2016年2月23日火曜日

福島原発事故が起きた2011年7月07日から7月11日の「阿智胡地亭の非日乗」の記事

2011年07月11日(月)
 柏市では一般家庭の燃えるゴミを間もなく受け入れられない
放射性物質:焼却灰から7万ベクレル超を検出 千葉・柏
毎日新聞 2011年 7月11日 13時04分

 ◇可燃ゴミ、2カ月後受け入れ中止も
 千葉県柏市は10日、市内の清掃工場で発生した焼却灰から、1キログラム当たり7万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したことを明らかにした。東京電力福島第1原発事故の影響とみられ、焼却灰の埋め立てを6月末から中止している。現状では、約2カ月で灰の保管スペースがなくなり、一般家庭などからの可燃ごみの受け入れが不可能になると予想される。

 国は6月、同8000ベクレル以上の焼却灰は埋め立てず、一時保管するよう指針を定めたが、一時保管後の処分方法は決めていない。同市は週明けにも国に対し(1)埋め立て可能な最終処分の新基準策定(2)一時保管場所の確保(3)処分費用の全額国庫負担--を緊急要望する方針という。

 同市によると、公園や一般家庭の庭などで放射線量を下げる目的で、草刈りや樹木の枝・葉の剪定(せんてい)を実施し、可燃ごみとして清掃工場へ持ち込まれたため、数値が上がった可能性があるという。

 2カ所の清掃工場のうち、6月下旬から7月上旬まで3回の検査の最大値は南部クリーンセンターで同7万800ベクレル、北部クリーンセンターで同9780ベクレル。両センターの焼却灰の最終処分場で同4万8900ベクレルだった。

 同市は1日平均280トンの可燃ごみを2清掃工場で受け入れ、同21.3トンの焼却灰を最終処分場に埋め立てている。【早川健人】
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7月8日、自由報道協会主催、石川知裕議員の記者会見
記者会見の通しの動画 こちら
 
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座禅で雑念・妄想が湧いても当たり前
リビング・ウイル 142号(日本尊厳死協会会報)から。

板橋 興宗さん(前曹洞宗鶴見総持寺貫主)の講演抄録から引用。
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尊厳死と安楽死
中日新聞コラム「紙つぶて」から引用。
(紙面を2段階にクリックすると文字が拡大します)。



「日本尊厳死協会の尊厳死の宣言書」はこちら

日本尊厳死協会のHPはこちら

☆阿智胡地亭は交通事故など不慮の災害に備えて、そういう場合にも医師に見てもらうために、宣言を書いた会員証を外出時に身につけています。
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2011年07月10日(日)

被災地の感染症対策  
☆厚生労働省の物言う女性技官、木村盛世さん。

このレポートは、これから上がる一方の温度と湿度の中で、被災地住民の健康をどう守るか、打つべき施策の提言をしている。

ノロウイルスやロタウイルス性腸炎。病原性大腸菌やサルモネラ菌による食中毒。ツツガムシ病。破傷風。日本脳炎。

一部引用・・

 繰り返すが、被災地における「感染症対策」は、十分ではない。しかし、それが表立ってこないのは、被災地の状況があまりに酷過ぎて、隠れてしまっているからである。

 感染症対策の中で、最も重要なのは、衛生状態悪化による感染症の流行と、ワクチン政策不備による、子供たちの重篤な感染症罹患である。特に後者は、「次世代を担う世代を守る」、という国の根本的責任そのものだ。被災地の感染症対策を、みて見ぬふりをせず、国の最重要課題として取り組むよう、希望する。

全文はこちら
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前田元検事は検察改革に貢献している。
☆土佐のハチキン、村木元厚生労働省局長が最後まで検察に抵抗して頑張るので、やむなく一線を越えた策にでた前田元検事。彼の貢献は最高検の組織改革に道をつけたことにある。

しかしヤメ検の落合弁護士の組織変更案を見る目はまだまだ厳しい。☆

一部引用・・

ただ、従来の特捜部の風潮は、独自に認知、立件した事件に至上価値を置く一方、他機関を見下し、馬鹿にして、相談にもろくに取り合わず、告訴・告発はできるだけ受理せず難癖をつけ追い払う、といったもので、そういった風潮が一朝一夕ですぐに改まるとも思えません。

 検察ストーリーに沿った供述調書の作成ロボットやプリンターのような存在だったものが、いきなり、情報を生かして事件を組み立てろ、と言われてもすぐには無理でしょう。当面は鳴かず飛ばず状態でくすぶり続けることになるのではないかと思います。

全文はこちら
 
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国の公聴会の進行の仕組み 九電やらせメールのケース
☆大手メディアが初めて九電のヤラセに気が付いたように報道するのは本当に笑うしかない。彼らはこのような催しは電通が設営を請負い、全体と細部のシナリオを描いて、進行させていることを昔から知っている。

先日のエントリーに、「これは従来から公聴会などで普通にされてきたことで、九電の課長さんはなんの疑問もなくいつも通りのことをしただけだ」と書いたが、長年電力会社と原子力発電問題で交流?してきた小出裕章さんは、こう言っている。☆

一部引用・・

(玄海原発再稼働問題。テレビで説明された国の説明番組に対して原発再稼働賛成のメールを送るように九州電力の社員が関連会社などに依頼したという出来事がありました。このヤラセメールに関して小出さんはどう思いますか)

小出:相変わらずだなあと思いました。

(あいかわらずですか)

小出:はい。昔からよくあったことですので。

(むかしからあったんですか。)

小出:はい

(でもにわかには信じがたいんですが。結構こういったことってほんとに行なわれていたんですか)

小出:えーと私は内部からずっとその話を聞いていましたのでもう原子力をする人たちはそういうことをやってきたということは、昔から知っていました。

(じゃあ慣習と言ってもよろしいんでしょうか)

小出:そうですね。慣習だったし、ごくごくありふれた出来事だったと私は思ってましたし、なぜそれが今問題になるのかなあと、むしろそんなことが不思議でした。

(今はですよ、福島第一原発が事故を起こしてる状況でこんなヤラせを要請するっていうのはちょっと間隔がわからないんですけど)

小出:いや今だからこそ、むしろやらなければいけなかったと思います。彼等は。

全文はこちら
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東電社長などを東京地検特捜部に刑事告発の予定
一部引用・・

 この仮処分申請のほかにも、作家の広瀬隆さんとルポライターの明石昇二郎さんが、今回の原発事故の関係者を、業務上過失致死傷容疑で東京地検特捜部に刑事告発することを決めた。

 被告発人は東電社長、原子力安全委員長福島県放射線健康リスク管理アドバイザーら多数になる見通しで、近く記者会見で詳細を発表する予定だという。

全文はこちら
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身柄拘束45年、死刑確定31年  袴田事件
再審・無罪」の可能性が仄見えてきた袴田事件

一部引用・・

袴田事件

 それは、事件発生から45年が経った翌日のことだった。

 元プロボクサーの袴田巌死刑囚(75)が冤罪を訴えている「袴田事件」の第2次再審請求審で、静岡地裁が7月1日、「犯行時の着衣」に付いた血痕をDNA鑑定する方針を示した。袴田死刑囚の弁護団は「着衣は捜査機関にねつ造された」と主張しており、血痕が被害者のものでないといった鑑定結果が出れば、再審開始が認められて無罪判決につながる可能性も出てきた。

 当コラムでもこれまで何回か取り上げたが、袴田事件について簡単におさらいしておこう。

 1966年6月、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で、味噌会社専務の一家4人が殺害された。住み込み従業員だった袴田死刑囚が8月に逮捕され、犯行を「自白」する。公判では一貫して無罪を主張したが、1審の死刑判決が80年に最高裁で確定し、第1次の再審請求も2008年に最高裁で退けられた。1審・静岡地裁の裁判官だった熊本典道さん(73)が07年に「無罪の心証を持っていた」と告白。多くの疑問点に目をつぶったまま死刑判決が導き出される過程は、昨年公開された映画「BOX 袴田事件 命とは」で描かれたので、ご存じの方も多いだろう。

全文はこちら

☆2010年07月27日(火)ブログ掲載
映画「BoX 袴田事件 命とは」を観ました。
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2011年07月09日(土)
映画「東京公園」を観ました
粗筋は映画の公式サイトでどうぞ。こちら


映画を観て、この列島の住民は、開国いらい144年たった今、成熟した個人が生きる空間にいるんだなあと思いました。

そのぶん、そこに生きる個人の最後の拠り所はみつけにくい。

途切れなく続く静かな緊張感は、監督の力量なんでしょう。
そして全体に醸成され、通底しているユーモアの感覚。
セリフとその物言いはまさに今を描いている。

阪神淡路大震災の現実を体験して以来、テレビの安手の、頭だけで考えたドラマをみることが出来なくなってしまい、テレビに出る俳優を知らない。この映画でも知っている俳優は小西真奈美だけだった。

まあ、小西真奈美を観に行ったとも言える。

 初めて知った三浦春馬や榮倉奈々などの若手俳優から、
これだけの演技を引き出したのも監督の力量だと思います。

人間は相手を求める生き物。
どんなやり方かは別にして、自分なりのけじめのつけ方を見つけた人間は、
自分が主役になってこの時代を生きていける。

久しぶりに、男女の愛をいろんな切り口でみた“面白い映画”を観ました。

ここ10年ほど面白くなっている日本映画の名作に連なる作品だと思います。

 ところで2002年に制作された映画、「阿弥陀堂だより」で初めて出会った小西真奈美さんが、見せた演技。

 長くつきあってきた9歳下の義理の弟を、男としてみてきた葛藤。
冷静ながらも崩れそうになる一線の前で踏みとどまる。
その情感を押さえながらも思いがあふれそうな演技は、これまでの日本映画の女優さんではあまり見たことがありません。

ここにも自分を変化させてきた女優が誕生していて嬉しい。

☆「Yahoo阿智胡地亭ムービー」はこちら
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映画「東京公園」予告編

 
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現代日本情報弱者事情
☆年金族は思った以上に大手新聞やテレビの情報に頼っていないが、働き盛りの男性が一番、情報に疎く、記者クラブ系既存大手マスコミの情報に操つられている、という分析☆

ジャーナリスト岩上安身氏「働き盛りの男が一番情弱」

こちら
 
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読売新聞と東芝製品のボイコット呼びかけがあるが・・
残念ながら生まれてこの方、読売新聞を購読したことがないし、東芝製品を購入したことがないので、この呼びかけには応えられない。

なぜボイコットの呼びかけをするのか?

その理由はこちら
 
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2011年07月08日(金)
20世紀の100年間に起きた巨大地震
世界各地でどのような規模の地震が起き、被害を出してきたかは、ある程度ニュースや映像で知っているかと思います。
しかしながら、地球規模の時系列のイメージというのは、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか。
20世紀の100年間に、地球上で起こった地震をビジュアル化した、3分半の映像をご覧ください。
マグニチュード8未満 = 3重丸
マグニチュード8~9 = 5重丸
マグニチュード9以上 = 9重丸

日本を含めた環太平洋の地震地帯に頻発しているのはもちろんのこと、それ以外の地域のどこに頻発しているのか、手に取るようにわかります。
20世紀の間に起きたM9を超える地震は、カムチャツカ地震 (1952年)、チリ地震(1960年)、アラスカ地震 (1964年)の3回。
21世紀に入って、スマトラ島沖地震 (2004年)と東日本大震災(2011年)ですでに2回と言うのは、 よく言われているプレートの動きが活発化したということを裏付けているのかもしれません。 (キャプションはwebから引用)
 
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東京電力の株主総会  半澤健市さんの文
☆半澤さんは愚直に現実を見て書く。半澤さんの変わらぬ強い祖国愛を感じる。☆

2011.06.30 東電株主総会は茶番か
―脱原発提案否決の意味―      
 こちら

2011.07.07 東電株主総会は茶番か(2)
―大株主は脱原発提案反対をどう決めたのか―
  こちら
 
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7月3日 小出裕章氏の広島講演ダイジェスト版


 
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「働かざる者食うべからず」の格言は日本から消えた?
☆先人の努力の結果、日本は地球上でも豊かな国になったと思うが・・☆

一部引用・・

日本に久々に帰ってきた。

飲食店などに行って驚くことは、外国人の(おそらくは留学生と思われる)店員の数の多さである。

もちろん、世界でも屈指のコスモポリタンな街・ロンドンで過ごしていた僕からすれば別になんら驚きはない。ロンドンには旧植民地であるインドやパキスタンなどから、さらにEUに加盟している様々な国々から移民がやってきている。そして、飲食店などでは働いている人々は多い。

ロンドンに行く前の僕ならば、現在のような状況に少し嫌悪感を抱いたかもしれない。これは人種差別ではなく、やはりある程度、人間であれば当然であろう。やはり、彼らは日本語が必ずしも完璧でないからだ。(実際、すごく流暢な店員もいたが、そうでもない人も多い)あるいは、保守的な考え方を持つ人間ならば、誰もが多かれ少なかれ問題意識を持つはずである。
しかし、ロンドンで「外国人」として過ごし、「外国人」の店員にサーブされるのが当たり前になってしまった僕からすれば、彼らが頑張って働こうとしている姿にむしろ好感を抱くようになっている。

    中略

その一方で、学生の生活はどんどん苦しくなっているのだ。という声や調査結果も聞かれる。たしかに、仕送りなどは我々が学生のころよりもはるかに減っているだろう。しかし、そうであるならば、なぜもっとバイトにせいをださないのか?昔も今も(おそらくバブル期などの一部の時代を除いて)学生というのは貧乏であるのは当然である。また、世界中の学生がいまや借金を背負って大学に行っている時代である。

日本の学生だけが贅沢なのではないか?という気もするのだが、どうなのであろうか?

一部の人は「職がないのが問題だ」と声を大にして言う。しかし、現実には選ばなければおそらくは「働き口」はいくらでもある。しかし、バブル以降、豊かになりすぎた日本人はこれだけ経済の停滞が続いても、そして世界中の先進国で中流階級が没落していく時代にあっても、「日本に生まれた」というだけで一定以上の生活ができると勘違いしているのではないだろうか?

問題は「職がない」ことではない。「労働力の供給がない」ことなのである。すなわち、贅沢になりすぎた多くの人が自分の身の丈にあった職に就かず、結果として「外国人労働者」に頼らざるを得ない状況が起こり始めているように見える。そして、自発的な選択の結果として「職をえり好み」しているにもかかわらず、「職がないから生活が苦しい」と言って、「生活保護に頼る人」が増えたり、政治に「パンとサーカス的な政策」を要求する人が増えてきている。

この傾向をとめるにはどうすればいいのだろうか?非常に難しく重たい問題である。

全文はこちら
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日本の大手新聞・テレビの病気は骨まで。その検証エントリー
日本のマスメディアの危険な横並び体質の本質
2011年07月07日12時16分

☆松本前復興相の暴言報道に関し、本ブログでもすぐにエントリーを掲載したが、
同じように記者クラブ系新聞・テレビに対する懸念を詳しく検証したブログ記事がある。☆

こちら
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「天下り」だけではなく「天上がり」もあることを初めて知った
☆長年の「官僚国家日本」は組織維持の為に、叙勲制度以外にも素晴らしい仕組みを作っている。その中の一つが電力会社からの官庁への在籍出向制度だ。知りませんでした。彼らのおかげで原子力発電は永遠に不滅?

こういうことを知ると 原子力ムラがひるんで簡単に活動を停止するとはとても思えない。これから原子力ムラという特権階級の既得権を守るために、記者クラブ系大手新聞・テレビを使って、菅のストレステストを逆手に取って、「この夏の大電力不足。大停電恐怖キャンペーン」を打ってくるだろうナ。☆

一部引用・・

東京電力から政府への在籍出向者が36人にのぼる実態が5月27日の衆院経済産業委員会で明らかになりました。日本共産党の吉井英勝議員が取り上げたもの。吉井氏は「まるで東京電力の霞が関出張所。官民癒着といわれてもしかたない」と批判し、きっぱりやめるよう求めました。

 在籍出向は、内閣官房の副長官補、内閣府の原子力安全委員会事務局、高速増殖炉「もんじゅ」の開発にかかわる文部科学省原子力研究開発課など原子力・電力政策関係部門に集中しています。
 吉井氏の質問に対して政府は、東電からの在籍出向は、内閣官房12人、内閣府15人(現在3人)、文科省9人(現在2人)にのぼると答弁。さらに全電力会社からの在籍出向数は内閣官房が20人、内閣府が65人(電力関係公益法人含む)、文科省が14人(03年以降)と答えました。約100人の電力会社からの在籍出向のうち東電からの採用が3割を超えています。

 吉井氏が「企業に在籍のまま、公募もせず、前任者が東電に戻ると次の人が翌日から採用される構造が続いている」と指摘すると、海江田万里経産相も「おかしなものがある」「官房長官ともよく相談して本来の官民交流の趣旨が徹底されるよう検討したい」と述べざるをえませんでした。

 吉井氏は、経産省には東電の在籍出向者はいないものの、東電への天下りが極端に多いことをあげ、在籍出向と合わせて、「官民癒着が原発利益共同体の重要な一部を形成している」とあらゆる癒着を断ち切るよう要求。海江田氏は「官民交流が癒着とか利権構造の中に組み込まれていることはあってはならない」と答弁しました。

全文はこちら
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国の法律よりもムラの決まり(掟)が優先
☆自分が属している仲間内の間では、明治以降の法治国家の法律は全く関係ない。兄貴分があれをヤレと言えば、それが法律違反でも社会倫理に反していても、その配下はハイと言って実行してはじめて組の組員として認められる。
 
 いや、もとい、官庁や民間会社の成員として認められる。江戸時代から続く、この列島で生き延びるための方策は、上にとってはこんな楽な仕組みはなく、下にとっては食うためにはこれまで反抗のスベがなかった。

上官、上司は常にいう、「いや、私は具体的な指示は一切やってない。ただうまいことやってくれよと言っただけです。」

(それが嫌なら辞めんかい、わかってるやろな。)

しかし、ネット時代が少しずつ風穴を開けつつある。☆

上司がメール指示 組織的か
7月8日 5時29分 NHKニュース

九州電力の社員が玄海原子力発電所に関する国の説明会に原発の運転再開を認めるメールを送るよう子会社などに指示していた問題で、この社員には原子力発電本部の部長級の上司が指示を出していたことが分かりました。また、メールの指示は4つの子会社にいる九州電力の出身者に送られていて、この問題が原発担当者の間で組織的に行われた可能性も出てきました。

この問題は、先月、佐賀市で玄海原発の2号機と3号機の運転再開に向けた国主催の説明会が開かれケーブルテレビなどで中継された際、九州電力の原子力発電本部の課長級の社員が、4つの子会社と社内の一部に原発の運転再開を認める意見をメールで送るよう指示していたものです。九州電力は詳しい経緯について調査を進めていますが、課長級の社員には原子力発電本部の部長級の上司が指示を出していたことが分かりました。

 この上司は原発の建設や運営を行う原子力発電本部のグループを束ねる責任者で、調査に対し、指示を出したことを認めているということです。また、メールの指示は課長級の社員から九州電力社内の原発担当者や4つの子会社にいる九州電力の原子力発電本部の出身者に送られていたというこで、今回の問題が原発担当者の間で組織的に行われた可能性も出てきました。九州電力は引き続き社員たちから聞き取り調査を行い、事実関係や経緯などを国に報告することにしています。

九電役員もメール作成に関与 原発再開へ組織ぐるみか 
2011/07/08 09:39 【共同通信】

佐賀・玄海原発の安全性を説明する番組宛てに、九州電力社員が子会社に「やらせメール」を投稿するよう依頼していた問題で、九電の課長級男性社員が問題のメールを作成する際、当時の原子力担当役員が関与していたことが8日、分かった。同社関係者が明らかにした。番組放送の周知を呼び掛けるのが狙いだったとみられる。

 メール発信源の男性社員は九電原子力発電本部に所属。メール作成は上司の部長が指示していたことが分かっていたが、さらに役員レベルの関与が判明したことで、九電が組織ぐるみで原発の再開に向けて番組に関わった可能性が高まった。
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2011年07月07日(木)
中津燎子さんが亡くなられた。
☆中津さんが6月15日に亡くなられたとお知らせを頂いた。享年85歳。以下のエントリーは2010-09-24に掲載した。追悼の記として再掲載します。☆

中津燎子さんという黙っていられない人がいる

中津燎子さんが書いた4冊の本を読みました。

 「それではそろそろ帰ります。長い間お邪魔しました。お話は、ように考えてみますわ。」
「よう来てくれはった。話も聞いてもろてよかった。
ちょっとキツかったかも知れんけど、あんたのためやと思て言うたんやから、気ィ悪うせんといてや」

日本語の会話でいちいち 私はとか、ボクはとか、オレはとか、手前はとか、言葉に出すことはない。主語を出すときはかなりあらたまった物言いになる。

 当然、日本語には主語はあるが、中国語や、英語・フランス語といったインドアーリア系諸言語のように、常に「我」や「I」などの主語を声に出さなければ会話にならない言語ではない。

「中津さんの一番の強調は、日本語の中に I (主語)が無いので、対話と表現が 国際化の中では難しいということです。」と、本を送ってくださったS.Kさんが言われました。

 中津さんは、生身のロシア人とロシア語で、生身のアメリカ人と英語で生活し、日本に戻って日本語で生活し、そのことが生み出す対話と表現の違いを骨身に沁みて体感した人です。

そして昭和40年頃から、英語をやるならそのことを理解しなければ
ならないことを、日本で英語を学ぶ人に伝えてきました。

○三五館から出版された「英語と運命」の著者紹介から。

…中津燎子 なかつ りょうこ…

1925年10月、博多に生まれる。ノンフィクション作家・英語発音訓練研究の「未来塾」顧問。3歳から12歳まで旧ソ連のウラジオストックで過ごし、戦後すぐに占領軍の特別電話局で英語と出合って格闘し、56年から65年まで米国で留学生活をするという、まれな経歴をもつ。
74年に『なんで英語やるの?』で第5回大宅賞を受け作家活動を始めるとともに、「言葉の後ろにある文化を理解することなしに、言葉を学ぶことはできない」という考えから、異文化コミュニケーションを訓練する未来塾を始め、現在に至る。著書には他に、『母国考』『風のシカゴ』など多数。

同じく同書の

○編集部から

ベストセラー『なんで英語やるの?』で日本人の英語ブームに火をつけた女流作家が、自らの人生を描きつつ綴った、最後の日本人へのメッセージ。
それは重厚にして痛烈な日本人論であり、はたまた真の英語学習の本質を描いたカリキュラムであり、さらには数奇な運命に翻弄されながらも、力強く生き抜いてきた女流作家の、迫力の戦中戦後史でもあります。

☆4冊の本は読みやすく、ケレン味のないストレートな人柄そのものだと思える文章に、興味深く、面白く、はたまた、つらくもあるエピソードが溢れていました。

S.Kさんにまとまりのない読後感ですが、メールを送りました。

S.K様

中津さんの4冊の本読みました。読みやすい文章ですが、衝撃的な内容でした。いま中津さんが異文化と向き合った頃よりも、我々の世代は精神力も感受性も発信力も劣化しているように思いました。
 しかし中津さんが蒔かれた種はあちこちで実っている様子で心強いです。

 中津さんって、小さいときの状態からからすると、よくぞ成人されたと心から思います。こんな稀有な生き方をして、本を書いて我々に中津さんの生きてきた道をこうして教えてくださる。

生まれた両親も、育った場所も、自分では選べないなかで、なぜこのような方が育ったのか(出来上がったのか)?と考えるとき、中津さんのお母さんの存在が非常に大きいと感じました。

戦前の時代にその時代のある階層以上の日本女性が身につけるべき伝統的日本文化を(なんと詩吟まで)、自分のものにし、しかも産婆として自立までしていたお母さん。

ウラジオストックで子供を育てるときも病弱ながらも、人間としてぶれることなく日本人が持つべき指針を子供に伝えたと感じます。
 
そしてもう一人マルシアさんという白系ロシア人との出会い。

この二人がいなければ、例え生き延びても今の中津さんは別の中津さんになっていた。

そのお母さんから教えてもらったことが、中津さんの日本人としてのアイデンティティ・背骨をしっかり作ったからこそ、そして、マルシアさんという白系ロシア人に育てられて、伝統ロシア文化という、日本以外の知的精神世界があることも、無意識にも知ったからこそ、福岡でアメリカ人の社会や生活を理解出来て、米軍の電話交換手時代、人種差別の激しい時代のシカゴの留学生生活を、人間として臆することなく乗り切って、しかもエンジョイできたのだと思います。

お兄さんは男だったから、ある意味、時代が男に要求する因習から大きく離れることは出来なかった。例え、変人の父親であっても、その父親に歯向かうことは出来なかったし、しなかった。彼は彼の父親も、時代に生きるしかなかったことを理解していた。

そしてお兄さんはなまじよく出来る人だけに、激しく価値観が変っていく時代の裂け目に、落ちていくしかなかった。

中津さんはある意味、伝統のしばりの少ない女性の身であることを活用し、しかも負けず嫌いの性格をもろ表に出して、他人の2倍3倍の努力を積み重ねた。

中津さんの凄さは「実体」を表現するには、違う言語がいくつもあることを幼いときに気がついたことだと思います。
また、マルシアさんのロシア語で、母親から伝えてもらうのとは違う別の知的精神世界があることも知りました。

 言葉はまず発音から始まるというのは、他国人の中で実際に暮らす上で、言うことが相手に伝わり、聞いてもらわなければ生存も出来ないと言う根源的なことを、ウラジオストックの遊び仲間や、日本人学校で彼女は痛いほど知ったからの発想だと思います。

人はその人一代で出来るものではなく、親そしてまた親そのまた・・と続いてその人が出来るという存在であることは、ある意味重いことですね。

もう一度読み返します。

☆中津さんの著作の一部は、英語未来塾サイトの「エッセイ」頁で読むことが出来ます。こちらからどうぞ。
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中津燎子さん追悼  その2
☆2010-08-19ブログ初出。☆

『声を限りに蝉が哭く』 中津燎子著 を読みました

昭和12年まで3歳から9年間、ロシアのウラジオストックで暮らした博多出身の日本の少女がいた。彼女は今で言う帰国子女のはしりで昭和12年に親の故郷の北九州に戻り、戦時中の日本で女学生時代を送った。敗戦後はアメリカへ留学し、帰国してから通訳をし、英会話教育に携わり、現在85歳になった。名前を中津燎子さんと言う。

 彼女は小さいときから心の中に怒りをもち続けてきた。
webから引用:
【戦争中、だれが、どのようなウソをついたのか、記憶を一から十まで確認しておきたい。 戦争とは、自殺のことなんだヨ ”クセあり”老婆のオサラバ伝言! 戦後もたびたび「ああ、またか」と思うことが多いなぁ 私の戦争の記憶は、蝉の声に占領されっぱなしだった。いよいよ「終わりか」と感じたとき、私の全身に昭和12年に帰国してからの8年間の記憶が一気によみがえり、強烈な憤怒で破裂しそうになった。「国は国民をそうまでして殺したいか!」「一度でいいから、生きて幸せになれ!と言えないのか」沸騰した鍋のふたがブッ飛ぶように、私は怒鳴っていた。蝉の声は秋も冬も、戦後もずっと、私の耳の中で響きつづけている。】

 怒りを持ち続けるには物凄いエネルギーがいる。彼女は物心ついたときから今日までその怒りを持続して、そのことをこの本に書いた。実際、何に対して彼女が怒ってきたのか?それをこの本で是非読んで欲しい。
 
怒りを持ち続けると、人は時に精神の内部崩壊を起こすことがある。しかし中津燎子というこの日本女性は、物の見方がぶれることなく、感情をそのまま無思慮にぶちまけることもなく、自分の物差しを持って、真っ当に怒って、その怒りを我慢せずに今日まで生きてきた。

 外国語をちょっとかじるだけでも、石川遼君を使ったCMのように、聴くだけで外国語が身につくわけはないとわかる。

本当に英語をやるつもりなら、声の出し方つまり発声、もっと言えば身体の姿勢から変えないといけない。そんな英語教育の現場を踏んで、英語と日本人の深い溝に向き合った著者の言葉の体験、つまり言葉を使うことが生きることだ、を語る口調は軽くはない。しかしなぜか諧謔の香りも時折文間から上がってくる。文章は読みやすくぐんぐん読み進める。

引用したい箇所が多すぎるが、

彼女が引いた二つの短歌に彼女の体験と思いが凝縮されていると思う。

『マッチする つかのま海に 霧深し 身、捨つる程の 祖国はありや』 寺山修司

彼女は言う、胸をぐっと押されたような切実ないい短歌だが、昭和20年4月当時の古いボロボロのメモ帳に走り書きした私の下手な短歌に比べれば、とんでもないほどの「ゆとり」がある。

『吾、はたち 空爆さなかの 一瞬に はがみして叫ぶ 明日生きているか?と』

以下はこの本の著者と長年のお付き合いがある方へ送ったメールです。

姐様

よくぞ中津さんは、この本を書いてくださったと思います。

どの章もウンウンと頷きながら読んでいる自分に気がつきます。
どの1ぺージにも何の違和感もありません。

それは同じ国内ながらも北九州市、尼崎市、四日市市、神戸市とあちこち転校して、その土地で生きる人間社会の違いなど、わずかながらでも共通体験があるので、中津さんの思いが多少なりとも想像できるからかもしれません。

 オカミにどんなにか従順な普通の日本人。それは今の日本人も基本的には変わりません。

組織の上層部を愚者に握られた集団の哀しさと、集団の中の個の存在の無力さ。

しかし、その時代の中でも、こういうまっとうな日本女性がいて、生き抜き、こうして、自国の人間に経験と思いを伝えようとされている。

3回目を読み返していますが、ある意味 ご両親と兄上への鎮魂の書でもあると感じています。あの時代にこういう生を過ごした日本人がいたことを書いたもので残したいと思われて当然だと思います。

内容がとても大切なことばかりなので、この本が出版されたことをアナウンスしようと思っています。多くの人に読んでもらいたいです。

姐さまは人生でいろんな凄い方と巡り合われているのですね。

中津さんのこれまでのご本も入手できるものをAMAZONで頼んでみようと思っています。

   辛好
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中津燎子さん追悼  その3
中津燎子の英語未来塾から引用(今回追加)

“I”は英語スピーチの基本

“I”というのは、英語の中で最高の単語なんですね。
“I”と誰の前でも言えるようにならなければ英語にならない。その“I”を言えないんですよ、日本人の99%は。なぜかというと日本語に“I”がないから。自分を出す「わたくし」というのがないんです。出したとしても、へりくだる“I”です、打ち出す“I”ではないわけ。

恐縮の分量っていうのを絶対緩めないんです。それをほっておくと、英語では“I”と言っているのに、恐縮する心持ちが“I”の発音に入ってくるわけです。自分では恐縮と思ってないんですよ。これはもう持って生まれた我が文化ですのでね。そこのところをはっきりと、英語はコレ、日本語の場合はコレっていう風にね、使い分けるっていうセンスを持たなくちゃいけない。

 スピーチでは、“I”という人物が、“You”っていう聴衆、この人たちにメッセージを渡しているわけです。そうすると、この“I”というのは基本なんです。自分がこれを言う、あなたに言う。常にそのスタンスをはっきりと掴んだ表現でないと言いたい事が伝わりません。

 アメリカで学校に行くと、朝から晩までスピーチをやらされるっていう感じなんです。その要領はね、とにかく誰がしゃべるのか、誰にしゃべるのか、何を、そこをハッキリさせるわけです。そうすると、こちらは外国人ですので大体みんな間口を広げて聞いてくれるんで、それをキレイに戦略的に利用するんです。我々は第二言語としてやってるんだから、それでベストを尽くすという態度さえあれば、どんな外国人だって聞く耳を持ってますから。

その代わりこちらは100%ベストを尽くさなくちゃいけない。そこで日本人のカルチャーである「恐縮ですが、恐れ入りますが」が入ってくると、できないんですよ。スピーチしても、全体的に「私は取るに足り無いものでございますが…」なんていうのが音声に入ってきた場合に、相手がいくら間口を広げても聞く熱意を失っちゃうんですね。受け入れる根気が無いっていうか。

 だから居ながらにしてパフォーマンスをね、英語色と日本語色は混ざらないと思ってハッキリ使い分けないと。22世紀くらいには日本のカラーが世界に行くかもしれませんけど、とても100年待てないので。さしあたっては覚悟しなくてはいけない。

<スピーチ訓練時の発言(2000/12/2)より>

「中津燎子の英語未来塾」は英語ということではなく、他言語、他民族の中で生き抜くことを伝えてくれます。こちら


☆2010-8-21初出☆

フツーの日本人のこういう性格

①はにかみ
 
②ためらい 

③人見知り
 
④解決の先送り 

⑤決断の後回し
 
⑥様子待ち


中津燎子さんが長年英語教育に携わってきて、この性格のままでいくらお金を使って英語を勉強しても、日本人は英語は使えるようにならないと言われているらしい。

「英語と運命」という本をだした出版社のHPに、この中津さんの言葉が引用されています。

がっくりです。まさに①から⑥まで自分のことを言われていると思いました。これまでそれなりに英語をものにしたいと思ってきましたが、全然使いものにならないのは、こういうベースから変えないといけないとは!

実は私はうすうすそんな気がしていました。

言葉をどう使うということは、その人の生き方そのもの
だと思います。

それは日本語であれ、英語であれ、韓国語であれ、何語であれ
同じことだと思います。

♪上の①から⑥までの典型例の一人が小沢一郎さんです。
 彼は正真正銘の日本人だと思います。

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玄海原発の安全への備えは不十分
【ミニ解説・玄海原発の安全対策は十分か?】
2011年07月05日 (火) NHK科学文化部ブログ「かぶん」

 佐賀県にある玄海原子力発電所の地元、玄海町の岸本英雄町長は、定期検査で止まっている2号機と3号機の運転再開を認めることを4日、九州電力に正式に伝えました。

これに先だって先月29日に海江田経済産業大臣が佐賀県を訪れて古川知事に直接、玄海原発の安全性に理解を求めたのに対し古川知事は、「安全性はクリアできた」と発言しました。

玄海原発の安全性、特に津波対策は十分か?まとめました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、止まっている原発の運転を再開させる条件として、国が電力各社に指示したのが、

津波などによって外部からの電源が失われることを想定した緊急的な安全対策です。

この指示を受けて九州電力は、玄海原発の4つの原子炉ごとに電源車を1台ずつ配備。

また、原子炉に水を入れるための仮設ポンプを準備したりする対策を、ことし4月に完了しました。

またこうした電源車やポンプを使った訓練を繰り返し行ったとしています。

しかし、こうした対策は原子炉の中の燃料が溶けることを防ぐために、水を入れ続けることを目的とした最低限の応急対策で、原子炉の温度を安定的に100度以下まで下げる、いわゆる「冷温停止」状態にするまでおよそ2週間から3週間かかります。

 九州電力は、原子炉の冷却にはさらなる対策が必要だとして、大容量の非常用発電機を導入するとしていますが、この準備には少なくとも1年程度かかるとしています。

また、福島第一原発の事故で津波による被害を受けた、原子炉を冷やすための海水を汲み上げるポンプの予備の確保や原子炉建屋の中にある安全上重要な設備に海水が入らないようにする浸水対策、それに、水素爆発を防ぐための装置の設置といった抜本的な対策が終わるまでには3年程度の期間が必要だとしています。

このように、玄海原発では、応急の対策は終わっているものの、抜本的な安全対策はそのほとんどがこれから実施されることになっているのです。
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電力会社がこれまで普通にやっていた情報操作 九電の例
☆九電の担当の課長さんはこれまでいつもやってきたことだから、なんの疑問もなく今回もメールを出したのだろう。下請け業者4社に出したあたりにそれが伺える。

そしてこれまでは、そのことが表に出ることはなかった。安心しきっていて、まさか内部から、メデイアに流す人間がいるとは夢にも思っていなかった。

 地域住民の安全よりも自分の会社のメシの種優先。この人も家に帰れば、住民の一人としては家族が放射能事故にあわないようにと考えているはずだが、自分の勤務先の職務を優先する。

公害企業と言われてきた多くの会社の社員が歩いてきた道と同じ道を歩いている。この時代こんなん嫌やと言って会社辞めても、新たな就職先はないから、このままいくしかないのだろう。ったく。嫌な渡世でも、戦後66年くにたみが作ってきて、いま生きているこの国の現実だ。これから関電や中電、四電がらみの公聴会でも同じように連絡がいくだろうが、今度からはメールで流すようなヘタはうたないだろう。ピンポイントでの電話の依頼になる。

しかし、放射能被曝への恐怖は下請けや下級社員への[恫喝としばり]を越えていて、電力会社のこれまでの高をくくった手法は徐々に効かなくなる。☆

九電 原発再開へメールを依頼
7月6日 20時46分 NHKニュース

先月26日、佐賀市で行われた九州電力玄海原子力発電所についての国主催の説明会で、運転再開などを巡って住民から質問を受け付けた際、九州電力が、関連会社に対し、運転再開を容認する立場でメールを送るよう指示していたことが分かりました。九州電力の眞部利應社長は「説明会の信頼性を損なう結果となった」と述べ、謝罪しました。

玄海原発の2号機と3号機の運転再開に向けて、国は先月26日、佐賀市で住民から質問を受け付ける説明会を開きました。この説明会は、地元のケーブルテレビやインターネットで中継され、放送中、メールやファックスでも意見を受け付けました。

九州電力の眞部利應社長は6日夜、福岡市の本店で記者会見を開き、説明会の4日前、九州電力の本店から社内の一部と、関連会社4社に対し、玄海原発の運転再開を容認する立場でメールを送るよう指示していたことを認めました。眞部社長は「説明会の信頼性を損なう結果となったことを心からおわび申し上げたい」と述べ謝罪しました。

実際、番組にどのくらいのメールが送られたかは分からないとしています。そのうえで眞部社長は「原子力の安全性を事業者の立場から意見を述べて住民の理解を深めたいと考えた」と答えました。眞部社長は問題の責任は自分にあるとしましたが、進退については「まだ、そこまで考えていない」と述べるにとどまりました。

今回の問題を受けて海江田経済産業大臣は6日夜、「玄海原子力発電所の安全対策などについて、さまざまな立場からの率直な意見や質問に答えるという番組の趣旨を損なう言語道断の行為で、番組を主催した経済産業省として極めて遺憾である」という談話を出しました。

そのうえで、海江田大臣は、資源エネルギー庁の細野長官が九州電力の眞部社長に対し、厳重注意を行うとともに、原因の究明と再発防止策を報告するよう指示したことを明らかにしました。

原発説明番組で九電やらせ 運転再開支持の意見要請
2011/07/06 21:29 【共同通信】

 九州電力は6日、玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働に理解を得るため経済産業省が主催、6月26日にインターネットなどで中継した県民向け「説明番組」で、関係会社が社員らに対し、一般市民を装って運転再開を支持する意見を寄せるよう指示していたことを明らかにした。公平性が担保されるべき説明会で、当事者である九州電力が偏った意見形成を意図していたことに批判が起こるのは必至だ。

 真部利応社長は6日、福岡市の本店で記者会見し「投稿をお願いしたのは間違いない。国の説明会の信頼を損ね申し訳ない」と謝罪した。
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| 東日本大震災・原発 / 新聞・テレビ・雑誌から |
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最初の一歩
☆全国の幼稚園の連合組織が改革を嫌い、幼児教育よりも経営の既得権を守る運動を長くやってきた。政権交代によりその厚い壁に少しずつ穴が開いてきたが、ようやく前よりは多少進んだ施策がまとまりそうになってきた。

働く男親、女親たちにとっては、政局がウンヌンよりも、こういう日常生活の改善につながる方策がどんなに重要なことか。家業が政治屋さんの、二世三世の人らの家庭ではわからない世界だ。☆

全保育所を幼保一体化施設に 政府の新子育て施策最終案
2011/07/06 02:02 【共同通信】

 政府の新子育て施策「子ども・子育て新システム」の制度設計に関する最終案が5日、判明した。小学校就学前の子どもに教育を提供するため、一定期間後にすべての保育所を幼稚園と保育所の一体化施設に移行すると明記した。

 近く、少子化社会対策会議で正式決定し、2012年の通常国会に関連法案を提出、13年度からの段階的実施を目指す。制度実施に先立ち、市町村の意向を施策に反映させやすくするため、労使代表なども参加する「子ども・子育て会議」を設置し具体的な制度設計を検討する。
 
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| 新聞・テレビ・雑誌から / 日本社会の仕組み改良 |
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