三十年間に震度6弱以上の強い地震に襲われる確率が、二年前の予測で19・6%だったのが、23・2%に上がった。水戸市では、31・3%から62・3%と大幅に増加。もともと確率の高い千葉市は、63・8%が75・7%となった。 これらは、関東沿岸部で最大の場合マグニチュード(M)8級の余震が起こると想定されたため。 東北では、福島市の同確率が0・9%から3%に上昇した他は各県ともほぼ横ばい。仙台市では0・9ポイント減少した。巨大地震が起きたことで、これまで想定されたM8級の海溝型地震がしばらく起きない可能性もあると考えられたためだ。 静岡市では調査の結果、近くを走る富士川河口断層帯が地震を起こす可能性がやや下がり、同確率も0・1ポイント下がった。だが東海地震の危険度が高いため89・7%で依然として全国最高値だ。 東日本大震災を受けて、南海トラフ沿いの地震をより大きく想定する見直しが進められているが、今回の改訂には入っていない。 国内の他の地域ではほぼ例年並みの確率だった。 予測地図は毎年改訂されてきたが、二〇一一年は大震災の影響の検討に時間がかかるため見送られた。 本蔵委員長は「余震の影響で確率が高くなった地域では、耐震補強や耐震診断などの防災対策をより強化してほしい」と呼び掛けた。 |
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(2012年12月21日22時55分 読売新聞) 自民党の安倍総裁は21日、山口市で記者会見し、原子力発電所の新設について、「民主党政権が決めたことは決めたこととして、もう一度見直していきたい」と述べ、原発新設を認めないとした、民主党政権の方針を再検討する考えを示した。 自民党は衆院選の政権公約で「10年以内に、将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックスを確立する」としている。 安倍氏は中国電力が建設を計画している上関(かみのせき)原子力発電所(山口県上関町)を巡り、着工を認めないとした民主党政権の方針を見直す考えを示したことに関連して「全体的に全国において、どう考えていくか。(党の)大方針の中で、新設についてどう考えるか、これから検討していきたい」と語った。 |
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私たちが今なすべきなのは、「国民国家は賞味期限が切れかけているが、他に何か生き延びる知恵はないのか」ということをまじめに考えることなのだが、それだけは誰もしようとしない。
「国民国家とグローバル資本主義について」 内田樹 全文はこちら |
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2012.12.18 憲法改定をめぐる最初の決戦は来夏の参院選 護憲派にとって正念場に 岩垂 弘 (ジャーナリスト) 総選挙は、自民党の圧勝だった。勢いに乗る自民党は、かねてからの念願である9条改憲へ向けた攻勢を強めるに違いない。当面の目標は、おそらく参院で憲法改定の発議に必要な議員数を獲得することだろう。来年夏に予定されている参院選挙は、改憲勢力と護憲勢力の激突となるのではないか。護憲勢力にとってはまさに「憲法を守り抜く」正念場である。 日本国憲法第96条には「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」とある。要するに、衆、参の両院でそれぞれ三分の二以上の議員が憲法改定を発議し、改定案が両院で可決されれば、それが国民投票にかけられる。その結果、過半数の賛成があれば、憲法は改定される。 日本国憲法の最大の眼目が第9条にあることは言うまでもない。その具体的内容は「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」である。今回の総選挙で、自民党は「国防軍の保持」「集団的自衛権の行使」を公約に掲げた。明らかに9条改憲へののろしであった。 その自民党が、衆院議席480のうち294を獲得した。加えて、やはり憲法改定(自主憲法制定、首相公選、参院廃止)を選挙公約に掲げる日本維新の会が54議席を獲得した。両党合わせて348議席。優に衆院議席の三分の二(320議席)を大きく上回る。 いまのところ、自民党と連立を組むであろう公明党が9条改定に慎重な態度を示しているが、かりに公明党が改憲の発議に参加しなくても自民、維新の会両党が提携すれば、衆院では改定の発議が可能となる。 このような状況を踏まえて、「戦後レジームから脱却し戦後の総決算を行う」と唱えて憲法改定に意欲を燃やす安倍晋三自民党総裁(近く首相に就任)は、改定のための次の一手にとりかかるだろう。それは、来夏に予定されている参院選だ。 現在、自民党の参院における議席は、242議席中83議席に過ぎない(会派名は自民党・無所属の会)。維新の会はまだ議席をもたない。自民党としては、次の参院選で、参院でも同党議員が三分の二(162議席)を占めるよう全力をあげるだろう。「三分の二」に達することができなくても、もし維新の会が参院選でも躍進すれば、ここでも両党の提携による「改憲発議」があるかもしれない。 報道によれば、安倍総裁は参院での三分の二獲得が困難と見越してか、まず、第96条の改定(「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し」とあるのを「総議員の過半数の賛成で」と改める)をめざす、と言明している。改定のためのハードルを、まず下げさせようという狙いで、いわば外堀を埋めようというわけだ。 続きはこちら |
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2012年12月21日(金)
2030年、「貧困男子」が社会問題に!? “ひとり暮らし”急増で貧困リスクが上がる理由 一部引用・・ 単身社会の行く末 女性の貧困問題は古くて新しい問題だ。それに比べ「シングル男性の貧困」は、これから見つめなくてはならない新しい問題といえる。 2007年の政府統計から、65歳以上の男性未婚者の貧困率を調べるとなんと40%にものぼる。妻のいる高齢者の割合(16.6%)を大きく上回る数字だ(出典:藤森克彦「低所得高齢者の実態と求められる所得保障制度」(『年金と経済』 Vol.30 No.4、公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構2012年1月)。 今のところ、65歳以上の男性高齢者に占める未婚者の割合は2.4%にすぎない。でも、2030年になると、この割合は10.8%になると予測されている。また、国立社会保障・人口問題研究所によれば、2030年の50~60代男性の4人に1人がひとり暮らしになる見込みだ。2030年の50~60代というのは、ちょうど今の30~40代に当たる世代だね。 今後、高齢の未婚男性が増えれば、それだけ男性の貧困問題も深刻化する可能性がある。 もちろん、「男性未婚者と貧困率」をめぐる数字には、複雑な事情がひそんでいる。日本はまだまだ男性を一家の稼ぎ手としている社会。このため、女性の場合は「未婚だから貧困に陥りやすい」という側面があるけれど、男性の場合は、「貧困だから未婚」というケースもあるのかもしれない。 ただ、ひとり暮らしの人は病気したり、失業したりしても、同居人のサポートを得られない。その結果、貧困に陥る人が少なくないのは、見落とせないポイントだ。 いずれにせよ、非正規労働に従事してきた人々が高齢期を迎えたときには、高齢男性の貧困問題は、さらに深刻化している可能性がある。 全文はこちら |
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モーニングバード・そもそも総研 2012.12.20。選挙の結果、脱原発は終わったのか? もう一度分析してみよう。4人の人にお話をうかがった。 菅直人(前総理) 「道筋はつけた‥」前総理が見る脱原発の行方 古賀茂明(元経産相官僚) 「参院選がカギ握る」どうなる今後の原発政策 小出裕章(京大原子炉実験所) 原子力の問題は戦争と同じ 問題は日本人の国民性 野村修也(元国会事故調委員) まだ間に合う!規制委員会チェックポイントは むすび 規制委員会の独立性に期待するしかない 。 そもそも脱原発はこれで終わるのだろうか? 投稿者 tvpickup |
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(12月18日)福島で起きた原発惨事は既に忘れられ、時は新たな段階へと移りつつあるのだろうか。 時間とは皮肉なものだ。日本国内で国際原子力機関(IAEA)による原発の安全強化に関する国際会議が開かれるさなか、日本人は原発の再稼働を強く推進する自由民主党を与党に選んだ。 日本の豹変ぶりには目を見張るものがある。土曜日の晩まで原発からの脱却を準備していた日本は、日曜日に自民党政権が誕生して以来、停止中の48基の原発を再稼働する方向で動き始めている。 この180度の方向転換は私たちを不安にさせる。2011年3月に福島で起きた大規模な原発事故は、原子力施設の安全管理体制が内包する深刻な機能不全を白日のもとにさらした。 そして日本が抱える地震と津波という二重の安全リスクは今もそのまま放置されている。 日本国内にある原発は全て海岸沿いに設置されており、そのうちの3つは活断層の上に建設されているのである。 ●元の記事:「福島を忘れる人々」/ルモンド紙(12月18日) (Grégoire Allix, « On oublie Fukushima », Le Monde, 2012.12.18) 引用元 |
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2012年 12月19日 03時14分 東京電力福島第1原発事故による子供の内部被ばくを調べるための乳歯保存を巡り、福島県議が昨年秋の県議会で質問通告した際、保存を拒否できる見解の提供を、県が県民健康管理調査の検討委員会委員にメールで求めていたことが分かった。 県はメールに乳歯保存を「反原発命(いのち)の方の主張」と記述。同委員会を巡っては、事前に秘密会を開いて意見調整していた問題などが発覚したが、県が特定意見を排除するため委員らを利用しようとした実態も浮かんだ。 原発事故で放出される放射性物質「ストロンチウム90」はカルシウムに似た性質を持つため骨や歯に蓄積しやすいとされる。このため柳沼(やぎぬま)純子県議(自民)は昨年9月、「将来的にストロンチウム90の内部被ばくを分析するため、事故後に抜けた子供の乳歯の保存を県民に呼びかけてはどうか」との質問を県側に事前通告した。 関係者によると、通告を受け、検討委の事務局を務める県保健福祉部の担当者が、乳歯保存について「あまり意味はないといった知見・情報はないでしょうか?」と呼びかけるメールを検討委の委員らに一斉送信。「質問議員(がそう)ではないですが、反原発命の方の主張でもあるようで、あまり乗る気になれない質問です」などと記していた。 県の要請に委員側が応じたかどうかは不明だが、柳沼議員は昨年10月4日の県議会本会議で一般質問。当時の保健福祉部長は「(乳歯保存の)有用性について専門家の間でもさまざまな意見があるものと承知している。放射性物質の飛散の状況や専門家による研究、議論も参考にしながら研究していきたい」と答弁した。しかしその後、県は乳歯保存を呼びかけず、検討委でも議論されていない。 当時の部長は取材に「何と答弁したかすら覚えていない。専門家に意見を聞いてくれと(担当者に)言ったかもしれないが、誰にどんなメールを流したかは聞いていない」と説明。担当者はメールについて「記憶にないし、確認もできない」と述べた。柳沼議員は「後ろ向きな答弁とは思っていたが、裏でこんなことをしていたとは県民をばかにしている」と話している。【日野行介】 ◇担当者が送ったメール全文 「県民健康管理調査」 検討委員会 各委員様 健康管理調査室 ○○○○(※原文は実名) 明日から開会の9月議会の質問で、自民党柳沼純子議員から「将来的な、ストロンチウム90の内部被ばく分析のため、乳歯の保存を県民に呼びかけてはどうか?」という内容があがってきています。 このままだと、「専門家の意見も聞きながら検討してまいりたい。」といった答弁になりそうですが、現在の状況を踏まえると、あまり意味はないといった知見・情報はないでしょうか? 質問議員ではないですが、反原発命の方の主張でもあるようで、あまり乗る気になれない質問です。 情報があれば、至急お願いいたします。 福島被ばく調査:乳歯保存「拒否」 「脱原発」方針と矛盾 2012年1212月19日 08時37分) 原発事故後の福島県の子供たちの内部被ばくを調べるため乳歯の保存を呼びかけた県議会での提案に対し、福島県が「反原発命(いのち)の主張」とレッテルを貼り、拒否のための情報収集をしていた実態が明らかになった。復興に向け「脱原発」を掲げる中での県の言動とあって、提案した県議は「事故で被害を受けた県としてあってはならない」と憤った。【日野行介】 同県郡山市選出で自民党の柳沼(やぎぬま)純子県議(66)は昨年夏、広島市立大広島平和研究所の高橋博子講師が内部被ばくの証拠を残すため乳歯の保存を呼びかけているのを新聞記事などで知った。高橋講師に連絡を取り、その意義に賛同して昨年秋の県議会で取り上げるのを決めたという。 柳沼議員は「内部被ばくがあったか(の証拠を)残せる方法。どんなささいなことでも原発事故後の全てのデータは残しておくべきで、県がやるべきことだと思った」と振り返る。しかし、期待に反して、県から前向きな答弁はなかった。 県は昨年8月、「『脱原発』という考え方の下、原子力に依存しない社会を目指す」とする「復興ビジョン」を決定。柳沼議員は「原発はいらないと言っている県が『反原発だから』という理由で(乳歯保存を)嫌がるのはおかしい。前向きな答弁が当然のはずなのに」と怒りをあらわにした。 乳歯による内部被ばく検査を巡っては、千葉県松戸市の歯科医院「きょうどう歯科新八柱(しんやはしら)」が保護者らに提出を呼びかけ米国の分析機関に乳歯を送って検査する活動をしている。約200人の乳歯が集まったという。藤野健正(たけまさ)院長は「福島県が、呼びかけることすら嫌がるなんて信じられない。子供を守る責任を放棄している」とあきれたように話す。 県が提案を退けるための「理論武装」に頼ったのは、全県民を対象に実施している県民健康管理調査について話し合う検討委員会のメンバー。検討委を巡っては、約1年半にわたって秘密裏に準備会(秘密会)を開いて事前に意見を調整したり、議事録から内部被ばくに関する記述を削除して情報公開したりするなど、不透明な運営が次々と発覚。県は10月に内部調査を実施したが、報告書はこのメールについては一切触れていない。 |
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12月20日 18時16分 20日正午すぎ、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船3隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域に入ったのが確認され、海上保安本部が、警告と監視を続けています。 20日午後0時半ごろ、尖閣諸島の魚釣島の西北西、およそ44キロの海域で中国の海洋監視船3隻が相次いで接続水域に入ったのを、第11管区海上保安本部の巡視船が確認しました。 海上保安本部によりますと、3隻は、その後、縦に列を作って魚釣島のまわりを反時計回りに周回しながら、20日午後3時現在、接続水域内で航行を続けているということです。 尖閣諸島の周辺海域では、ことし9月に政府が島を国有化して以降、中国側による船の派遣が続いていて、領海への侵入も18回に上っています。 中国の海洋監視船は、今月11日から13日にかけ、3日連続で一時、日本の領海に侵入していて、海上保安本部は、3隻に対し、領海に近づかないよう警告するとともに、監視を続けています。 |
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12月20日 19時37分 福島県の12月定例議会は、最終日の20日、総額630億円余りの補正予算案を可決した一方、昨年度の一般会計について不適切な経理処理が明らかになったとして、決算を承認しませんでした。 福島県の12月定例議会は最終日の20日、本会議が開かれ、大型動物を使った医療機器の実験施設の建設や、原発事故で避難している人たちの災害公営住宅の用地取得の費用など、総額630億円余りの補正予算案などを可決しました。 一方、今回は昨年度の一般会計について、土木部の職員のミスで国の交付金のおよそ6900万円を受け取れず、不足分を県の別の予算から充てていたり、県中教育事務所で社会保険料の支払いを怠り、延滞金550万円を県が負担していたりしたことなど不適切な経理処理が明らかになりました。 このため、県議会は昨年度分の決算を承認しませんでした。 決算が認められなかったのは、職員の裏金づくりが問題となった平成8年度分以来15年ぶりです。決算が承認されないことで県の財政自体に影響は出ませんが、今後も復興財源の確保が課題となる中、厳格な経理処理が求められています。 ☆県の議会が機能している。 |
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